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カテゴリ:自作真空管アンプ
5日ほどエージングを経ました、5963/12AU7 カソードチョーク・プリアンプ。
だいぶ音が安定してきたので、試聴レポです。 肝心の真空管は、SYLVANIA製の5963でグレープレート。 当方のお店で扱っているSYLVANIAのと同じで、しっかりとした作りが頼もしいです☆ パワーアンプはE83F ロフチンのシングルアンプで、出力0.7W。 出力管はTESLAのE83Fで五結。 先ずはノイマン指揮のチェコフィル、ベートーヴェンの『エグモント序曲』。 オケは朗々と演奏の雰囲気が見事に再現され、ゆったりとした感じです。 透明感が高く澄み切った視界が心地よく、低域はしっかりと、しなやかに出ます。 チェロのボーイングなど、とても雰囲気が出てますね。 パッシブコントローラーと比べ、音に瞬発力とスピード感が加わり、心もち音量もupした感じです。 カソフォロだからゲインは1未満で、音量upなど理論上あり得ないのですが、 やはり違って聞こえるんですよね。 真空管プリのマジックです。 色艶もほんのり乗り、音の密度が増した感じです。 次は、THE BEST OF John Coltraneの中から、『Say It』。 出だしのサックスの音色が心地よく、上品な音色ですね。 奥のシンバルはシャリ~ンと、やや軽い感じです。 JAZZの泥臭くて熱気ムンムンみたいなのを伝えるのは、やや苦手ですね。 ですがバラードのサックスなど、綺麗に伸びきっており至福の心地良さです♪ ピアノもしなやかですが、時にはハッとさせるようなアタックもこなします。 バランス良く上手くまとまった感じですね。 2曲目の『Inpressions』。 ヴォーカルが実にしっかりと出ており、声に艶と温かみもありゾクゾクする感じですね。 パワーアンプを6AF4A ロフチンのシングル、0.5Wに換えると、 こちらでは細かい泡立ちが良く更にスッキリと聞こえます。 恐らくは、E83Fのカソード帰還用電解コンがニッケミのAWFで、やや古いのが原因かと。 PhilipsのBC 電解コン470μF25Vに交換してみようか、それともニチコンのHZ 1500μF10Vにするか・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 2, 2013 12:49:17 PM
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