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October 23, 2021
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今週初め、福島は安達太良山の紅葉が見事とニュースで見聞きし、
それではと紅葉狩りに行くことに。
日帰りでも大宮から朝一の新幹線で行けなくはないが、
余裕をもって岳温泉に前泊することにしよう。
温泉宿は夕食会場が一杯なので、郡山の料亭『鶴我』で夕食を摂る。
そこで会津の郷土料理に地酒を、しこたま満喫♪
ご馳走さまでしたm(__)m
そうしたら二本松から岳温泉の最終バスに間に合わず、
二本松からタクシーで宿に向かうハメになってしまったよ('◇')ゞ
1分差で福島行きの電車に乗れなかったんだ。
タクシー代はあまり記憶にないが、¥4,000-弱だったかな。

そのお宿、露天風呂からの日の出が素晴らしいの一言に尽きる。
カレンダーにも載るくらいのフォトジェニックだな!!
翌朝は7時に出発するので、宿の朝食時間帯に間に合わない。
コンビニでお稲荷さんとおにぎり計5個買い、簡単な朝食にした。
8時台に奥岳へ向かうバスもあるのだが、
土曜で混むと見込んで、宿から一足先にタクシーで向かう。
登山では何が起こるか分からないので、早めの出発が吉だ。
岳温泉街の一番上から奥岳まで、タクシー代は¥1,900-ほど。
予約代金は掛からないのだが、
二本松の営業所から来るので前日に予約するのが良い。

コースは、奥岳→五葉松平→薬師岳展望台→安達太良山→牛ノ背→
くろがね小屋→奥岳という初心者コース(らしい、拙の登山ガイドだと)。
安直にロープウェイを使わず、5時間弱のコースだ。

7:15から登山開始!
雲行きが若干怪しく、ポツポツと小雨交じりと出鼻を挫かれるスタート。
予報では朝方だけ雨で、のち快晴と言ってたが、
山の天気は変わりやすいからな。
ポジティブに行こう!!
スタートして暫く経ち、
スキーリフトを横に見ながら進むのだが、地面が濡れてて滑りやすい。
コケたら白パンツが泥まみれになるから、慎重に進むべ。
しかも途中でハシゴが出現したぞ、2mくらいのささやかなのだけど。
こんなん、登山地図に載ってない。
2007年の地図だから、情報が古いんだろーな。


五葉松平付近からの山容。





一番左のちょこんと突き出た岩山が、安達太良山の山頂付近。
今日はそこを目指すのだ。
雨も止み、青空が次第に広がり登山日和になりつつある😖

程なくして、ロープウェイ山頂駅付近の薬師岳展望台から。





遠くに福島盆地を臨む。
だいぶ標高を稼ぎ、雲と同じくらいの高さに。
随分と高い所に来たもんだと感嘆しきり!
右下の白い塊が奥岳の駐車場で、ここから登山開始したのだ。
ナナカマドの赤い実が秋を彷彿とさせる。
絶景を満喫したので、再び山頂へ向かう。


ここが安達太良山のパンフにも載るスポット。





『この上の空がほんとうの空です』とある。
都市部に住んでいてはまず耳にする事の出来ない、なかなかの名言だ。


更に標高を稼ぐと、先日に降った残雪が。
緑と白のコントラストも映えて新鮮だ。





先程まではあんなに良い天気だったのに、山頂に近付くにつれ怪しい空模様に。





既に雪がちらほら舞っている。
気温は0度付近だろう。
標高1,700mの山にアタックするので、真冬の格好で来たから寒くはない。
しかし、勾配がきつくなってきているので、逆に汗をかく程だ。


山頂まで数百メートル手前の、火山礫広がる登山道。
写真では解りにくいが、雪の降りっぷりが全く秋を感じさせない。
もう紅葉どころじゃねーな(;'∀')





視界も悪くなってきているので、早めに下山した方が良さそうだと、
地図とコースタイムを確認する。
取り敢えず山頂を目指し、そこからルートを決めるべ。

火山礫が薄く雪で覆われ、風も次第に強風に変わりつつあり、
タイトルであるハイキングの域をとっくに通り越してる。
とにかく風が強く、雪が横殴り。
北海道の地吹雪まで行かないが、初めてのハイキングがコレじゃ、
絶対に引く人多いだろうな。


そうして山頂に到着!!





視界が晴れたチャンスを狙ってシャッターを切ったのだが、
本当はもっと視界が効かない。
雪がビシバシ横から叩きつけるからして、風速は優に10mを超えているだろう。
掌を返したような山の天気の変わりっぷりに、脱帽である。
拙は殺人的吹雪経験しているので、この位はお子ちゃま。
おっと、お叱りを受けそうだ💦
この先の牛ノ背を超え、くろがね小屋経由で下山する当初の予定を変更し、
ピストンして下山することにした。
アイゼン装着してないし、視界が悪すぎる。
遭難でもしたらシャレにならんし。
山頂から沢伝いに峰ノ辻→勢至平→奥岳と向かうショートカットもあるのだが、
冬山でガレ場の沢を下るのは危険極まりない。
実際見ても、吹雪のせいもあり沢は危ない雰囲気醸し出してる。
安達太良山の厳しい洗礼を受けたところで、下山を開始。

下山途中は、多くの登山客とすれ違うこととなる。
幼い子供連れの登山客には、これから先吹雪だよと下山を促した。
その子にはトラウマになるぞ。

1時間も掛からずに、あだたら山ロープウェイ山頂駅に到着。
広い休憩所が併設されており、しかも暖房が効いてて暖かい♪
正に生きた心地がした。

休憩所からの眺めも素晴らしく、眺望を楽しみながら非常食で栄養補給。
ズルしてロープウェイで下山することにするから、非常食は要らないだろう。
泊まった宿で、ロープウェイの割引券を持ってくれば良かったな。
終わりかけの紅葉を空中散歩しながら、
途中何回か停止しながらも8分で山麓駅に到着。
文明の利器って凄ぇな!
麓でお土産を購入し、コインロッカーに預けた鞄を取り出す。
岳温泉街で昼食を摂りたいのだが、
バスの乗り継ぎ時間が短く、温泉街へはまたもタクシーで。
予約は入れておらず、二本松から来るので40分くらい待たねば。


麓を散策し、安達太良山をパチリ☆




麓でも風速10mくらいにまで荒れてきた。
雲が4倍速くらいの猛スピードで流れる、滅多に見られない光景を目の当たりにする。
山頂は20m近く吹いているんじゃないかな、兎に角大変な事になっているだろう。
そしたら、ロープウェイが強風で運休に!
途中何回か止まったのは、風の影響だったんだな。
下山して10分後くらいの事である。
下山の判断が遅くなってロープウェイも運休に遭遇してたら、
マジ心が折れたかも知れん。
何よりも無事に下山できたので、今回も感謝しないといけない。

タクシーで岳温泉街に戻る道中、運転手さんからは、
今年の紅葉は色付きが良くないと教えてもらった。
しかも既に見頃過ぎで終わりと言う。
これは、また来年だな。

温泉街のうどん・蕎麦屋さんで、ビールときのこうどんと天ぷらを満喫。
ここからはバスで二本松駅へ。
郡山から大宮は、新幹線のグリーン車でうたた寝をしながら。
大宮に着いたらワインが恋しくなり、ワインバーで4杯ほど。

安達太良山の今回のコース、晴天に恵まれていれば初心者向けだろう。
ツツジの季節も素晴らしいと聞いたので、是非リベンジしなくては!!


今回の登山で参考にした本↓
関東の山 Best100 決定版
※拙のは2007年版なので、だいぶ古い情報掲載有り



【中古】単行本(実用) ≪歴史・地理≫ 決定版 関東の山Best100 改訂2版 【中古】afb





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Last updated  November 8, 2021 06:12:58 PM
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