|
テーマ:暮らしを楽しむ(388492)
カテゴリ:登山・ハイキング・さんぽ
今週初め、福島は安達太良山の紅葉が見事とニュースで見聞きし、
それではと紅葉狩りに行くことに。 日帰りでも大宮から朝一の新幹線で行けなくはないが、 余裕をもって岳温泉に前泊することにしよう。 温泉宿は夕食会場が一杯なので、郡山の料亭『鶴我』で夕食を摂る。 そこで会津の郷土料理に地酒を、しこたま満喫♪ ご馳走さまでしたm(__)m そうしたら二本松から岳温泉の最終バスに間に合わず、 二本松からタクシーで宿に向かうハメになってしまったよ('◇')ゞ 1分差で福島行きの電車に乗れなかったんだ。 タクシー代はあまり記憶にないが、¥4,000-弱だったかな。 そのお宿、露天風呂からの日の出が素晴らしいの一言に尽きる。 カレンダーにも載るくらいのフォトジェニックだな!! 翌朝は7時に出発するので、宿の朝食時間帯に間に合わない。 コンビニでお稲荷さんとおにぎり計5個買い、簡単な朝食にした。 8時台に奥岳へ向かうバスもあるのだが、 土曜で混むと見込んで、宿から一足先にタクシーで向かう。 登山では何が起こるか分からないので、早めの出発が吉だ。 岳温泉街の一番上から奥岳まで、タクシー代は¥1,900-ほど。 予約代金は掛からないのだが、 二本松の営業所から来るので前日に予約するのが良い。 コースは、奥岳→五葉松平→薬師岳展望台→安達太良山→牛ノ背→ くろがね小屋→奥岳という初心者コース(らしい、拙の登山ガイドだと)。 安直にロープウェイを使わず、5時間弱のコースだ。 7:15から登山開始! 雲行きが若干怪しく、ポツポツと小雨交じりと出鼻を挫かれるスタート。 予報では朝方だけ雨で、のち快晴と言ってたが、 山の天気は変わりやすいからな。 ポジティブに行こう!! スタートして暫く経ち、 スキーリフトを横に見ながら進むのだが、地面が濡れてて滑りやすい。 コケたら白パンツが泥まみれになるから、慎重に進むべ。 しかも途中でハシゴが出現したぞ、2mくらいのささやかなのだけど。 こんなん、登山地図に載ってない。 2007年の地図だから、情報が古いんだろーな。 五葉松平付近からの山容。 一番左のちょこんと突き出た岩山が、安達太良山の山頂付近。 今日はそこを目指すのだ。 雨も止み、青空が次第に広がり登山日和になりつつある😖 程なくして、ロープウェイ山頂駅付近の薬師岳展望台から。 遠くに福島盆地を臨む。 だいぶ標高を稼ぎ、雲と同じくらいの高さに。 随分と高い所に来たもんだと感嘆しきり! 右下の白い塊が奥岳の駐車場で、ここから登山開始したのだ。 ナナカマドの赤い実が秋を彷彿とさせる。 絶景を満喫したので、再び山頂へ向かう。 ここが安達太良山のパンフにも載るスポット。 『この上の空がほんとうの空です』とある。 都市部に住んでいてはまず耳にする事の出来ない、なかなかの名言だ。 更に標高を稼ぐと、先日に降った残雪が。 緑と白のコントラストも映えて新鮮だ。 先程まではあんなに良い天気だったのに、山頂に近付くにつれ怪しい空模様に。 既に雪がちらほら舞っている。 気温は0度付近だろう。 標高1,700mの山にアタックするので、真冬の格好で来たから寒くはない。 しかし、勾配がきつくなってきているので、逆に汗をかく程だ。 山頂まで数百メートル手前の、火山礫広がる登山道。 写真では解りにくいが、雪の降りっぷりが全く秋を感じさせない。 もう紅葉どころじゃねーな(;'∀') 視界も悪くなってきているので、早めに下山した方が良さそうだと、 地図とコースタイムを確認する。 取り敢えず山頂を目指し、そこからルートを決めるべ。 火山礫が薄く雪で覆われ、風も次第に強風に変わりつつあり、 タイトルであるハイキングの域をとっくに通り越してる。 とにかく風が強く、雪が横殴り。 北海道の地吹雪まで行かないが、初めてのハイキングがコレじゃ、 絶対に引く人多いだろうな。 そうして山頂に到着!! 視界が晴れたチャンスを狙ってシャッターを切ったのだが、 本当はもっと視界が効かない。 雪がビシバシ横から叩きつけるからして、風速は優に10mを超えているだろう。 掌を返したような山の天気の変わりっぷりに、脱帽である。 拙は殺人的吹雪経験しているので、この位はお子ちゃま。 おっと、お叱りを受けそうだ💦 この先の牛ノ背を超え、くろがね小屋経由で下山する当初の予定を変更し、 ピストンして下山することにした。 アイゼン装着してないし、視界が悪すぎる。 遭難でもしたらシャレにならんし。 山頂から沢伝いに峰ノ辻→勢至平→奥岳と向かうショートカットもあるのだが、 冬山でガレ場の沢を下るのは危険極まりない。 実際見ても、吹雪のせいもあり沢は危ない雰囲気醸し出してる。 安達太良山の厳しい洗礼を受けたところで、下山を開始。 下山途中は、多くの登山客とすれ違うこととなる。 幼い子供連れの登山客には、これから先吹雪だよと下山を促した。 その子にはトラウマになるぞ。 1時間も掛からずに、あだたら山ロープウェイ山頂駅に到着。 広い休憩所が併設されており、しかも暖房が効いてて暖かい♪ 正に生きた心地がした。 休憩所からの眺めも素晴らしく、眺望を楽しみながら非常食で栄養補給。 ズルしてロープウェイで下山することにするから、非常食は要らないだろう。 泊まった宿で、ロープウェイの割引券を持ってくれば良かったな。 終わりかけの紅葉を空中散歩しながら、 途中何回か停止しながらも8分で山麓駅に到着。 文明の利器って凄ぇな! 麓でお土産を購入し、コインロッカーに預けた鞄を取り出す。 岳温泉街で昼食を摂りたいのだが、 バスの乗り継ぎ時間が短く、温泉街へはまたもタクシーで。 予約は入れておらず、二本松から来るので40分くらい待たねば。 麓を散策し、安達太良山をパチリ☆ 麓でも風速10mくらいにまで荒れてきた。 雲が4倍速くらいの猛スピードで流れる、滅多に見られない光景を目の当たりにする。 山頂は20m近く吹いているんじゃないかな、兎に角大変な事になっているだろう。 そしたら、ロープウェイが強風で運休に! 途中何回か止まったのは、風の影響だったんだな。 下山して10分後くらいの事である。 下山の判断が遅くなってロープウェイも運休に遭遇してたら、 マジ心が折れたかも知れん。 何よりも無事に下山できたので、今回も感謝しないといけない。 タクシーで岳温泉街に戻る道中、運転手さんからは、 今年の紅葉は色付きが良くないと教えてもらった。 しかも既に見頃過ぎで終わりと言う。 これは、また来年だな。 温泉街のうどん・蕎麦屋さんで、ビールときのこうどんと天ぷらを満喫。 ここからはバスで二本松駅へ。 郡山から大宮は、新幹線のグリーン車でうたた寝をしながら。 大宮に着いたらワインが恋しくなり、ワインバーで4杯ほど。 安達太良山の今回のコース、晴天に恵まれていれば初心者向けだろう。 ツツジの季節も素晴らしいと聞いたので、是非リベンジしなくては!! 今回の登山で参考にした本↓ 関東の山 Best100 決定版 ※拙のは2007年版なので、だいぶ古い情報掲載有り 【中古】単行本(実用) ≪歴史・地理≫ 決定版 関東の山Best100 改訂2版 【中古】afb お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
November 8, 2021 06:12:58 PM
コメント(0) | コメントを書く
[登山・ハイキング・さんぽ] カテゴリの最新記事
|