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April 9, 2023
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拙は埼玉県民ながら、秩父の武甲山にまだ登っていない。
山と高原地図 奥武蔵・秩父 2020年版で、橋立コース並びに
表参道コースが、崩落のため通行止めと記載が原因だ。
台風被害から数年経って登山道が復旧してるかもと思い、
ネットで情報検索したところ、橋立コースは人なら通れるレベル。
表参道の通行止めの情報は無かった。
4/9は北風が強いながら快晴の予報、思い切って行ってみよう!

橋立~表参道コースを通る登山計画を作成したところ、
秩父鉄道 浦山口駅8:40発、西武線 横瀬駅14:00着。





当日は5時少し前に起床、6:10の川越線乗車とゆっくりめ。
浦山口駅には定刻通りの8:34到着。
用をたして靴紐を締め直し、出発だ。
民家を何件か通り越すと、林道ぽい雰囲気に。
川のせせらぎを聞きながら、秋は紅葉が見事だろうと想像を膨らます。
今年の秋にも再訪しようかな。

駅から歩きだして40分ちょっと、問題の個所に出くわしたぞ。





道幅はゆうに1m以上あり、人が歩いただけで崩落する危険は低そうだ。
ここの左にはエスケープルートが設けられているが、渡渉するかもしれない。
後になって、そのルートも確認すればよかったな。
この場所通過は自己責任で!!


林道終点。
この手前に、エスケープルートとの合流がある。





それからすぐ、古い橋が出現。





ここを渡るのだが、増水時は危険だろう。
登山道は直角に北東向きに変わり、山腹に取りつくような九十九折りがここから。
直進しないよう、トラロープが張ってある・・。





その場所から雰囲気が一気に変わり、薄暗い樹林帯の道をひたすら登る。
心拍数の上昇が激しいぞ。
唯一の救いは、ホトトギスやシジュウカラの鳴き声が楽しめること。
ラジオの受信は芳しくないから、囀りは良いBGMだ♪

しつこいくらいの九十九折りと別れを告げ、広く緩やかな尾根歩きになる。
ラジオの電波も入ってくるぞ。
その辺りから満開の山桜が現れ、まだ桜を観られると思うと嬉しい限りだ。
見事に咲いているのをパチリ☆





山桜を鑑賞しながら、今日初めての休憩を摂ろう。
いつもの麦茶に、温泉饅頭だ。
人の手の加えられたソメイヨシノよりも、山桜の方が風情を感じるね。
さて、そろそろ出発しよう。

周りも明るくなり、南側が少し開けたところから大持山かな?
あの山も今年登ろう!





だいぶ武甲山に近付いたかなという場所で、この日初の岩場だ。





高さも無く傾斜も緩いから、それほど難所ではない。
岩場はそれ程続かず、元の歩きやすい道に。
武甲山の南西側をトラバースする登山道は、何か所か眺めの良い場所がある。





雲取山、酉谷山や三ツドッケの山並みが見事だ!
その稜線歩きなど、気分最高だろうなぁ。
まだ武甲山に到達していないのに、次はあの山かななど想像してしまう。
ここでも立ちながら景色を楽しみ、暫しの休憩だ。

山頂に近付くと、今度は見たことのない植物。





群生しており、武甲山固有の植物??
ミズバショウが陸に生えているようにも見えるが、全く別物だろう。

大持・子持山方面との登山道出会いからすぐ、山頂だ!





ただ今の時刻は10:26、1時間40分ほどで着いてしまったぞ。
コースタイムは3時間10分だから、半分近い。
途中休憩もしっかり摂って半分ほどのコースタイム、
いつもながら予定よりも早い昼食になりそうだ。

この奥に、展望台があるはず。
お昼は絶景を楽しんでからにしよう。
日曜とあって、奥に行くほど登山者が多い。
みんな早めの昼食を楽しんでいるね。
バーナーで調理している、本格的な人も。
自分もテント泊するとなると、バーナーで調理しないとね。

最初展望台がどちらか分からず、社の東側を行ったが行き止まり。
展望台は社の西側奥なんだね。





標高1304mの標識。
さらに前方に進むと、そこはまさに絶景だった!!





秩父盆地と、奥に広がる上州の山々。
痺れるくらいの超絶絶景だ!
標高1300m程でも、こんな世界を見られるんだね。

こちらは笠山、丸山方面。
先日縦走した登谷山や、ポピー鑑賞の際に登った大霧山も見える。





そして、羊山公園の芝桜だ!
望遠で撮影したのだが、7分咲きといったところかな。
満開は来週だろうね。





羊山公園は広い場所なのだが、武甲山山頂からだと豆粒みたいだ。
山頂に立つと、人間の小ささを感じてしまうよ。
その公園の東側、横瀬駅までこれから歩くんだ・・。

展望台は北西の風が強く、mont・bellのレインジャケット(雨具)の出番だ。
標高1300mとなると平地よりも8度ほど低く、
更に風も加わるから体感温度は5度くらいか。
雨具は風もシャットアウトするから、必ず持って行かないといけない。

先ほどまで閑散としていた展望台は、急に混みだしたぞ。
拙は絶景を十分満喫したから、神社へお参りだ。
標高のある山頂に、立派な社を建てたものだなぁ!





無事下山できるようにと手を合わせたら、お昼にしよう♪。
しかし、広場の目ぼしい所は先客が。
5分ほどウロウロして、柔らかな日差しの下、丸太がゴロン。
周りに人もいないし、広場を見渡せるからここでお昼だ。
今日はヤオコーのおにぎりセット。
無事登頂したお昼の、何と格別なこと(^^♪

ふと足元を見ると、カタクリだ。





早春に楽しめる、可愛らしいお花だ。
一輪だけとは珍しいな、たいていは群生するのだが。

おやつの羊羹も頂いたので、そろそろ下山するとしよう。
今年の秋にも再度登頂しようではないか。

靴紐を締め直し、表参道へ。
名前から想像できるように、すこぶる歩きやすい登山道だ。
そのせいか、スニーカーで登る人もいる。
いくら歩き易くとも、雨の後は滑りやすいから最低でもトレランシューズが良い。

下り始めて20分ほど、大広間のような場所に出くわす。
そこには見たことも無い杉の巨木が!





大き過ぎて写真に納まらない。
幹の太さは根元で2mくらいか!?
樹齢は何年だろう?
山の神様だね。
しばし眺めながら、麦茶とクラッカーで休憩を頂こう。
標高も低くなり汗ばんできたから、レインジャケットは再びザックへ。

さあ、横瀬駅への長丁場だ。
拙はやはり歩く速度が速いのか、何十人表参道で追い越したか。
走ってすらいないのだけど。

大杉から10分ほど下ると、水場だ。
大量の4lペットボトルがあり、この水を汲んで山頂のトイレなどに使うらしい。
そういえば何人か、このボトルを持って山頂に向かっていたなぁ。

水場を過ぎると、直ぐに舗装された林道が出現。
下界に戻ってきた感がある。
再び樹林帯に入るのだが、程なくして一の鳥居に無事到着。
そこには真新しいトイレができている。
2020年版の地図に載っていないから、新設したんだね。
そして横瀬駅へ向かう車道には、延々と続く駐車の行列!
県外ナンバーの車も多く、武甲山て人気の山なのだと実感。
そうそう、今日は日曜日なんだっけ。

一の鳥居から横瀬駅まで、コースタイム1時間半か。
タクシー使う人もいるようだが、拙は歩いて行こう。
陽ざしも心地よく、歩かないともったいないね。
鳥居から駅まで1/3ほど進んだところで、左側に大きな工場出現。
石灰岩の加工工場のようだ。
この辺りから車道は石灰岩の粉で埃っぽい。
平日はダンプカーなど走ってて、砂塵舞う感じだろう。
日曜日に武甲山のこのルートを選んだのも、これが大きな要因だ。
予想通りダンプや大型車は、駅まで一台も走っていない。

途中、武甲山をパチリ。





北面はだいぶ石灰岩の採掘が進んでいる。
昭和40年頃から、採掘により山容が大きく変わったようだ。

そろそろ西武線と並走する道路の手前、先日登った二子山だ。





いいオッ○イしてるなぁ!
オッ○イ星人と思われるから、この辺にしておかないと💦

横瀬駅には13:16に到着。
登山計画では14時だから、今回ももだいぶ早いな。
上り電車の時刻を確認すると・・、数分前に発車してしまっている!
鳥居から少し走れば間に合ったと後悔しても仕方ない、特急を使おう。
西武鉄道の株主優待券があるから、乗車賃はだいぶ浮かせるからね。
帰りは所沢まで特急、本川越でいったん下車し、川越線で帰宅。

今日も無事に下山でき、何よりである。





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Last updated  April 18, 2023 09:13:11 PM
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