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テーマ:暮らしを楽しむ(387551)
カテゴリ:登山・ハイキング・さんぽ
今回のブログは、あくまで読み物程度で。
非常に危険な山行なので、安易な気持ちで決して真似をしないよう!! 小諸駅からJRバスに乗車し、高峰高原ホテル前には9:30前に到着。 しっかりストレッチを行い、いざ前掛山と浅間山噴火口。 大きな岩のゴロゴロする、表コースを進む。 これはゴマギ?? 山と高原地図で表コース上の避難小屋表記のあるポイント。 噴火避難シェルターだね。 この先くらいから、足場がやや悪くなるので慎重に。 トーミの頭と浅間山が出現だ! 雲がやや多いなぁ。 トーミの頭手前で、南方を振り返る。 小諸の市街地が広がる。 雲と同じくらいの高さにいるね。 北方には黒斑山や蛇骨岳、Jバンドへと続く外輪山。 スケールでかっ!! トーミの頭に着いたよ。 浅間山も全貌を現す。 こっちもスケールでっか~~! ただいま10:30。 草すべり分岐付近から、湯ノ平分岐方面をパチリ☆ 凄い高度感だな・・。 この分岐の標高が2,300mちょうどくらい、さきの分岐が2,020mくらいだから、 300m弱も下るんだ!! 山岳地図には落石注意の表示があり、実際急な岩場を下るようだから、 ヘルメットをかぶって下ろう。 途中、足場のいい場所で浅間山の雄姿。 惚れ惚れするぜ(笑) 落石危険地帯を通過だから、ヘルメット脱ごう。 この子はウメバチソウの仲間? それともハクサンイチゲ?? 勉強が足らんな💦 トリカブトぽそう。 着いたべ、前掛山登山口。 ただ今11:23と予定より7分早いだけ。 ここからラジオを聴くヘッドフォンを外す。 浅間山の声をしっかり聞いて、噴火の予兆を捉えながら進もう。 最初はカラマツの樹林帯の中を進む。 次第に岩の点在するザレた登り。 さすがに踏み跡が殆ど無いね。(そりゃそーだろ!) 2149ポイントを過ぎる頃から、北方に嬬恋村の集落が広がる。 風向は東より。 噴火口は真東だから、風に乗って硫化水素の臭いが少しする。 火口からは1,200mくらいの距離なのだが。 黒斑山方面は・・。 先ほどとは違い、ガスが広がっている。 火口から1,000mを切る付近から、硫化水素の濃度がだいぶ濃くなってきたぞ。 ここでガスマスクとヘルメットを装着しないと危険だな。 その時、上空をハエのような五月蠅い羽音が。 その方向に目をやると、何とドローンだ!! 浅間山・前掛山を登っているクレイジーな登山者発見と、 わざわざ監視に来たのか? 拙がガスマスクとヘルメットを装着していると、どっかへ飛び去ったよ。 ガスマスク装着の登山は息苦しい。 しかし硫化水素の臭いは全くせず。 マスクのフィルター(吸着缶)が正常に動作しているな。 更に高度を上げ嬬恋村の全容だ。 シェルターとそのずっと向こうに、前掛山が姿を現す。 少しの間だけ、ガスマスクを顔からずらしてみる。 すっげー卵の腐った臭い! すぐさまマスク装着。 あれが噴火口だ。 地図上の直線距離にして250mほど。 まだ東寄りの風だな。 北東に変われば、火口を目指せそうなのだが。 長居は無用、早く前掛山を目指そう! 先ほどのシェルターを間近に。 右のは分厚いコンクリート構造。 中はトンネルみたいだよ。 大きい噴石が直撃したら、あのシェルターでもひとたまりなさそう。 もちろん、人に当たったら即死だな・・。 火砕流に遭遇したら、シェルターなぞ全く役に立たず即丸焦げだ。 噴火口から噴煙がこちらに向かって流れてる。 今日もモクモク浅間山は元気いっぱいだね。 これ見ても全く恐怖を感じない俺は、やっぱクレイジーだ。 コイツ早死にするぞッって思ってる方、大勢だろうな💦 前掛山まであと少し。 息苦しく暑い! 想像以上の息苦しさだ。 足元はややザレで歩きにくくないのが救いだよ。 急登なら地獄以外の何物でもないな。 呼吸を止めマスクを少しずらし、汗をハンカチで拭き取る。 外輪山の全貌で、しばしの癒し。 左に草すべりまでのルートが見える。 よくあんなトコ下りたな。 かなり高度を上げたぞ。 四阿山は・・、雲の中だ。 前掛山頂 2,524mに無事到達! ただ今12:21だ。 噴火口のアップ。 剣ヶ峰と奥に広がる小諸や佐久の街並み。 前掛山の雰囲気を短時間ながらしっかりと満喫。 これから来た登山道をピストンし、あわよくば噴火口を目指す。 警告板まで戻ろう。 風向きがまだ東だな。 古の自然が織りなす絶景に惚れ惚れ!(^^)! シェルター再び。 その先の斜面を火口に向かって登るのだ。 先ほどの警告板に張ってあるロープを乗り越え、目指すぞ噴火口!! 地図にはグレー破線のバリエーションルートがあるのだが、 そんなもん全く確認できない。 有って無いよう同然だ。 そんなんだから、足元は非常に悪い。 登山道は踏み固められているが、こっちはボロボロと足元が崩れる。 体のバランスをとるのに難儀。 浮石も非常に多いから、一向に進めないぞ。 辺り一面噴煙に包まれながら登っていく。 風向きは東向きと変わらず、モロ風下だ。 火口壁まであと100m少しの地点で、少しだけ火山性ガスの様子を確認。 ハンパねぇ硫化水素の臭いだ。 警告板手前でガスマスク外した時とは、異次元の臭いだよ。 ガスマスク無いと絶対無理レベル! 温泉街の硫化水素の臭いの、軽く1,000倍超えな感じだ。 100m進むのに要した時間と、このガス濃度からして、 途中で吸着缶の能力が時間切れになるかもしれない。 予備の吸着缶は1つあるが、それはあくまでも予備で山行中に使うと予定無し。 ずっと風下で風向きが変わらないし、これ以上は危険だ、撤退しよう。 ガスマスクを装着した辺りで、ヘルメットとガスマスクを外す。 再び前掛山登山口に戻る。 ここでラジオを聴こう。 その登山口を過ぎ、浅間山。 左上へと続く登山道が、筋となって見えるね。 今回の登山で、最大の難所だと思うJバンドを臨む。 荒涼とした大地は日本とは思えない。 ここでヘルメットとビレイグローブを装着する。 いざ登るとザレた急登がイヤらしいが、難易度はそれほど高くない。 それでも慎重に。 数人のパーティーと途中ですれ違い、リーダーの方が拙に道を譲って下さる。 お礼を述べて、拙は脇に。 登山道から少し外れるので、この時は特に慎重に足場を確保する。 これで滑落事故が発生するケースが、結構あるんだよね。 登山道に復帰し安全を確保の上で、Jバンド中腹から見下ろす。 ここを下るのはかなり危険だろう。 まだまだ険しい登山道は続く。 巨岩の間をよいこらしょっ! Jバンド上部、鋸岳手前付近で下を覗く。 息をのむ高さだ。 再び浅間山だよ。 無事にJバンドを通過、ホッと一息だ。 鋸岳には13:44に到着と、予定より41分早い。 ここで遅めのお昼と絶景を頂こう。 ケツが痛いが高い岩に腰掛け、絶景を眺めながらおにぎりを頂く。 北側の展望が開け、鬼押し出しから四阿山の下半身、足元だけが覗く。 紅葉の時期は圧巻だろう。 南側は黒斑山へと続く外輪山の稜線。 左がスパッと切れ落ちているすぐ右が登山道だ。 緊張感溢れる登山が楽しめそうだぞ♪ 食後のデザート、豆大福も頂き再出発だ。 鋸岳から眺めた岩場ルート、間近では難易度は高くない。 ロープやクサリも無いしね。 浮石に注視しながら高度を上げよう。 地図記載の白ゾレだ。 滑落注意ポイントでもある。 振り返って鋸岳と、その向こうに広がる鬼押し出しがチラッ。 何てこった、鬼押し出しの写真を撮ってねーべ!! 帰宅して気付いたよ・・。 蛇骨岳手前の仙人岳 2,319mに到着だ。 四阿山の下半身がだいぶ見えてる。 あの曲線からして、色っぺぇ姿の山だろうな(笑) 白ゾレと奥の蛇骨岳。 白ゾレ通過中。 今日は風が弱いが、ここは稜線だから強風時はかなり危険だ。 登山計画時に、高層天気図も参考にしないと。 浅間山、どっから眺めても素晴らしい山容だ。 途中で、アズマシャクナゲかな。 蛇骨岳には14:38に到着。 予定より30分弱早いが、拙としては遅めだ。 その先は樹林帯となり、黒斑山を目指す。 15:02に黒斑山に到着。 山頂標識はあるのだが、撮った写真がいまいちなので 少し右に寄って浅間山と剣ヶ峰、その間に軽井沢の別荘地のをup。 剣ヶ峰の南側。 蛇骨岳やJバンドへと続く外輪山。 黒斑山からの眺めは、また違う凛々しさだ。 15:03か、予定より20分ほど早いくらいだが、先に進もう。 この絶景忘れないよ。 再びトーミの頭へ。 朝と違い、青空に浮かぶ浅間山。 素晴らし過ぎて感動もんだよ☺ 浅間山、バイバイ(^^)/~~~ 今日は噴火してくれなくてありがとー。 再び小諸市街を俯瞰。 これからトーミの頭を下り、 中コースへと向かうのだがちょっとしたアクシデント。 そのコースへの分岐が見つからない。 朝トーミの頭へ向かう途中、ここが中コースとの分岐かとサラッと 通過しただけで、肝心の周辺の景色を覚えていない。 バスの時間が押しているが、焦らずに探そう。 分岐を見つけられなければ表コースだと諦めかけてた頃に、 やっと中コースへの分岐を発見。 思わぬ時間ロスだ。 予定より20分の余裕が救いだよ。 中コースは樹林帯と巨岩が転がる中を下る。 前方の視界が開け、左手に高峰高原ホテルが見えるぞ。 今日の登山もいよいよ、フィナーレを迎えつつある。 ザレ場でコケないよう、しっかりとフラットフィッティングで歩を進める。 そうして無事、朝と同じ場所に下山。 ただ今16:04か、小諸行きのバスは16:20だからあと少しの時間。 浅間山の山バッジはどこで売っている?? 高峰高原ホテルで、モダンなデザインのを購入。 そしていつもの、下山後のコーラも。 中身の濃い登山の後のコーラって、どうしてこんなに美味しいんだろうね(^^♪ バス停で女性ソロ登山者と山談義。 JR軽井沢駅まで色々な山情報を、どうも有難うm(__)m それから新幹線で大宮へ、無事に帰宅だ。 今日の登山では、人生初の経験を多くしたことが何よりの収穫。 Jバンドはアルプス的なルートで、これからの登山に活かされよう。 次回は思い切って、赤岳(八ヶ岳)の最難関ルートである真教寺尾根を登ろうか。 おわり お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
May 8, 2024 10:43:43 PM
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