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カテゴリ:演劇、観劇
『関数ドミノ』以来のイキウメでしたが、今回も見事に独特の仮説と現実の狭間に観客を迷い込ませてくれました。
そのテーマは思い込みとその力。 ある意味、演劇そのものではないかと思うのです。 笑い飛ばすことのできない展開、目の前で起きていることを疑う心が失われていく感覚。 これぞ演劇の持つ魔力(魅力とも言います)、観客は舞台の上の出来事のたいていのことは信じます。 より真実味を持って、自分の周りに起きても可笑しくないと思わせるイキウメンたち。 そこで起きることは全て現実、の演劇だからこそ、受ける心理的な影響は大きいのです。 空間の使い方もお見事。 壁一つで所が変わる、軸を中心に置かなかったところが妙技です。 息を潜めてその行方を見守りました。 作・演出・前川知大 ※公演の詳細は、イキウメの公式サイトで。 ※公式サイトには、前川知大『プランクトンの踊り場』インタビューも掲載されています。 (赤坂RED/THEATERにて) 大阪公演もあります。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010.05.19 12:39:19
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