そう簡単にあきらめられちゃ困るのさ
うかうかしているうちに、6月に突入しましたね~ミセスロイドを大量に買い込んで、衣替えを完了。来週セーターをエマール洗いして、完全に冬服とはオサラバなのだ。(遅すぎ?)さて、先日、ロジカルシンキングの研修を受けたのだがそのときの復習テストで最高点をゲットしたので(じまん)賞品として準備されていたその研修会社の最新刊を拝受したのだ。これなかなかヒットだったので、今回は久しぶりに本のご紹介。HRインスティテュート刊,野口 吉昭著人材育成好きはつい手をとってしまう、うまくできた題名ですよねえ。内容は「外から調達してきた人間にばかり頼り続ける会社に明日はない。これからの時代、発展したいならとことん人を育てることにコミットしなさい」というようなこと。うーん、いいね、シビれるね~!人、人といいながらなぜか自主性が育たない会社、社員のコミットメントの低い会社、新しい発想の生まれない会社には、「悪玉遺伝子」がはびこってて、これを元から駆逐しないと、いくら美しいお題目を並べても無駄なんだそうな。また、戦略経営のツールとしてMBO成果主義は有効だけど、一方で自由で豊かな発想とか、無理難題の突破とかいう風潮を阻害している、と言っていること。「成果主義は理念は正しいけど、運営はオソロシクむずかしい」んだそうだ。なるほどね~。これもなんだか納得。善玉遺伝子を増やしていくポイントは3つ。・プリンシプル(絶対的な人づくりへの理念と意思)・ウェイ・マネジメント(人づくりの遺伝子の仕組み化)・モチベーション・エンジン(やる気を挽き出すコミュニケーション基盤と進化)いろんな会社の、たくさんの事例が出ているのもわかりやすくていい。「それそれ、うちもそれ、その遺伝子大有りなのよ~!!」というのが幾つも出てきて、心のモヤモヤをざくっと規定してくれているところが胸をすくさわやかさである。ただ残念なのは、やっぱり問題の鍵はトップのあり方だと言っていること。平社員が、草の根活動で何とかやるっていう視点はなかったな。やっぱりコンサルだけに、お金遣いなさいってことなのかな。そんな理解のあるトップだったら誰も苦労しないと思うんだけど・・・・・それはさておき、人材育成に取り組んでいるがなかなかうまくいかないという方、ぜひ読んでみてください。自分の会社の問題点がクリアになるかも。私も夢中になっちゃった位なので、とても読みやすいですよ!