カテゴリ:日々の出来事・想い
4月9日(水)の3時に祖母が他界しました。
祖母の葬儀に際し、たくさんの方々にご協力頂き、またご参列頂きありがとうございました。お陰さまで、祖母との最後の別れを無事行う事が出来ました。 4年前に胃がんのため胃の全摘出手術を行い、少しずつ体は細くなっていましたが、寝たきりになるわけでなく元気に毎日を過ごしていました。 昨年の秋、10月28日に開催した『第1回ぶちぇぇ竹原まつり』の約1週間前に、急に心臓を痛め呉に入院しました。 僕がモントのバイトから帰り、夜食を食べようとしていた時に、足音がしてとまったので台所から顔を出すと、階段の上に祖母がうずくまっていて、母達を起こして救急車を呼びました。 たまたま早く発見されすぐ救急車に乗ったのですが、残念ながら受け入れ先がなく、30分以上家のそばで待機し、それから呉に向かいました。 正直、間に合わないのかもと思っていたら、奇跡的に助かり、数日間の入院を経て家に帰ってきました。 救急車で運ばれた次の日に、病院で祖母に会ったときに、『助かって良かった』と心から思いました。それと、『助けてくれてありがとう』と言ってもらった時、涙が溢れて止まりませんでした。 それからは、家でゆっくりと、あまり無理をせずに生活してきたのですが、約1ヶ月前の3月のあたまに、転げて腰を圧迫骨折し、それから家で療養していました。 腰が痛くて、自分で起き上がることも出来ず、すごく不甲斐ない気持ちで毎日を過ごしたんだと思います。 病院に運ばれる前の日の昼、 『支えてもらわんと歩けんけぇ、情けない。みんなに迷惑かけてばかりで・・・もう腰は痛うないけぇ、これからちいとずつ歩けるようにならんといけんのぉ。(娘のおる)京都にも行く約束もしたし』 と言っていました。 次の日の朝、母がご飯を食べさせるために座らせたときに血管が詰まったらしく、意識をなくし、すぐに病院に運びました。 土曜日に脳死状態ということを聞かされ、それから先意識が戻ることなく水曜日の朝、息を引き取りました。 これからリハビリしてまた元気にと思っていた矢先の出来事で、脳死と聞いたときは、なんともいえない悲しさでいっぱいになりました。 結果的に話すことなく息を引き取ったわけですが、ほんとにぐっすり寝ているようで、意識がないだけだけど、こんなに熟睡するは、ここ数年ではなかったんだろうなと思います。 意識がなくなる瞬間、祖母自身は苦しかったんだろうけど、ほんと安らかに眠るように、いや眠ったまま息を引き取り、苦しむ事を思うとこれで良かったのかなと思いました。 心臓の時も、脳梗塞の時も、ひとりで寝ているところ、人知れず息を引き取るんではなく、誰かに見えるところで発病したのは、祖母の生き運なのかなと思いました。 僕と妹は、両親が共働きだったために、祖父、祖母に日中育てられました。ひどいことを言ってしまった事も楽しく話をした事も怒られた事も一緒にどこか出かけたことももうこれから新たに思い出を作ることは出来ず、そう考えるととても悲しいです。 祖母が生きてるうちに、これなら安心して天国へいけると思うような、もっと立派な自分を見せたかったのですが、それが間に合わなかった事がとても残念です。 この日記を書いてる最中も涙が溢れて仕方ありません。 でも、くよくよして前に進まない事の方が祖母に対して悪いと思うので、昨日も普通どおり生活しました。 そのことで逆に周りの方に心配を掛けたようですみません。 祖母が息を引き取る前の日に1枚の写真をふと見上げました。 その写真は、祖父と祖母が旅行に行ったときに二人で写った写真です。 10年ぶりに二人は再会し、今は一緒にのんびりしているんでしょう。 祖母に限らず、今まで他にもたくさん大切な人たちが天国へと旅立ちました。 今でも僕の胸の中にみんないるわけで、決して忘れることなく僕の事を助けてくれています。 だからこそ、しっかりと前に進んでいかないといけませんね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 12, 2008 06:21:11 PM
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