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テーマ:闘病日記(4013)
カテゴリ:家族のコト
父が退院することになった。というか、厳密には「退院させられる」ことになった。 胃の穴が塞がり、あとは腸の穴が塞がれば・・・というところまでようやく回復したものの、8月に入ってから高熱が続くようになり、私が13日に帰省したときもずーっと40度の高熱。 先週になってようやく熱の原因が「胸から入れていた栄養用の点滴に菌がついていたため」ということがわかり、はずしたことで平熱におさまったばかり。落ち着いてからまだ1週間しかたっていないのに「退院」の話を母が師長さんからされたそうだ。 要約すると、 入院してから6ケ月を超えると、医療費の患者負担は6割になる。通常の3割負担分については高額療養費制度で1ケ月の支払いは決まっているけど、負担増になる3割分はそのまま患者が負担しなくてはならない。(現在はオペなどをしていないため1ケ月の医療費総額が100万くらい。それで計算すると、1ケ月の負担額は40万弱!!) 8月15日で入院6ケ月になったけど、病院側も治療に関していくぶん非を認めている雰囲気があって、9月いっぱいまではなんとか通常の3割負担で計算できるように取り計らってくれた。しかしそれ以上入院が長引くと病院側としても赤字になるため一旦退院してもらいたい、ということらしい。 現実問題で父の状態はどうかというと、現在は熱もおさまったけど完全に腸の穴が塞がらないうちに食事をとると、消化液が多量に出てまた穴が大きくなってしまう恐れがあるため病院側ではあと2ケ月間は絶食(=点滴での栄養)させたいと言っている。 消化液がもれるため体に液をためる袋をつけ、食事もとれず、栄養のための点滴は24時間。そして実家はエレベーターなしのマンションの5階。 なんでこんな状態で退院させられなくてはならないのか?医療従事者でもない母親が点滴などのケアをして、父親になにかあったら誰がどう責任をとってくれるのか?「なにかあったらすぐ救急車を呼んでつれてきてください」と言われての退院ってどうなの? そして24時間自分の時間もなく、父親をみなくてはならない母親の心身にかかる負担は!? こんな状態でも退院しなくてはならないのは、日本政府が決めた医療制度のせい。少子高齢化や環境の変化で日本の皆保険が破綻しかけているのはわかるけど、こんなのあんまりだ。医療行為が必要なのに、自宅で療養しなきゃならないなんて医療制度として絶対おかしい! 今週末、入院して初めて外泊をします。無理やり退院させられる前に試してみることらしいけど。 日本は老後を安心して暮らせない国にいつからなったんだろう?これからますます少子高齢化が進んでいくっていうのに・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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