♪　ここあな韓国ライフ　♪

３人目も出来て　幸せいっぱい楽しく暮らしているここあ家の　今日は　『裏話』


韓国で暮らし始めて９年。　

文化の違いや考え方の違いは　大体分かってきたし、理解出来ない部分も　韓国独特の国民性や　韓国の歴史や過去が影響してるのだろう・・・と。
そう理解して　受け入れた方が　韓国で暮らしていく上で楽だ、と　思い　それなりに楽しく暮らしていた９年目。


でも　今回　３人目を妊娠して　また　新たなカルチャーショックがあった。



ゆんとてんが幼稚園に行くようになって　自分にも時間にも余裕が出来てきて　「３人目がほしいなあ～」とは　思っていたけど　うちのパパは　絶対ダメ！・・・だと言っていた。


理由は　韓国では　１人でも教育費がかかるのに　３人なんて　経済的に無理だと＝


それなら　しっかり避妊しておけば良かった話だけど・・・(;^_^Ａ　　
浅はかなパパのつめの甘さが　私とゆんとてんに　大きな幸福をもたらしてくれた


出来たら　絶対　産む！　って　前から言ってたので　パパも観念


でも　てん君産んで７年妊娠しなかったので　今だに　自分が妊娠してるのが　信じられない＝



まず　義母に　電話で報告したら　意外にも喜んでくれて　ほっ・・・として　義母と通話中　涙してしまった。


でも　その後に　義姉が　義母に　いらん事を色々吹き込んだと思う。　←間違いない！


予定日の事を言い忘れて　すぐ　義母に　再度電話したら　通話中・・・


では　義姉に報告・・と、電話したら　通話中・・・


義母と電話がつながった時は　さっきの義母と違って　もう様子がおかしかった。



そして　更に　妊娠発覚後　義母宅で　みんなが集った時・・・


やっぱり　義母の態度がおかしい・・・


義姉夫婦も　「どうするの！？」とか「ここあが産みたいなら仕方がない。」とか　「ヌットゥイ（＝年いって出来た子の夫婦）」なーんか　引っかかる否定的な事ばかり言う。


義姉の旦那さんも　呆れた顔で　「チュッカハムニダー（＝おめでとう）」と　しらけた顔で言ってきた。


明らかに　みんな　「韓国で３人目　どうするの？」という感じで　祝ってくれていない事が　よく分かった。


今では　楽しみにしているパパだけど、最初は　ため息ついたり　みんながそう思うのは仕方がない、と　唯一の味方パパにもそう言われて　かなり　凹んだ。


パパは　本音　おろしてほしかったみたい。


その背景には　韓国の社会も大きく影響していて、今　大手に勤めているパパの未来は　正直　あまりない。

みんな　昇進して　４０代中間には　会社を出て行かなければいけない　というプレシャーと大黒柱である重荷を背負っている。


そのパパの日ごろのストレスは　私もわかってる・・・


でも　そしたら　あんたが　しっかり避妊していれば、妊娠もなかった話じゃない・・・！　勝手すぎー


韓国って　人の命（お腹の子）軽く見すぎてる部分が大きいなと日ごろから感じていた。


結婚前に　ゆん姉を妊娠した時も　義母は　パパに　お腹の子をおろすように言った。


うちの父と母は　私の突然の妊娠に驚いたものの　「絶対　おろしたらあかん！そんな事したら　罰が当たる！」と　怒ったり　反対したりせず、韓国に行ってほしくなかったであろうに　その日の夜　お赤飯でお祝いしてくれた。


みんな　久し振りの赤ちゃんの誕生に　ほわわ～んムード


その親にして　この子あり・・・みたいな。


まぁ　父母には　親として　色々考えて思う事もあっただろうけど・・・


こう書くと　義母が悪者のように思うけど（実際　悪いけど・・）義母は　大事な息子の事を思うが故、息子の責任とか　おろしたりしたら　よそのお嬢さん（←当時の私）の心と体に大きな傷がつく事を　何も考えていなかったと思う。


でも　義母は　ゆん姉のことを　それはそれは　可愛がってくれて　大事にしてくれたし、去年だったか　あの時に「おろせ。」と言った言葉を　ずっと後悔していて　私に謝ってきた。


こう言ったらなんだけど　義母のそういう考え方もあって　うちのパパも　お腹の子の命を　とても軽く受け止めている感じ。


まだ　小さいから　なんの痛みも感じない・・・と。


そういうパパの考え方も　本当　失望した。



反面　実家の父や妹は　無条件に喜んでくれた。


それが　すごく救われた反面、韓国の家族の反応との差に　大きく疑問。


涙いっぱい出てきて　悔しくて　悲しくて・・・


まさに　妊娠して大喜びしてる私は　奈落の底に突き落とされた気分・・・


こんな感情的になってしまい　マタニティブルーかな？・・・・と思いながらも　いつもの様に「ここは　韓国で、一般的な韓国人の考え方だから・・・」　と、思うようにしたけど　どうしても理解出来ず・・


でも　実際　妊娠を報告すると　韓国人のほとんどの人の反応は　やっぱり　韓国で３人目って　勇気あるね（勇気じゃない）、とか　経済力があるんだね（ないない＝）とか　「うちは　無理。」とか言ってた。


仲良し韓国オンマ３人に報告して愚痴ったら　私が愚痴った手前　励ましてくれたけど　やっぱり　韓国で３人目ってきつい・・・という言葉が　チラリとよぎっていた。


お腹にいる子より　今いる子ども達への将来の事とか　かかってくる教育費とか。


みんな　とても現実的で　それはそれで　しっかりした考えでもあるけれど・・


特に　少し経済的に余裕ある夫婦の方（パパの会社の知り合い）が　更に　そういう思いが強かったよう。


パパと同じ会社で夫婦共働きで　パパの収入の二倍なのに　子供は１人以上無理　教育費にお金がかかるから　絶対無理！　と。


パパの会社の人のほとんどは　子供は１人みたい。


パパの会社の人の夫婦は　ほとんどが共働きで　韓国で　ソウル市内のいい所に住んでいる人が多い。


その分　教育熱もすごくて　教育費もかかるし　習いごとの値段も高いよう。


だから　子供のレベルも高くて　競争率もすごいのだとか。


あと　共働きという事もあり　子供が小さいと預かってもらう人とかにも　お金がいるよう。


あと　パパの親兄弟は、義父母が若かった頃　パパ世代が子供だった頃　まずしくて　お金がないという事で色々と　苦労したり　だまされたり　辛いことが沢山あったよう。


だから　子ども達には　しっかり勉強して　いい学校に入って　いい会社に入って　お金を沢山儲けてほしい、という思いも　パパ側家族だけでなく　韓国では　根強いんだろうなあ、とは　日ごろから感じてはいたんだけど。


よくいえば　苦労をしたからこそ　お金の大切さを　私とは比べ物にならない位　はるかに感じながら生きてきたんだろう、とも思う。


あと　義母達が　私たち家族の事を思うからこそ　経済面や　パパ・ゆん姉・てん弟の負担を　心配してくれているのも　分かるのは　分かるんだけど・・・


今さっきも書いたように　パパの会社の人は　ほとんどの人が　１人娘か１人息子なので　パパに３人目が出来て　奥さん（←私）がどうしても産みたい！　という話を聞いて　パパの会社の男性側は　パパに　とても同情したよう。


・・・が、パパの会社の女性陣は　私を勇気あるオンマとして　パパに


「オンニ（＝姉さん←私の事）のメールアドレス　教えて！　励ましたい！」とか　数人言ってたらしい。


う・・うざい・・・



で・・でも　ありがとう・・・


更に　ゆん姉が小さかった頃　一緒に食事した夫婦の奥さんは　多忙なスチュワーデス。
私たちの３人目の話を聞いて　勇気をもらい　長い間　悩んでいた２人をつくる事にしたそう。


なんか　そんな話を聞いていくうちに・・・・


自分が段々　先の事　何にも考えていない　苦労しらずのお嬢さんのように感じてきた。
（ちなみに　私は　普通一般家庭の子供です。たしかに　苦労はしなかった。）


だからか　どう考えても　どうにかなる・・・としか考えれない。


それよりも　３人目の存在は　確実に　我が家には大きな幸せを運んでくれると　なんか　自信満々の私。


ゆんとてんにも　私とパパが　子ども達に贈る最高のプレゼントが　兄弟だと思ってる。


ちなみに　おばあちゃんに３人目を妊娠した事を　国際電話したら・・・


「まぁー　ここあちゃ～ん　おめでとう　そりゃあ　子供二人じゃあ　少ないわい。３人って言わんと　もう１人産んで　４人は　産まんとね」と言ってた(;^_^Ａ


いや　４人目は　さすがに考えてないけど、おばあちゃんが　子供はいっぱいおった方がええよ、というお年寄りの言葉には　長い人生歩んできたからこそ言える　深い意味があると思う。


結局は　「３人のお母さんになるんだから　今から　こんなメソメソしていてはいけないわ・・・これは　マタニティブルーで　ホルモンのバランスが崩れて　感情的になってるだけ・・・」と考えて　自分が産みたいから　パパ側家族の意見は　もうどうでもいいや＝　と思い直す事にした。


今では　すっかり開きなおり　更に　義母や義姉も　もう　諦めたのか、お腹の子の性別を　話したりしたら　にこやかにしてたし、義妹の子のお古の新生児服も　義母が　綺麗に洗濯してくれていた。


きっと　生まれてきたら　みんなで可愛がってくれると思う。


今回　久し振りに　悔しくて　１人で泣きながら　ブツブツ　義母姉＆韓国人には　面と向かって言えない文句や不満を　ベットで寝転びながら　１人熱く語っていたんだけど・・・


９年暮らして　韓国の事　わかったつもりでいたけど、韓国って　なんか　まだまだ　先は長く　奥深いんだろうなあ、と　しみじみ。


そうそう　一時期　憎ったらしかったアッパも　今では　「お腹の子に　早く会いたいなぁ～」とか言いながら　お腹の赤ちゃんを録画した映像を　目頭たらり～ん　と見ている。


妊娠がわかって　深く失望する姿を私に見せて　私を深く傷つけたのに　そんなことすっかり忘れてるパパだけど　ゆんとてん同様　末っ子ちゃんを　しっかり可愛がってくれるでしょう。


来年一月末に誕生する赤ちゃんは　我が家のアイドルになる事は　間違いない☆




ＰＳ　韓国で３人目を産む日本人の奥さん達の中で　反対された人やよく思われていない人が　いる事を　ネットで知って　当然だけど　自分だけではないと　とても　励まされました。
何はともあれ　子供は家宝です。
喜んでいるのに　反対されたりしたら　辛いけど　負けずに　元気な赤ちゃんを産んで　育てましょう～♪