先日こんなことがありました。
60歳少し手前の某企業の専務さん、
今も動けばトップセールスとしてバリバリ。
そんな彼もトワイライトの年代に入ってから、
いまひとつ燃焼しきれないなにかを感じておられる方。
立ち止まるとか、落ち込むとかではないのだけど、
何かが・・・。けれど、今までの実績が弱音を吐かさない。
動けば、今でも実績を上げる方だから。
けれども、そんな表面的な出来事では、
心も身体も含めた充足感は得られない。
彼とのお話は中々スムーズには行かなかったのでした。
しかし、取っ掛かりがあったのです。
彼は、トラッドやアイビールックが
一世を風靡した時代に青春を過ごした方。
今のスーツ姿にもそれを髣髴させるいでたちでした。
昔取った杵柄とばかりに、トラッドのお話で水を向けた見たら
ナント、お顔の表情が一変し、「いや~、そんな話ができるとは~」なんて
さっきまでの“のらりくらり”はどこに行ったのやら・・
頭をポリポリ掻きながら、ポンポンと言葉が飛び出して、
当時によく行ったお店や、よく聞いていたジャズのお話や
ドンドンと夢中になって話し出されたのでした。
そして、最後は「あの頃は、何かに向かって挑戦し続けていた
それを忘れてしまっていた。
今の立場でも、今の年でも挑戦できることはあるのに・・・」と。
その表情には精気が蘇り、イキイキとした輝くような目が印象的でした。
その当時のことを思い出したことで、
今に何を足せばいいのかが分かったのです。
そのときの好きだったファッションや音楽、本・・・
色々なことから、その当時のパワーを思い出すことができます。
蘇らせることができるのです。
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