自分らしく生きたいと願わない人はないだろう。


じゃあ、自分らしくって、ナンダ？

自分らしいって、ドウアルコト？

自分らしいって、ドンナノ？


わかんない・・・わかんない？


いや、全体像はわかんないかもしれないけれど、
都度都度ではわかっているはずなのだと思う。


だって、こんなのヤダって感覚は働く。

こんな自分はキライって意識させられる。

こんなコトしてたくないって感じる。


ただ、全体像が見えないから困るのだ。
全体像が見えないから、誰かに聞きたくなるのだ。


その誰かは

友達だったり、

先輩だったり…、

セラピストだったり、

占いだったり…、

本だったり…、


そしてその一部分を拾い集めては拡大解釈して納得しようとする。


けど、けど、どこかで不満足・不満足・不満足・・・


だってそれ「わたし」のすべてじゃないことを知っているから。


全体像じゃないことを知っているから。




人間は宇宙の一部と書かれていたのを読んだことがある。


決して怪しい話で片付けるつもりではないが、
もしそうだとするならば、全体像なんか自分から出られないのに
見えないもんなんじゃないかと言う気がする。


地球の中にいて、地球の全体像を見ることが出来ないように。
全体像を掴むことよりも、全体を構成するはずの今の感情や思考や
感覚をないがしろにするのはますます混沌ではないだろうか。


わたしがわたしのために出来ることは、
いま起こっている感覚、沸き起こる感情、
それに伴う思考に気づくこと。
それすら、気づいていないことがあまりに多いから。


ただ、それに気づいても翻弄されないための
手引書は必要かもしれないと思う。


その手引書として、ある人は、宗教かもしれないし、


ある人は、何かの教えかもしれないし、


ある人は、規則やルールかもしれないし、


ある人は、本かもしれない。


それもなければ、どこまでもさまようかもしれない。



わたしはエニアグラムを手引書として、
自分を洞察することにしている。




自分の中にある感覚や感情や思考に反応するだけではなく、
それが起こっているのは何故なのか？


そこを見ていくことで自分が見えてくる。


わたしは、わたしを直視せずには、
わたしを活かすなんてできない。