テーマ:自分を生きる(357)
カテゴリ:人生
95歳になる祖母がいる。
要介護度5なので、介護施設にお世話になっているので、時間を見つけては顔を出すようにしている。 今日も夕方に様子を見に行ったら『今日は機嫌がいいよ』と笑う。その笑いに思わず貰い笑い。 自分がベットで要介護なのに『ご飯は食べたか』と気にかける。食事の用意があるから早く帰りなさいと催促までされる始末。 言葉もはきはきしているし、気もしっかりしているし、物忘れもない。けれど、もう自分で歩けるようにはならないのは明らかなのだ。それでも悲観するではなく、前向きなのだ。 可哀想と思えば、可哀想な人になる。 何を持って可哀想とするのか? 祖母は笑っているのだ。 大きな口をあけて笑っているのだ。 その笑い声に、その笑い顔につられて笑う。 元気を貰ったのはわたし。 勇気を貰ったのはわたし。 『おばあちゃんありがと。』と言うと『はいはい、また来てね』とばいばいのポーズ。 わたしの心は温かい。おばあちゃんの心もきっと温かい。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 10, 2009 02:32:23 AM
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