テーマ:ヨーロッパ旅行(4250)
カテゴリ:お出掛け・旅行話
午後8時半プラハに到着。 8時半といってもまだ明るい。 空港からタクシーでホテルに行こうと、 インフォメーションセンターで地図をもらい、 タクシーの手配をしてくれるカウンターの場所を聞く。 というのも、プラハではタクシー料金をごまかされることが多いようで 以前プラハに行った友人がどこかの大きな駅に 先に料金を支払う場所があったと言っていたので、 空港にもそんなカウンターがあるのかな?と思ったのだ。 するとインフォメーションの方が「どこまで行くの?」と聞くので、 旧市街地の近くだと言うと、 「それならタクシーじゃなくてもバスとトラムで行けるよ。」 と教えてくれた。 荷物もそんなにないし、それも面白いチャレンジだなあとトライしてみる。 バス乗り場もすぐに分かり、そこから終点まで20分くらい。 バスの中にワンちゃんが乗ってきて、ちょっと驚いた。 でも大人しくてかわいい♪ プチトマトが恋しくなった。 バスを降り、旧市街地へ行くトラムへと乗り換える。 トラムを降りてからホテルまでは歩いてすぐだった。^^ お風呂に入り、早めに就寝。 翌日 私が今回プラハ訪問を選んだ一番の理由であるミュシャ美術館へと向かう。 ここを訪れたら私のプラハでの目的の半分は完了♪ ミュシャの魅力は細部にわたる繊細で華麗なラインと彼独特の色使い。 ダイナミックで斬新な色使いをした作品もあれば、 淡くそして優しく包み込むような柔らかいものもある。 しかしどちらもレトロを感じさせる深い色彩で描かれていて、 もうこの色使いが、私の心を捉えて離さないのだ。 私が持っている彼の作品のほとんどは後者の柔らかい感じのもの。(もちろんコピーです) ミュシャ美術館は、7つのセクションしかなくて、とても小さいのだけれど、 そこに4時間もいた私。。。。 美術館の人が怪訝な顔をしていた。。。。 彼の代表的な描写とは違った普通の油彩などもあり、 どんどんミュシャの世界に引き込まれる。 それはまるで、ピカソの あの独特な抽象画を描き始める前の オーソドックスなデッサンを初めて見たときのショック(感動という意味での) と同じものだった。 ミュシャ美術館の売店であれもこれもと買ってしまい、 今後は財布の紐を固く締めようと決心し、 (この決心はすぐに崩れ去ることになるのだが。。。) プラハ城へ向かう。 今度は聖ヴィート大聖堂の中にある ミュシャがデザインしたステンドグラスを見に行く。 聖ヴィート大聖堂 ミュシャのステンドグラス どうですかこの美しさ。。。 次回来るときは一眼レフのカメラを用意しようと決心! (Umiちゃん、「COCOさんには使いこなせませんよ」などど言わないように!!爆) ゴシック様式で建てられている聖ヴィート大聖堂 外観の細かい装飾も素晴しいが、内装のパノラマも見事だ 懺悔室 あちこちで立ち止まり、「ほーっ」とため息が出る私。 いつまでもここにいたい気持ちを抑え、外に出ようとしたら、 「ほら、展望台への階段はここから昇るんだよ」という会話が聞こえた。 「展望台。。。。。」確かに景色は良さそうねえ。。。。。 でもかなり長い階段なのだろうなあ。。。。。 疲れるの嫌だなあ。。。。。(←怠け者) う~ん。。。昇るべきかあきらめるか。。。 そして上から降りてきた人に「階段はどれくらいあるの?」と聞いたら 「かなり大変だけど絶対に昇るべき。それだけ価値があるから」と言われ 「よ~し!!」と決意して昇り始めた。 しかし普段の運動不足がたたり、途中何度も「ま~だ~???」 とぶつぶつ言いながら、半泣きでなんとか上りつめた。 そこに待っていたのは。。。。。 向こうに見える石造りの橋がカレル橋 昇ってよかった♪ 色々な国を旅して来たけれど、町全体を美しいと思ったのは スコットランドのエジンバラが一番だった。 そして今回、それと同じくらいの感動を覚えた。 まだ行っていない国で、他にも同じ様に美しいところがあるのだろう。 これだから旅行はやめられない。 中世の趣をそのまま残した町の景色にまたも瞑想の世界に浸る。 そして、後ろ髪を引かれる思いで階段を下りた。 その後旧王宮を見学 ヴラディスラフホール 完成当時はヨーロッパ最大のホールで、騎士の馬上競技、戴冠式などの国家行事も行われたそう。 全聖人礼拝堂 旧相談室 聖イジー教会 聖イジー修道院の前の広場(国の古代史名所) その後、プラハ城の中にある全ての美術館を巡り、 黄金小路にあるカフカの仕事場を見学。 (仕事場と言っても、今は彼についての資料やその他書籍が売られている) 黄金小路 カフカの仕事場 カフカについては良く知らないので、彼に纏わる書籍をいくつか購入。 今読んでいる本が終わったら読もうと思う。 毎正午に行われる衛兵の交代式も見た。 しかし、これはDCからほど近いアーリントン国立墓地で 行われるものの方が断然迫力があるし、 もっと言うならバッキンガム宮殿のものと比べると あまりにもあっけなく終わった。。。 その後はカレル橋を渡り、今夜のナイトライフのお楽しみ 国立マリオネット劇場へ向かいチケットを購入。 チェコはマリオネットでも有名な国 オペラ好きな私だが、人形劇のオペラはまだ見たことがない。 演目はモーツァルトの『ドン・ジョヴァン二』 チケットを購入後 近くのレストランでディナーを食べる。 一人旅には慣れていて、少々のことは平気なのだが、 食事のときだけは、いつも寂しいなあと感じる。 ビールとポークカツレツをオーダー(オヤジCOCO) れにーちゃんに「また豚ですか???」と言われそうな気がする。。。 以前彼女に「今夜のおかずは何ですか」と聞かれ、 「トンカツと豚汁よ」と言ったら。「豚豚じゃん!!」と厳しくツッコまれた。。。 人形劇は新鮮でとても面白かったけれど、 つい先月『ロミオとジュリエット』のオペラを 観たばかり(こちらは人が演じるもの)なので、 その歌声、そしてオーケストラの迫力や演技の細部などを つい比較してしまい(人形劇の方はテープ)、 ちょっと物足りなさを感じてしまった。 同じオペラとはいえ、全く別物なので 本来比べるべきではないのかもしれないが。。。 人形の動きは繊細で、さすがプロだなあと食い入るように見つめていた。 写真を撮っていいことに驚いたが(フラッシュはダメ) せっかくなので2枚ほど撮らせてもらう。 こんな風に人形師さんの手の動きまで見えるとは知らなかった。 人形が死ぬとこの手までダラーンと下に下がって動かなくなる。細かい演技だ。 最後には人形師のおじ様まで登場。面白かった^^ 隣に座ったアメリカ人の女の子と劇が始まるまでの間とポーズの間、 ず~っとお話ししていたので退屈せずに済んだ♪ 彼女はフロリダ出身で、今はスペインに短期留学していて来月戻るらしい。 とても楽しいひとときだった。 オペラ終了後、ホテルへ戻ると、サリーが到着していた。 今日の出来事を報告し合い、翌日の計画を立てる。 彼女とのプラハ観光もさらにアクティブで楽しかった♪ その様子はまた次回!! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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