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2007年11月04日
カテゴリ： ミステリー・ホラー（人間）
 上甲宣之『地獄のババ抜き』卒業旅行のため、夜行バスで東京へと出発したしよりと愛子。 旅行を満喫していた二人だったが、なんとバスジャック事件に巻き込まれてしまう。 一方、深夜タクシーに乗っていたしよりの親友・弥生は、 ラジオから流れる怪談話に耳を傾けていた。やがて話は現実を侵食し始め…。 導かれるように、しよりと愛子に合流する弥生。 バス車内では、犯人の命令により、 命を堵けた“地獄のババぬき”が開始されようとしていた。 先日映画化した『そのケータイはXX（エクスクロス）で 』の続編ということで、前作の後のお話です。 XXでは孤立した村に閉じ込められた主人公が、ついに脱出できた、という最後だったので、 今作でちょこちょことXXの事件後に報道をにぎわせた等、 一般人の認知度が高いという描写があり、なんだか読んでいて嬉しくなりました。 ストーリーは今回はお馴染みのしより、愛子、 そして前作ではちょい役（？）だった弥生視点で切り替わりです。 が、せっかく今回は弥生さんもしっかり本事件のバス内ババ抜きに加わるのですが、 う～ん・・・なんだかこれといった見せ場もなく敗北で・・・物足りないよぅ； しよりさんも特別に携帯使用可とか言われたのに、あんまり活躍してないような。。 この辺のノリはXXの方がよかったなぁ。。 そうそう、なんと今回は「あの」前作で地の果てまで愛子を追い掛け回した 執念の殺人鬼・レイカさんも登場です。脱獄ですって！ さすがに場所がバス内なので激しいアクションはありませんでしたが、 起こって部外者の耳を一瞬で切り落としたり、 策のためとはいえためらいもなく足に鋏を入れたり、執念ぶりは健在でした。 そうそう、ババ抜きの会場となったバスが停車した場所が大津のパーキングだったり、 レイカがバスを追いかけるために弥生のタクシーを襲って疾走したのが西大路通りだったり、 割と身近な地名が出てきてこれまたなんだか嬉しかったり。 新刊はシリーズ外伝が登場です  XXゼロ呪催眠カーズ XX(エクスクロス)～魔境伝説～ オリジナル・サウンドトラック/池頼...お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう
最終更新日
2009年01月08日 09時52分39秒
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