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カテゴリ: 小説
こちら久遠動物病院
動物病院を経営する若き獣医、久遠洸鷹。 ある日彼がボランティアで担当している中学校で、 飼われていたウサギが何者かによって毒殺されるという悪質な事件が起こった。 すかさず病院に押し寄せてきた報道陣―特に先頭でマイクを突きつけてくる 無礼なレポーター、鳴沢郁巳の態度に腹が立って仕方がない久遠であった。 だが、人懐っこい郁巳を疎ましく思っていたはずなのに、 彼が子猫を拾ったのがきっかけで、何やら様子は変わってきたようで…。 久しぶりにこういうの読みましたバンザーイ! こういうのってどういうの?と言うと、 ずばり、 『エロよりストーリー重視』っていうことです。 えっちシーンは最後の最後だけで、それもなんかあっさりめなんですよ。 相手が男ってことへの問題意識も合って、そこも好きでした。 なんかこう、女の存在がはなから無視されていて、 当然のように両思いでいちゃいちゃしちゃうお話しってあんまり;;なんですよ。。 動物をおーちょっと絡めてもよかったかもしれませんが、 それでも「動物病院」の設定が無駄になってなくて非常に好感。 (ええ、『MF動物病院』といい、動物病院ものって結構好きなので…^^;) しかし、作中の話題にもありましたが、 動物への虐待が非常に罪が軽いっていうのはつくづく悲しいっていうか、悔しいものです。 伊坂幸太郎さんの『陽気なギャング』シリーズの、 動物好き(と一概に表現するのもどうかと思いますが)の少年の漢字も、 久遠だったなぁーー(だからどうだということも無く思っただけです) MF動物病院シリーズ(文庫サイズで新発売) 以下続刊(完結済) MF動物病院シリーズ続編『おいでよ動物病院!』 『陽気なギャング』シリーズ こちらはマンガ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年09月27日 21時46分46秒
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