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カテゴリ: 小説
月花流後継者として生まれ、美貌と品格を併せ持つ葉輔。 彼は花の香りに酔うという体質のため華道を断念していた。 けれど母の命令で素性を隠して如月の元で働くことになった時、 葉輔の運命が動き出す・・・。 お初のレーベルです。 しかも初華道物。や、どっちかっていうとフラワーアレンジメントのほうなのですが。 どういうことかと言いますと……まず華道の月花流がありまして、 そこを抜けた如月さんが自流で始めたフラワーアレンジメントで大層人気になりまして、 テレビにも引っ張りだこでお教室も超大繁盛。 それを見ていた月花流の奥様が「ムキー!!」となって、 体質のために家元を継げず役員になった実の息子に「あんたちょっと弱みをさぐってきなさいよ」と如月のもとにムリヤリ行かせたというのがことの始まり。 とりあえず形だけ行くつもりの乗り気じゃなかった葉輔さんは、 会場でバッチリ気に入られてしまって、結局素性を隠してそのまま働くことに……。。 ピチピチの怖いものナシの高校生物もいいですが、 やっぱりオトナの恋…あれやこれやしがらみやらはっちゃけやら、 酸いも甘いも心得た社会人ラブが私、好きだなぁ(*´∇`*) ということで、期待通りに面白かったです。 でも、ちょっと物足りない感が読後に残る……; なんていうか、これ1冊で完結というよりは同じ舞台の他キャラロマンスとか、 多方向からのアプローチでもいいからもう少し彼らが見てみたいんですよね~ 如月さんが一目でがっちり葉輔くんに心掴まれた時の彼の内心とか説得力とか、 如月さんがやたらとカサブランカがお好きな理由とか。 (理由っていうか、きっと何か1本書けるようなエピソードがあるに違いないという邪推) 見たい知りたいアナタの秘密☆ いやま、でもとっても面白かったです。(2回目) 葉輔くんがなんとも淡々としているというか、感じ方にあまり共感出来ない人だったのですが、 そんなところもひっくるめて面白かったです。行動に「そうくるかー!」的な感じでww えっちぃシーンが最後の最後の番外編のみという、最近読まなかったタイプもまた素敵でした。 ここのところ読んでいるものは別にえっちぃ頻度で選んでいるわけでもないのに、 あれやこれやで天然くんが前半で手篭めにされて、その後ずっと……なものが多かったので; 違うんだって。 エロ本が読みたいんじゃなくてロマンスが読みたいのーーー!!! 切なくてキュンキュンしてでもハッピーエンドだったりするのがいいのーーー!!! という時期にばっちりいいものに当たりました(*´ω`*) (念のため書いておくと、確かにロマンスよりエロ本が読みたい時もありますのですが・照) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月07日 19時14分19秒
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