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カテゴリ: ミステリー・ホラー(人間)
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 京都府警本部の目と鼻の先にある中立売橋で、若い男が殺されて放置されていた。 死因は絞殺。捜査に当たった小比類巻とゆきえは、 被害者の部屋で七福神のうち福禄寿の墨書きと朱印だけが捺された、 奇妙な朱印帳を発見する。そして10日後。 今度は丸太町橋近くの鴨川で男の絞殺死体が見つかった。 今度の被害者は、恵比須神の朱印状を持っていた。 だが、二人にはまったく接点がない。 果たして連続殺人なのか?その矢先、捜査陣をあざ笑うかのように第3の事件が―。 書下ろし旅情ミステリー。 先日の京都やすらい殺人物語と同シリーズです。 ちなみに最新のものから逆走して読んで行っています。…あーあ。 前回は警察のゆたか&民俗学者の竹之内のペアで話が進んでいましたが、 今回は一転してゆたかの部下のゆきえちゃん視点でストーリーが進みます。 序盤からゆたかの駄目っぷりが強調されていてびっくり。 「やすらい~」の時とは打って変わっての腑抜けっぷりです。 そして、驚くくらいに竹之内が出てこない。これまたびっくり。 全国を飛び回る仕事をしつつ、第二の我が家のように気に入っている場所(京都の旅館)に 帰ってきてはそこの息子のゆたかに難事件の相談を持ちかけられる→解決 というパターンが前提としてあるようなのですが、 今回は事件の最中ほとんど京都にすら居ない竹之内。 一応携帯で時間を見つけてはやりとりがあるのですが、 安楽椅子探偵と言うほどでもなくなんかものたりないぞ竹之内。 …まあゆきえちゃんが可愛いからいいのですけど。 七福神巡りって、名前でしか知らなかったのでとても興味津々に読み進めました。 作中でも解説されているとおり、京都市内に本当にあちこちあるのですが、 なかなかなかなか……。ということで、「いつかはしたいこと」の一つではあります。 こちらも前回同様、細部を理解したかは非常に怪しいのですが(滝汗) 全体の流れや人物のやりとりを読むのはとても楽しく有意義な読書タイムでした。 まあ、割と最初の段階で犯人の目星がついちゃったのが惜しいけど。。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2009年10月22日 21時26分43秒
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