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カテゴリ: エッセイ等
【内容情報】(「BOOK」データベースより) 恋も仕事も百戦錬磨のキャリアウーマンである著者が、ふとしたきっかけ(ケータイの着声が「アムロ」だった)で知り合ったオタク青年との恋を綴ったネット上の日記を単行本化。派手な日常とはうらはらに、何か満たされない30歳の女性と、異性からあえて目をそらし、趣味の世界に没入するオタク男性という現代社会を象徴するキャラクターどうしの、一見ちぐはぐなカップルの物語。 【目次】(「BOOK」データベースより) 出会い編/びっくり初デート編/軟禁編/ライバル編/驚きの過去編/アルテイシア、涙編/アルテイシア―閉話/クリスマスを考える編/肉欲編/M子vsグレイシー〔ほか〕 【内容情報】(「BOOK」データベースより) これは、ソーシャルネットワーキングサイトmixi(ミクシィ)で話題を呼んだ、個人の日記です。キャリア系女子「アルテイシア」がふとしたことから出会い、付き合うことになったオタクの彼「59番」。二人が出会うまでの過去を振り返りつつ、二人は互いをかけがえのない存在と認識していきます。『59番目のプロポーズ』の続編です。 【目次】(「BOOK」データベースより) 01 M子へ(そして日本の女子たちへ)/02 めぐりあい宇宙/03 ラファ/04 出版その周辺編/05 アバズレとヒキコモリ編/06 脱ヒキコモリ編/07 アバズレ地獄編/08 プロポーズ(女の本音)編/09 プロポーズ(男の言い分)編/10 プロポーズ(結婚の現実)編/59番&アルテイシア対談 先日の「草食系男子に恋すれば」が面白かったので、 アルテイシアさんのこっちも借りました。さすが図書館! キャリア女性とオタクの恋ってうたい文句でしたが、 いやいやいや。アルテイシアさん最初っから結構なものです。 しょっぱなからガンダムネタがこんもりで正直その辺はいまひとつわからず。。 いや、下に注釈も載ってるんですけど、これまたマニアックで、優しいのか優しくないのか(笑) 1冊目も続編も、とっても読みやすくて、 ああ、この人ってやっぱり文章書くの上手だなーとしみじみでした。 理論で考える人なんでしょうね。本当にマーケティングが日常になってるんだろうなぁ。 59番さんとの恋愛話はとってもあったかでした。 羨ましいけれど、でも、アルテイシアさんのように、 擦り切れるまで色々経験した人だからこそ味わえる満足なんだろうとも思ったり。 豪華なデートに素敵なプランのあれこれや、高級車で云々かんぬんとか、 実際に経験して、あんなのもういらない!って思った人だから、 59番さんとの平熱の関係というか、特別な暖かい居心地のよい空間を有難く、 得がたく思えるんじゃないかと思うわけです。 酸いも甘いも経験せず、最初っから59番さんとだったら、 どうしても見ていない世界への憧れが出てしまって、 暖かい世界じゃ満足できず刺激と華美を求めてしまうんじゃないかなーと… というのは、私が元来欲張りな性質で、しかも経験の浅いお子様だからかなぁ。 あと……2に収録されていた震災の話が、とても衝撃的でした。 当時私は小学生低学年で、テレビも新聞も内容をほとんど覚えていないのだけれど、 だからこそ、アルテイシアさんの語りが胸に響きました。 「震災大変だったでしょ」とか、挨拶のようにかけられる言葉が、どんなに酷くえぐるのか。 それを指摘されないと気がつかなかった自分を恥じつつ、 学生であそこまで行動し続けたアルテイシアさんを尊敬しつつと、 許容量の少ない私の胸がいっぱいいっぱいになる密度の1冊でした。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2010年03月12日 23時22分12秒
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