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カテゴリ: エッセイ等
世の女子、泣いてヨロコブ「BL」とは何ぞや。 さすらいの読書人・三浦しをんがこよなく愛する「BL」を深く抉るエッセイ。 【内容情報】(「BOOK」データベースより) ボーイズラブ漫画にまみれた日常。で、ボーイズラブ漫画って…ナニ!?新・直木賞作家による、愛してやまぬボーイズラブ漫画についてのエッセイ。書き下ろしBL小説「夏の思い出」を収録。 【目次】(「BOOK」データベースより) きみには見えるか?あの星が/銀河の果てまであなたとともに/幸せを探す銀河旅行/チャック全開の星間探査/いよいよ地球に帰れぬ覚悟を決める隊員たち/さびしい花の咲く美しい星/団体生活は広い宇宙への第一歩/コロニー「唐獅子牡丹」開発事業団/ツチノコ探査マシーン投下/この星は乾いているようでいて、実は…/きみだけに伝えよう、この星の真実を/禁断の惑星/神の光臨/宇宙ボーイズラブ開拓公団勤務/どこにあるのかホーム・スウィート・ホーム/宇宙全権大使になる資格/異世界へ発進!/旅はどこまでもつづく 長文書き中に操作ミスで消しちゃったので気力萎えかけです。 初めて三浦さんのエッセイを読みましたが面白かったー BLについて本気で思考しておられるのがガンガン伝わり、読み応えがありました。 私がBLを読み始めてあまり振り返って読まなかったということもあり、 紹介されていた作品がほとんどわからなかったというのが悔しいところ。 よしながふみさんとユキムラさんくらいしか読んだことあって覚えてる作品ってなかった。。 あとり硅子さんの綺麗で細かいイラスト毎回収録されていたのはびっくり&感傷でした。。 ちょうど連載最中のことだったので、ある時からパタッとイラストがなくなるのがまた…… 寮生活やゲイカップル+子ども、任侠ものなど、 設定に絞ってその設定のどこに魅力を感じるのか、何がみどころなのか、 など詳しく語られていたり、 エロ本として見た時、男性向けでは無視されがちな感情が前提のエロがいいのだとか、 BLに対して真面目に真っ直ぐに深い愛で取り組んでおられて取っても素敵。 ちなみに女性向けのエロと男性向けのエロの違いってのは、 たとえば嫌がる相手を無理やり襲った場合、 男性向けはあくまで快楽や肉欲で相手が夢中になる…というパターンが多いのに対し、 女性向けは愛しさや憐憫などを感じ、心の交流をもち肉体にも溺れる…というのが多いと。 ただヤってる(下品な表現で失礼)んじゃなく、好意(憎悪の場合もまああるけど)を持っていることが前提で、心理面も描写するストーリー性があってこそ「エロい」と感じるのだというのは、常々実感していたので「そう、そうなんですよ!」と激しく同意でした。 そうなんだよーだからわんこそば的にストーリー不明でエロ展開満載でも楽しくないのよー ということで他の三浦さんの本も読みたいなぁという1冊でした。 このエッセイ連載はマンガ縛りだったので、小説含めの語りも読みたいし。 ……あ。 読んだことないって思ってたけど、違いました。 「結婚貧乏」の森の彼氏の短編ってこの人だったんだー 印象的だったのであの中でほぼ唯一覚えてます。うん、面白かった! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011年05月11日 12時26分20秒
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