|
カテゴリ:雑感
一時期ほどではないかもしれないが、 まだまだ「起業ブーム」のようなものが残っていると思う。 年配の方でもそうだろうが、若い方なら特に、 人に雇われるよりも自分で独立してやって行きたいと 思う人は多いだろう。 それはそれで、決して悪い事ではないし、逆にそのような 意識が無くなったら経済の発展をも阻害してしまうだろう。 自分が問題だと思うのは、そういった起業ブームを煽っている マスコミやコンサルタントからの情報の貧弱さである。 「○○資格を取って1000万円稼ぐ方法」なんてのが代表例だ。 独身の若い人ならともかく、ある程度の年齢で、 扶養家族を抱えている人にとって、 自営業者の年間売上1000万と言う数字は 決して生活が楽になるレベルではない。 サラリーマンの年収の500万円程度か、 あるいはそれ以下のレベルだと思ったほうが良いだろう。 もちろん、その位の年収で生活している方は 少なくないし、 その人達にケチをつけるつもりは毛頭ない。 そうではなくて、独立して年収1000万円になる事が あたかも成功であるかのような錯覚を与える事が 問題だと考えているのだ。 何も知らない、年収500万円のサラリーマンは、 独立して年収1000万円になれば、 単純に収入が2倍になって、 サラリーマンの頃の2倍、豊かな生活を送れると 勘違いしているのではないだろうか。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
March 21, 2007 04:22:40 PM
コメント(0) | コメントを書く |