この日、もうひとつの京懐石
お料理会ではテーマは決めているものの、
当日急に変更することはよくあります。
お魚料理のときなんて、特にそう。
その日にあがるお魚次第、です。
それに同じテーマで申し込みがあっても、
そのグループの希望を取り入れたり、
器も意識的に変えているので、また違う献立に感じます。
この日も京懐石でしたが、
先日のものとずいぶん違います。
豚の角煮や、はんぺん伊達巻、小蕪の炊き合わせ…。
*
さて、このはんぺん伊達巻。
朝、急に追加を思いつきました。
か、白身魚がありません。
そこで苦肉の策。コンビニで‘おでんのはんぺん’を買うことに…
ジョギング中の私、
上下ジャージに目深にかぶったニット帽。
私 「はんぺんください。」
定員 「おいつくですか?」
私 「ひとつ…」
定員 「他には?」
私 「…それだけで。あ、汁はいりません」
定員 「?」 まじと顔を見る。
早朝6時前、‘汁なしはんぺん’買う人なんてまぁ、いない。
はんぺんの伊達巻