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鎌倉の時間 傍らにある音楽

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Jul 9, 2005
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自分が駄目な時、草むらに横たわる「ボサノバの神様」が印象的な、あのレコードが聴きたくなる。

60年代、ブラジルは軍事政権下にあり、音楽家は、自由な音楽活動を禁止され、ジョアン・ジルベルトはアメリカへ拠点を移した。

そこで彼は世界的な成功を手にするが、完璧主義の性格ゆえ、ギターの研究のしすぎで右手を痛めてしまう。その後も精神的に追い込まれ、声が出なくなる病気になってしまう。

そこで彼は音楽活動を一時休止し、メキシコへ自分探しの旅に出る。その期間は2年にも及ぶが、心身とも回復した彼が、そのメキシコの地で1枚のレコードを残している。それが本作「En Mexico」だ。

神様のギターの爪弾きが空虚な心に流れ込んでくる。萎縮した気持ちが開放されていくような感覚。数曲ではストリングも配して、まさに抑制の美学という感じだ。僕の人生で1,2位を争う掛け値なしの名盤。こんなアルバムには、そうそう出会えない。

メキシコ盤とブラジル盤の2種類のジャケットがあるが、こちらはブラジル盤。メキシコ盤はオークションで何万もする高額盤なので、こちらしか持っていない。オーソドックスにギターを弾いているメキシコ盤のジャケよりも、こちらのリラックスしたジョアンの姿の方が何倍も味わい深い。負け惜しみになってしまうのだが・・・・。






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最終更新日  Oct 9, 2005 07:56:10 PM
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