鎌倉の時間　傍らにある音楽

音楽に詳しくない人には本気でサイババと間違えられる元モダン・フォーク・カルテットのサイラス・ファーヤーのハワイをテーマにしたセカンド「アイランズ」です。

先日、僕もハワイに行ってきたので、レコード棚から引っ張りだして聴いています。BANさんの書き込みで、時代とともに無くなっていく懐かしい風景というのがあったけど、ハワイの夕日は今もホントこんな感じでしたよ。いつまでも変わらないでほしい。

サイラスには良いエピソードが多いですね。外交官の父のもと、少年時代に世界中を旅し、ペルシャ湾の上でギターを教わったとか、ハワイのコーヒーハウス「グリーン・スリーブス」でMFQを結成したとか。MFQ成功後西海岸に共同生活のコミューン「ファーム」をつくり、この場所で、あのオハイオ・ノックスのジャケットが撮影されました。彼のすべてに魅かれます。

ここに収録されている「Pradise」は本当に大好きな曲。どこかにある心の楽園を夢見る疲れたサラリーマンの救済ソング！

またアン・アリーさんを擁したソウル・ボッサ・トリオのアルバム「Dolphins」もこのアルバムからタイトル曲をカバーしています。この曲は原曲がフレッド・ニールだけど、絶対こっち。だってジャケットの夕日の海がそっくりなんだもの。