カテゴリ:ボサノバ・ブラジル音楽
今の仕事に就く前、僕はデパートで仕事をしていた。色々な人との出会いがあり、刺激のある日々を過ごしていたように思う。
ある時急に、自分のわがままで転職をする事になり、色々な人や物事を残したまま、自分だけが鎌倉の生活に落ち着いてしまった。決して良い辞め方ではなかったが、自分で決めた事だ。 大きな転機を乗り越え、心が疲れてしまったのだろうか、転職後はダラダラと過ごす事が多くなった。これでは良くないと、少ない余力で、細々とネット・オークションでレコードを売り始めた。誰かに気づいてもらいたかったのだろうか。 そこで知り合ったお客さんに、藤沢の音楽好きの人達を紹介していただき、地元で色々なイベントに誘っていただけるようになった。急に生活が開けてきてビックリしている。藤沢の皆さんには、本当に感謝している。 最近は元気になってきたが、20代の頃に比べると何かを始めるのに、エネルギーがいる。今の仕事は、余暇が多い分、色々な事にチャレンジ出来る。今の目標は楽器を習う事と絵を書くこと。もう少し充電しないと駄目みたいだ。 今日はCaetano vellosoとGal Costaの「Domingo」を聴いた。針を落とし流れてくる2人のボサノバは、物悲しく、気だるい感覚だが、聴き込んでいくにつれ、やがて木洩れ日のような心地よい感覚に満たされていく。 2人の歌が心に染み入って、僕にわずかな勇気をくれる。「Domingo」は日本語で「日曜日」という意味。また少し休んで、何かにチャレンジしていこう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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