カテゴリ:モータウン周辺の音楽
ジャクソン5の三男ジャーメイン・ジャクソンは当時からも人気があり、ソロ・アルバムも多数リリースしています。若き日のジャーメインは「What's Going On」以前のマーヴィン・ゲイのような、ハスキーで青臭く、味のある歌声を持っていました。 本作はモータウンがLAに移転した1年後の73年のファースト・ソロですが、60年代モータウンのカバー曲が複数収録されている事からも、ジャーメインが、古き良きモータウンの伝統を継承する存在として期待されていた事が分かります。 そのカバー曲ですが、特筆すべきは65年のマーヴィン・ゲイの大ヒット曲、「Ain't That Peculiar」で、特徴的なギター刻みのアレンジで、原曲に勝るとも劣らない出来です。さらに、65年のキム・ウエストンのヒット曲「Take Me In Your Armes (Rock Me A Little While)」のカバーも収録されていて、モータウン・ファンの心をくすぐります。 プロデュースはジャクソン5から引き続き、ザ・コーポレーションと、ジャクソン・シスターズの大名曲「Miracles」を手掛けたジョニー・ブリストルというのも嬉しいです。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Dec 19, 2005 09:37:11 PM
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