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田舎の雑木林で楽しむ!

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April 24, 2008
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カテゴリ:木工などを楽しむ

古びた竹塀

  先に、豊田のYさんに岡崎の家の藤棚を作ってもらったことをお話ししました。Yさんと一緒に山からヒノキの間伐材や竹を下ろしてきましたが、その時Yさんは、「森楽さんの庭の竹塀は相当古びたね! ボクが格好良く直してやってもいいよ」と言ってくださいました。
  この竹塀は、7年ほど前に目隠し用に作ったのですが、4年前の台風でぶっ倒れ、その後に修理したものです。当初は、竹が緑から黄色へと変わり美しかったので、近所の方から「あのきれいな竹塀の家の人ですね」と言われるほどでした。しかし、4年も経つとその色艶はなくなり、そろそろ作り直さないと、と考えていたところでした。そこにYさんの話があったので、お願いすることになったわけです。
  再びYさんが詳細な設計図を書き、その材料を用意することになりました。必要になるのは、柱にする丸太5本とそれを支える杭5本、それに縦に貼り付ける長さ1.3mの割り竹(立子という)を多数。というわけで、雑木林の山から下ろしてきた材木と、裏山から下ろしてきた竹が、下の写真です。

皮をむいた丸太

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

洗った竹

  写真のように、丸太はすぐに皮をむきました。 でもその作業は一日もかかりました。竹は長年風雨にさらされていますので、汚れているんですね。そこで先ず、竹を洗うところから始めます。ワイヤで編んだたわしでゴシゴシ。とくに節の部分が黒ずんでいますね。それをきれいに取り除きます。洗面器に入れた真水が、たちまち茶色く汚れるほど竹は汚れているんですね。洗った竹は、水に濡れるとホントにきれいなのです。自然の色は美しい!
  そして、寸法に切ってから竹を割ります。そして内側の節を落とし、巾が同じになるようにナタで調整します。竹に数字が書いてあるのが見えますね。それは、立子を貼り付けたときに、節がばらばらでは見た目にきれいに見えないので、節の位置をそろえるためなのです。Yさんの工夫は、なるほど! こういうところが職人技なのですね。
  材料がそろったところでYさんのお出まし、という段階です。完成はまだ先になるでしょう。Yさんの妙技を楽しみにしているところです。

ジュウニヒトエ

 

  竹塀を見回っていたら、その下に右の写真のような花が咲き始めていました。ジュウニヒトエ(十二単)という花だそうです。優雅な名前の花ですが、名のとおり優美で美しいですね。

  裏山には、毎日タケノコがたくさん出るようになりました。というわけで、わが家の食卓は毎日のようにタケノコ料理です。煮物だけでは飽きてくるので、別の料理法を考えているところです。

 

 






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Last updated  April 26, 2008 09:46:23 AM
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