暑いですね! でも、雑木林は涼しいですよ! 放射冷却で早朝は21度まで気温が下がりました!
言いたくはないですが、暑いですね! 毎日ピカピカの晴れマークが続きます。外で作業をしていると、暑さでげんなりです。前に、この地方は30度を超えることは滅多にないとお話しましたが、一昨日は室温で31度、昨日は30度でした。今年が特別なのでしょうか。ですから、早朝の6時くらいから、外の作業をすることにしています。岡崎や新城に出かけると、昼過ぎは35~36度にもなりますので、その割には涼しい方なのでしょう。 ところが、明け方はとても涼しいのです。今朝5時半の我が家の寒暖計では、21度でした。外はもっと低い気温でしょう。肌寒く感じるほどで、明け方には寒くて起きてしまい、タオルケットの上に毛布をかけて再び寝ました。低地の都会のように寝苦しいということはありません。 これは放射冷却という現象ですね。太平洋高気圧に覆われて晴天の日には、昼間太陽の熱で暖められた大地が夜は太陽の光が当たらないので、熱を放出して冷えていくのです。明け方がそのピークに達します。地球は岩石でできていますので、熱しやすく冷めやすいのです。日中、アスファルトやコンクリートの上を裸足で歩いたら、暑くて歩けませんよね。逆に早朝は冷たく感じます。湿度が高いときは、水蒸気が温室効果を持ちますので、それほど冷えません。霧が発生しやすくなりますね。日の光がさし始めると、霧が晴れます。今日は霧が出ませんでしたが、空気が乾燥しているのでしょうね。 ところで、昨日も雑木林に行って、下の広場や小道の草刈りをしてきました。外は猛烈に暑いのですが、雑木林に入ると途端に涼しく感じるのです。体感ではおそらく2~3℃くらい気温が低いでしょう。暑いときは、ボクは涼しさを求めて雑木林に行きます。どうして森の中は涼しいのでしょうか。太陽の熱を植物が吸収することもあるでしょうが、それだけではないでしょう。植物は、絶えず葉(気孔)から水蒸気を発散しています。蒸散と言いますね。その時に、気化熱を奪うのです。それが、森の気温を低くし、涼しく感じる原因だと思います。 山は標高が高いほど気温が低くなっていますが、放射冷却でも標高が高いほど低い気温になります。低い気温の空気は重たいので、斜面に沿って冷気が下りてくるのです。ですから、我が家のように山に囲まれている谷あいでは、その冷気が明け方に充満するので、とても涼しくなるのですね。一般に、山の早朝が涼しくさわやかなのは、そういう理由があるのだと思います。 そんなことを考えながら、いつか、実際の気温とその変化や場所による違いなどを計ってみようかと思っています。ご期待ください。