カテゴリ:建築&ナショナルトラスト日誌
冬季閉館前の大掃除ボランティアに、11月に訪ねたヴォーリズの六甲山荘。 http://plaza.rakuten.co.jp/cornerstone/diary/200611090000/ 昨年末に、別の山荘で不要になった家具を搬入するために、また訪問した。 六甲山ケーブルの終点の山上駅から、さらに15分以上登った六甲山上にある。 1934年に建てられた木造建築だから、70年以上、山上の風雪に耐えてきたことになる。 湿度の高い林間にあるのに、外壁の腐食はもちろん、サッシのガタツキも見られない。 実に堅牢な作りだ。そして細部まで趣向を凝らした、素晴らしい建築だ。 ゎ!屋根に、また落ち葉が積もってる…でも、雨樋は掃除した甲斐あって、まだ綺麗。 雨戸はコーナーまで開けられるけど、今回は省略した。 庭には、霧がかかっていた。というより、どうやら雲の中だったようだ。 見事な赤松の切り株 年輪を数えると、樹齢は100年を少し超えているようだ。 山荘に覆いかぶさるように成長したために、夏に業者が来て伐採した。 この大木が倒されて、玄関とリビングがかなり明るくなった。 切り倒された赤松の大木 空が晴れてきて、伐採した松の向こうに、見事な松が姿を現した。 明るくなった玄関ポーチ なな、何と!雨戸の戸袋が回転するのだ。雨戸を収納した後は、折りたたんですっきり♪ 雨戸のレールも着脱式になっている。 リビングのコーナーまでの開口部を持つ、当時としては画期的な大型掃き出し窓だが、 戸袋に納められた腰窓サイズの雨戸で戸締りが完結できるように工夫されている。 雨戸が閉まると、別の建物のようだ。 木造の山荘が、70年以上の風雪に耐えてきた秘密はこの辺にもありそうだ。 ※室内編もお楽しみに(^:^)/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 8, 2007 12:48:30 AM
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