カテゴリ:建築&ナショナルトラスト日誌
引き続き、ヴォーリズの六甲山荘。 リビングから、ダイニングを望む 仕切りは、両開きの引き戸になっていて、袖壁の中に完全に引き込める。 この扉も、壁と同じで、無垢材を短冊につなげたものだ。 重厚なスライドドアなのに、下にキャスターはついていない。 何と、カーテンのように、吊り下げてあるのだ。音もなく静かに開閉できる。 それゆえ、敷居には段差や凹凸がない。バリアフリーのさきがけだ。 引き戸と袖壁の立ち上がり部 ここで、さらに注目すべきは、床と壁の境目だ。 巾木と床がR(凹面)で滑らかにつなげてあるのだ。 床との壁の隙間に埃が詰まらない。つまり、掃除がしやすい工夫♪(笑) これは、ヴォーリズ設計の邸宅に見られる特徴だ。 ここも、壁の巾木と床の境目に注目。 窓のサッシュも木製だが、ガタツキがなく、スムーズに開閉できる。 螺子錠を閉めると、ぴったりとして、全く隙間風がない。 もちろん、ゴム縁などないのに、70歳を超えてるとは思えない高度な機密性。 当時の職人技には、ただただ驚かされる。 天井も、お洒落。 なかなか、趣のある食器棚でしょ? カウンター部分の左は、小さく窓が開くようになっている♪ ドアを開けなくても、ここから受け渡しできるのだ☆ ※昨日アップした、廊下の写真。手前左にある小窓だよ!(^:^)/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 10, 2007 01:00:58 AM
[建築&ナショナルトラスト日誌] カテゴリの最新記事
|
|