カテゴリ:建築&ナショナルトラスト日誌
ちょっと季節外れだけれど、 昨秋11月に撮影した外観と、紅葉の庭。 リビングルームの、テラス側の窓。 リビングルームやテラスって、南側や東南側のイメージでは? けれども、この山荘では、リビングは北西側。テラスは北向き! 煙突越しに初冬の太陽が見える。 これは高温多湿で夜間に冷え込む、日本の山の気候をよく考えた配置ではないだろうか。 つまり、北西側に暖炉のあるリビングルームを配置することで、暖房の効率化を図り、 同時に、結露しやすい北側の窓が、カビや腐食から守られてきたように思える。 逆に、暖房のない側の窓が結露しやすいので、それを南側に持ってきたともいえそうだ。 ここで再度、北側の庭から、ぐっと引いて眺めてみる。 これは、ひょっとすると、日本の伝統的な建築スタイルなのかも。 もし、窓枠が木の色ならば、戦前の田舎の小学校の校舎のようでもある。 しかし、サッシュを白にしたところに、非凡なるデザインのセンスを感じる。 ヴォーリズの建築は、温故知新の鑑。偉大なるお手本といえるのではないだろうか。 南西側にある玄関ポーチ。ここから、直接リビングに入る。 訪問者は、視界の開けたリビングを、最初に目の当たりにすることになる。 趣のある玄関灯。フクロウ?ミミズク?コノハズク?(笑) 山荘のムードたっぷりに出迎えてくれる。 南側(寝室側)の庭は、一面に敷き詰められた紅葉の絨毯! いつのまにやら…シリーズ化した(笑)ヴォーリズの六甲山荘。 次回はいよいよ、パート1の最終回。お庭の眺め♪\(^:^)/☆ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
January 16, 2007 12:07:07 AM
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