カテゴリ:建築&ナショナルトラスト日誌
そろそろこちらも桜が満開。しかし桜の写真はまた後日。笑 今日も綿業会館の続き シャンデリアの全体を、少し下から撮影。 この写真の方が、ディテイルのデザイン、クリスタルの一個一個が良く見える 階段2階部分の踊場から、玄関ホール入って左(北)側の列柱。 イタリアルネサンス様式で、古代ローマの水道橋を髣髴させる。 ロマネスク様式を洗練させたデザインともいえるかも。 鉄筋コンクリート造だが、大理石(ホワイトトラバーチン)で仕上げている。 リアルに石組み(組積造)のように見せるところが、高度でニクイ演出だ。 列柱アーチの奥、北側には綿業倶楽部会員ラウンジが見える。 ドアを廃して、アーチを重ねたところが独特のデザインだ。 以前紹介したエレベータ、今度は階段の中ほどからアーチ越しに見下ろしてみる。 しかし、エレベーターの上階のドアは至ってシンプル。 「内装調度だけ」で当時の60万円(同時期復興した大阪城天守閣建設費は47万円) 掛けたらしいが(当時超エリートだった大卒初任給で単純換算しても現在の30億円) 通りから見えにくい東側と北側の外壁には、化粧タイルの不合格品の裏側を使うなど、 お金の掛け方、ケチり方には、しっかりとメリハリがつけられているようだ。 このシリーズ初回に登場した玄関ホールの銅像を、南西方向から撮影。 【銅像は遺言による会館建設の出資者、故岡常夫氏(東洋紡績専務取締役)。】 美しいカーブ。直線と曲線の絶妙なハーモニー。 階段踊場(2階部分)の手摺越しに、列柱と間仕切りの2重アーチを望む。 この通路だけ何故か近未来的。モダンなデザイン。 上に時計が見える。銀河鉄道の駅風? このシリーズ、次回はいよいよリサイタル会場となった会員食堂☆ 調和しつつも、また異なる様式美をお届け。(^:^)/ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 7, 2007 02:48:51 PM
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