万病一元！血液をきれいにしよう！

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• 体験

  私たちは実際に「体験」したことは経験値として蓄えられます。これはいくら本で読んでいろんなことを知っていても、論理的に説明が出来たとしても、それに勝るものが「体験」することだと思います。理想や計画を立てることは必要なことですが、現実の中にしか事実はなく、その現実を「体験」し、学んでいくことが人生であり、私たちの一生なのかも知れません。そうであれば、私たちが日々、「体験」していることにはすべて意味があることになります。ただ、私たちの意識がそこに意味を感じなければ、「体験」したことは積み上がらず、同じスパイラルの中で同じ失敗をしている自分に気がつきます。車がギアチェンジしながら走るように、私たちの意識もチェンジしていかなければ現実は何も変わりません。そのことに気づく為にも「体験」することはとても大切なことです。そして、私たちが「体験」させられることは必ずクリアー出来ることです。すぐには変わらないかも知れませんが、根気よく、誠意を持って、諦めなければ「体験」から得られたものは私たちの心を深く、そして豊かにします。特に、困難や挫折、失敗、病気などを乗り越えてきた人は、人間的に深い人が多く、他人や周りの人に優しいものです。そして、誰よりも自分を愛し、他人も大切にします。「体験」している時には逃げ出したい時や、苦しい時、もっと言えば、死にたいと思う時があるかも知れません。ですが、その「体験」は私たちを必ず成長させてくれます。ちょっと、自分の意識を明るい方向、プラスの方向に向けるだけでかなりの現実は変わります。そして、大切なことは、そう思えない時は無理に思わないことです。そんな時は周りにある優しさに甘えることも必要だと思います。私たちは支え合いながら生きています。

  2009.06.03

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• 縁

  人の「縁」とは不思議なものだと思います。遠く離れていても出会う人は出会いますし、近くにいても「縁」のない人とは出会うことはありません。その「縁」は私たちの計算の世界では決して答がでるものではなく、まさに神のみぞ知るの世界だと思います。私たちは人と人の間に生きています。親子になるのも、恋人になるのも、夫婦になるのも、会社に就職するのも、最近、知り合った人も、すべて「縁」ある人です。その「縁」にどんな意味があるのかはすぐにはわかりませんが、意味のない出会いなどあるはずがないと思います。そして、過去世、来世があるかはわかりませんが、もしあるならば今の「縁」ある人を大切にすべきだと思います。何故ならまた、出会うことがある人だからです。もし、そういう考えにすべての人がたったなら、もっと世の中はよくなるのではないでしょうか。「縁」ある人や出来事を大切にするといい事が、反対に粗末な扱いをすると良くない事が自分に帰ってくるよ、と昔のご老人はよくそのことを「因果応報」と言う諺で言われていました。この諺は、自分の戒めとなり、身を正すことを教えてくれている諺だと思います。一度、「縁」があった大切な人はどんなことがあろうとも大切にする、その気持ちを持ちたいと思います。この世に偶然はありません。すべての「縁」には意味があり、そこにどんな意味を見出だすかは私たち次第です。感謝の気持ちを常に持ち、特にお世話になった人には礼を尽くしたいと思います。自分の人生が豊かになる為にも「縁」を大切にしたいと思います。

  2009.06.02

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• 乗り越える

  私たちの毎日は当たり前のように過ぎていくように感じますが、ある日、突然、思いもよらない出来事があります。そんな時に私たちは当たり前が当たり前で無かったことに気づきます。 今まであったものが突然なくなったり、当たり前のようにいた人がいなくなったり、立場や地位が変わったり、実は私たちの日常はいつ変わるかわからない世界です。 そんな時に私たちはどう、この問題をとらえるのでしょうか。問題が起こるとそこから去る人、問題そのものを忘れようとする人、問題を「乗り越えて」、前へ進もうとする人。また、それ以外の人。 どの道を選択するかは自由ですが、出来れば「乗り越えて」いきたいものです。何故なら、人間は習慣の生き物です。よほどのことがない限り、私たちの行動パターン、意識パターンは変化しません。この習慣を変えることが大切です。 ですから、出来事の違いはあるでしょうが、私たちが問題を感じてしまう根本的な原因は同じです。トラブルが起こった時こそ、勇気を持って、素直になって「乗り越えて」いきたいものです。 私たち人間はひとたび、問題を抱えると思考回路が縮小し、心が小さくなっていきます。そんな時には正常な判断が出来ません。そんな時は焦って結論を急がず、必ずやってくる静かな時間を待つことです。 そして静かに自分の心に問いかけ、自分が何をしたいのか、どう思っているかを問いかけることが大切です。周りを気にしたり、先のことを悩んだり、済んでしまった過去を引っ張ったりする必要はありません。 何故なら、私たちに保障されている時間は「今」と言うこの時間だけです。この「今」を楽しみ、様々な感情を「乗り越えた」先に未来はあります。過去、こうだったから、今度もこうなる、いつもそうだから、またそうだろうなどと言うのは自分が作りだした幻想です。 私たちの現実はすべて自分の意識が作り出します。ほんの少しの勇気と素直さがすべてを「乗り越える」、キーワードです。人間はこれを繰り返しながら必ず、進化します。大切なことは、過去や未来ではなく、今、「乗り越えよう」としているかどうかだと思います。

  2009.06.01

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• 人は変われる

  私たちは何かで問題が生じると、人のせいにしたり、周りのせいにしがちです。ですが、よく考えていくとほとんどの人は自分にも原因があると言うことがわかってきます。そんな時、私たちは心底、「自分を変えたい」と思います。 では、今、私たちが変えたいと思っている自分とはどんな自分でしょうか。また、すべてを変えなければいけないなでしょうか、それともある部分だけなのでしょうか。 人生を生きていく中で、私たちは様々な挫折を体験します。仕事、異性、家庭、健康問題など、人生には時として「まさか」と思う出来事が生じます。今までの自分の価値観や考え方が全否定されることも多々あります。 そんな時はとても辛いものです。ですが、一方ではそれを機会に「自分を変える」チャンスだとも考えられます。とかく日本人は物事をストレートに表現せず、どちらともとれる曖昧な表現や、中には心と反対の表現をする人もあります。 そうすると、相手には本来、自分が伝えたかった内容が伝わらずに誤解を招くことになります。もっとひどいケースは「言わなくてもこれくらいわかるでしょ」と言うパターンです。 私たちは言葉と言うツールを用い、相手とコミュニケーションをしています。確かに以心伝心と言うものもありますが、やはり、はじめにあるのは言葉と言うコミュニケーションツールです。言葉は足らなくても、多くても誤解を招きやすい、厄介なツールです。 特に一対一のやり取りならまだ大丈夫な部分もあるのですが、第三者を経由しての言葉、話は最大の誤解を生む原因です。何故なら、そこには第三者の意図、思惑、主観が入り、本来の意図が伝わりにくいものです。 私たちはこういったひとりひとり考え方の違う人間の間で生きています。そして、どの人も自分がしていることが正しいと思って行動しています。ですから、私たちは人から指摘されることを極端に嫌います。 ただ、それが崩れる時があります。それが「挫折」です。人は挫折するといろんなことを考えますし、悩みます。そしてはじめて「自分って何だろう」と矢印を自らに向け、問いはじめます。 その時が「自分を変える」チャンスです。今までの生き方を否定するのではなく、更に深く、優しくしていくチャンスです。ある意味では挫折を与えてくれた環境や人には感謝です。 人生の中で私たちはいろんな体験、経験をします。「自分を変えたい」と言う思いさえあれば、人は必ず変わると「信じて」いきたいと思います。

  2009.05.31

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• 失敗

  私たちは生きていくなかで様々な「失敗」をします。では、「失敗」することは悪いことでしょうか、また「失敗」しない人などこの世に存在するのでしょうか。 答えは「ノー」だと思います。私たちは何かで間違いを犯し、「失敗」すると、自己嫌悪に陥ったり、後悔をしたりします。「あんなことしなければよかった」、「あんなこと言わなければよかった」などと考えてしまいます。 ですが、私たち人間は「失敗」することで学ぶことがたくさんあります。確かに「失敗」することで周りの人を傷つけたり、悩ましたりするかも知れません。ですが、そのことで周りの人も学び、成長します。 要は、出来事には光と影の部分があり、どちらに自分の意識、心を傾けるかで現実の世界の見え方が変わってきます。 「失敗」は過去のことです。過去を引きずりながら今を見ると、ずっと「失敗」のままです。そんな時は早く「失敗」のことを忘れ、前向きになる方がいいと思います。悩んで解決するならいくら悩んでもいいと思いますが、悩みからは真の解決法は生まれてきません。 大切なことは、物事は「行動」した分しか変わりません。どんな人も必ず「失敗」します。その「失敗」したと感じている心を早く解放し、いくら「失敗」してもいい、必ず次につながると、自分の心を抱きしめてあげることです。 自分で感じている程、周りは他人の「失敗」を見ていませんし、例え、わかっていても許せることが多いものです。何故なら、その「失敗」はお互いの学びになり、自分達の人生に活かすことが出来るからです。 私たちはどんな人も必ず「失敗」します。その「失敗」を活かし、人間的に成長していくことが大切だと思います。「失敗」したことで自分を責める必要は一切、いらないと思います。 また、たくさん「失敗」する人は、人間的に感性が豊かで、人に対して優しい人になることが多いのではないでしょうか。「失敗は成功の母」だと思います。

  2009.05.30

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• 脳のはたらき

  私たちが普段、よく持つ感情に怒りや悲しみ、憎いなどがありますが、この感情の下には「期待」が隠れています。期待すればこそ、期待に沿わない言動や行動を相手がすると腹がたったり、悲しくなったり、憎くなったりもします。 人間は感情の生き物ですから、こういった感情は誰しもあります。では、こういった感情はどこからくるのでしょう。答は「脳」にあります。 私たちの脳は大きくわけると三層構造になっています。一番上にある脳が理性を司る大脳、すなわち、人間脳と呼ばれるところです。この部分が人間が発達したからこそ、今の文明がありますし、人間関係が円滑にいきます。 相手の立場になって物事を考えたり、思いやりの気持ち、感謝の気持ちなど、人間らしい感情の発露はこの人間脳から発っせられます。 一方、怒りや罵声、憎しみなどの感情は二番目の大脳辺縁系と呼ばれるところ、すなわち、動物脳が関係しています。突然、怒り出したり、泣き出したり、暴れ回る人がいますが、これらは動物脳の仕業です。 仕事でストレスがかかったり、めいいっぱいまで物事に取り組んだり、睡眠不足や忙しすぎると、脳内のホルモンバランスが崩れ、人間脳の働きが低下し、動物脳が活性化した結果、急に怒り出したり、泣き出したりすることがあります。 これらはある意味で本人（理性）ではどうすることも出来ない感情で、解決法はしばらくゆっくり休むか、抱えているトラブル、ストレスから一時、離れることです。ですが、社会生活を営んでいる現代人にはなかなか、難しいことです。 真面目で頑張り屋さんはこのパターンにはまりやすく、よく大人しい人が怒ったら怖い、と言われる由縁がこの辺りにあるかも知れません。普段、大人しい人は、外に表現しない分、心の中にストレスを抱えていることが多く、限界まで我慢してしまった結果、大爆発と言うことになります。 ですから、この動物脳がはたらいて起こした言動、行動はある意味で本人ではありませんので、まわりの人間は「信じて」待ってあげる必要があります。まわりが信じてあげない限り、ストレスを解放したり、緩めてあげることは出来ません。 最後に一番下にある脳、これを脳幹と言います。別名、生命脳と言われ、私たちが意識しなくても呼吸が出来たり、生命活動が出来るのも脳幹のおかげです。極度のストレスは脳幹の力を奪い、突然、呼吸困難になったり、生命活動に支障を及ぼします。 そう考えていくと、過剰なストレスは私たちの健康維持や円滑な人間関係の構築には大敵です。今一度、生活のリズムや仕事の量、心身に無理がかかっていないかどうか見直す必要があると思います。

  2009.05.28

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• 私のレベル

  私のレベル」と言うものがあるとするならば、それは身の回りにいる人がどんな人なのか、それを客観的に見ればわかると思います。ですが、私たちはなかなか、目の前の人が自分だとは認めずらいものです。どんな人も「私」はいい人でありたいと思っていますし、人からもそう思われたいと言う欲求を持っています。もし、「私のレベル」を上げたければ、まず思考を変える必要があります。次に行動です。私たちはつい、自分のまわりに起こる出来事を他人のせいにしがちです。ですが、行動を変えることで現実は変わるものです。そして一番大切なことは、自分を過小評価し、「私はダメな人間」、「私なんて何の値打ちのない人間」などと決めてしまわないことです。その決めたレベルが「私のレベル」だと思います。ですから、まずは私が自分の意識レベルをあげることが重要です。人は他の動物と違い、「変わる」ことが出来ます。例えば、犬はずっと、四本足で歩き、人間のようにパソコンをしたり、自動車を運転したりは出来ません。ですが、人間は意識レベルを変えることで行動が変わり、「私のレベル」をあげることが出来ます。自分を蔑む行為程、命に対して失礼な行為はないと思います。「私のレベル」は私しか変えることが出来ません。

  2009.05.26

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• 相性と相克

  東洋医学の考え方の中に「相性」（そうせい）と「相克」（そうこく）と言う考え方があります。「相性」とは、相手を生み育てる関係です。一方、「相克」は相手を抑制する関係になります。このふたつの考え方に当てはめたのが「五行」です。五行とは、自然界も人間の体もすべては５つの要素で構成されており、「木火土金水」と言う要素に分けて考える方法です。まず、「木」は草や樹木のことで、茎や葉がどんどん伸びていく様子から、柔軟に拡がる伸びやかさの象徴であり、人間の臓器では肝臓がこの「木」にあてはまります。ですから、血圧など、全身の血流をコントロールしているのは東洋医学では肝臓が支配していると考えられています。「火」は炎や熱のことで、暑さの象徴です。勢いがよくて上昇しやすい性質を表していますので、心臓がこの「火」にあたります。「土」は土の持つ豊かさ、農作物を育む土壌でもあり、そこからいろんなものが生まれ、作られたりすることの象徴です。この場合、脾臓が「土」にあたります。東洋医学では、脾臓は食べものを私たちに必要なものにつくり変える場所として考えています。「金」は金属や鉱物のもつ、鋭くて、乾燥していて、透明感ある性質を表し、さらさらしていて、清らかさの象徴です。臓器では、肺臓がこれにあたります。肺臓は常にきれいな空気と汚れた空気を交換し、清らかな天然のフィルターです。最後に「水」は重くて、下に垂れ、地面を固めるために潤いを与えてくれます。また、冷たさや寒さの象徴です。臓器で言えば、腎臓がこの「水」を表します。そして、この「木火土金水」の５つの性質は絶妙な関係でお互いのバランスを保っています。それが「相性と相克」の関係です。この関係により、私たちの体は一定に保たれています。「相性」は生み育てる関係で、木、火、土、金、水の順に関係します。例えば、木が燃えて火がおき、木が燃えで灰になり、灰が土を肥やし、更に土から鉱物ができ、鉱物から鉱水が出来て、その水が木を育てると言ったように円を描き、お互いを支えあいます。「相克」の関係は相手を抑制する関係ですので、木、土、水、火、金の順番に関係していきます。木は土の養分を吸収し、土は土手として水の氾濫を抑え、水は火を消し、火は金属を溶かし、金属は木を切る道具になります。ですから、力の弱ったものは「相性」の関係で励まし、強まりすぎたものは「相克」の関係でなだめて、全体のバランスをとっています。このことは単に内臓だけではなく、人間関係をはじめ、自然界すべてに言える法則だと思います。

  2009.05.22

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• がんばり過ぎない

  私たちの周りにはいつも言葉にも、表情にも表さずに常に頑張っている人がいます。そして、本当にこう言う人のおかげでたくさんの人が救われています。 そのことはとても素晴らしいことなのですが、注意すべきことは「がんばり過ぎない」ことだと思います。がんばり過ぎる人に言えることは、完璧主義の人で、特に自分に厳しい人が多いようです。 こう言う人はがんばれている時はいいのですが、ひとたび、バランスが崩れると案外、その反動は大きいものがあります。そして、自分が思っている以上に廻りはがんばっていた自分に気づいてくれていないことに気づきます。 その時の落胆は大きいもねがあります。そんな時に「そっと」、自分の心を抱きしめてくれる存在が私たちには必要です。この世に完璧な人などいなく、どこかで「ホッと」する時間、場所は必要です。 「がんばり過ぎる」人が陥りやすいのは全部、自分で抱え込んでしまうことです。心の中はいっぱい、いっぱいでもうすでに限界を超えていても顔は笑顔と言うことがよくあります。 人に迷惑をかけたくない、心配をかけたくないなどの感情が自分の心にロックをかけてがんばってしまうと言う常に自分の事より相手のことを心配する優しい心の持ち主がこのタイプの人です。 そんな時に自分に「がんばり過ぎない」、「貴方は十分にやっていますよ」、「無理しないでね、なるようになるから」などと言った声をかけてあげることが大切だと思います。 そして、一番大切なことは、その心を理解してくれる人の存在です。そっと支え、思い合える存在。そんな存在がいる人は幸福です。「がんばり過ぎない」よう、自分を大切にすることは人を大切にすることになるのだと思います。 また、頭では「がんばり過ぎない」ことがわかっていても、なかなか、出来ない時はよく頑張っている自分を自分が褒めてあげることです。

  2009.05.21

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• 陽虚

  「陽虚」のタイプは、体を温める力が不足している人のことを指します。体を温める「陽気」の不足により、全身の冷え性や下痢がよく見られます。冬になると気候が寒冷となって、病気が悪化すると言う特徴があります。また、午後になると体調が悪くなる人が多く、舌が真っ白になり、体のあちこちが冷えて痛む、浮腫みやすい、腎炎、タンパク尿、排尿困難、やる気が出ない、声にあまり力がなく、あまりしゃべらない、食欲がない、気力がないなどの症状がよく現れます。「陽虚」かどうかのチェック項目は下記のものです。□　冬に弱い、寒の邪で発病しやすい、寒がり。□　疲れやすく、反応が遅く鈍い、運動が嫌い、話さない、ぼーっとしていることが多い。□　筋力の低下、足が浮腫みやすい。□　顔色が灰白色、汚い感じ、ツヤがない。□　枝毛がある、ツヤがない。□　眼光に力がない、まぶたが浮腫みやすい。□　鼻の見た目が青白い。□　耳の見た目が青白い。□　唇が蒼白で血色がない。□　舌の色が蒼白、きめ細かく、柔らかい。□　爪の色に赤みがなく、青白い、手に力が入らない。□　軟便下痢傾向、或いは便秘、数日に１回の通便でも便が硬くない、尿の色が薄い。□　おりものが多く、サラサラで酸臭があり、生臭く、薄緑色。□　生理は量が少なく、色が薄い、或いは暗赤色、下腹部が冷たい。□　あまり話さない、話声が小さく、あくびが多い。□　温かい飲食を好む、食後に腹痛、下痢、むかつきが起こりやすい。□　冷え性、温かいところが好き。□　冷や汗をかきやすい。□　頭が重く感じ、ぼーっとする。□　朝が起きにくく、寝つかれをする。この「陽虚」のタイプは散歩することによって「陽気」が高まり、血行がよくなるので散歩を習慣化することがおすすめです。冷え性であることが多いので、胃腸を冷やす生ものや冷たいもの、消化しにくい高カロリーのものは控えた方がいいと思います。反対に体を温める食べ物、しょうがやシナモンなどを摂るといいと思います。また、高温での長風呂は汗と共に「陽気」が更に失われるので注意が必要です。出来れば、短時間（１０～１５分）の入浴時間にすることが大切です。また、「陽虚」には腎臓の機能が弱い人が多く、塩分の制限や下半身を冷やさない工夫が必要です。

  2009.05.20

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• 陰虚

  人体は「陰」と「陽」からなり、本来、陰と陽は変化しながら相対的にバランスを保っています。しかし、汗のかきすぎや大出血、長期的な睡眠不足、心労、セックスのしすぎなどは「陰」を不足しやすくなります。「陰」が不足すると、陰陽のバランスが崩れ、相対的に「陽」が過剰になります。その結果、体を潤す働きが弱くなり、口が渇き、微熱が出やすく。精神不安、よくしゃべる、イライラ、皮膚がカサカサなどの症状が起こります。一般に、異常に痩せたタイプにこの「陰虚」の人が多く見られます。また、空咳やめまい、便秘と下痢を交互に繰り返す、不眠、眠りが浅いなどの症状や、悲観的になりマイナス思考が多いと言う特徴があります。「陰虚」のタイプかどうかは下記のチェック項目でわかります。□ 暑さに弱い、熱や暑さで発病しやすい、秋の乾燥に弱い、よく空咳する、薄着を好む。□　興奮気味で敏感、持久力がない、焦りがあり、不安、よくしゃべる。□　痩せ型□　顔色がやや赤い、頬は化粧をしたような桃色。□　若年の白髪、乾燥、抜け毛。□　目が疲れやすい、とり目□　鼻が乾燥気味で、鼻血が出やすい。□　耳が赤い。□　唇が乾燥傾向で薄い、口内炎が出来やすい。□　舌の色が赤い、乾燥傾向。□　手のひらが乾燥し、熱い、爪の色が赤い。□　乾燥便、便の出が悪い、尿は黄色で量が少ない。□　おりものが薄黄色で、量が少なく、粘る。□　生理の量が多く、赤紫色。□　よくしゃべる、早口でせっかち。□　偏食、食欲旺盛、咽が渇き（特に夜）、冷たいものを好み、たくさん飲める。□　微熱が長期間続き、夜になると手足がほてりやすい。□　寝汗をかく、手足に汗をかく。□　ズキンズキンとした頭痛がある。□　寝つきが悪い、よく夢を見る、不安感がある。この「陰虚」のタイプの対処法は、物事を前向きに捉え、平常心を保ち、悲しみに沈んでしまわないようにすることです。また、この体質の人は胃腸の粘膜も潤わず、丈夫ではないので、香辛料などや消化しにくいものは控えめに摂るようにしましょう。睡眠は「陰」を養うのに大変重要です。日ごろは「陰」を滋養する涼性で潤いの性質を持つ生薬や野菜、果物を少量摂ることも大切です。夜は１０時前には寝て、朝６時に起きると言うような生活をすると「陰」が養われていきますが、「陰」を養うには時間がかかりますので、あせらず、あきらめず、規則正しい生活を送ることが大切です。

  2009.05.19

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• 気滞うっ血

  「気滞うっ血」は気の巡りが悪く、血行の良くない人を指します。このような人は、繊細で、神経質で、神経がいつも不安定です。クヨクヨ、イライラし、怒りがお腹に溜まってしまうことがよく見られます。 気が滞ると、血の流れも滞り、血が滞ると気の流れも更に悪くなり、単なる「気滞」、「うっ血」の人も、そのまま体のゆがみが進むと「気滞うっ血」となりますので一緒にひとつのタイプにします。気の滞り（気滞）は、イライラ、胸や脇の張り、胸苦しい感じ、腹痛や食欲不振、胸やけ、偏頭痛などの症状を起こします。血行の悪い「うっ血」は、血液が脂によりドロドロになるタイプではなく、血の巡りに障害があり、あちこちに針を刺すような痛みがある、肌や爪が荒れる、生理不順、生理痛などの症状を引き起こします。また、「気滞うっ血」の人は毛細血管の血行が悪く、四肢の冷えと共に、お腹に違和感があり、お腹が張りやすいなどの特徴があります。自分が「気滞うっ血」のタイプかどうかは次のチェックリストでわかります。□　どちらかと言うと症状が寒くなると悪化する。□　何とも言えない気分になることがあり、胸苦しいことがある。□　体型は普通。□　顔色が青い、黒ずみが多い、暗い、ツヤがない。□　脱毛がある。□　まぶたが暗く、黒ずみ、特に目の下にクマがある。□　鼻の見た目が黒っぽい。□　耳がうっ血して青紫色気味。□　唇が赤紫色、どす黒い。□　舌のきめが滑らかでなく粗い、乾燥傾向、青紫、斑点がある。□　爪の色が黒紫色、もしくは黒灰色、爪に深い縦すじがある。□　便秘と下痢が交互に起きる。□　おりものに粘りがあり、臭いがする。□　生理前後の刺すような痛み、黒紫色、かたまりが混じる。□　落ち着きがない話し方、あれこれと訴えることが多彩。□　酒を飲むと体が楽になる。□　よく微熱があり、夕方に高くなる、長風呂が好き。□　首に汗をかきやすい。□　頭に刺すような痛みを感じる。□　胸苦しく感じ、睡眠が浅く、不安定。夕方にイライラする。以上が、「気滞うっ血」のタイプの人に多い症状ですが、対処法としては、適切な生薬や食べ物を摂り、血行をよくすることです。また、ストレスが溜まると血行が悪くなってしまう為、クヨクヨせず、ストレスを溜めないように平常心を保つことが大切です。また、「気滞うっ血」の人は、「肝」に余分な熱がこもりやすいため、イライラします。香辛料をたくさん摂ると、更にイライラするようになるので注意が必要です。他にも生ものや冷たいものは体質の改善に不利ですので控えめにする方がいいと思います。

  2009.05.18

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• 愛情の欠落

  小さな時に「愛情の欠落」を感じてしまうと、それは私たちの人生に大きな影を落としてしまうことがあります。両親のどちらか、或は両親から充分な愛情を感じないまま育った人は、大人になると、無意識に自分を愛してくれるだろうと思う人を探しまわります。 ただ、一見しただけではむしろ「愛情の欠落」している人はわかりずらいものです。何故なら、このタイプは表面上、社会的に地位のある人や責任感の強い人、押しの強い人に多くみられるからです。もちろん、反対のタイプもいますが、小数の方だと思います。 何でもそうですが、私たちは「足らない」と感じると、無意識にそこを埋めようとします。「愛情の欠落」がある場合、必要以上に異性に関心を持ったり、複数の異性と同時にお付き合いをしてしまうことがあります。 それは小さな時に心の中にポッカリ開いた穴を埋めるべく求めていきます。男性であれば、母性本能が強い人、女性であれば父親のような歳の離れた相手を求める傾向にあるようです。 ですが、そもそも「愛情の欠落」は、本人がそう感じてしまったことにあるので一時的には収まったように見えてもまたはじまることが多く、根本的な解決にはならないことが多いようです。 大切なことは、ボタンを掛け違ったシャツのように、両親との関係を見直すことです。そして、両親とは上手くいっているのにとほとんどの人が感じるとは思いますが、本当に小さな頃の忘れてしまった記憶、或は忘れたふりをしている記憶を再度、呼び戻し、修正する必要があります。 その為には、まず自分が「愛情の欠落」があると言うことを受け入れること。そこで、いい、悪いのジャッジをしないことがポイントです。何故なら、大なり、小なり、すべての人にみられるのが「愛情の欠落」です。 ゆっくりでいいので、まずは「今の自分でいいんだ」と言うことを受け入れることがスタートであり、ゴールです。ほとんどの人は自分以外に原因や解決法を見出だそうとしますが、すべては自分の中にあります。認めるだけでいいのです。

  2009.05.16

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• 思いやり

  世の中にはいろんな考え方や人がいます。そして、私たちは「私」と言う価値観を持って他人を測り、批評、批判しがちです。それらがストレスとなり、病気を作ったり、争い事になったり、口には出さぬとも心の中で積み重なると相手との距離が出来てしまい、不本意な結果になることが往々にしてあります。私たちの目や耳、鼻、口は外についており、どうしても相手のことはよく見えてしまいます。そして、不都合なことや嫌な部分を感じてしまうと、つい相手のせいにしてしまいます。昔から人間関係は鏡と言われるように、神社にお参りすると必ず鏡が置かれてあり、自らを見る機会を与えてくれているのではないかと思います。自分のまわりにある人間関係は自分の鏡であると言う認識を持って、相手を「思いやる」と言う気持ちを忘れずにいたいと思います。そして、その気持ちは言葉に表現してこそ、相手に伝わります。いくら心の中で「思いやり」を持っていても、それが相手に伝わらないことには何にもなりません。まずは言葉ありきです。そして、行動となり、結果となっていきます。言葉はエネルギーです。そしてその言葉をどう解釈するからその人の自由意思に任されていますが、「思いやり」を心に持ち、伝えた言葉は相手を癒す力があります。その為には、まずは自分を「思いやる」ことからはじめることが大切だと思います。自分を大切に出来てはじめて人を大切に出来るのではないでしょうか。癒しとは、自分が癒されてないとはじまらないものだと思います。毎日、自分に「思いやり」の言葉をかけ続けることが変化への第一歩ではないかと思います。自分を大切に出来てはじめて相手を大切に出来る、自分が癒されて、はじめて相手も癒されるのだと思います。

  2009.05.12

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• 引き寄せ

  私たちはいつも、どんな時にもまわりにある種のエネルギーを発しています。これは人間に限らず、生命のあるものすべてに言えることです。そして、その発しているエネルギーの量や質に応じて目の前にそれにあったものが「引き寄せ」られます。ただ、この根源的な法則を理解し、受け入れていくことは大変なことです。では、自分がどんなエネルギーを発しているのか、これはとても分かりづらいのですが、簡単に知る方法はその人の「何気ない行動、言動」の中に感じとることが出来るのではないかと思います。例えば、服装や髪型などといった目に見える形で現れるものや、言葉使いなど、普段、特に意識せず行っている中に見ることが出来ます。身なりや言動はその人が発するエネルギーの顕在化したものです。また、自分がどんなエネルギーを発しているかは、自分のまわりの人を見ればわかります。昔から「類は友を呼ぶ」と言われますが、自分の発したエネルギーの結果が「引き寄せ」られているからです。ですから、いくらまわりを変えようとしても、自分から発しているエネルギーが変わらない限り、現実の世界は変化しません。ただ、ここが落とし穴です。ほとんどの人はここで「自分を変えよう」としてしまいます。自分を変えようとすると言うことは、今の自分が駄目だと言うことを認めることになり、本来は素晴らしい存在なのに、自分を過小評価してしまうからです。過小評価からは何も生まれません。謙虚さとは違うものです。自分を知り、自信のある人は謙虚です。ですが、過小評価する人は、時として横柄な振る舞いや、自己中心的な行動を取りがちです。或いは、自分をわかって欲しいと言うサインを様々な形で発し、時としてそれが病気だったり、トラブルを生じたり、悲劇のヒロインを演出します。それも必要なことかも知れませんが、すべては自分が「引き寄せ」ているということだと思います。自分に素直になって、常に心を明るく持ち、発する言葉、行動などを意識して、よい「引き寄せ」をしたいものです。その為には「自分」の存在を知ることが重要だと思います。

  2009.05.09

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• 肝陽亢盛

  中医学の理論によれば、通常、気が上に昇ったり、下に降りたりして体中を巡っていると正常な体の機能が発揮されます。この気の巡りを調節するのが「肝」です。過労やストレス、怒りすぎは、肝に余分な熱がこもりやすく、肝熱が異常に盛んな「盛」と言う状態になります。そうすると、気の動きを調節する機能が上手く動かなくなり、気が上に昇りやすくなってしまいます。「盛」が高じると「亢奮」の状態になります。この肝にこもった異常な熱のある方も合わせて「肝陽亢盛」と言います。「肝陽亢盛」の人は顔に赤みがあり、頑健もしくは肥満の体型が多く、いつもイライラし、怒りっぽい傾向にあります。高血圧や肝炎、脳卒中、めまい、頭痛、寝付きにくいと言うような症状がよく見られます。□ 暑さに弱く、風邪を引くと口が渇き、熱っぽくなりやすい。□ 興奮気味で怒りっぽい。□ 頑健そうで、肥満傾向。□ 顔色は赤っぽい。□ 頭髪は油っぽい、頭頂部はげやすい。□ 目が充血していることが多い。両まぶたが赤く、浮腫傾向。□ 赤っ鼻傾向。□ 耳たぶが赤い。□ 唇が赤い。□ 舌の色が赤く、乾燥傾向。□ 爪の色に赤みが目立つ、または手のひらが赤くて熱い。□ 便秘傾向、尿量が少なく、濃い黄色。□ おりものが黄色でネバネバする。□ 生理は量が多い。□ 話し声が大きい、おしゃべり。□ 冷たいものを好む傾向があり、食欲旺盛。酒を好む、咽が渇きがちで水をよく飲む。□ 熱っぽい。□ 後頭部が痛む。□ 寝つきが悪い。「肝陽亢盛」のタイプの人は、散歩やリラックスに努めることが大切です。怒るとさらに体の中にこもった余分な熱が高まり、体を傷つけてしまいます。怒らず、平常心を保つことを心掛けることだと思います。食生活においては、高カロリーで栄養価の高いものは、その熱を一層高める恐れがあるので控えめにした方がいいと思います。出来れば、精進料理や少食で小魚を中心とした食事がおすすめです。また、体を冷やす、涼寒性の野菜、酸味のある食べ物は、このタイプの回復によく、血中脂肪によりドロドロしている血液をきれいにしてくれる効果がありますので、意識して摂ることが大切です。

  2009.05.08

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• 物事の考え方

  私たちの一生が幸せなものになるか、ならないかは「人間関係」が上手くいくか、いかないかで大きく左右されるのではないかと思います。 家族や職場、夫婦、友人など、私たちはひとりでは存在することが出来ず、必ずどんなひとも誰かの支えになり、また支えになって貰っています。 それが意識して行っている場合と、無意識になっている場合とありますが、大切なことは、私たちは存在するだけでひとの役に立っていると言うことを自覚すべきです。この世にひとりとして無駄なひとはいません。生まれてきたと言うことは意味がありますし、それだけで貴いことだと思います。 しかし、私たちには思考がそれを否定し、邪魔をすることがあります。「自分なんて生きている意味がないのでは・・・」、「私なんて必要でないんだ・・・」などと、思考がはたらき、貴い自分を否定してしまいます。 何故そうなるかと言うと、様々な原因が考えられますが、ひとつには、「物事の考え方」にあるのではないかと思います。真実は目の前の現実はいい、悪いはなく、ただ中立です。例えば、ある人のことを聞いたとしましょう。 ある人は、「あの人は問題だ、厳し過ぎる」と言うかも知れません。またある人は「あんなにいい人はいない、何事にも一生懸命で、熱心ですよ」と言うかも知れません。このように同じ人でも評価が分かれます。 ですから、私たちの「物事の考え方」次第でどうにでも変化するのが「外」の世界です。自分から見て外の世界、他人や現実に見える世界は、「自分の内なる世界」が現れているだけです。 この真理は頭では理解が出来ます。ですが、ひとたび、自分がその状況に置かれると、なかなか冷静ではいられません。少し、大脳の構造、はたらきから考えて見ると、ポジティブに考えられない時は、上手く神経伝達物質がはたらいていない可能性があります。 特に「セロトニン」と言う、脳内物質の指揮者とも言うべき、神経のバランスを調整しているものが分泌量が少なくなっています。そしてセロトニンは、約90％が腸に由来していますので、腸の状態がとても重要です。 腸はストレスや冷たいもの、アルコール、特にビール、甘いもの、脂っこいもの、タバコの吸い過ぎによって汚れ、結果的にセロトニンの合成が上手くいかず、脳に影響を及ぼします。 最近、多くなってきている、うつ病や統合失調症、パーキンソン病、不安神経症、パニック障害なども大脳のバランスが崩れた結果、「物事の考え方」に偏りが起こり、現れている症状だと思います。 「物事の考え方」が私たちの人間関係を形成するなら、その考え方に影響を及ぼす脳の状態、その脳に影響を与える腸の状態をよくする為の食事や生活習慣を正していくことは大切なことです。

  2009.05.07

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• 食積痰湿

  暴飲暴食や日ごろの食べすぎ、飲みすぎにより、胃腸に消化不良があり、「痰」や余分な水分（湿）などの老廃物が体内に溜まった状態を「食積痰湿」タイプと言います。この両方が体内に溜まって、気血の巡りを悪くします。この体質の人は、体液の循環が悪く、熱を生じやすく、胃のもたれ、お腹が張って痛い、便秘になりがちです。悪化すると、前頭部や目の奥の痛み、粘っこい痰が多く、糖尿病、動脈硬化性の高血圧、脳卒中にかかる方が多く、肥満の方が多いです。「食積痰湿」のタイプかどうかは下記の質問でチェック出来ます。□ 高温多湿に弱い、薄着を好む。熱や暑さに弱い。□ 反応が緩慢で、歩きが遅い。□ 下腹部肥満、体が重く感じる。□ 顔色が黄白色で、油っぽい。□ 毛が細く、柔らか、油っぽい。頭頂部がハゲやすい。□ まぶたが浮腫み気味で黒っぽい、または脂肪沈着しやすい。□ 赤っ鼻傾向で、油っぽい。□ 耳からたまに黄色い液が出る。□ 唇に血色がなく、口がネバネバする。□ 舌が太く、大きい。□ 手が浮腫みやすい。□ 粘便、あるいは初め硬く、後で粘便。尿は濁り、透明感がない。□ おりものが濁って、薄黄色、或いは白くて粘り、生くさい。□ 生理の初めに痛みやすい、黄みを帯びた赤色、濁り気味。□ 話し声が重く、息切れがする。或いは口臭がする。□ 香辛料や飲酒を好む。食欲正常或いは不振。喉が渇きがち。□ 時に微熱があり、午後に高くなる。□ 汗をかきやすい、汗が臭く、油っぽい。□ 頭頂部や目の奥が重く、痛い。めまいを伴うことがある。□ 食後になると眠気がする。朝起きにくい。このタイプは栄養素の補給よりも、体内の老廃物や余分な水分（湿邪）・痰などを取り除き、体内を大掃除した方がいいです。毎日消化しやすい食事を少量摂るようにすることで、理想は精進料理です。また、甘いものや牛乳は腸に余分な水分が溜まりやすいので控えめにした方がいいと思います。生ものや冷たいものも腸の働きを弱め、消化不良を招いたり、余分な水分を処理するのに不利ですので控えた方がいいです。あとは消化吸収を促進するために、散歩などの運動習慣をつけることが大切です。

  2009.05.06

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• 気血両虚

  「気血両虚」とは、気（陽）と血（陰）の両方が不足し、体弱な人を指します。気の不足（気虚）は、疲れやすい、少しの運動で息切れがしたり、胸苦しい感じがし、胃下垂や慢性胃炎などの症状が起こしやすくなります。血の不足は（血虚）は、疲れやすい、息切れ、鳥目、めまい、月経量が少ないなどの症状を引き起こします。気と血は、お互いに密接に関連したものですから、単なる気虚や血虚も症状が進むと「気血両虚」になってしまいます。自分が「気血両虚」かどうかは次の症状がいくつあるかでチェック出来ます。□　寒さと暑さ、両方に弱い。寒がり、風邪を引きやすい。□　疲れやすい、反応が遅い、運動が嫌い、黙っていることが多い。□　体が弱々しい。乾燥肌。□　顔色が蒼白、ツヤがない。□　眼光に力がない、まぶたが浮腫みやすい。□　鼻が見た目、白っぽい。□　耳は薄く、小さい。□　唇に血色がない。□　舌がきめ細かく、柔らかい。□　手のふるえ、または爪の色に赤みがない。□　軟便、下痢傾向、あるいは便秘で尿量が多く、尿の色が薄い。□　おりものがサラサラで色が薄い、臭いはなく、量が多い。□　生理の量は少なく、色が薄い。生理後の痛み。□　話し声が小さい、話をすると疲れる。□　食欲がないことが多く、食後に胃がもたれやすい。□　寒がりで、ひどくなると体が熱っぽくなる。□　汗をかきやすく、頭によく汗をかく、汗が油っぽくない。□　ボーっとする鈍い頭痛がある。□　睡眠が浅い、朝、起きにくい、寝疲れをする、よく寝る。以上の項目の中で５個以上、あてはまる人は「気血両虚」の可能性があります。このタイプの対処法は、消化力が弱いので、高カロリーや食物繊維が多い食材は消化吸収されずに胃腸の負担になることがありますので、栄養価は高くても消化しにくいものは控えめに摂ることです。また、肉を少なくし、冷たい飲み物や食べ物は控え目にした方がいいと思います。特に牛乳は乳糖を分解する消化酵素をあまり持たない日本人には不向きです。この他、香辛料も体を冷やす結果になりますので、摂りすぎには注意が必要です。不足した「気」を補うためには、朝の散歩がおすすめで、「陰血」を補う為には、遅くても１１時までには寝ることが大切です。また、長風呂は汗をかきやすく、元々足りないパワー（気）を汗（陰）と共に奪ってしまうのでよくありません。

  2009.05.05

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• 海

  今日は地元に帰り、海を眺めています。いろんなことがあるなかで、つかの間の休息する時間を大切にしたいと思います。

  2009.05.04

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• 音の持つ効用

  私たちのまわりには、様々な「音」があります。小川のせせらぎ、小鳥のさえずり、風の吹き抜ける音などの自然の音に加え、自動車の走る音、ラジオやテレビの音など、一瞬たりとも途切れることのない、それらの「音」に囲まれて生活しています。それらの様々な「音」組み合わせることにより、各種の楽器がありますが、その「音」の高さや周波数を使って治療に役立てることも出来ます。アメリカのノースカロライナ州にあるファウナンコミュニケーション研究所は、猫がゴロゴロっと鳴らす周波数が、骨の強化と成長を促進する周波数と一致することを発見しました。猫は機嫌のよい時にはゴロゴロと喉を鳴らしますが、けがや骨折をした時にもさかんに喉をならすそうです。いわば、猫も自らを音楽療法で治していたことになります。また、東洋医学では、木・火・土・金・水と言う五行説の考えがあり、「音」も五行説に基づいてとらえています。そして、木は肝臓、火は心臓、土は脾臓、金は肺臓、水は腎臓が対応していると考えられています。そのそれぞれの臓器には、「五音」があり、木である肝臓、胆嚢には「ミ」の音が、火である心臓、小腸には「ソ」、土の脾臓、胃には「ド」、金は肺臓、大腸には「レ」、そして水の腎臓、膀胱には「ラ」の音が対応します。人体の情報を知るひとつの手法に、オーリングテストと言うものがあります。オーリングテストとは、筋の緊張を利用して生体情報を感知する検査手技で、大村医師によって考案されたものです。例えば、腎臓の悪い人が「ラの音」を出すとオーリングは閉じます。逆に言えば、「ラ」の音を出してオーリングが閉じると言う人は、腎臓が弱いと言うことが考えられます。この他、母音である、アイウエオにも優れた効用があります。まず、「ア」は、副腎や胸腺と共鳴し、それらの臓器を強めるはたらきがあります。また、ストレスの緩和やリラクゼーション効果も期待出来ます。「イ」は、頭部と共鳴し、脳のはたらきを活性化します。眠気に襲われた時などは「イー」と５分ほど発生するだけで目が冴えてきます。また、「イ」の音はインフルエンザウイルスなどにも有効な「音」です。「ウ」は下肢と共鳴し、足全体のパワーアップの作用があります。「エ」は胃と共鳴し、活動を強化します。最後に「オ」は頭部と横隔膜より上の上半身全体と共鳴し、筋肉の緊張を緩め、呼吸数、心拍数、血圧を低下させ、脳はリラクゼーション状態になります。また、痛みの緩和やナチュラルキラー細胞などの白血球と共鳴し、免疫力を高めてくれます。頭をすっきりさせる為には、「オ」の音を出すことが効果的で、本来は神様を讃える言葉、「オーム」なども非常に効果がある「音」です。このように私たちのまわりにある様々な「音」ひとつひとつにも意味があり、その意味が一般の方々に理解されてくると「音の持つ効用」によって救われる人が多くなってくると思います。

  2009.05.04

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• ガン細胞の７つの特徴

  日本人の死亡原因のトップを占めるガンは正常細胞とは異なる７つの特徴があります。そこで、私たちがガンにならない、或いはガンに負けないためには、ガンと言う相手をよく知っておく必要があります。１．正常細胞の遺伝子が変化して生まれる。　　ガン細胞は元々、正常細胞の遺伝子に傷がつき、その結果生まれた細胞です。遺伝子に傷がついた細胞は本来であれば、そのまま死ぬようにプログラムされていますが、傷ついた部位によってはガン細胞となります。２．外からの指令を無視する。　　ガン細胞は外からの指令を受け取る部分が上手く働かなくなっています。そのため増殖をストップするように指令が出ても増殖を続けます。３．寿命がない　　正常な細胞にはプログラム化された死が存在します。このように自然に訪れる細胞の死を「アポトーシス」と言います。ところが、ガン細胞は自然に死を迎えることがなく、増殖をやめません。さらに、正常細胞は細胞分裂の回数が一定を超えるとアポトーシスが起きますが、ガン細胞は何回でも細胞分裂を続け、増殖していきます。４．永遠に増殖する　　たとえ自分の宿主である人体が死に直面しても増殖をやめません。それどころか、正常細胞以上に栄養をむさぼり続けます。５．浸潤・転移をする　　ただ大きくなるだけの良性腫瘍なら、手術で取り除けば治ります。しかし、悪性腫瘍と呼ばれるガンは、ただ大きくなるだけではなく、隣り合う臓器の中に浸潤していきます。また、血液やリンパ液によって遠隔転移し、増殖をはじめます。６．新たに血管をつくる　　ガン細胞は正常細胞より活発に増殖するため、正常細胞より多くの栄養を必要としています。そんため、増殖活動を支える栄養を十分に補給できるように新たな血管を作り出します。このような血管を「新生血管」と言います。７．生命力が強い　　ガン細胞が増殖して大きな腫瘍になると、その中心部付近の細胞には、十分な血液を送りこめなくなります。しかし、たとえ栄養がこなくても、ガン細胞はしばらくの間はじっと我慢します。正常細胞ならすぐに死んでしまうところですが、ガン細胞は栄養素が送りこまれるまで生きながらえるのです。このように、ガン細胞は特別な力を持っているため治療が困難になっています。しかし、ひとつひとつの細胞は決して怖い存在ではありません。人間の体が持っている「免疫の力」で排除することが出来ます。この力を治療に利用することが、ガンの治療には重要です。

  2009.05.03

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• 人は人を変えられない

  私たちは困った人や心配な人を見かけると、その人を何とかしてあげたいと言う気持ちになります。特に女性は本能的に母性本能が備わっており、その傾向が強いようです。人を助けたいと言う気持ち、行動は大切なことですが、忘れてはならないことは、すべての人はその人の自由意思で判断し、行動していると言うことです。私たちは、最終的にはどんなことも最終的には自分で判断しています。ですが、つい困った人を見かけると声をかけたくなり、お世話したくなるのが人間です。何かしてあげたい、力になりたいと思う気持ちは尊いものがあります。その時に自分に十分な余力、エネルギーがあればいいのですが、あまりないのに関わると自分までエネルギーが下がり、とらわれることになります。何故なら、「人は人を変える」ことは出来ないからです。力の強い人に出合うと、ほとんどの人は本能的にその人の言うことには「合わそう」とします。合わすことで生じるであろう問題を回避し、トラブルになるのを避けます。心の奥に恐怖を感じるからです。嫌われたらどうしよう、怒られたらどうしよう、捨てられたらどうしようなど、人間はひとりになるのではと言う恐怖感をいつも持っています。人と話をしていて、よく笑ってごまかす人がいますが、あれなどは小さい時の経験から得た対処法かも知れません。何故なら、人を怒らせない為には、笑っておくのが無難だからです。また、弱い人や困った人を助けようとしてそれが愛情に変わることもあります。とても素晴らしいことなのですが、この場合、結果的にほとんどは上手くいかず、結果的には別れてしまうことが多いようです。すべての人は自由意志によって生きており、それを他人が変えることが出来ないからです。本当の愛情は情けではなく、尊重、尊敬することだと思います。どんな人も素晴らしいところがあります。その素晴らしいところに尊敬が出来、相手を尊重できてこそ、安心した関係になるのだと思います。人が人を変えるということは、一歩間違えば傲慢心を生みます。「人は人を変えられない」と言うことだと思います。

  2009.05.02

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• 気血水

  東洋医学では私たちが健康であるためには、「気血水」のバランスが大切であると教えています。 まず、「気」とはすべてのものを動かす原動力であり、エネルギーです。「気」は現代科学を持ってしても正確に測ることが出来ないものですが、この「気」がなくなれば、すべての生命活動は停止してしまいます。 「気」は目には見えませんが、私たちの経絡と言うものの中を流れ、循環しています。そして、この「気」に一番影響を与えるものが精神的ストレスの蓄積です。ストレスは私たちの心をぎゅっと掴み、根元的エネルギーである「気」を奪っていきます。 今の社会を見ていると、何かを食べ過ぎて病気になる、働きすぎて病気になると言うより、この「気」を使い過ぎて病気になる人の方が多いと思います。それだけ現代社会が複雑化しているのかも知れません。 次に「血」ですが、私たちの体は細胞で出来ており、その細胞が維持、生まれ変わる為には、体の隅々までこの「血」が行き渡る必要があります。 そして、この「血」の質は毎日の私たちが頂く食べ物によって作られます。どんなものを、どれだけ、どう言う食べ方をするかはとても重要なことです。食が血となり、血が肉となる、この原則が基本です。 最後の「水」ですが、東洋医学では、津液（しんえき）と言います。津液とは、からだの水液の総称で、唾液や胃液、涙、汗なども含まれます。私たちの体は約三分の二は「水」で出来ていますので、毎日、どんな「水」を飲んでいるかは健康維持をする上でても大切なことになります。 この三つの要素、「気血水」のバランスをとることが健康を保つ秘訣です。

  2009.05.01

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• 琵琶湖

  毎年、この時期に琵琶湖を訪れますが、今年は天気にも恵まれ、さわやかな朝になりました。

  2009.04.30

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• 自分を変える

  私たちは様々な困難や問題を経験すると、それは自分に原因があると感じ、「自分を変える」と言うことを考えます。 それはとても自然なことで、原因を人のせい、まわりのせいにすると言う行為より、とても素晴らしいことだと思います。 ですが、ここで大きな落とし穴があります。それは自分を責めるあまり、自己否定や自己嫌悪に陥りやすいことです。基本的に私たちのまわりで起こる問題の責任はフィフティ、フィフティです。 一方から見て正しいと思うことは、相手から見ては正しくないと思う、また反対も同じことが言えます。物事の正しい、間違いはその人の価値観や考え方で変わります。 そんな時は確かに「自分を変える」と言う考えは素晴らしいことです。ですが、自分の欠点や足らないところにだけ意識がいき、ため息をついて自己嫌悪に陥ってしまっては明るい気持ちや自信は現れてきません。 では、どうすれば「自分を変える」ことが出来るのでしょうか。まずは、変わらない部分、変えることの出来ない部分を自らが認め、「変えることが出来ない自分がいると言う部分を認める」ことが大切だと思います。 ただ、言葉で表現することは簡単ですが、簡単そうに見えるこの行為はなかなか、難しい行為です。何故なら、ほとんどの人は「自分を変える」前に、「今の自分でいいんだ」と言うオッケーサインを出せないからです。 オッケーサインを出せない原因はいくつかありますが、多いのは幼少期の時に充分な愛情を両親もしくは、周囲から感じていないと言うことです。ただ、あくまでも、自分がそう感じているだけなのです。 この一点、「私は愛されている、愛されていたのだ」と言う実感が伴った時、はじめて自分に自信が持て、「今の自分でいいんだ」と言うはじめて感覚が宿ります。その途端、「自分を変える」必要がなくなります。 ある意味で、私たちはこの感覚を得る為に様々な体験や人の出会いがあるのかも知れません。特に縁が深い人は自分の隠れた心を現すことが多く、そんな相手を私たちは否定もしくは、認めません。 すべての人の中には善と悪、プラスとマイナスがあります。自分の存在、愛されている存在であると言うことをしっかり認識した時にはじめて「今の自分でいい」と言う柔らかな気持ちが芽生えるのではないでしょうか。

  2009.04.27

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• 大切な人

  私たちが生きていく中で「大切な人」が必ずあります。その「大切な人」は友人かも知れませんし、或はパートナー、恋人かも知れません。 よく、後悔先に立たず、と言われるように、「あの時、もっと・・・」「もし、あの時に戻れるなら・・・」と思うことが人生の中では少なからずあります。 若い時は意地を張ったり、心と反対のことを口ばしったり、とかく失敗することがあります。特に両親やパートナーには距離が近い分、感謝を表しにくいことがあります。 ただ、この曼陀羅のようにこの世で私たちが出会う人には深い縁があります。曼陀羅はこの世とあの世、陰と陽、表と裏、光と影、三次元と四次元などを現しています。 その縁がある人を「大切にする」生き方をしていきたいと思います。

  2009.04.26

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• 免疫

  私たちの体には、体を守るシステムが備わっています。そのシステムのことを「免疫」と言います。何から体を守るのかといえば、体の外部から侵入する有害物質や病原体、或は体の中で生まれるガン細胞などからです。「免疫」にはまず、体の表面を覆っている皮膚や粘膜が「免疫」システムの重要なはたらきとして機能しています。例えば、健康な皮膚や粘膜は病原体の侵入を防ぎますし、有害物質もすぐに皮膚を通って体内に入ってしまうことはありません。皮膚や粘膜は体を覆うバリアーとして「免疫」システムの一翼を担っています。バリアーの内側では、白血球が体を守る防衛部隊として血液に乗って全身を流れながらパトロールしています。そして、白血球にはいろいろな種類がありますが、大きく分けると3種類あります。 細胞の死骸やがん細胞などを見つけたら食べてしまう、マクロファージ（単球）、体内に侵入した異物や細菌を食べる好中球、アレルギー反応を制御する好酸球、アレルギー反応を引き起こす好塩基球、これら三つを顆粒球といいます。あと、がん細菌やウィルスに感染した細菌を見つけると殺してしまうリンパ球があります。このように私たちの体は自分の意思とは関係なく、自動的に守られるようになっています。この仕組みが「免疫」のはたらきです。そして、最も「免疫」を下げてしまうのがストレスと冷えです。私たちの体はストレスを受けると血管が収縮し、血流が悪くなります。また、体を冷やすのも同じことが言えます。冷房の効いた場所に長くいたり、冷たい飲み物を多量に摂ったり、薄着でいたり、冷えは万病の元になり、「免疫」を下げてしまうことになります。すなわち、血流が悪くなると「免疫」が落ちると言うことです。健康を維持する為には、つねに血流をよくし、免疫の本体である白血球が活動しやすい環境を作る必要があります。特に夏場は体を冷やすことが多いので注意が必要です。

  2009.04.24

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• タイミング

  何事にも「タイミング」と言うものがあると思います。人の出会いや別れ、約束事や仕事など、ちょっと「タイミング」がずれると上手くいかなかったり、トラブルの元になったりもします。円滑な人間関係を構築する上で、この「タイミング」はとても大切だと思います。例えば、何かトラブルが起こった時に「タイミング」よく優しい言葉をかけられると私たちはその人によい感情を持ったり、好きになったりします。或は、病気になった時や失意の中にいる時、失恋や離婚などを体験した時など、人生の中で「タイミング」よく新たな出会いがあったり、治療法が見つかることがあります。また、日々の人間関係の中で、たった一言があるだけで相手の心をパッーと明るくさせたり、反対に落ち込ませることもあります。案外、人間の心とは脆いもので、一言のある、なしで揺れ動くものです。自分のことはあまりわからないのが自分ですが、人間関係を上手かせる為には淡泊にならず、相手を思いやる気持ちも時には必要なのかも知れません。「タイミング」が狂うとすべてが壊れてしまいます。そして、この人間関係こそが人生であり、今の慢性病の根本原因であるストレスの元です。大きな視野で見ると、すべての出会いや別れは「タイミング」よく起こります。ある意味でタイミングとは「縁」です。縁があれば関係が深くなり、縁が薄くなると「タイミング」がズレはじめるのかも知れません。大切なことは事実を受け入れ、見つめていくことだと思います。あまり気にしすぎてはストレスを溜めることは体調を崩す元になってしまいます。すべては「ベストなタイミング」で物事は生じるのだと思います。

  2009.04.24

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• 手放す

  現代はある意味でストレス社会です。価値観が多様化し、それぞれの考え方の違いから私たちは日々、小さなストレスを溜めています。 それは身近な関係、夫婦、親子、職場、嫁姑、友人、恋人など、日々、ほんの少しの価値観の違い、気持ちのすれ違いから生まれてきます。そして、その時に生じた感情は私たちの心の中に深くしまいこまれていきます。 特にマイナスの感情はである、不満や文句、愚痴、泣き言などは、心の中でしっかりとつかんでしまっていることが多いようです。その感情は普段は見えづらく、「ここっ、と言う肝心な場面」で噴き出すことが往々にしてあります。 ですから、私たちが人間関係でトラブルが生じるのは小さなストレスをしまいこんだ結果であり、決してその場面で起きた出来事だけで生じたのではないことの方が多いことを知るべきだと思います。 ただ、噴き出す人はまだいい方で、普段から無口で我慢強い人などはギリギリまで我慢し、病気になったり、しまいこんだ感情に火がつくと、まわりがびっくりするくらい激しく怒りや不満をぶちまける場合があります。普段、大人しい人が怒ると恐いのがこのあたりにあるのかも知れません。 どのみち、マイナスの感情の蓄積は私たちの体にも、そのエネルギーの発散を受けることになるまわりの人間にもよいことではありません。一番理想的なのは、その時に心に感じたことはすぐに言葉や行動に表すことです。 ですが、私たちは心のそのままを表現することを極端に嫌います。それは何故かと考えると、私たちはつねにまわりの評価を気にしているからです。人間は誰しも、人から好かれたい、認めてもらいたいと言う気持ちがあります。 その結果、何気ない普段の人間関係で積もり積もったマイナスの感情をしっかりと握ってしまうことになります。私たちが健康で豊かな人生を送るには、こう言った感情を「手放す」癖づけをすることです。 その為には、今の自分を受け入れ、認めてあげることです。どんな時も、今の自分でいいんだ、と言う気持ちを持ち、マイナス感情を「手放す」ことが大切です。もし、「手放す」ことが出来ない感情がある場合は、手放せないと言う感情を「手放す」ことです。 なかなか、大変なことですが、心が苦しくなった時ほど、ゆっくりと呼吸をし、ゆっくりと考え、出来れば瞑想のような、自らの心を外から眺めるような習慣を持つといいと思います。海より大きな鯨は出ません。必ず乗り越えられる問題しか生じないと信じ、明るく、強く生きていければと思います。

  2009.04.23

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• 経絡

  東洋医学では、私たちの体の中に「経絡」と呼ばれるものがあると考えられています。その「経絡」には、気と言うエネルギーと、血が流れていると考えられています。そのふたつが体中にある「経絡」をくまなく流れる時、私たちの健康状態はベストであると考えられます。しかし、日々の生活の中でこれを維持することはとても困難なことです。特に、「気」は精神的なものの影響を受けやすく、変化しやすいものです。そして、影響を受けた「気」は血にも影響を与えます。この事から俗に言う精神的ストレスの蓄積は万病の元だと考えられます。そこで流れの悪くなった気や血を動かす為に「経絡」のマッサージが有効になります。「経絡」には正経と言う流れが12本あります。その他にも任脈や督脈などがありますが、簡単に出来るのが正経のマッサージです。「経絡」は、内臓から手足すべての先端につながっており、手の指からみていくと、親指が肺、人差し指が大腸、中指が心包、薬指は三焦、小指が心臓、小腸です。心包とは心臓を包むようにしてある冠動脈、三焦とは消化器全体のバランスをとるものと考えられます。足は親指から脾臓、肝臓、第二趾は胃、第四趾は胆嚢、第五趾は膀胱で、腎臓だけが足の裏の湧泉と言うツボになります。これらを毎日数分、マッサージするだけで「経絡」の流れがよくなり、気血の流れがよくなることで、代謝が上がり、体が温かくなります。特に指先、足の指先にあるツボ（井穴）周辺は、動脈と静脈の合流点、吻合部がり、冷えの改善や血圧の改善に役立つものと考えられます。何事もそうですが、流れが悪くなると、そこには様々な障害が起こります。その意味でも「経絡」の流れをよくすることは未病対策になるものと考えます。

  2009.04.20

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• 許す

  様々ある人間関係の中で相手を「許す」と言う行為はなかなか大変なことです。私たちは頭では「許す」ことは出来ていても、自分の心の奥底をみていくと、許せない自分が存在していることに気がつきます。その感情を見つけると私たちはなんとかそう思わないようにしよう、とか、いい方に考えようとしがちです。それは間違いではありませんが、心の中には許せていない自分が無くなった訳ではありません。では、何故「許す」ことが出来ないのでしょうか。それを深く探っていくと、私たちの生い立ちの中にヒントがあることに気がつきます。人を「許す」と言う行為は、自分をまず「許す」と言うことなしには起こりません。なかなか、許せない人に多く見られることは、何事にも「完璧」を望む傾向があるように思います。それは、小さな頃から常に周りから、いい子、しっかりした子、などと言う評価を受け、まわりの期待に沿おうと「完璧」を目指した結果ではないかと思います。その為、いつも自分にも、周りにも完璧を求めてしまい、自分を追い込んでしまいます。「許す」と言う行為は、許すことが出来ない自分がいる、と言うことをまずは「許す」ことからはじまるような気がします。そして自分を許していく為には、よいことにも、悪いことにもしっかりと目をむけて、ある意味、第三者の目で事実を眺めていく必要があると思います。この世の中で自分を責めるほど愚かな行為はありません。正しい、間違いは「自分」と言う基準で相手や自分を評価することです。当然、基準が変われば、正しい、間違いも変わります。ですから、何かの失敗や挫折を責めるより、まずは「自分を許す」ことが大切だと思います。時間のかかることだとは思いますが、何かあったらまず自分を褒め、「許す」癖づけをする、どんどん、自分に甘く、自信を持つことが大切だと思います。私たちが体験するどんな体験も、すべては無駄がなく、時間が経てば叡智となります。そして、自信をもつと言うことは、すべてはひとつであり、いつもどんな時も私たちは守られている、と言う時に得られる感覚です。まずは「自分を許す」ことからはじめることが大切だと思います。

  2009.04.17

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• 脳幹

  私たちの脳は大きく分けて、三層構造に分かれています。脳の三層構造の一番上部にあるのが、大脳皮質です。大脳皮質は、人間らしさを表現します。所謂、人間脳と呼ばれる部分です。 そして、真ん中にあるのが大脳辺縁系と呼ばれ、人間を含め、本能行動、情動行動、すなわち、性欲や集団でいたいと言う欲です。私たちはひとりでいる、孤独には堪えられないように出来ており、常に誰かと一緒にいたいと言う欲があります。この部分は動物脳とも言われます。 最後に一番下位にあるのが「脳幹」と呼ばれている部分です。私たちの体温が保たれ、ホルモンバランスや自律神経をも支配しているのが「脳幹」です。また、呼吸が自動的に行えるのも「脳幹」のおかげです。このように「脳幹」は生命維持そのものに関与しますので、生命脳とも言われます。 この三層になっている脳の中でも最も大切なものが「脳幹」です。脳幹の機能低下はすなわちホメオスタシス（恒常性）の異常を期たし、その結果として全身に様々な身体的異常を起こしてしまいます。 また、「脳幹」は私たちの心を表現するのにも一役買っています。それには次の三つの神経があります。ひとつは「ドーパミン神経」です。ドーパミン神経は快感を司どっており、この神経が上手く働かないと、統合失調症やパーキンソン病になりやすくなります。 その対極にあると考えられるのが「ノルアドレナリン神経」です。ノルアドレナリンが強く働くと、不安神経症やパニック障害、対人恐怖症などを起こしやすくなります。何故なら、ノルアドレナリン神経は不安を司る神経だからです。 そして、この二つの神経のバランスをしっかり調整してくれている神経が「セロトニン神経」です。セロトニン神経は平常心を司り、さしずめ、オーケストラの指揮者の役割を演じてくれています。ですから、脳内のバランスをとるためには、セロトニン神経を活性化する必要があります。 セロトニン神経を活性化する方法は、太陽光を浴びる、腹式呼吸、咀嚼、歩くなどがありますが、セロトニンの原料となる必須アミノ酸（トリプトファン）や合成に必要なビタミンB6、ナイアシン、マグネシウムを含む食材、大豆や大豆製品、胡麻、ワカメなどをとることです。 そして「脳幹」は、自律神経系、ホルモン系、免疫系、脊椎ー筋肉系の四つを支配している重要な器官です。「脳幹」を活性化する方法は、断食や厳しい修業（滝行など）が効果的です。また、よく噛むと言う習慣をつけることま「脳幹」を活性化することにつながりますので実行されるといいと思います。

  2009.04.15

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• 春

  今日は「春」を感じる日となっています。外を歩くとポカポカと暖かい日差しに包まれて、とてもよい気候です。 ただ、肉体的には「春」はいろんなものが芽吹く時でもあります。特に自律神経の乱れを生じやすい時期でもありますので気の緩みには注意が必要です。 東洋医学では「春」には酸味のあるものがよいとされています。それは冬の間に溜め込んだ毒素を酸味で分解し、排毒すると言う意味もあります。おそらく、「春」の七草粥も同じ意味合いで食べられてきたものだと思います。 また、「春」ははじまりと別れの季節でもあります。私たちは一生の中でいろんな出会いと別れを体験します。特に別れについては少なからず、悲しい体験をすることがありますが、時間が経てば、それも自分の中での貴重な体験となると思います。 「春」のうららかな一日を満喫したいと思います。

  2009.04.06

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• 気を使う

  「気を使う」と言うことはエネルギーを消耗することにつながります。私たちは肉体と言う、目に見えるものと、精神と言う目に見えないもので出来ていますが、必要以上に「気を使う」と精神的に疲れてしまいます。そしてこの精神的疲労の蓄積は私たちの脳幹と言う部分に負担をかけます。脳幹は、自律神経やホルモンバランスをコントロールしたり、免疫の中心でもあります。それだけ脳幹がダメージを受けますと、内臓、特に消化器系の負担が大きくなり、胃が痛くなったり、お腹が痛くなったり、便秘や下痢などになりやすくなります。これらは何か体に悪いものを食べたからではなく、すべては「気を使う」と言う行為によって起こることです。では何故、私たちは必要以上に「気を使う」のでしょう。ひとつには自分と相手との「距離感」があります。人は距離感の近い相手には気を使うことはありません。むしろ、慣れてくると気を使うことが少なくなり、感謝が薄れてきます。こう考えると適度に「気を使う」ことは人間関係を円滑にしていることになります。ですが、「距離感」の遠いと感じる人に対しては距離が近づくまでは「気を使う」ことになってしまいます。赤ちゃんの頃、私たちは誰にも「気を使う」ことなく、好きな時に泣き、笑いたい時に笑い、寝たい時に寝ていました。それが段々、大人になるに連れて、いろんな周りの評価や挫折や失敗を体験すると、いかに上手く人間関係をやりこなしていくかの知恵のひとつとして「気を使う」と言う方法を身につけます。ですから、「気を使う」ことのない関係が安心した関係だと思います。その為には、お互いを理解するために様々な衝突や誤解を乗り越えていく必要があります。また、どちらかが心を大きくして相手を包み込むことが出来れば「気を使う」こともなくなります。どちらにせよ、人間関係とは一生付いてまわることです。人間関係が円滑にいくコツはまず、自分を知ることが大切だと思います。

  2009.04.05

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• 自分を知る

  人生の中でいろんなことを私たちは経験します。喜びや楽しみ、挫折や不安などです。そして、そのたびに私たちは歓喜したり、悩んだりします。 特に人間関係が上手くいかない時は一番悩みます。何故なら、私たちの意識は外へ向きやすく、人の言動、行動は簡単に見ることが出来ます。そこで「あいつはこうだ、ああだと」簡単に人を批評します。 批評する方は案外、そんなに深い意味も感じずに言っているかも分かりませんが、批評された方はかなり堪えます。その訳は私たちは人から批評されることには慣れておらず、精神的にかなりのダメージを受けやすいのです。 誰でもそうですが、人からいい人と思われたいと言う思いがあり、反対に悪く思われることは苦痛以外のなにものでもありません。得てして人間関係が上手くいかない時は意識が自分以外の人、すなわち外側に向いている時に起こりやすいのです。 昔から人間関係は自分の「鏡」だと言われるように、私たちの周りにある身近な関係は自分自身の一部、或は自分の隠しているものを現す人が多いようです。 特に隠しているところをあからさまに現す人には嫌悪感を覚えたり、受け入れようとはしない傾向があります。この感覚は頭では理解出来ても、実際に目の前で現されると、そこにはどうすることも出来ない自分の心の奥にある感情が現れます。 そこで大切なことは「自分を知る」と言うことです。これは意識する、しないに関わらず、人生における最大のテーマのひとつだと思います。それは特別、難しい修業をしたり、誰かに教えをこう訳ではなく、ただただ、目の前のことを「よく観て」、そこでどのような感情が自分の中に湧いてきたのか、「観る」だけでいいのではないかと思います。 そこでどうにか変えようとか、おかしいなどと感じると、それは自分自身を否定することにもつながりますので「軽く受け流す」ような感じでいいのではないかと思います。 ただ静かに「観る」と、今まで許せなかった感情や掴んで離せなかった感情が薄れ、むしろ、そんなことにこだわっていた自分が可笑しく、馬鹿らしい気がしてくる瞬間があります。どうやら、私たちは他人の中に自分の一部を映し、それを「観る」ことで「自分を知る」ように出来ているようです。

  2009.04.01

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• 桜

  桜の咲く季節になってきました。この季節はいろんな別れや、また新しい出発の季節でもあります。 人が一生の間に出会う人の数はそれぞれ違いますが、その意味を深く感じとると、「必要な時に、必要な人と出会っている」ような感じがします。 その出会いの中にどんな意味を感じるのか、或は何も感じないのかは本人の自由意思に委ねられていますが、例え意味のないと感じた場合も、ないと言う意味があるとも考えられます。 私は人の出会いは「縁」だと思います。その「縁」は自らが計画したものでも、考えたものでもありません。あるとすれば、何か大きな力によって引き寄せられたのだと感じます。 一番必要なタイミングで縁があり、必要がなくなれば縁がなくなる、そんな諸行無常な世界が私たちの生きている世界ではないでしょうか。

  2009.03.30

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• サプリメントの種類と利用法

  今、世の中には様々なサプリメントが流通しています。そして大勢の方が利用されているようですが、サプリメントが必要かどうかを考える前に、はっきりさせておきたいのは、サプリメントは特効薬ではないと言うことです。これさえ飲めばがんが治ってしまうとか、何々が良くなると言ったものは残念ながらなく、やはり健康の基本はバランスのとれた食生活、血行の改善、精神の安定だと思います。ただ、サプリメントは普段、食事の中では摂りづらい栄養素の補給、補充療法としては有効だと思います。そしてサプリメントはふたつの種類に分けて考える必要があります。ひとつは、もともと人間の体内にある物質を補給する為の栄養補助食品で、これは「ベースサプリメント」と呼ばれています。ベースサプリメントには治癒力を高める為に必要な栄養素であるビタミン、ミネラル、脂質（オメガ3）、酵素、ファイトケミカルなどがあります。もともと体内にある物質ですが、低下した治癒力を元の状態に戻す為に補います。もうひとつは治癒力の向上に役立つと考えられる機能性食品で「アクティブサプリメント」と呼ばれます。アクティブサプリメントには免疫賦活作用がメインのメシマコブやアガリクス、プロポリス、抗酸化作用がメインのアスタキサンチンやピクノジェノール、腫瘍増殖抑制作用がメインのフコイダン、マイタケ、キチンキトサンなどがあります。しかし忘れてはならないことは、基本はやはり食事です。その食事の延長上にあるものがベースサプリメントです。玄米菜食や野菜ジュースなどをしっかりと摂り、その上でサプリメントを補充的に用いるようにします。ですから、サプリメントをとっているから、食事はいい加減でもよいなどと考えるのは本末転倒です。その上で野菜や食品に含まれるビタミンやミネラルが少なくなっていることを考えれば、ベースサプリメントを摂ることは有意義だと考えられています。あと、ベースサプリメントの効率的な飲み方は脂溶性の成分を含むビタミンE、コエンザイムＱ１０、オメガ3 などは食後、これは脂溶性の成分は食後の方が吸収がよくなるからです。水溶性ビタミンであるB群やビタミンCは寝る前（夕食後）に摂ります。水溶性ビタミンは寝ている間は腎臓の血流が低下しますので、排泄されにくくなり、血中濃度が維持される為です。ミネラルは食前に摂ることで胃の内容物と反応を起こさず、吸収率が上がります。アミノ酸は寝る前（夕食後） がよいとされています。理由は、眠っている間に成長ホルモンが分泌される為です。このようにサプリメントには種類や摂り方によって違いがあり、それらをしっかり知った上で利用された方がよいと思います。

  2009.03.27

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• 光と影

  「光と影」は同時に存在しています。このふたつの存在はふたつでひとつであり、互いに反する存在であり、また共存する存在です。 私たちの中にもこの「光と影」があります。それは時によい心、悪い心として現れてきます。感謝や喜び、愚痴や不満などと言った感情はこのふたつの存在から生じます。 ですから、どちらの心も私たちには元々あるわけです。特に悪い心は、隠したり、知られないようにしたり、ごまかそうとしたりしがちですが、そんなことをする必要はないと思います。 それより大切なことは、自分にはそんな一部分もある、でもそれでいいじゃないか、と素直に認め、受け入れていくことだと思います。今の自分が完璧であり、ベストであることを知った時、私たちは輝き出します。

  2009.03.26

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• 自分の体は自分で守る

  「自分の体は自分で守る」、この考え方がこれからの時代に必要なことだと思います。何故なら、ほとんどの病気は偶然なるものでも、運が悪くてなるものではないからです。 私たちが病気になるのは残念ながら、日々の小さな生活習慣の積み重ねの結果であり、偶然に病気が出来るものではないからです。 その為には、普段から「自分の体は自分で守る」と言う意識を持ち、肝心なことは生活習慣を改善すると言う具体的な行動を起こすことだと思います。 残念ながら、今の日本ではその寿命を全うして亡くなる方はごく僅かしかいなく、ほとんどの人は何らかの病気に罹り亡くなります。そして、それは家族と言う大切な存在をも巻き込みながら、亡くなっていきます。 人は必ず死ぬ訳ですから、これは仕方ないことだと思います。問題なのは病気になってしまうと言うことです。誰しも健康の時は意識しないのですが、病気になると言うことは本当に大変なことです。 あと、どれくらいこの状態が続くのか、いつ治るのか、或はこのまま治らないのか。それは誰にもわからず、私たちは不安になります。その不安が次の病気の下地になり、連鎖的に悪いスパイラルを作りだしていきます。 ですから、普段、健康状態のいい時から「自分の体は自分で守る」と言う意識を持つことは非常に重要です。何故なら、どんな健康法も、予防法も本人の「意識」がなければ実行されることがないからです。 知ってはいるけど、具体的行動の変化のないところに成果は実らず、結果的に「何故、私は病気になったのだろう」と原因を私以外のものに求め、どこかにいい先生や治療法をさがし歩くことになるからです。 何故、人間は病気になるのかを自らが知り、学ぶことは結果的に豊かで、楽しい人生を送る上での基本になるのではないかと思います。確かに厳しい現実ではありますが、まずは「自分の体は自分で守る」と言う意識を持ちたいものです。

  2009.03.11

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• 頭寒腹熱

  よく健康であるためには頭寒足熱が大切だと言われます。私たちの体は、頭は冷やし、足元を温めることで全身の血流を良くすると言うことですが、季節によっては「頭寒腹熱」の方が大切な場合があります。それは夏場に言えることですが、どうしても夏は冷たいものや陰性のものを多く摂りがちになります。ビールやアイスコーヒー、麦茶、かき氷、アイスクリーム、南方原産の果物などです。それに加え、冷房の効いた部屋に長時間いたり、薄着、シャワーだけで済ませたりしがちです。特に飲んだり、食べたりの行為は「お腹」を冷やします。お腹とはすなわち、「お中」であり、人間の中心です。事実、免疫細胞の約60％は腸管にあると言われ、「お腹」を冷やすと免疫力の低下につながります。そこで大切なことは「頭寒腹熱」なのです。昔はよく小さいお子さんなどはお腹を冷やさないように腹巻やお腹を冷やさない工夫をしました。もちろん、今でもその習慣はありますが、以前と比べ少なくなってきているように思います。私たちの体温が36度台などに対し、ビールやジュースなどの清涼飲料水などは4～5度です。これを簡単に考えるとわかりますが、真夏から真冬の世界に私たちの「お腹」が一気に変わると言うことです。約30度の温度変化は「お腹」、すなわち腸には相当の負担となるはずです。ただ、黙って温度が下がるのを体は見ているのではなく、何とかして温度をあげて腸を守ろうとして無駄なエネルギーを消費します。ですから、「お腹」を冷やすとバテやすいと言うことです。このことからも夏場に冷たいものを食べ過ぎたり、飲み過ぎたりするとよくないことがわかります。そして、私たちの腸は血液を作るところだとも考えられていますので、血液を汚す可能性もあります。あと、アレルギー体質も腸と深い関係があります。アレルギーの原因物質でもあるヒスタミンは腸内の悪玉菌が作りだしますし、カンジタ菌はアトピー性皮膚炎を引き起こす物質ではないかと考えられています。このように「お腹」を冷やすことは私たち人間にとって、決していい習慣とは言えません。意識して「頭寒腹熱」を生活の中に取り入れ、予防に努めたいと思います。

  2009.03.09

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• 四国中央市

  昨日から四国中央市に来ています。少し小高いところにあがると、その先には瀬戸内海が見え、とてもほのぼのとした気分になります。 普段、雑踏の中にいることが多いので、時にはこうしてのんびり過ごすことも大切だと思います。穏やかな瀬戸内に癒されています。

  2009.03.02

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• ラフマ

  私たちは、日々の生活の中で様々なストレスを感じながら生きています。特に、真面目な人や立場の弱い人などは、ストレスを発散することがとても苦手です。そして、不眠や不安から「うつ病」を発症する方が増えてきています。「うつ病」の人は、全国で６０万人以上とも言われ、その数は増加傾向にあります。その背景にあるものは、社会不安や多様化などによるより良い人間関係の構築の難しさなどがあると思われます。私たちが感じるストレスは、脳の情報伝達機能に影響を与え、変化を起こします。脳には約１，０００億個の神経細胞があり、個々の神経は、「シナプス」と言う、情報伝達を行うものを通して、情報のやり取りをしています。この時に、脳内に存在する神経伝達物質と呼ばれる、情報伝達をするための物質が使われます。ところが、強いストレスを私たちが感じますと、神経伝達物質が不足してしまい、神経伝達物質を受け取る受容体と言うものの働きも鈍ってしまいます。神経伝達物質の中でも、特に「セロトニン」と言う物質が不足すると、不安感やうつ感に悩まされるようになると言われています。また、「メラトニン」と言う物質の不足は、不眠症を引き起こすと言われています。また、メラトニンの生成にはセロトニンも関わっていますので、眠れないと言う不安感やストレスが大きくなると更に悪循環を生む結果となってしまいます。この「うつ病」に効果が期待出来るものが「ラフマ」と言う中国北西部から中央アジアまで広域に自生する、キョウチクトウ科の植物があります。日本でも最近、「ラフマ」については研究が進んでおり、徳島大学や北海道医療大学などで行われており、北海道医療大学名誉教授の西部三省薬学博士によると、ねずみを使った動物実験では、ラフマ葉エキスには医薬品と同等の、うつや不安に対抗する働きがあることがあきらかになりました。ただ、市販でラフマ茶と言うものが出ていますが、お湯ではラフマ葉の有効成分が十分に抽出できないようです。その為、アルコールなどで抽出した「ラフマ葉エキス」などが研究機関では使われています。「ラフマ」は、脳のセロトニンを増やすことも確かめられていますので、うつや不安症などの人にはいいのではないかと思います。

  2009.02.27

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• 気候と食べ物の関係

  自転・公転する地球には、求心力と遠心力がかかっています。宇宙から地球の内部へと向かう求心力と、地球内部から外へと向かう遠心力によって、地球は回転しているということです。求心力が最も強いのが極地、遠心力が最も強いのが赤道付近になります。このことから、極地付近では陽性の動植物が育ち、気候は寒冷になります。一方、赤道付近では陰性の動植物が育ち、熱帯性の気候になります。中緯度地域は、地軸の傾斜により四季の変化が生じます。気候は概して穏やかであるが、より求心力がかかる冬は寒く、陽性の動植物がよく育ち、反対に、より遠心力がかかる夏は暑く、陰性の動植物がよく育ちます。陽性の動植物は、高緯度（冬）、火、圧力、時間の長さといった陽の影響を、その性質の中に受けもっています。陰性の動植物は、低緯度（夏）、水、空間、速さといった陰の影響をその性質の中に受けもっています。植物を例にとると、高緯度地方（あるいは冬）にできる植物は、ゆっくりと根の部分が地中方向に成長し、水分が少なく、小さく、硬くなります。一方、低緯度地方（あるいは夏）にできる植物は、上に向かって拡散的に速く成長し、水分を多く含み、大きく、柔らかい実を、より高いところにつけます。例えばインド、メキシコなど赤道付近では、野菜、果物、香辛料が豊富にとれるので、食事は菜食になる。葉野菜や果物、穀物では長粒種のインディカ米やトウモロコシが、よく食べられてきた。こうした食物は軟らかく、比較的水分を多く含んでいるため、生で食べたり、香辛料をきかせながらあまり火を使わずに料理されます。このような陰性の強い食事は、体内の熱を冷まし、暑い気候の中バテないよう体力を活性化するので、適しています。ロシア、スカンジナビア、モンゴルなどの寒冷地では植物性の食物が乏しいので、魚介類や肉とともに、野菜の根や、穀物ではソバの粒がよく食べられてきました。小さく硬い粒や、水分の少ない野菜は、よく火を入れて料理され、保存のために塩が使われる。こうした陽性の強い食事は、体を温め、寒い気候の中強力な活動源になるので適しています。温帯には四季があり、夏は熱帯に準じ、冬は寒帯に準じる。春から夏にかけては、緑の野菜など葉の部分が勢いよく成長します。こうした野菜は、大きく、柔らかく、水分を多く含んでおり、陰性です。秋から冬にかけては、植物は根の部分に養分を貯えます。根菜類など硬く、水分が少なく、身が締まった陽性の食物がよく食べられる。夏と冬の中間には、丸い形の地上菜などがよく食べられます。この「気候と食べ物の関係」を知り、自分にあった食生活をし、自然の法則に逆らわない生き方をすることが大切だと思います

  2009.02.24

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• 腸の大切さ

  私たちの「腸」はとても大切なものです。ある説によると、様々な臓器は「腸」から進化したと言われ、イソギンチャクやヒドラなどの肛腸動物から発生学的には進化したのではないかと考えられています。彼らは口と肛門も分かれておらず、口から入った食べ物を消化して、口から排泄すると言う「腸」を主体とした単純な構造をした生き物です。その生き物から栄養分を蓄える細胞が「腸」から分離して肝臓になり、血中の糖分を調整するホルモンを分泌する細胞が分離して膵臓になりました。また、食べ物を一時貯蔵する場所が胃になり、酸素を吸収する細胞が肺になりました。そして、最も驚くべきところは、「腸」の入口、ちょうど、口の辺りの神経細胞が進化して脳神経細胞になったと考えられています。これが「腸」は第二の脳と言われる所以です。この他、「腸」は脳の介入なしで体内に侵入した有害物質をブロックして排除します。また、状況に応じて解毒作用を行ったりします。これは脳以外の臓器としては非常に珍しいことです。全身に麻酔をかけられても、脊髄を損傷して脳死の状態になっても「腸」が正常にはたらくのはそのためだと考えられています。脳内の神経伝達物質であるセロトニンも「腸」に存在していることがわかってきました。セロトニンの約9割が腸内に集中しており、「腸」の状態はうつ病や精神疾患にも関与しているものと思われます。この「腸」の状態を正常に保つ為には、腸内細菌が重要な役目を持っています。何故なら、人間のあらゆる生命活動の根源である「体内酵素」をつくるのは腸内細菌の重大な任務です。体内酵素の消耗や欠乏は、老化や病気に直結します。私たちの体には、酵素が数千種類あると言われており、腸内細菌と深い関係があります。その腸内細菌の中でも「善玉菌」を増やすことがとても大切です。善玉菌とは有用菌とも言われ、強い抗酸化酵素を含み、私たちの体を健康に保ってくれます。乳酸菌やビフィズス菌などが善玉菌の代表です。そして、この善玉菌を効率よく増やしてくれるものが「フラクトオリゴ糖」です。フラクトオリゴ糖は善玉菌の餌となります。人によりますが、一日、スプーン二杯程度の摂取で「腸」をよい状態に保つはたらきがあります。

  2009.02.22

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• 間違った食生活

  私たちの体は食べたもので出来ています。それだけに、どんなものを、どれだけ食べるかは私たちの人生を豊かなものにする上において、とても重要な意味を持ちます。1977年にアメリカでは上院栄養問題特別委員会と言うものが設置され、膨大な時間と費用をかけ、何故、がんや心臓病などの生活習慣が増えてきたのかを調べました。その結果わかったことは、がんや心臓病などの病気の原因は「間違った食生活」にあることが指摘されています。この報告は同委員会の委員長である、ジョージ・Sマクガバンによってもたらされました。「間違った食生活」とは具体的には次のふたつです。ひとつ目は、「動物性脂肪や砂糖・塩の過剰摂取」です。この食生活は現代の日本にも言えることで、ファーストフードやジャンクフード、加工食品、肉食をする機会が多くなった世代の人は注意が必要です。アメリカではこの報告が発端となり、食生活が見直され、肉食より魚介類、未精製穀物や野菜、果物、豆類などを積極的に摂るようになり、結果としてアメリカでは、1993年から2002年にかけて、がんで亡くなる人が平均1、1％減少しています。ふたつ目が「ビタミン・ミネラルや食物繊維の不足」です。日本食品標準成分表によると、1950年のほうれん草100グラム中に含まれるビタミンCは150ミリグラムあったものが2000年には35ミリグラムしかなく、23％まで減少しています。その他、鉄分も1950年に比べ15％、にんじんのビタミンCは40％、鉄分は10％、トマトにいたっては、鉄分が4％にまで落ち込んでいます。これから戦後の農業の変化に伴ったものだと思われますが、今の日本では約60年前と比べて同じ野菜を食べても半分以下のミネラルやビタミンしか摂取出来ないと言うことです。また、戦後、急速に生活が豊かになり、食卓に肉類や乳製品、牛乳などの動物性食品が多く並ぶようになり、徐々に日本の食生活も欧米化された結果、がんや心臓病、アレルギーなどが増えてきたのではないかと思われます。ですから、今一度、食生活を見直し、昔の日本の食卓に並んでいたもの、旬な野菜、海藻類、魚介類などをおかずにし、玄米などの未精製の穀物を摂ることが大切ではないでしょうか。そして、野菜や果物から必要量が摂りづらくなったミネラルやビタミンなどはサプリメントが摂ることもひとつの選択肢だと思います。これらの栄養素は直接、私たちの体を作ったりはしませんが、私たちの様々な機能を円滑にはたらかせる為に必要なものです。健康であるためには「間違った食生活」をしていないか、チェックする必要があると思います。

  2009.02.20

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• マクロビオティック食

  私たちの体は食べたもので出来ています。この大原則が分かると、どうすれば健康維持が出来るか、或は病気の改善が出来るかがわかってきます。まさに病気の原因が食事にある場合はそのことを正さなければ根本治癒はありません。それなのに現代療法はその結果である病気のみに着目し、対症療法に終始している感は否めないのではないでしょうか。そこでどんな食事が理想的かと考えると「マクロビオティック食」が理想的ではないかと思います。ただ、日本ではこの「マクロビオティック食」をはじめる人は案外まだ少なく、どうしても特殊な人のだけなものになりがちです。何故なら、私たちは「食欲」と言う欲があり、どうせ食べるなら美味しいもの、嗜好品を選びがちです。また、美味しいものは体に良くないと分かっていても本能が理性を上回ってしまうからです。そして病気になってからもこの食欲と言う欲望には勝てず、すぐに効果が期待出来る対症療法に頼ってしまいます。ですから、食習慣は出来るだけ小さい時から親が子供に食べさせておく必要があります。「三つ子の魂、百まで」と言う諺にあるように、まさに「食育」の必要性が問われるのが現代社会だと感じます。体にいいものを食べることは最大の健康法であり、幸せな人生を送る為のツールです。「マクロビオティック食」の基本は次の四つのパートから成り立っています。まず、全粒穀物を主食として食べること。特に玄米は栄養価の上でも、自然の摂理で考えても素晴らしい食材だと思います。次に、身土不二の考えです。身土不二とは、自分が生まれた土地のもの、地元のものを食べましょうと言うことです。最近はあまり言われなくなりましたが、私たちは最後は土に還ります。そして土に還った私たちは再び、その土地が肥沃な土壌となる一躍を担ってきました。この世の中は循環型社会であり、すべては「円」、「縁」の中で結ばれ、永遠に巡り続けていきます。どんなこともこの大原則の中では例外なくあてはまっていきます。三番目は一物全体の考えです。食べ物はすべてがひとつであり、その中に寸分の狂いもなく、調和がもたらされています。病気とはまさにこの調和が崩れた状態をさし、その調和をもたらすのが一物全体です。最後に陰陽の考え方です。この宇宙はすべて陰と陽 で成り立っています。ただし、白と黒と言ったようなはっきりと区別出来るものではありません。陰の中にも陽があり、陽の中にも陰があります。一般的に上に伸び、拡がっていくもの、熱帯のもの、色の白いものなどは陰性のものとされます。反対に下に伸びるもの、小さく固まったもの、寒帯のもの、色の黒いものは陽性のものと考えられています。このことからも「マクロビオティック食」とは、調和をとることであり、人々が健康で幸せな人生を送る為の大自然から授かった食事法ではないかと思います。

  2009.02.19

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• 言動と行動

  私たちは様々な人の「言動と行動」に振り回されることがあります。特に言動は相手の発した内容より、それを受け取った自分のとらえかたによってストレスを感じたり、不安になることがあります。 例えば、同じ話しを100人の人にし、感想を聞いてもおそらく微妙に感じたことは違うでしょうし、まったく反対の意見も出てくると思います。また、その話しを聞くタイミングや場所などにも左右されます。 人間関係の中で一番この辺りが難しいところで、よくそんなつもりはなかったのに相手に誤解されたり、怒らせたりすることがあります。ある意味、それだけ「言動」とは当てにならないものかも知れません。 ですが、「行動」したことによって生じた現実は真実に近いものがあります。いくら口で大切だと言うより、ひとつの「行動」はどんな「言動」より重みがあります。 ひとつの例をあげると、「タバコは体によくないから止めたい、でもなかなか止められない」などとよくこんな会話を聞きます。ですが、止めると言う具体的な「行動」を起こさない限り、永遠に止めることはできないでしょう。 そして「行動」を起こすためには自分の中で決意が必要になります。大低の場合は差し迫った必要性が生じ、「行動」することがほとんどではないかと思います。こと健康に関しては、命の危機を感じ、もうこんなことをしていては大変だと感じた時のみ、「行動」が変わります。 また、私たちの人間関係の中でも自分が困った時にさっと「行動」してくれる人は有り難い存在であり、相手から見ればその「行動」するに値する自分であると言うことになります。 そういう意味でも私たちは自らの「言動と行動」をよくみつめ、自分勝手にならないようにしたいものだと思います。

  2009.02.18

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• 精妙なエネルギー

  物理学の世界では私たちを構成しているものは「精妙なエネルギー」であると考えられています。そして、この宇宙そのものも「精妙なエネルギー」の集合体であり、ミクロがマクロを作りだしているそうです。 ですから、私たち人間も「精妙なエネルギー」で構成されている人であればあるほど、その行き方、言動や行動に現れてくるのではないでしょうか。 何気ないしぐさや言葉の発っし方、いざと言う時のその人の行動や言動はその人、そのものであると言えます。いい変えれば、その人から発する波動が荒いか、精妙かと言うことです。 また、別の見方をすると、「精妙なエネルギー」を持つ人は見なりや着こなしもスマートで、決して高価なもので見を包んでいる訳ではないのにどこか高貴なエネルギーを発しています。 最近、電車内やいたるところでお化粧をしたり、歩きタバコをしたり、道端に座り込んだりする方を見かけますが、こう言った方々はその方を構成する波動が荒いものと想像されます。 そう言った荒い波動は同類の法則で集まり、共鳴します。私たちの身体は基本的に「振動」で成り立っていますので、荒い波動の振動は病気の元を作り出してしまいます。具体的に言えば、愚痴や文句、不満などの感情は波動が荒く、この波動で心が満たされると、自律神経が乱れ、ホルモンバランスを崩します。 反対に、ありがとうございます、うれしい、楽しいなどの波動は、「精妙なエネルギー」を持つ波動で、心を安定させ、周りの人まで温かくさせます。そういう人はある意味、癒しの存在であり、人が集まりたくなる人だと思います。 盛んに癒しと言う言葉が使われる世の中ですが、その方法や技術、器具に癒しがある訳ではなく、最終的に癒しとは、そのものを扱う人が「癒しの存在」かどうかではないかと思います。 「精妙なエネルギー」を保つ方法のひとつは、瞑想などを行ったり、腹式呼吸、身の回りを清潔にする、見なりを整える、神社仏閣などへお参りする（これらの場所には特に精妙なエネルギーが存在します）など、ちょっとした工夫で取り入れることが可能です。 このことから、癒しは特別なものではなく、まずは自分が癒されているかどうかが大切ではないかと思います。存在そのものが癒し、すなわち、「精妙なエネルギー」であることが理想だと思います。

  2009.02.17

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• 小さな喜び

  日常の中で「小さな喜び」を見つけることが出来る人はシアワセな人だと思います。それは人から見たら、ほんの些細なことかもわかりませんが、その人にとっては、喜びで心がウキウキすることです。 私たちの心は時折、「渇き」を覚えることがあります。それが長く続くと、渇いていることすら気づくことはありません。目の前で同じ出来事か起こっていても心は反応せず、無表情のままです。 子供は目に映るすべての光景は新鮮で、どんなものにも興味を示します。例えば、大人が気づかない視点でそのものを使って遊び道具にして遊んだり、いつまでも飽きることなく楽しみます。そこに「小さな喜び」を見つけ、イキイキと輝きます。 反対に私たち大人は何処に行けば、あれがあれば、あの人がいればなど、様々な条件をつけ、自分が喜べることを探しがちです。もちろん、中にはそれを見つけられる人もいると思いますが、すぐに飽きてしまい、また何かを探し求めます。 人間関係もそうですが、時間の経過と共に、「慣れ」てしまい、慣れが当たり前になると「飽き」がおき、お互いに感謝の心がなくなり、やがて心が「ズレ」てしまい、気持ちが通わなくなります。そこには「小さな喜び」を感じる心がなくなってしまっています。 朝、目が開けたこと、歩けること、呼吸が出来ること、周りに人がいて下さること、食べるものがあること、どのことをとっても「小さな喜び」であり、感謝すべきことです。そして、その「小さな喜び」を感じた心は周りの人にも波及し、他の人の心までをも温かくします。 言葉はたどたどしくとも、「感じる」ことが出来るのが「小さな喜び」です。とかく言葉だけに頼ると、時に私たちは騙した、騙されたなどと争いの心を生じがちになります。言葉の奥にある喜びや感謝の心のエネルギーが本当の私たちの姿ではないかと思います。 日々の中で「小さな喜び」を感じることが出来る人は、やがて大河の如く、小さな喜びが「大きな喜び」になり、シアワセな人生の基礎になるような気がします。そのためには、つねに渇かない心を持ち、いつもワクワク、ウキウキと言う感情を心の中に住まわせたいと思います。 人の出会いは、その人の心の状態によって現され、引き付けられます。それが縁なのかも知れません。ですから、自分の心が変われば必然的に出会う人、縁する人も変わってきます。 自分の心のバロメーターは今、「小さな喜び」を感じる心があるか、ないかがひとつの指標ではないかと思います。

  2009.02.16

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