私と猫と編み日記-幸せな女と思われたい-

昔ひとのこころに～♪
言葉ひとつ生まれて～♪
伝えてねこの声を～♪

なんつって歌いながら、やってきました尾道。

尾道って言ったら、「ふたり」
「ふたり」と言ったら尾道。

坂の町とは聞いてたけど
こんなにもだとは思わなかった。
ここに私の甘さがあるのね・・・・って反省しながら
足とかね、ワナワナしながら登りましたよ。
坂という坂を。




この景色ね。

うっとりですよ。
生きててよかったーって。

もうね、動きたくなかった。
ここで寝たいーって。

そしたら、よこっちょから
トカゲが出てきてね、
ぎゃ～！！！！！！！！！！ですよ。
絶叫。

近くににいたカップルとかね
あきらかに、「ちっ」って顔してた・・・・・・・・。。。


で、「古寺巡り」っつーのを柄にもなくして
「文学のこみち」なんてかわいい名前の場所があるんですよ。
もちろんね、食いつきました。
小道って言ったら私の出番でしょー！くらいの勢いで。





ちげぇよって。
小道ってもっと、こうなんか優しいものじゃないの？って。
こんなにキツイ小道ってあるのー？って。
もうね、道なき道なんですよ。
服のままプールに入ったでしょー！って疑われても
おかしくないくらい、汗出る汗出る。
途中なんかね



小道には小道のプライドっつーもんがあるでしょーってくらい
道じゃないの。

相撲は確実に通れません。
私も若干自信なし・・・・・・。

古寺巡りには、順路が出来てて



こうゆうの。
こうゆう道が町の中、民家の間にずーっと出来てた。
その道を辿って行けば、迷うことなし。
途中、いい景色を覗かせながら
飽きさせず、最後まで到着できる。

さて、午後からはサイクリングです。

お昼を食べて
いそいそと、自転車を借りに行きました。

「すみませ～ん！レンタルサイクルお願いします。」なんて軽快に。

そしたら、そこのおっさん、めちゃめちゃ怖いの！
もうね、チビリそうだった。

「18：00までに戻ってこられるんじゃろうね～！？借りるのに1500円かかるけぇー！？」

えー！！！！！！！！！！！！！って。

もう少しで「やっぱやめます」って言うとこだった。
そこをぐっと堪えて
どうにか、自転車を借りられる事になったんだけど

自転車選んでって言われて
モタモタしてたら
「どれにするんじゃ！？」って凄まれて
焦って、これはないでしょーっつーの選んだ。
サドルとかね、締めても締めても、グラグラしちゃうの。
カゴもね、ゆがみ気味。
もともとは四角だったのか、はたまた、丸だったのか。

半泣きになりながらも
渡し舟にのって、向島までやってきました。

壊れかけの自転車を走らせて。



瀬戸内海。
こいつぅ～って抱きしめてもいいくらい、瀬戸内海。



向こうの赤い橋まで、突っ走ろうぜーって
飛び出せ青春ですよ。
いつも言いますが、一人で。




そしたら、次の因島までこの調子でレッツゴ・・・・・
あれ？って。

今日もまた、ゴロゴロ始まったけど？


せめて橋だけでも渡らせてーって。

このまま突っ走るか
引き返すか否か・・・・・。

橋を目前に、引き返しのジャッジが下されました・・・・。

こういうところが私なんだ。

もっと、思い切ってやってみたらいいのに。
意外と雨だって降らないかもしれないのに。
だけど、私は、後一歩のところでいつも怯んでしまう。

行けなかった、行かなかった思いは
きっと後から強く大きくなって
私はきっと後悔するんだ。

それを分かっているのに
今この瞬間が怖かった。


尾道に戻っても、やっぱり雨は降らなかった。

あ～あって思った。

だけど、また来る理由が出来たじゃないかって思うことにした。

瀬戸内海の風を感じ、全身で受け
体中が潮と砂と汗でベトベトザラザラした。

すぐにでも、風呂に入りたいような身体なのに
なんだかその汚い肌が妙に愛おしかった。


その夜、
広島に戻って
一人でお好み焼きを食べに行きました。
広島風。そば入り。うどん入りもあるらしい。
ペロリと完食。
チラチラチラチラ見られながらも
「生ビール」のジョッキを抱えながら、忙しく箸を動かした。

汗と潮と砂にまみれて、更に油くささをプラスさせて。

今の私、最高ー！って。

広島の最後の夜は更けて行きます。

明日は、いよいよ最終日。。。。