神田昌典さん新作!「人生の旋律」を読む
本日はゆっくりと読書ができたので、本を2冊読みました。まずは1冊目。“好き”を仕事にする本,金盛哲二,ロコモーションパブリッシングこの本は、「エンスーの杜」を主宰している金盛さんが、はじめて書き下ろした本です。ご自身が、「やりたくない仕事」をしていたサラリーマンをやめ大好きな車を扱ったビジネスを起こした経験を元にした、趣味を中心としたビジネスを起こすことを勧めている本です。金盛さんは、サラリーマンははじめから「やりたくない仕事」だったわけではなく、交通事故にあって半身不随になって、それが原因で異動された先が、「やりたくない仕事」だったとのこと。でも、人生を変える転機というのは、本当に「不幸」という形をもってやってくるんだなぁ~~、とこの本を読んでも実感。この転機(=不幸)に気がつかないで放置すると、神様はさらに気がつく形で(さらにひどい状態で)転機をつくってくれるんですね。なるほどなるほど。で、実際の内容は、、というと。金盛さんがやっているメルマガをかたっぱしから、読んでいる私にとっては、ほとんど読んだことがあるような内容でした。残念。まぁ、メールのテキストデータではなく、本という形として提供されたことに感謝しましょう。続いては、本命、神田昌典さんの新作。「人生の旋律」です。いつものとおり、神田さんの軽いタッチを期待して読み始めたが、その期待は見事に裏切られました。プロローグにこう書いてありました。「私は今まで著作を通して、ビジネスですぐに役立つテクニックを 教えてきた。誤解を恐れずに言ってしまえば、手軽にお金と幸せ を手に入れるための実践的方法を提供してきたわけだ。 ところが今回は、一見ビジネスとは関係がないように思える戦中・ 戦後の歴史がテーマである」いつもの通り神田さん独特の、軽いタッチの文章でスタートを切るのだが、すぐさま、戦中の内容になり、いきなり重くなり、そのまま最後のところまで、重い内容で突き進んでいきます。内容は、近藤藤太さんという一人の人物が生きた道を綴ったものです。(近藤藤太さんといえば、「デカい態度で渡り合え!」という著者として知っている人もいるかもしれません)あまりに破天荒で、ジェットコースター的な生き様。ちょうど70年前。日本で起こった、開戦、戦中、戦後時の、あまりに劇的な価値観の変化が、今、同じく、今後15年ぐらいで起こるのではないかと。そのための参考材料として、神田さんは、この本を世に送り出したのです。先日、読んだ「金持ち父さんのパワー投資術」でも書いてあったけど、ここ10~20年は、ホントに動乱な、劇的な社会変化が起こる時代なんでしょう。私たちは、そういう時代に生きていて、その荒波を乗り越えて生きていかなければならないんだと。変化が大きい時代は、その変化を先取りできれば、天地を逆転させるほどのチャンスになります。チャンスにすべく、うまく変化の波に乗っていきたいですね。そう思わせる、この2冊でした。“好き”を仕事にする本,金盛哲二,ロコモーションパブリッシング,1,470円人生の旋律,神田昌典,講談社,1,680円