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カテゴリ:大震災
3月11日の地震からもう3週間。 記録しておきたいことは沢山あるのに、立ち止まる時間がない。 見聞きすることの第一次情報だけでも書き留めておきたいと思うのに体力が持たない。
きちんと、と言うのを諦めれば良いのか。 3月31日から布団に戻った。 余震は毎日数え切れないほどある。 当地は停電が1日。次いで断水が1日。そして長い間ガソリンと灯油不足。 ガスはプロパンの供給がようやく始まった。 買い物は日配品の個数制限がまだあるが、暮らすに困るほどではない。 でもこんなことみんな沿岸の津波被害に遭った町々に比べたら何でもない! 亡くなった人を火葬する燃料がない為に土葬していると聞く。 それが忍びないと、遺体を引き取ってここM市で火葬にしたという人に2人会った。 大きな組織で集まっている義捐金はまだ分配法も決まらないと言う話だが、被災地ではそんな悠長なことは言っていられない。 スピードが必要なのに、政府のあのノー天気さは何だろう。 今日視察に行った総理なんて邪魔でしかない。 昨日の会見のピントのずれ加減はどうしたことだ。 同じ日の、知事の新入庁県職員に向けたスピーチが格調高く覚悟の感じられるものだったのとは雲泥の差。
地元メディアは今回は良く仕事をしている。 報道は現場に出なければ駄目というのが良くわかる。 極限状態にいると平時には見えない人間の素が顕われる。 今は日々そういう虚飾をそぎ落とした人間を見ている。 何が大事か見えやすい。それだけは良いことと言えるかもしれない。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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