田中優さんの話は明るい気持ちを呼び起こしてくれる。
田中優さんのメルマガの転載です。「 ■□■□◆◇◆◇■□■□◆◇◆◇■□■□ 田中優の“持続する志” 優さんメルマガ 第134号 2012.6.18発行 ※このメルマガは転送転載、大歓迎です。 ■□■□◆◇◆◇■□■□◆◇◆◇■□ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◇■ 田中優より 『再稼動ではなく、原発の廃炉を』 ■◇ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「取れない責任を取ると言うな 大飯原発を再稼働するな 緊急記者会見」 田中優のコメント後半部分(その1)です。 6月13日にアップしました田中優ブログでは動画や全文をご覧いただけます。 http://tanakayu.blogspot.jp/2012/06/blog-post_13.html 優さんの明瞭簡潔な説明を、ぜひ動画でご覧くださいませ! 2012.6.4 「取れない責任を取るというな!」会見 衆議院第一議員会館にて 動画 ⇒http://www.ustream.tv/recorded/23078337 他出席者 マエキタミヤコ、鎌仲ひとみ、水野誠一、本内みどり、桃井貴子、 坂田昌子、花岡和佳男、阿部知子、福井県庁前から中継 山本太郎、佐藤潤一 ----------------- 58:32より(約3分間) 質問「デモや署名をやったが効果をあまり感じられなく無力感を感じます」 ↓ ある方が「私のように内側に入っている人物が言うことの方が全然強烈なんだ、 デモをやっている人なんて影響を及ぼしてない」ってどこぞのラジオで言った 人がいるんだけど、とんでもない間違いです。思い上がりです。 やっぱりみんなの動きがあるからこそ成り立つことですね、それはやっぱり 力があるんだということを信じて、絶えず納得するしかない。 それともうひとつ、僕は別の解決策と言うのをいくつも考えついています。 需要を下げるの簡単です。事業者です。東京で圧倒的に増えたのはオフィスです。 オフィスの中の21・3%は照明器具が増やしました。これ、1本に下げても 同じ明るさにできるんですよ。つまり半分に下げること簡単にできます。 45%はエアコンです。45%のエアコンは、ガスエアコンに替えると10分の 1の電気にすることができます。しかも、それによってランニングのコストも ガスの方が安いので、電気エアコンを使っているところだったら簡単に10分の 1にしてその分だけ得させることができる。これが需要側にできることですね。 今度はじゃ供給側を考えましょう。供給側には「グリッドパリティ」という言葉が ありまして、送電線からの電力会社の電気を買うことと、自分の太陽光とかで発電 した場合の電気のコストが同じになることを「グリッドパリティ」と言います。 今年に入ってからグリッドパリティ実現しました。何と、 太陽光発電で1kwh 当たり19円を下回ります。 今我々電力会社から24円で買っていて、このあと値上がりして26~27円に なります。明らかに19円の方が安いですね。 経済原理からそれをつけっちゃった方が得になりますよ、これは商売としてやれる、 その商売をどんどん広げていってもらって、原発いいですけど、高いから誰も買い ませんよ、という形に社会を作ってしまうこともできる。 だから僕は、ここから先は事業者にもがんばってもらいたいと思います。経団連から 抜けた人達が新しい団体を作ったようだけど、こういう運動に期待したいと思って いるし、いろんなジャンルから、いろんな運動が出てくることで解決策が生まれる ものなので、その中のジャンルの一つを支えていると思って、自分に自信を持って ほしいと思います。 ----------------- 01:13:50より(1分半) 大飯原発の再稼動について、「これは電力需給関係の問題ではない」って関電が しつこく言ったわけです。 つまり足りる足りないの話ではないんだ、それに対して仙石氏がはっきり言ったのは、 「これは企業会計の問題だ」、つぶれてしまうから、企業会計上どうしても再稼動 しなければならないのだと言ったんですね。 企業会計のために人の命を賭けるっておかしいです。企業会計に例外を置けばいい だけではないですか。 原発の場合、経費の9割以上が「固定資産経費」で、特に燃料費が少ないんですよ。 圧倒的に設備費用の方がでかいんですね。それの固定資産がさっき言ったように 8千900億円あるわけで、それが「負債」にされてしまうと困るわけです。 それなら当面の間、動かしてなくても「資産」として認めると扱えばいいと思います。 それが毎年毎年減価償却されながら減っていくだけのことになります。今の政権が やろうとしている「とりあえずの時間延ばしをして、その間に稼いだお金でペイ しちゃおう」ということを、実質的にできてしまうことになります。 だからなにも人を人身御供にしなくったって、企業会計の中にその現状のものを 「とりあえず動いてなくても資産と認める」と例外を作ればいいだけですよ。 文字数の関係で、続きの「ストランテッドコスト」「廃炉後の雇用はこうすればいい」は 次号にてお送りいたします。 ----------------- ※詳しくは現在発売中の岩波書店「世界」7月号や、近日発行されます「DAYS JAPAN」 にも寄稿していますのでご覧ください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●転載の際のお願い こちらの無料メルマガは基本的に転載・転送大歓迎です。 その際、こちらのメルマガの名前「田中優の“持続する志”」やリンク先 http://www.mag2.com/m/0000251633.htmlなども一緒に添付頂ければありがたいです。 いつも拡散頂きありがとうございます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ●フェイスブックにて田中優コミュニティが2,460人! 「いいね」をぜひ押してください☆ http://www.facebook.com/tanakayupage ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■□ 発行者、講演・取材の窓口 ■□ 田中優公式HP http://www.tanakayu.com/ 合同会社OFFICE YU 【MAIL】 officeyu2011@ybb.ne.jp 担当 渡辺 ◎田中優の“持続する志” のバックナンバー・配信停止はこちら ⇒ http://archive.mag2.com/0000251633/index.html」