カテゴリ:仕事以外の日記
■ボクシングの歴史に鮮烈な足跡を残したマイク・タイソンの今を伝える記事です。 自尊心が低く、自信のない子供だった彼は、貧困地域の中で、まさに生き残るために暴力性を身につけました。 少年院の中でボクシングの才能を見出されてからは、ひたすら殴ることが彼のアイデンティティとなっていきました。 恐ろしく強い世界チャンピオンになるのですが、それでも彼の本質は変わってなかったようです。 すなわち、自分の強さを誇示し、称賛され、畏怖されることが、存在証明でした。 ■そんな彼だから、近づいてくる人間を見分けることができなかったのでしょう。 搾取し利用することが目的の連中に甘やかされて、私生活も、ボクシング技術もめちゃくちゃになってしまいます。 (この時期のタイソンは、暴行、脅迫、薬物使用など、なんでもありの酷い状態だったようです) 一般人にもその名を知られた凄まじく強いボクサーであったことは確かですが、同時に、その巨大な才能を生かすことができなかった愚者でもあります。 持っていたポテンシャルを思うと、そのピークがあまりにも低く、あまりにも短かったことが残念でなりません。 ■そんな彼が、いま第二の人生で成功を収めようとしているようです。 俳優として、タレントとして、アニメのキャラクターとして、順調にキャリアを積んでいっています。 Mike Tyson: Undisputed Truth Mike Tyson Mysteries マイク・タイソンを直撃、自身のアニメと過去を振り返る! ドニー・イェン×マイク・タイソン!映画『イップ・マン 継承』特報 喜ばしいことです。 ■タイソンは、インタビューでこんな発言をしています。 考え方を変えることが大切です。それは他の誰でもなく、自分にしかできません。あなたは、なりたい人間になれるのです。あなたさえ、それを本当に望むのであれば。もし「今日から画家になろう」と思ったのなら、その目標のために一所懸命努力しなさい。画家としての人生を掴むまで諦めないことです。私は、詐欺師や泥棒のような人生を送ってきましたが、今は社会の一員として責任ある行動を取る人間になりました。仕事から家に帰ると子供たちが、私を待っていてくれること、ここに存在していることに感謝します。こんな家や家族を持てるような人間ではなかった私が、いま大切な家族とここに住んでいる。感謝の気持ちで胸がいっぱいです。 これが、かつて本能のままに行動していた男の発言かと思うと、感動を覚えます。 もともと純粋な人だったのでしょうね。この発言が本来の人間性からのものであることを望みます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
July 6, 2017 11:27:07 AM
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