カテゴリ:仕事以外の日記
■WBC世界バンタム級タイトルマッチ。山中慎介VSルイス・ネリ。 衝撃の結末でした。4ラウンド、山中陣営がリングに飛び込んだためレフェリーがストップ。 一瞬、山中も何があったのかわからないという顔をしていました。 その山中は試合後「効いていなかった。まだやれた」と語っています。 ■挑戦者のネリは「反撃がないので、レフェリーが止めたと思った」と言っています。 4ラウンドまでは、ネリが優勢でした。ストップの場面も、荒っぽいフックが何発か山中を捉えていました。 山中が防戦一方になって、ガードも甘いので、危険な状態に見えたのも確かです。 ただ同時に、ネリも山中の左を何度か受けて、ダメージを負っていました。 ■帝拳ジムとしては、前半相手に攻めさせて、後半勝負とみていたようです。 ネリもあれだけ攻めれば、後半は疲れて、山中の餌食になっていたかも知れない。 ネリは、荒っぽいが、防御も粗いので、その可能性は十分にあったと思います。 ■ただそのことをジムの会長が「トレーナーが勝手に止めた」とマスコミに言うのはどうなのか。 山中本人はともかく、近くで見ていたジムの会長や関係者の何人かは「まだやれる」とみていたようです。レフェリーもストップする気はなかったらしい。 しかし山中のことを一番知っているはずのトレーナーが止める判断をしたのだから、そのことで文句を言ったらだめですよ。 トレーナーの判断ミスだとしても、そのトレーナーを認定したのはジムなのでしょうから。 ■ジムの会長は、興行やビジネスのことを念頭に置いて言っているらしい。 確かに、この試合に逆転勝ちして、年末14度防衛の新記録に挑戦するとなれば、盛り上がる興行になったでしょう。 が、そのことで山中にダメージを負わせるのはどうかと思います。 この先、長い人生なのですからね。選手の身体を第一に考えなければなりませんよ。 ■残念ですが、仕方ないですね。 ここ何試合か、山中は危ない場面を作られてきました。 左ストレートの威力は健在でしたが、防御への反応という意味では、衰えをみせていました。 そう考えると、山中の状態をよく知るトレーナーの判断はきっと正しかったのでしょう。 素晴らしい王者でしたが、いつか終わりは来るものです。 今までありがとうございました。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
August 16, 2017 01:14:03 PM
コメント(0) | コメントを書く
[仕事以外の日記] カテゴリの最新記事
|
|