MAMA's murmur

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• 30日の日記

  相方が作ってくれたお味噌汁です。玉ねぎ、ジャガイモ、ワカメ、油揚げ。具材がたくさん入っていて、お腹いっぱいになりました。温かいものって、満腹感がありますね。台風がきてるとか…明日は大雨らしいです。皆様もご注意ください。

  2012年09月30日

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• FaceBook

  ２～３週間前、FaceBookからメールがきた。いきなり「FaceBook」という文字が目に飛び込んできたのでビックリ。私はFaceBookなんか、していないのに…なぜメールがくるんだろう？が最初の疑問。不思議には思ったが、興味もあったので、メールを開いてみた。なあんだ、以前勤めていた会社の上司だ。FaceBookを始めたらしい。それで私を招待したってわけか。納得、納得。結局私も登録し、始めることにした。自分の登録をすませると、早速「あなたの知り合いかも」と、リストが現れたが…またまたビックリ！！しょっぱなから娘達が出てきたではないか！なんで？こういうことに疎い私は「なぜFaceBookのやつらは私の娘達と私とが親子だということを知っているんだ！！」と、半ば恐怖さえ感じた。あとで娘に聞いたところによると、しょっちゅうメールのやり取りをしている相手ならば自動的に「知り合い」と見なして、「知り合いかも…」となるらしい。携帯に履歴が残ってる相手、ってことね？だから私が更新する度に、相方の携帯にもお知らせが届くことになる。なんせ、娘達とのメールより相方とのメールのほうが多いのだから。「友達になる」ってのがある。ふんふん、それじゃあ…と娘達にお友達申告した。うーん…お友達が昔の上司と娘達、ってのも寂しいな。「検索」で知り合いを探してみた。FaceBookやってる人って、結構いるのね。知り合いがボロボロ出てきた。「やってる」って言ってくれりゃあ、私ももっと早く始めてたのに。あらあら…あの人もやってるワ、「お友達」になりたいけど私は相手の名前を知ってるけど相手は私の名前を知らない、「お友達」申告したら私の名前がバレちゃう、なんて相手には「お友達」申告できない。こちらの正体を明かさないことには、相手には近づけないのだ。ところが、いろいろ見てみると、全くの本名ではない人もいるではないか。ってことは、気づかれたくない相手には、偽名で登録しといて接近すればいいのよね。だって、店名やグループ名としか思えない名前ででてる人だっているんだから、偽名の登録も有り得るでしょ？相方は「FaceBookは本名じゃないと…」って言ってるけど、ドラミちゃんっていう人もいたもの。これ、絶対本名じゃないよね？もう本名で登録しちゃったからダメだけど、テキトーな名前で登録して裏情報を集めるなんてことやってる人もいるんじゃないの？影にかくれておイタしてる人、大事な人が自分の秘密を知らないと安心してても、実はバレバレかもよ。内緒の話をしてる相手が彼氏や彼女本人だったらコワイね。私はいつも、こういう可能性も有り得ると考えた上で、事を始める。だから「お友達」申告も滅多にやらない。だいたい、このブログだって、知り合いでブログのことを知っている人は５～６人だけ。彼らは、そぉーっと読んでそぉーっと帰って行く。そして、NoCommentを守ってくれている。 「お友達」申告はやらない、のだが…娘達には「かあちゃんと友達って、ないよね、フツー」と言われてしまった。あら、母と娘で「お友達」になってる人、いたわよ。その人、娘の他に１人しかお友達いなかったけど。私は娘とは「お友達」になれなかったが、ありがたいことにFaceBookの「お友達」は増えた。やっぱり親子で「お友達」になる人って、寂しい人なんだね。よく言えば「孤独が好き」、はっきり言えば「好かれない」のかな。だいたい、「孤独が好き」っていうのは、社交下手や嫌われ者の言い訳だから。相方も「孤独が好き」人間だが、彼は人気者だ。そろそろ相方が迎えに来る。今日は金曜日。今日から「週末の家」。

  2012年09月27日

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• これから死にます、って言われたら？

  ６時に目が醒めた。運動もなくゆっくり眠れるはずなのに、そういう時に限って早起き。相方はぐっすり眠ってる。昨夜アップした日常を読み返してみた。死ねば何でも美談、死はその人を美化し醜い部分をどんどん風化させてくれる。そうだね、よく言うでしょ？「いい人ほど早く死んじゃう」とかさ。直接の知り合いではないが、なにかと言うと「死ぬ、死ぬ」と騒ぐ女性がいた。彼氏が飲みに行って帰りが遅い。そんな時、メールで「先に寝ちゃうけど、いい？ゴメンね」と可愛くイヤミを言うならまだしも、「すぐに帰って来ないなら、手首切っちゃうからね」くらいの勢い。めんどくさい性格だと思う。なのになぜか、彼等は結婚した。全くの偶然だったが、私は彼女のウエディングドレス姿を見た。スラーッとしてスタイルが良く、顔立ちも美人。まるでモデルさんのようだった。ところが後になって、別の知り合いから聞いたところによると、ちょっと変わり者だったようだ。彼女がブランド物のバッグを持っていたので、「素敵なバッグね」とお愛想を言ったそうだ。お愛想以外のなんでもない。そう言った方の人が持っているバッグも超一流品ばかりなのだから。しかも、彼女のそのバッグは定番品だったそうだ。すると彼女、バッグからなにやら紙切れを取り出した。「本物よ、これが保証書、こっちはレシート。ほらね、本物！」「いつも持ち歩いているの？」「ええ、本物だって説明しなくっちゃ。」大事な人からのプレゼントとか、そういう話ではない。自分で買った、ごく普通のありふれた型のバッグ。彼女がこだわっていたのは「ブランドである」ということだけ。私の直接の知り合いに、こういう人はいない。結局、数ヶ月で彼等は別れることになったが、離婚後もなにかと言うと「これから死ぬ」という電話がかかってきたそうだ。それで彼は携帯を替え、新しい住所は極秘にし…それでも誰かから聞いては電話してきたそうだ。最後にかかってきた電話には、さすがに面倒で出なかった。留守電には「これから死ぬ」。彼は聞かなかったことにした。すると数日して、知らない番号から電話があった。出てみると、彼女の勤め先。彼女は「緊急連絡先」を彼にしていた。「○○さん、ご存知ですよね？」「まぁ、知らなくはないですけど…元妻ですが、今は関係ありません。」「ずっと、無断欠勤なんです。連絡もとれないんです。何かご存知ありませんか？」彼は彼女の上司らしい人と彼女の住まいに向かった。そこは彼等が数ヶ月暮らしたマンション。彼女の母親に連絡をとり、鍵を借りて中に入った。彼女の母親は近くにいるのに「死ぬ、死ぬ」電話は受けておらず、自分も一緒に様子をみに行こうともしない。彼と上司がマンションに向かった。母親の鍵で中に入ると、誰かがシャワーを使ってる音がする。なあんだ、いるんじゃないか…声をかけたが応答はない。しばらく待って、覗いてみることに。中で彼女は死んでいた。バスルームのすぐ外に携帯電話。着信があれば、すぐ出れるように。彼女がかけた最後の電話は、彼にだけではなかった。みーんな、「またいつもの」と思ったんだろうね。本当に死のうと思う人は、わざわざ電話やメールで「これから死ぬ」なんて言ってきやしない。黙って、誰にもジャマされることなく、死ぬでしょう。止めてほしいから、あるいは、諦めてまた自分の元に戻ってきてほしいから、わざわざ電話するんだと思う。だからと言って、あまり頻繁にこんな電話もらっても迷惑だよね？よけいにイヤになっちゃう。だから、誰も電話に出なかったんじゃないかな？本人も、本当に死んじゃうとは思ってなかっただろうけど…さて、第一発見者となった元ダンナだが、それからしばらくの間はまともな食事ができなかったそうだ。梅雨時…お風呂…湿気いっぱい、湯気モーモー。そして発見されたのは死後５日はたってからだったし…綺麗な人だったのに…いや、並だったかもしれない。死は人を美化するものだから。

  2012年09月26日

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• 愛を語る

  馬が愛について話している、さてその場所は？なんとなくくだらなそうなクイズ。土曜に焼肉屋さんに行った。早い時間だったので、混んでいてカウンターだった。それは先日のこの日常で書いた通り。この焼肉屋さん、壁に貼ってあるメニューをちゃんと毎日貼り替えている。いつもはラストオーダーぎりぎりだから、私達が最後の客であることが多い。「○○○、さげといて。」「明日は□□□□を出すって。」「オススメは△△△でヨロシク。」厨房からの指示に従って、若い店員さんが貼り替えていく。明日使わないお品書きは、まとめてバスケットにしまってあった。テーブル席の方には普通のお品書きしかない。ところが先日カウンター席に座ったら、想像のつかないメニューもあった。「○○ ○○○」、人名だ。それもタレントではない。私達のオーダーを取りに来た子の名前。値段は２０円。？？？「ねえ、ねえ、あれなあに？」「俺の名前です。」「うん、だからどんなの？」「あぁ、名前が書いてあるだけです。」私はこの子の発案の新メニューを格安で紹介しているのかと思ったが、そうじゃなかった。格安にしても安すぎるよね。「フレンドリー」を売りにしているこの店では、従業員の名前を貼り出して、お客様に覚えてもらおうとしているそうだ。以前は店長の名前も貼り出してあったが、売れた（結婚した）ので取り外したそうだ。テーブルと違って、カウンターは常にスタッフが目の前にいるから、名前くらい覚えてあげないとね。他にも目についたものがあった。クイズなども貼り出してある。冒頭の「馬が愛について話している、さてその場所は？」ってやつ。答えを聞く前からくだらなそう、だけどなかなか正解にたどりつけない類。くだらなかった。正解はコレコレです、と書くのが恥ずかしくなるほどくだらなかった。全部、英語にするそうだ。ホース、ラブ、トークそしてこの３つの単語を入れ替えるそうだ。ホース、トーク、ラブ今度は「ー」を消すそうだ。ホス、トク、ラブ最後まで聞いて、ムカついた。「なあんだ」と、クイズが一段落して、また視線は七輪に落ち着いた。お肉が焼けるのを待ちながら、相方が言った。「愛を語るって言えばさあ、『世界の真ん中で…』っての、あったでしょ？あれを観たとき、ムカついたね。」「へぇ、観たんだぁ。もしかして、わざわざ映画館で？」「いや、ＤＶＤ。」「趣味じゃないのはわかるけど、どこがそんなにムカついた？私は観なかったけどね。」相方が言うには、恋愛物、純愛物は相手が死んでしまうから美しい物語になり、とにかく片方が死ねば物語として成立する。納得。友達がよく言っていた。「うちの両親は近所の人が警察を呼ぶほどの喧嘩ばかりしてたのに、お父さんが死んで１０年もしないのに、お母さんは『お父さんほどいい人はいない』みたいなことばかり言う」って。「死はその人を美化し、醜い部分、嫌な部分、憎い部分をどんどん風化させてくれる。『愛と死をみつめて』だって、相手が死ぬから綺麗なお話なんだ。」「そうだね。お話では女の子は死んで男の子はずっと女の子を愛し続けたけど、実話では死ぬ前に違う女の子に乗り換えたそうだし。」「そうなんだよ。だから、現実ではあんなこと、まず、ないんだよ。有り得ないよね。」「そういえば、前もそんなこと言ってたね。」「言ってた？」去年暮れ、相方は時々、ぶつぶつと言っていた。創作の中のウィニーさんも、つぶやいたことがある。「死んでくれれば楽なのになぁ…」と。「だってさあ、いなきゃいいよ。３００％一方的に愛してようが５００％憎んでようが、いなきゃこっちも気にしない。ところがそういうやつに限って、いつまでたってもいるんだもん。いるんだよ、そこに！」「だからますますイヤになる？」「あとは無視してるしかない。美談じゃないよね、全然。死ななきゃ美談にならないんだよね。死ねば何でも美談になるんだよ。」死ねば何でも美談。だから、一方が死ぬことで美化された物語は、作る側からみたら、もっとも簡単な美しい物語の作り方。ズルイね。で、ムカついたってことなのかな？明日は水曜。まだ週末ではないが、もうすぐ相方が迎えに来る。相方の水曜の授業がまだ始まってないので、明日はまだ「週末」みたいなもの。

  2012年09月25日

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• 長男の見え具合

  長男は影が見えるそうだ。９歳の時、長男は一度死にかけた。脳挫傷で１０日間、意識不明。３日目に担当医から「命に別状はないが、元にはもどらない、このまま眠り続けるか、あるいは…」と告知を受けた。身体はなんともないのに、脳に衝撃を受けてしまったのだ。外からみただけではわからなかった。だから、ただベットですやすや眠っているようにしか見えない。医師もなにもできなかった。良く言えば「開かずに経過をみよう、この子の可能性に賭けよう」、はっきり言えば「危なくて手術はできない、まぁ、死ぬことはないんだからさ」である。この先、何年眠り続けても、保険会社からお金は出るわけだし。一日二回、朝と夕方、ＩＣＵからストレッチャーで出てくる小さな息子。面会時間以外の親子の散歩…ＭＲＩやらなんやらの部屋までの往復は、とても大事な私達親子の触れ合いの時間だった。朝の１０分の面会時間には「おはよう、起きなさい、朝だよ」と声をかけ、夕方には「もうねんねだね」と、赤ちゃんの頃に子守唄代わりに聴いていたビバルディをハミングして聴かせていた。ＭＲＩへのお散歩のときもずっと、ずっと。そんな時、一人の新人ナースが気がついた。「この子、クスリ入ってるのに、お母さんの声がすると目を開けようとするわ。」クスリとは睡眠薬のこと。昼と夜とのリズムをつけるために、点滴に入れられていた。クスリで眠らされているのに、息子は私の声に反応していた。翌日、担当医が「これは反射ではなく、確かに反応」と判断し、ＩＣＵから出て、親子二人で個室暮らしを始めた。そして、ある朝、息子は還ってきた。疲れ果てて眠り込んでいた私は、息子の「マミー、アイラブユーー」と言う声で起こされた。作り話しじゃないよ。ほんとの話し！息子の舌がうまく動くようになってから聞いたところによると…気がついたら、どこかはわからないが森の中を歩いていたそうだ。どこまで行っても出口がない、わからない、何日も何日も迷っていたようだ。すると、何日目かに、ちょっと先に白いものが二つ…犬だ。少し進んでは引き返し、僕を呼んでいるようだった。後をつけて来たら、目が覚めた。あれは○○○と□□□□だったみたいだけど…その○○○と□□□□は、その時はまだピンピンしていた。息子が病院に運ばれてからずっと、息子の机の下に潜り込み、エサも食べず水も飲まず、トイレにも…名前を呼んでも出て来なかった。きっと、君を迎えに行ってくれてたのかもね。生還してから、息子は見えないものが見えるようになったらしい。はじめはかなりはっきりと。入院中、彼はよく言っていた。ベットの足元を指差して「あの人、だあれ？」誰もいないのに。そして、常日頃から「挨拶はきちんと」としつけてきたので、ついつい息子は「こんにちわ」と言ってしまう。そう言う息子に私も母も「あの人達は関係ない人達だから、こんにちわではなくさようならって言いなさい。お帰り下さいって。」と教えた。せっかく戻ってきたのに、また連れて行かれてたまるものか！！必死だった。子供の回復力はすごい。細胞の増えるスピードも大人より子供のほうがすごいのだろう。打撃を受けた脳は元に戻り、医師も「奇跡」と言ったほど。そして、それまでは見えなかったものが見えるようになった。だが、その力はしだいに低下した。低下という言葉を使っていいのかどうかわからないが。今彼がわかるのは、影。白い影と黒い影があるそうだ。白い影はいたずらはしない。多分、ご先祖様だろう。白い影が来てる時は、なんとなく暖かくて穏やかな気持ちになるそうだ。そして、なにかイイことがあったりすると言う。黒い影は、良からぬことに巻き込まれる前兆だと言う。そこらへんに漂っている邪悪なものが、いたずらしに来ているのかも。黒い影に纏わり付かれていた時に、白い影が近寄って来て救われたこともあるそうだ。「黒い影が来るとどうなる？」「ものすごくイライラしたり…とにかく周りとトラブる。自分でもわかってるんだ、俺、なに怒ってんだろうって。」「だったらね、黒いのが来てるなって思ったら、自分の行動に普段より注意しなさい。コイツはいたずらしても面白くないと思えば、いつかは来なくなるから。スキがあるから邪悪が来るんだよ。」それ以降彼は黒いのが来ると「払って、払って！」と泣きついて来るようになったが、一人暮らしがきっかけで、「俺にかまうな！お前の話しを聞いているヒマはねぇんだよ、どっかよそ行ってくれ！」と言えるようになった。だからと言って勝手なジコ虫というわけでもない。家族に対しては勝手なことばかり言うが、霊に対しては真摯に手を合わせるやつだ。

  2012年09月22日

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• 答えは３と５？

  昨日「習慣とは恐ろしい」ということを書いたが、本当に習慣とは恐ろしい。昨日は何も用事がないのに朝６時に目が覚めた。そして何も用事がないのに深夜３時過ぎまで眠れずに起きていた。今朝も、昨夜は３時過ぎに寝付いたというのに６時には起きている始末だ。こういう時こそ、普段の睡眠不足を補わなければならないに…昨夜はキャバクラで楽しいひと時を過ごした。１時間延長したが、お店に入った時間が早かったので、帰宅したのも１１時くらいと早い時間だった。リビングでＤＶＤを観るともなく観て、相方が大あくびをしながらベッドに入ったのが１時を回った頃だった。その時私は、まだリビングにいた。「キャバクラ」をアップしたのが２時１２分、それから一服つけて「自分のブログをみる」をクリックして読み直していた。「うーん、うーん、ふー、あひぃー…」と、相方は珍しく悪い夢を見ているようだ。いつもなら「ぷっぷー」という特徴のあるイビキが聞こえるはずなのに。すると…ズドン！！という重量感のある音。寝室のほうだ。何だろう。「どうしたの？なに？」ベッドに相方の姿はなかった。さっきまで寝てたはずなのに…？「いってぇ…」いた。私はベッドを壁に押し付けない派。両サイドにスペースがある。相方はベッドと壁との間に伸びていた。落っこちたのだ。大の大人が。しかも「いってぇ」と言いながらもまだ寝てる。それほど酔ってもいなかったはずなのに。おかしいね。相方の方には、ティシュやら読みかけの本やらスタンドを置くためにサイドテーブルが置いてある。角に頭をぶつけていたら大変。「頭、ぶつけなかった？大丈夫？」声をかけたが、筋の通った返事は「イタイ」だけ。あとは「答は３と５のはずだ」などとわけのわからないことばかり。寝ぼけてる。相方をベッドの上に引き上げ、私も眠ることにした。相方はいつも、私を抱きかかえるように腕枕をして眠る。あぁ、そうか。あれは単なる腕枕ではなく、私を重し代わりにしてベッドから落ちないようにしてたんだ。昨夜私がベッドに入ってからも「あひぃー」だの「くぇー」だのとうなされながらも、しっかり私をかかえていた。かかえてながらもなぜか反対側に飛び降りてしまいかねない勢いで寝返りを打とうとするものだから、私が重しの役目をはたさなかったらまた落ちていただろう。一体、どんな夢をみていたんだろう。そして、３と５が答えになる質問ってなんだろう？私は大人になってからは、ベッドから落ちたことはない。覚えている範囲でベッドから落ちたのは幼稚園か小学生の低学年の頃。それでも「珍しいね」と家族に笑われたのを覚えている。皆さんは落ちたこと、ありますか？

  2012年09月22日

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  キャバクラ

  昼近くになって相方が起き出してきた。今日のみそ汁は玉葱とワカメと油揚げ。あとは冷凍庫のもので朝食。昨夜ホームグラウンドで落ち合って、夜食に中華をたらふく食べてしまったので、そんなにお腹も空いていない。「今日は運動、ないんだよね？」「うん、みんな、家族サービス。」「仕事もないんだよね？」「うん、祝日だし。」「お出かけ行こうか。」「うん！」さて、どこに？時間も時間。都心とは逆方向に行くことにしたちょっと前に行ったモールに行くことにした。この前に行った時はモールがメイン。今日は北欧家具の店に寄ってから、モールへ。「週末の家」で使っている家具のほとんどは、この北欧の店で購入したものである。ここから配達してもらい、二人で組み立てた。日曜大工など縁のない二人が「あーでもない、こーでもない」と、説明書を読みながら。楽しかったなそれなりに使い勝手のよいものであるが、今回探しているもので使い勝手の良さそうなものは北欧のほうにはなかった。モールにある家具屋でめぼしいものを見つけ、配達を頼んだ。相方も気に入ったものを見つけ、二人とも満足のいく「お出かけ」。家を出た時間が時間だったし、あの北欧の店は売り場に順路があり、一通り巡らないと出口に辿り着けないときている。北欧の店で、何も買わずに時間だけかかってしまい、モールで用事が済んだ時には外は真っ暗。夕飯も外で食べることにしたが、大切なことを思い出した。モールにはレストランはたくさんあるが、全て禁煙。二人とも愛煙家だから分煙どころか禁煙なんてクソくらえ。「週末の家」駅まで戻って夕飯にすることにした。だいたい週１ペースで行く焼肉屋さん。いつもはラストオーダーちょい前に行くのでそれほど混雑もしてないのだが、今日はさすが祝日とあって満卓。私達と入れ代わりに出ていくお客さんがいたので、なんとか席はとれたがカウンターだった。カウンターの向こう側にもカウンター的なテーブルがあって、七輪はそこ。今日は時間があるから、普段オーダーしたことのないものにもチャレンジしてみた。焼肉で「月見とろろ」ってどうだろう。とろろは嫌いではないが、焼肉との組み合わせがピンとこない。オーダーしてみた。こんな感じで出てきた。平らなお皿だから混ぜにくい。それにすりおろしたとろろだから、啜って食べる？食べ難かった。家でとろろを食べると、２～３日続くことになる。それもどうかと思ったので、オーダーしたのだが…この焼肉屋さんの隣に、キャバクラがある。相方が「隣に行ってみたい？」と聞いてきた。もちろん、ＹＥＳスナックやクラブは行ったことがあるが、キャバクラは行ったことがない。興味がある。「女の子が行ってもおもしろくないよ」と言われれば、なおさら行きたくなる。焼肉屋さんのお客さんの中にロシア系の女性を連れた日本人がいて、相方はその女性を隣にあるキャバクラの女の子だと思ったらしい。キャバクラのスラブ系美人が同伴でお客さんと食事をしている、と思ったらしいのだ。相方はスラブ系が世界の美女ランキング１位で、スパニッシュの血の入ったフィリピーナが２位だから、それで隣の店に行きたくなっちゃったわけ。でもここで、私に「先に帰ってて」なんてことは言えないし、前から私はピンパブとかキャバクラとかに興味津々だと知っているので、自分が「行きたい」よりも私を「連れていく」かたちにしようってわけ。隣に行ってみると、今日は「制服デー」。女の子達、セーラー服姿。みんな、歳を聞くと「２１」とか「２３」とか言うけど、サバをよんでたとしてもせいぜい２４～２７。セーラー服にルーズソックスでもまだ違和感はない。私の歳で着たら、エロいを通り越してグロい…かな？相方は私がいたので十分楽しめなかっただろうけど、私は楽しかった。もちろん、女の子達が相方（男性客）の連れである私（女性客）に気を使ってくれたからだろうけど。帰る間際、女の子達が私に名刺をくれた。カップルで来たときは、名刺も女性側に渡すのが常識。前に行ったピンパブでも、チーママは私に名刺を渡した。私のリストの中では、今日のキャバクラは、また行ってもいいお店。違うキャバクラ、違うピンパブに行ってみたいのはもちろんだけど。一番行きたいのは、相方の行きつけのお店。ムッふっふっふ…

  2012年09月22日

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• 今日はなにを…

  習慣とは恐ろしい。今日は祝日、それに連休なので、運動仲間は家族でお出かけらしく、運動のお誘いもない。「明日はアラームいらないね。Lynnもゆっくり眠りなされ。」昨夜ベッドに入る時、相方がそう言った。アラームもなければモーニングコールもない、オールフリーの一日。何ヶ月ぶりだろう。ところが、習慣とは恐ろしいもの。こういう時に限って、６時にはきっちり目が覚めた。いつもは寝過ごすこともあるというのに…。１時間ほど、二度寝をしようと頑張ったが眠れない。退屈になったので寝返りをして相方のほうを向き、口髭をイタズラしてみる。相方は朝方まで仕事をしていたようだ。うつらうつらしながら「Lynnはグウグウ寝ていたけど、俺は朝まで仕事してたからもう少し寝かせて…」と訴えられた。リビングから読みかけの本を持ってきた。横になって本を読めば、眠れるかも…それも無駄な努力とわかったので、二度寝はあきらめてリビングに来た。スマホで、昨日相方を待つ間に下書きした「日常」をアップした。そして携帯のほうで、今、これを書いている。「スマホと携帯、２つ持ってるの？」と、よく言われる。２つ、持っている。払っているのは携帯のほう、１つだけ。一昨年入院した時、「携帯より遊べるから」と、相方がスマホを貸してくれた。それ以来、借りっぱなし。支払いは相方のままだから、「パケ放題」どころか「使い放題」、まぁ常識の範囲でね。もちろんメインは携帯のほうを使っている。スマホは写真と、あとはバッグに入れて持ち運べるミニパソコン代わり。一昨年からずっと同じスマホだから、型は古い。時間がかかってイラつくこともあるし、電波状況が悪くて「使えねー」とムカつくこともある。でもこのスマホでいろんなことがあったから、愛着もある。このスマホが縁で知り合った人もいる。だから、新しい型が盗難事件が起きるほど大人気だろうとも、なかなか手放したくはない。「そろそろ新しいのにしたら？」と、いくら言われても。新しいiPhone、なかなかの人気だけど、どうなんだろう。テレビで比較しているのを見たが、画面が大きくて厚みは薄くなっている。しかも、計量すれば微妙な差だが、持ってみるとかなり軽いそうだ。サファリもサクサクいくという。SoftBank自体、電波状況、あまりよくないけど、それはどうなの？さあて、相方が起きるまで、みそ汁作って…久々にオールフリーだと、なにをしようか迷ってしまう。

  2012年09月21日

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• 見える人、見えない人

  見える人と見えない人、というのがある。たいていの人は見えない人のほうに属する。わが家はどちらかというと、見えるほう。まず、私。子供の頃からあちらの世界とこちらの世界の区別がつかなかった。ものごころついた頃から普通に見えていたのだから、しかたがない。実家では早朝と夕方、散歩がてら墓参りに行った。５～６人、町の人達が集まり、住職さんの話しを聞くのだ。私が幼稚園くらいの時に、親に手をひかれ、お寺に行った時に、住職さんが「日が暮れたら、この子はお寺には連れてきちゃいけない」と言ったそうだ。理由は、二つの世界の区別がつかず、あちらに入り込んでしまいかねないからだそうだ。気がついたのは小学校の高学年になってから。この人、普通の人達と違う…そう感じた。母も時々見える人。だから、見えるからと言って、特別ではないと教えられた。ヤバいと思ったことが二度あった。中学生の時、田舎からクルマで東京に来た。母、姉夫婦、兄、私の５人。今はもうない某ホテルの広い部屋に泊まった。７階の、寝室が二つあるスイート。義兄と兄は接待で飲みに出かけ、母と姉と私がホテルに残った。そろそろ夕飯に行こうと言われたが、私は目が腫れていたので出かけたくなくて、一人で留守番をすることにした。ベッドに横になり、テレビを観ていたら、入口の方から視線を感じた。寝室のドアは開けてある。その向こうの、入口のドアの上のほうから。そおーっとそちらを見た。ドアの上に女の人の首だけあった。一瞬後、その生首が物凄い顔で、こちらに飛んできた。殺される！！そう思った。殺気を感じたのだ。すれ違うのを覚悟で、そしてぶつかるのを覚悟で、生首のギリギリ下をダッシュですり抜け、私は部屋から飛び出した。頭の上を生首が掠った感覚は、今でも覚えている。ホテルの部屋はオートロックだから、一度閉まってしまったら鍵がなくては入れない。鍵は室内に置いたままだった。鍵を持って飛び出る余裕などあるわきゃない。鍵を持っていたとしても、もう一人であの部屋には戻りたくなかった。母と姉が帰って来るまで、私はエレベーターの横の植木のそばで震えていた。裸足で。それも、パジャマで。一時間くらいして母と姉が帰って来た。母は私の顔を見て、何があったかわかったようだった。姉は「なにやってんの」と笑っていた。姉は全く見えない人だ。次の日チェックアウトしてから、母が言った。「Lynnが見たものは夢ではないよ。７階って言われた時、イヤ～な気分になった。女の人だったんでしょ？やっぱりね。でも、あの部屋ではないはず。」父がそのホテルと取引があり、うちの家族の常宿だったので、事故部屋なら私達を泊めるはずはない。ただ、事件があった部屋と同じフロアだっただけ。とても怖い顔だった。般若みたいな…そのホテルのあった場所は、今はとても大きなパーキングになっている。そして、ほんとに「コワッ！」と思ったのは、３０歳くらいの時。当時住んでいた近所のスナックに行った時のこと。スナックといっても、中央に無駄なダンススペースがとってあるような時代遅れの店。その時はヒマで、他の客はいなかった。だから女の子はみんな、私達のテーブルについていた。私は反対側の角のテーブルのほうをチラッと見て、女の子の一人に聞いた。「あのね、さっきからずっと気になっているんだけど、あの人はお客さん？向こうの席にだれもつかなくていいの？それとも、店の女の子？だったら彼女もこっちに呼びなさいよ。」キョトンとする子もいれば、マズイ！という顔をする子も…しばらくすると、反対側に一人でいた女の子（女の人）がこちらに寄ってきた。顎の辺りまであるサラーっとしたストレートの髪。ちょっと小首を傾げる感じで、片方の髪が肩にかかっている。私のほうにまっすぐ来る。なんだか流行後れのワンピースを着てるなあ…彼女が言った。賑やかな音楽がかかっていて、女の子達の声もしてたのに、私にはその人の声がはっきり聞こえた。「あなた、私が見えるのね？」こういう時、なんと答えたらいいんだろう。「見えません」と言ったら、見えてるのがバレバレ。でも「はい、見えてます」と言ったら、彼女の悩み、恨み、心残りを聞いてあげなきゃならない。時には問題を解決しなければ解放されない。「見えてるんですね」なんて、初めて言われたものだから、ただ、固まっているだけだった。それ以来、見えても見えなかったフリをすることにしている。後になって知ったことだが、「見えてるんですね」と聞かれる人は多いそうだ。次回は子供達の見え方を…そろそろ相方が迎えに来る。今日は金曜。今夜から「週末の家」です。ちなみに相方は、見えない人だ。

  2012年09月21日

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• 虹…つづき

  虹の写真を添付して相方にメール。「虹が出てるよ！」すぐに返信があった。「こっちも！」上の写真は相方がメールで送ってきてくれたもの。みんなも虹に気がついた？明日はいいことがあるとイイね！！

  2012年09月19日

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• 虹！

  相方は夕方からの仕事に出かけた。「週末の家」から二人でホームグラウンドまで一緒に来て、駅で別れた。私は電車を乗り換えて、自宅へ。在宅中の娘がバタバタと部屋から出てきてベランダへ。「虹が出てるよ、デッカイ虹！」自宅のベランダからスマホで撮影。

  2012年09月19日

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  台風の中

  昨夜、運動の仲間から緊急メール。「明日台風なのでクラブ、ガラ空き。運動しない？」私達が運動する時に借りているクラブが、悪天候のためガラガラで、格安で借りられるという。うーん、どうしようかな…でもこんなチャンス滅多にない。即、ＯＫの返信をし、子供達にも事情を説明して「今夜は『週末の家』のほうに帰る」と連絡した。一緒に夕飯を食べて別れたばかりの相方にもメール。「明日、運動に行くことになったからあちらに帰るよ」「台風だよ、カミナリ来るよ、一人で大丈夫？」結局相方も翌日の仕事は夕方からだというので、一緒に泊まってくれることになった。待ち合わせはあちらの駅で深夜。深夜と言っても、私も相方も不規則な生活。夕飯はちゃんと済ませたのに、もうお腹が空いている。普通の方々のお昼が私達の朝食だし、夕飯はランチ。だからいつも、真夜中に夕飯を食べることになる。久々に駅前の焼肉屋さんに行った。ここは水曜はレディースデーで、女性は最初のドリンクがサービスになる。ノンアルコール梅酒ソーダをいただいた。味は普通の梅酒と変わらない。最近のノンアルコールものはすごいね。ちょっと前まではノンアルコールだと、全く味が違ったものだ。道交法が厳しくなってノンアルコールの需要が増え、飲料業界が本腰を入れたのね。やればできるんじゃん！しかし、これらのノンアルコールドリンク、ビールにしてもカクテル類にしても、お酒の好きな相方に言わせれば、「なにをわざわざ」的ドリンクであることにかわらない。「アルコールが入ってないドリンクを飲むなら、ウーロン茶やコーラ、ジュースを飲めばいいじゃん。」それもそうなんだけどね。最後のシメはいつものように野菜クッパ。ここの野菜クッパは、ナイス。ほんのりゴマ油がきいていて、ナイス。このクッパだけが食べたい時もあるのだが、焼肉屋さんで「クッパだけ」とは言いにくい。だからいつも、お肉も食べることになる。お肉ももちろん美味しいから、お腹一杯食べてしまうのだ。だから、運動せざるをえないことになってしまうんだよね。美味しいものは身体に悪い…雲行きがあやしくなってきたので、食後まっすぐ「週末の家」に。夜中に嵐のようだったらしいが、相方と並んで爆睡してしまったので、全く気づかなかった。７時に起きて朝食を用意。私の運動が終わるまで、これで我慢してもらいましょう。大根のみそ汁と卵焼き。卵焼きはいつもの甘口。みそ汁の大根は細くではなく、ダイスに切った。大根にお愛想のようについていた葉っぱを細かく切り冷凍しておいたものと、油揚げをプラス。大根の葉っぱはチャーハンにも入れられるし、ジャコとゴマ油で炒めてもイケるから、冷凍しておくと重宝する。

  2012年09月19日

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  フルーチェを作ってみた

  フルーチェを作ってみた。よく、ミントさんのブログに登場する。この商品は子供の頃から名前だけは知っていた。食べたことはない。これが、フルーチェ、いちご味。まずは、常温のフルーチェ１袋をボウルにあける。そこに冷えた牛乳２００ccを加え､とろみが出るまでかき混ぜる。手早くだから、まぜるものも用意しとかないと…で、泡立て器。さあー、まぜろ、まぜろ！右手でまぜて、左手でスマホを構えて…相方が笑ってる。「スプーンで、って書いてあるよ？」「え？まぜてってあるから、泡立て器にしたんだけど…ダメかな？」大丈夫だったみたい。フルーチェ、イチゴ味！「ねぇ、これ、１袋で４人分って書いてあるよ？」あー、これだからレトルトものは苦手だわ。「作り方」にちゃんと書いてあるのだから、これだからという問題でもないが。１から自分で計量して作るお菓子類は得意なんだけど…１箱で４人分もできるんだね。調べてみたら、通常は２００ｇ入りのレトルトで４人分だが、１００円ショップ向けに１５０ｇ入り２～３人分のフルーチェもあるそうだ。果実風味が中心だが、２００８年にはベジタブルフルーチェも発売されているらしい。パウチ容器に入った１人分も発売されているんだって。いろいろあるんだね。ミントさんは牛乳の計量間違いで、とんでもない量ができてしまったんだよね。でも完食したとか。私達は、２人分でいっぱいいっぱいだったよ。夕飯に揚げものをたんまり食べ、デザートにフルーチェを２人分平らげ、二人でホームグラウンドまで戻った。自転車で「週末の家」から駅に向かう途中、「フルーチェのゲップ、フルーチェのゲップ」と言っていた。月曜にはいつもそれぞれの自宅に戻るのに、「気が重い気が重い」とも。明日、相方は早朝から授業。夜中に起きて予習するそうだ。相方が夜中からずっと起きてる時は、モーニングコールは逆になる。明日は相方が私を起こしてくれることになっている。朝は相方の声で目覚め、午後には仕事帰りの相方とまた逢える。

  2012年09月17日

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• 今日は祝日、フライドチキン

  本日の夕飯。ツナサラダとフライドチキン。もちろん、相方には冷奴。梅干しも。梅干しは相方が先日買ったもの。私は大っ嫌い。山芋を切ったものに和えたり、鶏のササミに練り梅をぬりつけて焼いたりはするが、梅干しをそのまま食べるのは苦手。冷蔵庫にコールスロー用のキャベツがあったので、朝から（チャーハンを作った時から）ツナと合わせておいた。ツナの油がしみて、夕飯の頃には相方も食べられるくらいしんなりするだろう。味付けは塩/コショウ/マヨネーズ。おかずを全部食べたところで、相方から「ごはん」のリクエスト。ごはんがないと梅干しが食べられないそうだ。想像してたより、すっぱい梅干しだったんだね。相方は梅干しでごはんを、私は韓国のりでごはんを食べた。デザートに続く。

  2012年09月17日

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• 日曜の夕飯 白身魚のバジルソテー

  これは昨日、日曜の夕ごはんのメニュー。ポテトサラダ、白身魚のバジルソテー、里芋と豚肉の煮物。右上にチラッと見えるのは大根おろし。なぜだかとても大根おろしがたべたくなった。ポン酢をかけて、サラッと。普段あまりオンリー大根おろしはいただかないんだけど…結局、冷蔵庫にあったビン入りのなめたけと一緒に食べた。１０時前に相方は仕事に出かけ、私は自分の用事で昼過ぎまで外出。午後「週末の家」に戻り、久々にのんびり料理をした。本来料理好きなので、立ちっぱなしになっても苦にならない。こってりしているように見えて、野菜たっぷり。でもこの白身魚の正体は何だろう？

  2012年09月17日

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  倉敷五巡 ［１７］

  ☆☆ これは、『創作』のカテゴリーです。「成田山詣」から始まる続きものです。ある男と女、ある男に食らいついて離れないおばちゃん、その他の絡み合い。ドロドロしたお話しです。☆☆美観地区から商店街を抜けて、倉敷駅に向かった。一見東京の下町にもある普通のアーケード商店街だがシャッターの降りた店が目立つ。閑散とした通りにところどころ小粋なカフェやショップもあり、それらの店内だけは賑やかだ。「今日は平日だからこんなに寂しいのかしら？」「観光地だから、そうかもね。」「前に来た時、どうだった？」「覚えてない。」「名古屋の時もそう言ったけど、全く覚えてないこともないでしょう？」ウィニーはいつも「覚えてない」と答える。おばちゃんといろんなところに出かけたことは、ラブリーはすでに知っているし、交際していたなら旅行くらいして当たり前なのだから、とぼける必要はないのに。とぼけているのか、記憶から消そうとしているのか、もしくは本当に記憶さえしていないのか…記憶から消す、記憶すらないのであれば、例のブログ…おばちゃんと同時に立ち上げたあのブログ自体、消してしまえばいいのに。自分のほうからおばちゃん絡みの記事を削除し、おばちゃんのコメントも全て削除してリンクを切ったとしても、まだまだおばちゃんの影はちらついている。おばちゃんのブログの形式が変わると、ウィニーのブログも同じように変わっているのだ。きっとおばちゃんはウィニーのブログの管理もできるのだろう。だから消せないのか！ラブリーは話しを変えることにした。ウィニーの機嫌が悪くなったら困る。「ねえ、お夕飯はどうする？３時間以上かかるんだから、新幹線の中でもいいし、乗る前に済ませる？」「とりあえず、岡山まで出てから考えよっか。遅くても６時台のに乗りたいね。」だんだんシャッターの開いている店が多くなってきた。倉敷の駅に近づいてきたのだろう。「駅で買うもの、ある？」「ううん、この駅は小さかったし、何か買うとしたら岡山まで行ってからにするわ。」来た時と同じ山陽本線で２０分足らず。美観地区の美しい町並みとも、最低１年はお別れ。来年もまた来れるだろうか。来年もまた、ウィニーはラブリーを選んでくれるだろうか。ウィニーはラブリーを窓側に座らせた。ドアが閉まる直前にフィリピン人の母親と７～８歳くらいの女の子が乗り込んできた。どんなド田舎にもフィリピン女はいる。彼女らは見事に日本の生活に馴染んでいるつもりではあるが、周りは同化しているとは思っていない。母親はそこらへんのファッションセンターなんとかで買ったようなケバいラメ入りのＴシャツにカラフルなレギンス姿。ヴィトンのバッグからスマホを出して、メールのやり取りを始めた。スマホのカバーは大きな耳のついたドビンクのうさぎ。女の子のほうはピンクの水玉模様のＴシャツにピンクの縞模様のスカート、鳥の羽根のついたカチューシャをつけているが、その羽根もピンク。よっぽどピンクが好きなのだろう…林家パー子みたいだ。「向こうでは普通のファッション、っていうか、着るものがあるだけましなんでしょうね。」「日本人はこんな取り合わせで着たりしないね…ってか、田舎だからじゃないかな。東京に来てるピンさんはもっとセンスいいよ？」「と言っても、日本人とはまた違うでしょ？」「うん、確かに。」運よく６時前の新幹線に乗れた。９時過ぎには東京駅に着く。「仕事してて、よろしい？」「いいわよ。お腹すいたら言ってね、一緒に食べるから。」座席前のテーブルに、ウィニーはパソコン、ラブリーは駅で買ったお弁当を載せた。しばらくうとうとしていると、ウィニーが携帯をチャカチャカやりだした。誰にメールしているんだろう…「岡山、新幹線に乗ったよ、帰る、カエル」とかメールしてるのかしら？ラブリーは寝たフリを決め込んだ。しばらくすると、ラブリーの携帯に着信があった。今目覚めたフリをして、メールを見てみる。ウィニーからの着信があった。ウィニーは素知らぬそぶりでパソコンに向かっている。すぐ隣にいるのにメール？最近はメールの宛先間違いをしなくなったはずなのに…メールを開けてみる。薫風や湊おもいて倉敷五巡倉敷は楽しめたかな？行きたかったのに諦めたところはない？また行こうね。ちゃんとラブリー宛てのメールだった。「ねぇ、ウィニ？倉敷にはおばちゃんと来たあとも来た？今回の前ってことだけど…」「来てないけど…一人ならまっすぐ来てまっすぐ帰るよ。なんで？」「だって、倉敷五巡って書いてある。おばちゃんの時は、ブログに倉敷三巡って書いてあった。たしか…寒風に旅情もとめつ倉敷三巡、だった。」「いつも思うけど、すごい記憶力だね。その記憶力を仕事にいかせればって、いつも思うよ。」ため息をつきつつ、そんな句を作ったかなあと考えてみる。「その時は多分、美観地区を３周したんだと思うよ。」「それで三巡？じゃあ、おばちゃんより二巡多く回ってくれたのね。うれしい！あとね、吉備国ゆ晴れて曇れる春まだき、ってのもあったよ。」「ふー、もう勘弁してよ。 晴れて曇ったんでしょ？俺が書いたものなら、『気持ち』だよ。楽しくもあったけどつまらなくもあったんだと思う。春まだきだから、つまんなかったんだろうな。楽しそうにはしてただろうけどさ。」「俺が書いたものなら、って？」「あの頃、面倒臭くってさ、よくパクリとかしてたのよ。」「他人の句？」「ちょっとアレンジ加えてね。おばちゃんは文学少女ぶってるだけだから、わかりゃあしないだろ？パクった俳句で喜んでたよ。」「ふーん。パクリかぁ。でも、もしあなたが書いたあなたの句なら、『晴れて曇れる春まだき』じゃなくて『惚れて惚れられ春もどき』にしてたかもね。相手に恋してたんじゃなく、『恋』というシーズンに恋してたんだから。それにもどきものの恋だったわけでしょ？」「その通りだね。うまいこと詠んだね。」地元の駅には１０時過ぎに着いた。いつものファミレスでコーヒーでもとも思ったが、二人とも明日は朝早くから仕事だ。まだ電車はある時間だが、タクシーに乗りウィニーの家経由で帰った。［倉敷五巡 おわり］

  2012年09月16日

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• 今日は、チャーハン

  連休ですね、皆さんいかがお過ごし？私も相方も、世間の祝日には関係ない仕事をしているので、どこへ出かけるでもなく、いつものように「週末の家」で過ごしています。昨日は運動もお休みし、のんびりした。相方は昼から会議だったが夕方には帰ってきて二人で家ごはん。あとは「バイオハザード４」を観ながらウトウト。いつのまにか眠っていた。相方によると、夜中に大雨が降っていたそうだが、私は全く気付かずグゥグゥ…さて、写真は今朝相方に準備したもの。これから運動に行くので、帰ってくるまでこれでガマンしてもらう。チャーハン。なぜ、わざわざ「週末の家」にいる時に運動に出かけるかって？運動の仲間が、こちらの方々なんですよ。わざわざ自宅から出向くのもなんでしょ？だからこちらにいる週末に集中して、運動に参加しているのです。相方もその間、集中して仕事するってわけ。

  2012年09月16日

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• バイク

  職場のビルの路地に、よく停まっているバイク。私好みのナイスなボディ。カッコイイな、綺麗だなと、ビルに出入りする度、チラ見していた。今日職場に来た時、たまたま上の階の人に会った。２０代後半～３０代前半の一見フリーターだが、２、３ヶ月前に会社を立ち上げ、上の階に事務所を構えている。今まで言葉をかわしたのは最初の挨拶の時だけ。「いかがですか、仕事のほうは？」「ボチボチってとこですね。」そんな当たり障りのない会話だけで終わるはずだった。仕事前に開店準備でもう一度外へ出たら、さっきの青年が例のバイクのそばに立っている。気になっていたバイクは、どうやら青年のバイクらしい。「カッコイイね、そのバイク。これは何てバイク？」などと、わかりきったことを言ってみた。そのバイクがドラッグスターだということは、最初に見た時からわかっている。ちなみに写真は同じ型の同じ色だけど、そのバイクではない。「ドラッグスターです。学生の頃に中古で買ったんですよ。」ふーん、そのわりにはキレイに乗ってるな。「いいよねえ、こういう型。私はマグナに乗ってたの。」「マグナもいいですよね。今は乗ってないんですか？」そんな感じで１０分ほど立ち話。青年もスクータータイプは嫌いらしい。私も大っ嫌い。ビックスクーターは痛風のオヤジを連想させるところがある。なんてこと書いたら乗ってる人に悪いけどサ。どうもすみません、ごめんなさい。ビックスクーターにもいいところがあるんだろうね。私の憧れはインディアンあのエンジン音、サイコー１５、６年前にアメリカに行った時、たまたま街でインディアンの模型を見つけ、買って帰った。プラモデルなんか作ったこともなかったけど、帰国してから必死で組み立てた。意外と大きなものが出来上がり、寝室のチェストの上に飾った。しばらくして、部屋の模様替えをするのに、そのインディアンを移動しようとしたら…さわっただけで、分解しちゃった壊れてたというか、壊されていた私が仕事にでている時に、娘達がその模型を走らせようとしたらしい。バレないように、チェストの上に戻しておいたそうだ。娘達がまだ幼稚園くらいの時の話だ。今はそのインディアンもない。そして愛車のマグナももうない。また、風を切って走りたいけど、マグナにはもう乗れないだろうな。ほんの１０年かそこら前までマグナに乗って走り飛ばしていた私も、長女が「バイクの免許をとりたい」と言った時には、さすがに猛反対した。親って、そんなものなのね。ちなみに、私が若い頃「バイクに乗りたい」と言った時に反対した私の母親は、３０代後半で免許をとった娘（私）のバックシートでキャーキャーはしゃいだものだ。その時、母は６０代。そしてノーヘルだった。もしあの時娘が免許をとりバイクに乗っていたら…もちろん私は、娘の留守を狙ってバイクに乗ってましたともさ

  2012年09月14日

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• おいなりさん

  おいなりさんを作ってみた。昨夜の待ち合わせは、かなり遅い時間だった。夕方相方からメールがあり、同僚の先生方と軽～くお付き合いしてから「週末の家」に直行するとのこと。そうかと、私は私でマイペースで仕事をこなしていた。いつも別々に「週末の家」に帰る時も「○○時の電車で…」「駅に着いたよ」「家に着いたよ」とコマメにメールをくれるが、昨日はそれっきりメールはなかった。きっと勢いがついてるんだね。こういう時は、こちらからは連絡しない。以前、相方とお付き合いをする前、みんなで楽しく盛り上がっている時に、当時相方がお付き合いしていた人からメールや電話があった時、相方はひどく気分を害していた。別にその時、女の子を口説いていたわけでも、イイ雰囲気になっていたわけでもなんでもない。男の人には男の人の付き合いがある。女の人にも女の人の付き合いがある。その人にはその人の、誰にも侵略されたくない世界が、一つだけではなく二つ三つあるものだ。恋仲であろうが従属の関係にあろうが、一日２４時間同じ世界を分かち合っているわけではない。あまりしつこくされると気持ちは離れるばかりだ。その時の相方はひどく不愉快そうで、その場はしらけ、最後には携帯を床にたたき付ける始末。携帯は機能はするが、二つ折りのところがパカパカになってしまった。そういう現場を見ているから、飲んでいるとわかっている時は私からはメールや電話はしない。相方から「帰るー！○○時に着くよー」と連絡があるまでじっと待つ。いつも飲みの後には私のところに帰って来るのだから、なあんにも問題ない。ただ、飲み過ぎや電車で寝過ごすのがヤバいだけ。昨夜は１１時近くまで連絡がなかった。帰って来た時の相方はヘロヘロの上機嫌。同僚の先生が海外でトラブルに巻き込まれた話で盛り上がった、とか。他人の不幸で盛り上がる？時間は終電間近。おつまみ程度しかお腹に入れてないし、酔った勢いも手伝って、先に食べてからタクシーで帰ろうということになった。ホームグラウンドの駅周辺のほうが朝まで賑やかで飲食店がたくさんある。「明日、運動行くんでしょ？食べるものあったら、食べて待ってるんだけどなあ。」あぁ、そうか…運動に行く時は朝早いから、いつもサッサと行ってしまっていた。明日は何か用意してから行こう。反省した。相方の「一人暮らしが長いんだから、自分の面倒くらいみれるよ」という言葉に甘えていた。甘えっきりはいけない。今日はおいなりさんとみそ汁で、勘弁してね。レンコンの煮物？こっちの家には持って来ていない。だって、相方はレンコンみたいに煮てもシャリシャリする野菜は特に大嫌い。だから、レンコンは持って来ていない。

  2012年09月14日

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• レンコンのきんぴら…

  今日は金曜日。今夜から「週末の家」。掃除洗濯を済ませ、近所のモールへ買い物に行った。近くに大きなモールがあるのに、あまり行かない。ここへ引っ越してきたばかりの時は、映画館もあるしフードコートもあるし流行の服も…などと期待でいっぱいだったのに、実際住んでみると２分もかからないモールもなかなか行けない。今日もモールのエントランスから食料品のお店へ直進。メモに従い買い物終了後、大きな道路を渡ってまっすぐ帰宅した。末っ子もモールに行くのはアルバイトのシフトに入ってる時くらい。あまり近すぎると魅力がなくなるね。渋滞覚悟で近隣から来てる人もいるというのに。「Lynnさんはどこに住んでいるの？」「あそこ。」と答えると、「一等地じゃない！」と驚かれる。そう、区内じゃ一等地。ここは値上がりしている。親戚の持ち家であって、私の持ち家ではないので関係ないけど…さて、買い物から帰り、子供達の夕飯の支度。金曜は手を抜きたくない。だって、私は週末留守になるから。レンコンの甘辛炒め煮。いつもはレンコンと油揚げと白滝で、砂糖/しょうゆ/みりん/鷹の爪で甘辛くするんだけど、白滝を忘れてしまった。急遽、メニュー変更。レンコン/油揚げ/鶏肉で、いつもより薄味にした。あまり濃い味付けにすると、鶏肉の味がなくなってしまう。メインはシャケのバジルソテーにするつもり。息子も末っ子も大好きだから。夜、長男の婚約者からメールがきた。私と入れ違いに自宅に来て雑用を片付けてくれている。「私の分まで夕飯の準備していただきありがとうございます、◯◯さんはお母様の味付けが一番、またお料理教えてください。」お世辞だとわかっていても、うれしいものだ。

  2012年09月14日

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• コーン、コーン、コーン‼

  「水曜の朝食」をアップしたところで、ミントさんの「トウモロコシの簡単なゆで方」を見た。え、えーっっコーンって電子レンジでできるの？驚き…って言うか、ミントさん、「皮はむくらしい」って、当たり前じゃん！と思ったけど…食べる時にはむいてあるよね、でもって、茹でる時には皮付きのままかも知れないね。そうか、そういうことね。でも、最後の一枚だけ付けて茹でる方がいいという人もいるのよ。どっちがいいんだろ？ところで、どう？美味しそうでしょ？私は小さい頃からコーンが大好きで、コーンなら缶詰でも大好きついつい食べ過ぎちゃうから、お腹を壊してバレちゃう。時季外れに私が「コーン、コーン」と泣き喚くと、ばあやが缶詰のコーンを食べさせてくれた。それもトイレでバレて、親に「コーン禁止例」を出されたくらい。今は改良されていろんな品種があるけど、昔のコーンも美味しかったなぁ。今のコーンと比べたらちょっと不細工で、色も不揃いだったけど…ところどころ、黒い粒なんかも交じってるコーン…最近見ないけど、もうないのかな…私が幼稚園から帰る頃を見計らって、ばあやが茹でてくれたコーン。また食べたいな。ばあやは三途の川のむこうでも、みんなに美味しいおやつを作ってるのかな…

  2012年09月12日

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• 水曜の朝食

  月曜にそれぞれの自宅に帰った私達だが、火曜にまた「週末の家」にやってきた。相方は夏期講習が終わり、大学の授業はまだ始まってないので、水曜が一日フリーだそうだ。「水曜はあっちで仕事したいから、帰るよ」私も火曜の仕事を終えて「週末の家」へ。週末ばかりではなくなったのだから、「週末の…」じゃないね。私が電車に乗った時は、雨がパラパラ降っていた。こりゃあ、自転車で駅まで来るのはムリかな、今夜は一人でタクシー帰還かな。ところが駅に着くと、こちらではまだ降り始めてはいない。相方は私の帰宅時間に合わせて、ちゃんと迎えに来てくれた。「なんか食べた？」「カップ麺。Lynnは？」「なあんも。」「どこで食べようか？３つしかないけど…」チェーン店の居酒屋さん、最近行ってない。最近は焼肉屋さんばかり行っていた。その居酒屋さんの名前を言おうとしたら、夜空が点滅。カミナリだ。結局、駅前のアウトレット・スーパーでカップ麺を二つ、慌てて買って帰った。相方は一日に二食、カップ麺を食べることになってしまった。私のはノンブランドの天そば、相方はなぜかメーカーもののキツネうどん。あの、緑色のやつだ。くーっ、やられた。帰る間、遠くの方でピカピカ空が光ってた。ものすごい光りだったのに、音が全くしない。被害があったとしたら申し訳ないが、とても綺麗だった。慌てて帰ったので、翌日の朝食に困ってしまった。卵焼き、コーン、ウインナー、冷や奴卵はあるよね、冷蔵庫に常備でしょ。ウインナーとかハムもたいていあるよね。ウチの場合、豆腐もたいていいつもある。で、コーンは私の大好物。週末に大きな方のスーパーで買ったもの。おからのことで頭がいっぱいで、茹でるのを忘れてた。人によっては、このメニュー、卵焼きがメインかも知れない。はたまた、ウインナーがメインかも知れない。豆腐がメインと言う人もいるかも知れない。コーンがメインです！なんとかホワイトという品種で、けっこう甘くておいしかった。

  2012年09月12日

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• おから完食

  ツナ＆オニオン＆トマトのサラダ、大根とおからの茶巾、おからハンバーグ月曜の昼兼夕飯である。前日モールへ出かけ、夕飯も済ませての帰り、スーパーで買い物をして、鶏のひき肉を買ってきた。あとは冷蔵庫にあった材料で足りた。昨日キャンセルになった分みっちり汗を流し、ダッシュで帰宅。手だけは入念に洗い、炊飯器にお米をセット。タマネギを大きめにみじん切りにして、ツナと混ぜておいた。あとはシャワー。ちょうど、シャワーから出てきたらタマネギがツナの油でイイ感じになる。大根と茶巾、ハンバーグは前日のうちに準備してあるから、温めるだけ。おからに鶏ひき肉を混ぜ、ちょい塩コショウ。つなぎにタマゴを入れて、種を作った。おからを作った段階で味はついているから、これだけでよい。少し取り分けて茶巾にした。油揚げをサッと茹でて半分に切り、袋状にして、中にハンバーグの種を入れた。電子レンジで下茹でした大根と茶巾を、出汁、しょうゆ、みりんで煮る。あら熱のとれたところで、冷蔵庫に入れておいた。ハンバーグの種のほうは空気が入らないようにぴったりラップをかけて、冷蔵庫に入れておいた。空気が入ると、色が変わっていかにもマズそうになってしまう。ごはんが炊きあがる頃合いを見計らって、ハンバーグを焼いた。おから入りの鶏ハンバーグだから、ソースはおろしポン酢がいい。これで、作り過ぎたおからも無駄なく完食。お腹いっぱいになったところで、ホームグラウンドに向かった。明日は相方は早朝から授業の日。逢えることは逢えるけど、バラバラの生活。私は月曜があまり好きではない。海外旅行の最終日みたいな感じ…

  2012年09月11日

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• ショッピングモール

  一緒に運動をしている仲間から、朝メールがあった。急用ができたらしく、「今日の運動はキャンセル、お休みしましょう」ラッキー！今日は相方とのんびりできる。のんびり、と言っても、相方は仕事だけどね。さて、何をしようかな。そうだ、おからを変身させなくちゃ！昼過ぎ、一人で買い物に行こうとしたら、相方からストップがかかった。「もうちょい、待ってよ。これ終わったら一緒に出かけるから。」遠出は無理だけど、一緒にお出かけしてくれるらしい。一仕事終え、着替えて駅に向かった。さて、どこに行こうか。食料品はもちろん買わなきゃならないけど、食料品以外のブラブラショッピングもしたいな。都心とは反対方向へ。わりと大きなショッピングモールのあるところへ行くことにした。久しぶりに賑やかなところに行くと、必要ではないものにも、ついつい目がいってしまう。放っておくとすぐにひっかかってしまい、離れ離れになってしまうので、相方はギッチリ、私の手を離さない。まるでテーマパークで我が子が迷子にならないようにしっかり手をつないでいる父親のようだ。モールから少し離れて某北欧の家具屋さん、モールの隣が某アメリカの大型スーパー。モールにはもちろん、アパレルやらインテリアやらフードコートもあればちゃんとしたレストランもある。「週末の家」のある駅のモールとは大違いだね。私の大好きなせっけん屋さんもある。お店の前を通ると、甘くて清潔な感じのいい香りがする。小さなユニットバスでも目を瞑れば、リゾート地のVIPルーム。あー、でも相方の歩みはゆるまない。今日は買い物はしないが、いずれ買う予定のものを捜しに来たのです。そして、それはせっけんではない。その、捜しているものがありそうなお店に直行。ちょうどよいものがあった。お値段も妥当。はい、決まり。おまけに１～２週間でなくなるといことはなさそう。タイミングを見計らって、また買いに来ることにした。あとは観光。ペットショップを覗いたり、日用品のお店を覗いたり、インテリアのお店を覗いたり…あー、楽しい！あら、もうとっくに夕飯時…さて、どこで…どこで食べても、モール内は禁煙…「ビールがあれば…」と言う相方。しかたないね。「このお店は、以前入ったよね。」「ここはガラガラだよ。」「んー、こういう雰囲気じゃないな。」選択肢が多過ぎると、なかなか決まらない。選択肢が３つしかないというのもつまらないが、多過ぎても困るものだ。結局、石焼きハンバーグの店に入った。iPhoneを持って行かなかったので、写真は撮れなかった。帰りにおからの変身グッズをスーパーで買って帰った。

  2012年09月11日

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• おからの残りと…

  これは日曜の朝食。昨日の残りのおから、白身魚フライ/コロッケ/メンチカツ、ひきな炒り一袋の１/３しか使ってないとは言え、二人で食べるには多過ぎる量が出来上がってしまった。まだ冷蔵庫に残っている。次に食卓に出す時には姿を変えさせねば！買い物に行った時、揚げ物好きの相方が、あれやこれやと３種類のフライをチョイス。よっぽど揚げ物が好きなんだね。フライの分、他の料理はカロリーダウンしなきゃね。手前がひきな炒り。切り干し大根の新鮮大根バージョンみたいなもの。多分、調味料は同じだと思う。思う、と言うのは、実は私、切り干し大根って作ったことないんです。社会人になって、外の世界を知るまで、存在自体知らなかった。実家で、干した大根など見たこともなかった。でも、この「ひきな炒り」という大根の炒め煮は子供の頃から食べていた。大根と油揚げを細く切って油で炒める。だし汁、しょうゆ、鷹の爪少々で煮含める。多分、同じでしょう？相方、気に入ってくれたみたい、ひきな炒り。「切り干しって、大人になるまで知らなかったんだ。」と言ったら、びっくりしてました。「俺のイメージだと、切り干し大根って東北なんだけど？」って。

  2012年09月11日

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• 大根と鶏肉

  先週の金曜「週末の家」に帰り、土曜に相方と一緒に買い物に行った。私のお目当ては大根と鶏肉。実は前日（金曜）、出掛けに自宅で簡単料理を作った。鶏肉と大根の煮物。初めて作ったのだが、それがかなり上出来で、娘が「今夜はこれで一杯！」などと言ったものだから、相方にもぜひ食べてもらいたい…相方にもほめてもらいたい、と思ったのだ。自宅で作った時は分量など気にせず、適当にアレとコレを足してこうすれば、こんな味かな…って感じに作ったものだから、同じように作れるかどうか自信がない。あと、何を作ろうか…あら、おから…そう言えば、一時、おからにはまったことがあったなぁ。息子が太りだして、毎食一品はおから料理を使ったっけ。そのうち、ワンコ達まで太りだして、ワンコの料理本におから料理が出ていたので、ワンコにもおからを作ってあげたっけ。ワンコ達は外食などできないから、見事にダイエットできた。いつでも外食できたヒト科の息子の体重は減るどころか増えた…あのアホが！！懐かしいので、おからを買った。一度に一袋作ると大変な量のおから料理ができてしまう。１/３だけ使い、あとは冷凍庫に入れた。おからは冷凍できる。これだけじゃメインの料理がないけど、夕方、私は用事がある。私の不在中の相方のおつまみとしては、これだけでもいいでしょ。昔は大根料理は下茹でしたり手間がかかったけど、今は電子レンジを使えば手早くできる。自宅でおからを作る時は、ニンジン、白滝、油揚げ、椎茸、グリンピース、ゴボウを入れるが、相方は椎茸とゴボウが大嫌いときてる。ちょっと物足りないので、仕上げにゴマ油を少したらした。カロリーも低いし、なかなかいい味だとほめられましたよ。

  2012年09月10日

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• 先週の料理

  最近、なにかと忙しく疲れていて、ろくに料理をしなかった。相方もつまんなかっただろうな…「週末の家」で過ごしても、運動して汗だくで帰宅してシャワーを浴びると、ついウトウト…の繰り返し。「いいから休んでなさい」「眠いときは無理しないで」「俺だって、料理くらい作れるんだからサ」なんて、優しい言葉をかけられるとついつい甘えてしまう。ごめんね、ありがと。先週、ちょっと時間があったので、久しぶりに料理を作った。納豆、アジフライ、豚肉しょうが焼き、小松菜と油揚げの炒め煮、肉ジャガ久しぶりだと、アレもコレもといろんなものが作りたくなる。買い物の時には自制心を働かせて、買い過ぎないように苦労した。それでもちょっと多かったかな…なにしろ相方は食べ物を残すのを嫌う人だから、食べ終わったあとは動けなかった。

  2012年09月10日

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• 最近ハマってるモノ

  最近、白ぶどう系の炭酸ドリンクをコンビニなどで見るようになった。私がハマっているのはこれウェルチのスパーリング・マスカットうんまい！わが家のジュース番付は、１位…ウェルチのぶどうジュース（紫色の）２位…フジヤのネクター３位…デルモンテのパイナップルジュース３位にスパーリング・マスカット、パイナップルジュースは４位落ちかな…このスパーリング・マスカットの他にもスプライトの白ぶどうもある。これもイケる。

  2012年09月06日

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  倉敷五巡　［１６］

  ☆☆ これは、『創作』のカテゴリーです。「成田山詣」から始まる続きものです。ある男とある女、ある男に食らいついて離れないおばちゃん、その他の絡み合い。ドロドロしたお話しです。☆☆また一から美観地区巡りが始まった。４月にしては真夏並の陽射しが、ほろ酔い加減のウィニーに照り付ける。ただでさえ暑がりで汗っかき、おまけに蕎麦屋で大瓶のビール２本と日本酒を２合空けてしまったから、滝のように汗が出る。ラブリーはというとカーディガンこそ脱いで腕に下げているが、長袖のＴシャツを腕まくりしており、ラブリーもまたうっすらと額に汗をかいている。まだ高い午後の陽射しが川面に反射しラブリーの顔を照らし、ニッと笑う。かわいいな。最近時々ふっと浮かぶ、疲れたような表情が少し気になるが…入院して過労の状態は脱したようだが、まだ疲れが残っているのだろうか。頬も少しこけたようだ。食欲はいくらか戻ったようが、むらがある。食べる時は男並に食べるが、さっきまで「お腹すいた、お腹すいた」と騒いでいたかと思うと、急に「気持ち悪くなった」と、何も食べなくなったりする。大丈夫かな…でもとりあえず、今日は元気なようだ。「ウィニ、昨日のレストラン目指してぶらぶら行こうね。」「コーヒーだね？」「うん。」ガラス細工の店、天然石の店、骨董屋…東京にもあるんだけど。またラブリーのお店巡りが始まった。「ちょっと用足しに…」橋のたもとの公衆トイレに入り、携帯をチェックした。電源を入れてメールやメッセージがないか見る。案の定、メールが何通かきていた。いちいち読まずに適当な返信を返し、削除した。きちんと返信し、またメールがくると、ウザい。電源を切り、外へ出た。ラブリーがいない。また、近くの店にでも入っているんだろう。橋の上で風にあたりながら待った。その間に、さっきの返信でにまた返信がきてないか確認だけしていた。「ウーイニッ！」不意に呼ばれ、ドキッとして、危うく携帯を川に落としそうになった。ふう。「どこに行ってたの？」「そこのお店。マメ屋さん。」「固いやつ？柔らかいやつ？」「両方あったわよ。あなたが好きそうなのも買ってきた。あと、お土産用も。」「ちゃんと味見もした？」「うん。美味しいのを選んできたから大丈夫よ。コーヒーに行こうか。」昨日の夕飯のレストランまで行ってみたが、月曜は定休日だった。「美味しかったのにね、ここのコーヒー。」「美味しいっていうかさぁ、最近、私達が飲んでるコーヒーが水っぽいんじゃない？」「そうかもなぁ。本式の喫茶店、少なくなったもんね。」「仕方ない、コーヒーは諦めようね。地ビールの店があったけど、そこ行く？」「行こ、行こ。早く言ってよぉ。」美観地区の路地をクネクネ行き、山小屋風のカフェテリアへ。店内はガラガラだが営業してる。「ほとんどが観光客だから土日はお客さんが多いんですけど、月曜はお休みの店がほとんどなんですワァ。美術館も休館日でしょう？だから、ウチは月曜は私が一人でやっとりますン。」結構広めの店を一人で掃除しながら、オーナーらしき女性が間延びしたアクセントで言った。「地ビールでしたら、これとこれがオススメですワァ。」女性は２～３種類のビールを指差した。「じゃ、まずこれから。あと…ラブリーは？」「ジンジャーエール。おつまみは？」「この、煮込みハンバーグの定食、単品はありますか？」「カロリー摂りすぎじゃない？」「今日はたくさん歩いてたくさん汗かいてるから、大目にみてちょ。」勧められて飲んだ３種類のビールに個人的に順位をつけて、店を出た。「そろそろ駅に向かった方がいいよ。東京までは３時間ちょいかかるんだから、のんびりしてたら、地元に戻る頃には夜中になっちゃう。」「そうね。明日もお仕事だものね。」「そうだ、預けた荷物、取りに行かなきゃっ。あの中に会議の資料があるんだ。何しに岡山来たのかわからなくなる。」橋を渡って、反対側にある観光案内所へ。昔の町役場が観光案内所として残っている。案内所の奥のコインロッカーに、ウィニーのブリーフケースと前日ラブリーが買ったお土産を預けてあった。荷物を出し、テーブルで詰め直した。多少重くなったが、ここから先はまとめた方が楽だ。「ウィニ、タクシー？バス？」「歩こうか？つらい？」「いいけど？」「行きも帰りも一緒だったけど、二人一緒に歩いたのは今日くらいだろ？もう少し、ラブリと一緒に歩きたいんだよ。」「うん！」［つづく］

  2012年09月04日

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• 水曜の朝食

  水曜日、相方は昼前には「週末の家」を出なければ仕事に間に合わない、と言う。８時にアラームをセットしておいたアラーム音はドアベル。ピンポ～ン、と鳴る。誰も来ないはずの家なのにドアベルが鳴ったら、ドキッとするでしょ？それでシャキッと目覚めるわけ。最初の頃は、この音で飛び起きた。ところが習慣とは恐ろしいもので、最近は驚いて起きることもなくなった。今朝も然別相方によると、アラームが鳴った時、相方はそれで目が覚めたそうだ。「Lynn、止めて。ついでにスヌーズも解除して。」私はそれにおとなしく従ったらしい。スマホのアラームだから、いちいち暗証番号を入れなければならないので、私が操作しなければならない。アラーム音は止められ、スヌーズも解除された。ところが私はそのことを全く覚えていない。「もう１０時になるよ。」という相方に起こされた。８時に起きた相方は、お風呂に入り、ヒゲも剃り、なんとなんと、みそ汁を作ってくれていた！相方のみそ汁「へぇ、みそ汁、作れるんだあ…」「一人暮らし、長いんだから、みそ汁くらい作れるよ。」朝食は相方の作ってくれたみそ汁。玉葱とワカメかな？「ジャガ芋、入れなかったの？」「あったの？」「うん、ほら、ここに…」と、野菜を入れてある場所を指した。「ないと思ったから大根使ったよ。」「え！これ、大根なの！」大根とワカメのみそ汁だ。「ちょっと味噌が多かったね。」うん、確かに。でも、とってもおいしいよ今日一日、いいことありそう相方は、私が大根のみそ汁を作る時は「大根は細く切るんだ」って言うのに、相方の大根のみそ汁は大根が太かった。

  2012年08月29日

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• 火曜日の夜食

  わらび餅火曜日、仕事が片付かず、相方は「週末の家」に留まることに。私も細々とお手伝いしようと、仕事帰りに「週末の家」に。気分転換も兼ねて、駅まで迎えに来てくれた相方、私の腹具合を気にして聞いてきた「お腹は空いてない？って言っても選択肢が少ないけど。」「ラーメン、食べたいな。」「ラーメン、いいねぇ。俺も食べたい。でも、この時間にやってる一番近い店までどのくらいかかる？」「自転車で１５分くらい？」 夜中に自転車で１５分も力走したくない。しかも往復になるわけだし。「家に帰って、カップ麺にするか…」「週末の家」に帰って、ノンブランドのカップ麺を食べた。私はあまり空腹でもなかったので、一つだけ、お湯を入れた。「先に食べていいよ。」相方は猫舌。アツアツのカレーラーメンを、私が先に一口いただいた。あまり空腹感がなくても、ほんの少し刺激を与えると、食欲がでてくることってあるよね？まさにそんな感じ。一口ではおさまらなかった。スルスルスル…「うん、おいしい。」ゴクッで、また、スルスルスル…なかなか止まらなくなった。半分くらい食べて、さすがにヤバイかなと思い、止めた。「はい、どうぞ。」でも胃袋は正直。もっと期待している。冷蔵庫を覗いてみた。ジャーンあるではないか、デザートが昼のうちに買い物をして、こっちの家に持って来たんだっけ。前日、こちらの家からホームグラウンドに向かった時に、わらび餅を売っている店があった。甘いもの好きの相方が、それを見て、「わらび餅好きだけど、今は食べたくないな。夕飯、食べ過ぎた。」と言った。それが頭にあり、午前中に買い物に出た時に、わらび餅を２つ買って、こっちの家に一つ持って来たのだ。カップ麺を食べて、デザートがわらび餅しっかし、このわらび餅、でっかくないかい？この半分くらいにカットしてあってもいいよね。それに、相方も私も、もっときなこがいっぱいついてるのが好きだな。自分で買って来たんだけどさでも外食しないで正解でした。だって外食したら当然、相方は飲むでしょ。仕事にならなくなると、困っちゃう。仕事がある時は、家で腹八分目だね。

  2012年08月29日

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• ８月の俳句

  ８月にやり取りした俳句です。季節柄、花火特集になりました。花火って、イイよね。バディがいれば、デートだし…あんまり一人で行かないでしょ？カレシ/カノジョと行くか家族と行くか、仲間とワイワイ行くか…楽しいよね誘ってくれる相方がいて、幸せそれに、誘ってくれる相方ができて、幸せ今まで「花火の思い出」を作らないできて、よかった。先日の土手で見た近場の花火は格別でした。スゴイ、キレイ以上にとっても嬉しかったのは、相方が「来年は…」と来年の予定に入れてくれたこと。 東京湾花火大会1121…おとがいを 照らて華の 散りにけりLynn…空に舞い 華やぎて散る 花火かな1121…お互いに おとがいに見る 花火かなLynn…おたがいの おとがい肩に 感じけり1121…おとがいに ぬすみみをする 花火かなLynn…おとがいが ぶつかり目から 火花散る近場の花火大会1121…草いきれ こおろぎと見る 花火かなLynn…こおろぎに 場所を譲りつ 見る花火1121…半月と きみの横顔 はな花火Lynn…川風に 仰向けに見る 花火かな1121…ドドンドン パパンパンパン ヒュールルルLynn…ヒュールルル パパンパンパン 散りぬるも それから、これは相方が酔っ払った時の作です。1121…つくつくつ てくたくつんつく つんつくつたぶん、ツクツクボウシのことだと思うので…Lynn…ミンミンと ツクツクジイジイ 蝉の声

  2012年08月29日

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  倉敷五巡　［１５］

  ☆☆ これは、『創作』のカテゴリーです。「成田山詣」から始まる続きものです。ある男とある女、ある男に食らいついて離れないおばちゃん、その他の絡み合い。ドロドロしたお話しです。☆☆「ラブリ、花嫁さんがいるよ。」「ウィニ、花婿さんもいるわよ。なんでみんな、新郎新婦がいると、花嫁さんのことばかり言うのかしら。」「俺とラブリが一緒にいても、みんなもちあげるのはラブリのことばかりじゃん。当然だよ、レディは女性であるだけで『華』なんだから。」私をもちあげた人なんか、いたっけ？みんな、私をいき遅れの女性芸人のように面白おかしくからかって笑ってるだけなのに。私だって傷つくんだってこと、わかってない人達ばかりじゃん。「女性はそれだけで『華』」なんて言葉、私の前で使わないでほしいな。「観光ガイドの撮影じゃないの？きっとモデルさんよ。」「そうかなあ。それにしたらスタッフが足りないんじゃない？」「観光ガイドでないなら、結婚式場のパンフ？実際の花嫁さんがみんな美人とは限らないでしょ。」「ラブリ、少し休む？」理由はわからないが、ラブリが少しご機嫌斜めであることにやっと気づいて、ウィニーが言った。「ううん、時間がもったいないわ。夕方にはもうこっちを出なきゃならないんでしょ？休むのはお昼になってからにしましょうよ。」川添に倉敷の街を楽しみながら、ラブリーは片っ端からお土産屋を覗いて廻った。女性は、どこにでもあるような店だろうが、とにかく立ち寄り、買いもしなくても見て回るのが好きだ。ラブリーも然り。二つ三つ手に取りあれこれ見比べお買い上げかと思いきや、全部棚に戻す。やれやれ。だが、目をキラキラさせながら「あれもカワイイ、これもカワイイ」とはしゃいでいるラブリーをみていると癒される。お尻がプリプリしてるのはいいが、気持ちがプリプリしてるのは御免だ。「ねえ、右手を上げている猫と左手の猫って、違うの？」「どっちかが金運で、どっちかが人寄せだったかと…」カウンターごしに二人のやり取りを聞いていた店員が、まったりとした口調で教えてくれた。「右手をあげている猫が金運で、左手が人を招くんですわ。両手をあげたものもありますが、欲張り過ぎやと言う人もおりますわ。」「両手をあげてたら、お手上げ状態ってわけね。じゃ、右手と左手と２匹ずつちょうだい。」備前焼きの小さな招き猫を４コ、お買い上げ。倉敷の美観地区を２周目で…「ねえ、行ったり来たりだけじゃなくて、あの橋、渡りたい。」ラブリーは美観地区の真ん中にある橋を指して言った。「さっき、花嫁さんが写真撮ってた橋だね？」「花婿さんもいたわよ。」…いけね…橋を渡って、またお土産屋さん。数軒先に蕎麦屋があった。「ウィニ、お腹すいた？」「うーむ、腹はそこそこだけど、蕎麦屋なら地酒もあるんじゃないかと…」「しょーがないなあ、じゃおそばにしようか、今日のランチ。」地酒を期待して蕎麦屋に入ったが、地酒はなかった。ビールもビンビールしかなかった。「どこか、行きたい店、あった？」「昨日のレストラン。」「あそこでランチでもよかったね。あそこのコーヒーは美味しい。」「後でコーヒー飲みに行こう？」「そうだね。」ウィニーは、卵焼きとカツ煮を肴にビールで喉を潤した。ラブリーはコーラで。そろそろ食事に移ろうかとメニューを見る。内容は東京の蕎麦屋と変わらなかった。「特別に倉敷のおソバみたいなの、ないわね。天ザルにする。」「俺は辛味ソバ。」「辛味ソバって言えばさあ、おばちゃん、あなたと付き合って初めて辛味ソバを食べたんだって？」「え？そう？」「うん。あの人のブログに書いてあった。知らなかったって。」「あぁ、その日記は読んだ記憶がないけど、そういえば、食べた時にそんなことを言ってたような気がする。」「５０過ぎるまで、何を召し上がってたのかしら？」「だね。蕎麦屋に行ったことがないわけでもないのに。うん、ここの辛味大根、ちょうどいい辛さだよ。食べてごらん。」ラブリーはウィニーの辛味ソバを一口食べてみた。「あら、辛いというより爽やかな感じね。辛さの後味がすっきりしてるわ。」「うまいね。あの人は口コミにいろんな書き込みをしてるけど、もともとグルメじゃないんだよ。高級感があって雰囲気がよけりゃ、それでいいんだ。」「じゃあ、高級なところばかり行ったの？」「いいや、そんなとこ、連れていく必要もなかったし。ラブリはあの人のブログしか読んだことないだろ？ニックネームで検索して、いろんな書き込みを読んでごらん。全然グルメじゃないから。」「でも書き込みするなら食べに行かなきゃならないわよね？いろんなもの、食べ慣れてるんじゃないの？」「ハハハハハ…」ウィニーの笑いが止まらない。「俺んちのさぁ、ハハ…家の近くの普通の焼鳥屋に行ったことがあるんだけど、ハハ…」「洒落たとこ？」「全然洒落てない。だって街道より向こうだよ。洒落た店があるわきゃない。」「街道の手前なら、洒落てて美味しいお店がいっぱいあるのに。」「駅寄りに連れて来たら、知り合いに見られるだろ。いやだね。それに街道より駅側は高い。たかが焼鳥屋でも、一万じゃ足りなくなる。」「ふーん。それで？」「どうってことない店なのに、感激して、口コミしてた。」「その店、美味しいんでしょ？」「味は並だな。」「店も洒落てない？」「デート向きじゃあない。」「なんて書いてあったの？」「検索してみなさいよ。俺は忘れちゃった。なんだこりゃ、と思ったのは覚えてる。」ラブリーはバッグからスマホを出した。Safariにおばちゃんのニックネームを打ち込む。たくさん出てきた。「その、グルメのとこ。」「あぁ、ここ？２００８年？ずいぶん前ね。」たいしたことは書いてなかった。「何と言ってもおいしい」の繰り返し。要は書くべきことがなかったのだろう。「なんでこの程度のこと、わざわざ口コミしたのかしら？」「俺の前でいい子ぶりたかったんだろ。」それまで可笑しそうに笑っていたウィニーが、不機嫌な顔になって言った。これ以上、この人の話題はしないほうがいい。「書いてあるのを読めば、確かにこの人、グルメじゃないわね。他にも素敵なレストランとか行ってるけど、的確なことは書かれていない。」「できないことは手を出さなきゃいいのに、自分は健在だってことを、世に知らしめたいのさ。だから、いまだに同じニックネームで書き込みしてるんだよ。」「さ、もう行こう。夕方までしか時間ないのよ。倉敷のお散歩よ。」［つづく］

  2012年08月29日

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  近場の花火大会

  金曜日、相方が迎えに来た。「今日は早めに帰って、向こうで焼き肉にしよう。」「向こう」とは、「週末の家」のある方。「焼き肉」とは、向こうの駅前の居酒屋みたいな焼き肉屋さんのこと。私達が落ち合う場所には朝まで営業している飲食店も多いので、終電にさえ間に合えばこちらで食べて移動がベストだが、なんせ終電が早い。そうなると移動してからごはんということになり、あちらの駅前には深夜営業の店はチェーン店の居酒屋さんが２軒とこの焼き肉屋さんだけ。ピンパブにチャレンジしたこともあったが、美人がいなかったからか、相方はもう行きたくないらしい。私も、あの唯一の日本人が席に来たらイヤだけどね…この焼き肉屋さんでさえラストオーダーが１２時半ときてる。２時３時まで営業してくれないものか…せめて４時くらいまでやってるラーメン屋さんでもあってくれないものか…と言うのも、他の２軒の居酒屋さんのメニューは食べ飽きた…いつも、この店の名前のついた○○○○カルビというのを３人前とカルビ２人前、小皿料理を１、２品、頼む。シメは野菜クッパを仲良く半分こ。ここの野菜クッパはなかなかおいしいのだ。ここで終わりのこともあれば、デザートを頼むこともある。デザートはパイナップルのシャーベット。小ぶりのパイナップルをくり抜いて、中にシャーベットが入れてある。野菜焼きを頼むのは相方の顔を見ながら。相方は野菜は食べないから。だから、ナムルやキムチもなし。先日は、ポテトグラタンを頼んだ。これなら相方もＯＫ。満腹とまではいかなかった。ラーメン屋さんがあったら、寄ってたかも…でも私達が寄ったのは、家の近くのバー。ここのマスターはお○マっぽい。きっとそうだろうと思う。時々「ウチのヨメが…」なんて言ってるが、奥さんなんか見たことない。お母さんは２、３度見たけど。そこで相方はジャックダニエルのソーダ割りを４～５杯、私はジンジャーエールを飲みながら、ある計画の打ち合わせをした。この計画とは関係ないが、翌日の私達の予定は、前回この店に来た時に決まった。翌日２５日は、隣の街の花火大会。田舎の花火大会だから、あまり期待はしてないが、浴衣を着て相方とデートだ！東京湾の時はお天気もあやしく、電車の乗り継ぎもあって浴衣は断念したけど、今度こそ浴衣でデートだ！！相方用にちょいと洒落た仁平も用意したが、仁平は部屋着ということで、相方は普段着。でもね、駅へのバスを待つ間、私の着物姿を見慣れてるはずの相方が携帯で写真を撮ってくれた。ってことは、プライベートの和装に、相方は結構喜んでくれてるってことだよね？よかった。私は浴衣を着る時も衿芯を使う。これは私の着付けの先生に教えてもらった。衿の縫い目をちょっとはずして、そこからスルッと衿芯を入れるだけ。クタッとなり易い浴衣の衿がピシッときまる。いくら湯上がりの着物だからと言って、人前に出る時はきちんと着なければ。最近の若い人達は帯の上にレースを重ねたり、衿元にフリルをつけたり、浴衣をお洒落にアレンジしているが、お洒落にするなら着崩れしないような工夫もしてほしいな。帯がユルユル（多分、化繊の帯だから緩むんでしょうね）だったり、衿がヨレヨレだったり、裾が開いていたら、カレシに「ジーンズのほうがまだマシ」って思われちゃうよ。花火大会の最寄駅から歩くこと１０～１５分で河原に着いた。土手を上って、反対側に。傾斜した草地の上にシートを広げ、２人で並んで座った。日が暮れると、河原の風が心地好い。東京湾の時はカップルが目立ったが、今回は地元の家族連れや５～６人の仲間達が多い。左手の方が会場らしく、そちらの方で市長らしい人の挨拶が始まった。長いと嫌われるね。女性のアナウンスに代わり、カウントダウン。カウントダウンするほどスゴイのかなぁ…？３…２…１…わあ！！スゴイわっっ本当に「わあ！」と声を上げてしまったっっ！大（高）、中、小（低）と３ヶ所でほぼ同時に打ち上げていて、絵になっている。それが間髪入れずに、立て続け。２０分くらい立て続けにパンパンパンといって、ちょいお休み、また２０分くらい続く。ヒューっとかなり上空の方まで上がる花火が打ち上がり、パーンと最初の炸裂。その後、細かくいろんな方向にクルクル別れてパシッときて、シューッとくる。何と言う種類かわからないが、その花火が打ち上がると、相方が言った。「ほら、これ、Lynnのヒステリーみたいだね。」ムッ！「最初にキィーッときて爆発して、そのうちいろんなことで怒りだして、ピシッとキレる。」ふんっ！！何部かに分かれていて、最後がまたよかった。クラシックな曲に合わせて花火が打ち上がるのだ。３ヶ所同時に。最後の最後、曲の大盛り上がり、ラストの時にはそこら中から歓声が上がった。「ここのルールがわからなかったけど、大体わかったぞ。来年はお弁当も持って来ようね。あと１時間早く来て、場所取りしよう。」私から何か言い出す前に相方が言った。相方も楽しんでくれたんだ、よかった。田舎のわりには、スゴイ花火大会だった。やるな○○○市。この市には金持ちが多いんだね。だって、スポンサーがなけりゃできないでしょ。間髪入れずにあんなに打ち上げちゃうんだもの。東京湾より感激したワ。一つ気になったのは、土手にビニールシートだったので、しばらくすると座った場所がズレてるってこと。気がつかないうちに、下に下りてる…くらいかな。あと、トイレ。私は行かなかったが、水がなくなってしまったらしい。中に入った女性がなかなか出てこないと思ったら、ドアから顔を出して、次に並んでいた男性とコソコソ話しをしている。「いいですよ。」…男性。「すみません。」…女性。女性はソソクサと走り去って行った。「水が出ないのかなあ？」「えー、かわいそう、さっきの人。」相方がトイレを済ますまですぐそばで待っていた。出て来た相方、「Lynnは行かなくてよかったよ。溢れていた。」８月２５日に花火大会を開催した街の市長さん、来年は、もっと水を用意してね。

  2012年08月28日

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• 最近読んだ本

  しばらく前に、相方の付き合いで本屋に行った。相方は仕事の関係で、本屋や図書館によく行く。その時は私も一緒に行き、便乗で２冊、買ってもらった。１冊は貴志祐介の「悪の教典」。Ｎジマさんのお勧めで、入院中に読み始めてファンになった。彼の作品は、事が起こるまでは普通の日常が続く。ところがそこに、ちゃんと種がまかれている。そして一度事が起こると、息をつかせない。そして１分間が１０分にも２０分にも感じる。超能力や妖怪などの超自然的存在を利用せずに、人間の欲望や狂気が呼び起こす血も凍る恐怖を描いたホラーである。そこには狂気があるだけで、理由などないのだから、コワイ以外にない。狂気が入り込んだ人間の思考回路は、通常の人々には理解不能である。「黒い家」の殺人者は通常またはそれ以下の頭脳の持ち主だったので、「手当たり次第方式」パターン。「悪の教典」の殺人者はものすごく頭がいい。なまじ頭脳明晰すぎて、次の行動が予測しやすかった。次の展開が予測しやすいだけ、スラスラ読めた。後味スッキリ！「黒い家」は、保険金殺人がテーマだった。貴志は大学卒業後、朝日生命保険に勤務しており、その時の経験や保険の知識がふんだんにおりまぜてある。「悪の教典」は頭脳明晰な英語教師が主人公。彼はサイコパスで自分に都合の悪い邪魔者を次々に殺害してゆく。最後は担任のクラス全員を殺すことになるのだが、生徒のほうも電気オタクからアーチェリーの部長やらがいて、高校生にしてはかなりレベルの高い知識、技術で立ち向かう。私は海外ものならスティーヴン・キングが好き。キングも人の内面に潜む狂気を表すのが上手いと思う。ドキドキしながら読んだものも多いが、泣きながら読んだものもある。例えば「クージョ」。狂犬病になったセントバーナードの話。狂犬病の症状に対して、犬ながらも「俺、どうしちゃったんだろう？」と戸惑う様子は、涙なくして読めなかった。「悪の教典」ともう１冊は「十二単を着た悪魔」。悪魔、とあるがホラーではなく、「源氏物語異聞」。「プラダを着た…」からきているだけ。ちゃんとわかっていて選んだので、ここは笑うところではない。美容院に行った時、普段は読まない週刊誌を読んだ。その中にこの本の紹介が載っていた。まったく冴えない現代の若者がタイムスリップして源氏物語の世界に行ってしまう。だからといって奇想天外な展開があるのではなく、内容は「源氏物語」に忠実だというので、古文が苦手な私でも読めるかなと思ったのだ。「源氏物語」とくれば光源氏、桐壺更衣、藤壺、葵の上…いえいえ、この本では彼らは脇役。「源氏物語」の登場人物の中では弘徽殿女御に焦点があてられている。紫式部の「源氏物語」には、この弘徽殿女御はあまり出てこない。たまに出てきても、意地が悪くギスギスした、ヒステリックな権力亡者というキャラ。作者の内館牧子は、「メリル・ストリープの『プラダを着た…』を観た時、ストリープ演じる辣腕キャリアウーマンに弘徽殿女御が重なった」と言っている。レジに２冊持っていった私に「ん？」と、相方。片方の「悪の教典・貴志祐介」には納得の顔。「内館牧子？脚本家だね？」ああ、脚本家なんだ。脚本家の書いた本なら、ストーリー展開もいいんじゃないかな。読み易いかも。そして今、２冊ともみごとに読み終えた。「十二単を着た…」は私の期待に応えてくれた。内容は「源氏物語」に忠実だから、今まで意識して近寄らなかった「源氏物語」を少しだが理解できた。弘徽殿女御が好きになった。嫌いだったのではなく、知らなかっただけだけど…でも、男に頼ってナヨナヨしてたり、上手く世渡りした外ヅラのいい女達より弘徽殿女御が好き。第一皇子の母なのに、桐壺帝から疎外され、作者からも良く書かれたことのない弘徽殿女御に同情する。多分この本は、ずっと私の本棚に残しておくだろう。

  2012年08月18日

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  東京湾花火大会

  いよいよ、会場へ。入場券の案内によると、築地の駅からは２０分とある。晴海通りを勝鬨橋へ。橋の上は気持ちがいい。ただ風があるからだけじゃなくて、大きな川で広々としていて、なあんかあけっぴろげな感じ。両手を広げて「わあー！」ってやりたくなる。しなかったけどね。周りには浴衣姿のカップルがいっぱい。昨日までは私も浴衣で来るつもりだった。だって、初めての花火、楽しみでしかたなかった。ファイヤーマン、ありがとう。でも、お天気があやしいので洋服にした。浴衣は来々週の地元近くの花火の時にしようということになった。去年相方に「花火とか、行きたい？」って聞かれた時には、嬉しいというより戸惑った。初めて、誘われたから。相方に、という意味ではなく、今まで特別な男性にどこかへ誘われた経験がなかったから。いつも後になってから、「なんだ、予定なかったの。誘えばよかった。」というようにごまかされる。私の周りの男性達は、最初から私を誘う気がないのに、そんな風にごまかす。ごまかしたり、ドタキャンしたり。そりゃあそうよね。私なんか誘っても、美味しいことは期待できないもの。だから男性がよく使う口実には熟知している、と言っても過言ではない。嘘を言ってる時の顔やリアクションも。隠密の血をひいているし、そのくらいわからなければ、ズタズタのボロボロですがな。私が関わってきた男性達は、他の子達は堂々と誘うクセに、私のことは誘わず、誘ったとしてもみんなに内緒。女性なら、私の気持ち、わかるよね？つまんないでしょ？人前で、彼氏、彼女と言えないんだから。そして最悪なのは、「Lynnちゃんはモテるから、先約があるかと思った。」という言い訳。みんながみんな、牽制し合ってるんだから、モテたためしがない。言い訳はいらないから、正直に言ってくれりゃあいいのにサ。っていうか、それなら付き合わなけりゃいいじゃん。付き合うなら、せめて、他の子とも行かないでくれたらいいのに。私はそんな言い訳など聞きたくないし、後になってからそんなこと並べたてられてもガッカリ感がつのるだけだから、イベント前後は家の奥に引っ込んでなるべく出歩かないようにしていた。去年の花火の時も、私からは言い出さなかった。「行けないよぉ」と言われるに決まってると思ったから。そして今年の隅田川の時も。相方は連れて行こうとしてたみたいだったが、「週末の家」で仕事をしていて、ついうっかり忘れてしまった。なんてこったい。去年、ホームグラウンドの花火大会はいつもの７月ではなく１０月に開催された。ファイヤーマンと河原まで見に行った。お互い、片割れ同士。相方は仕事が終わってから、飲み会で合流した。今日の、この入場券をとってくれたのは、そのファイヤーマン。「キョージュ、土曜はお休みですよね？じゃあ、コレ、Lynnさんと行って来てください。」って。入場券には駅から２０分と書いてあったのに、１時間近く歩いた。湿気の多い、暑い中を１時間。相方でなくとも、汗だく。やっと会場に入り、ビニールシートを敷いて陣取りしたが、今度はアスファルトの地面が熱い。「岩盤浴みたいだね。」「始まるまで時間あるから、横になったら？」えー、やだよー、暑いもん。とうとう、普段の睡眠不足がたたって、相方のひざ枕でお昼寝。相方はビールを飲みながら、携帯でテレビを見ている。最初のうちは岩盤浴みたいで気持ちよかったが、しだいに暑苦しくなり、苦痛になり…うなされた。開演５分前、ポツポツと…一斉にカサの花が咲いた。カサをさしての、花火？ポツポツ…だけで止んでくれた。よかった、花火、見れる、相方と一緒に。どんなに、楽しみにしていたか！どんなに、相方が時間を作ってくれたのが嬉しかったことか！始まった、始まった！周りから歓声があがる。私は、どうも写真が苦手だ。動いてないものならともかく、動くものを絶好のタイミングで撮れた試したことがない。それにしてもいろんなカップルがいる。相方のすぐ隣のカップルは恋人同士ではないみたい。女の子（３０代後半かな？）はイチイチ感激する。「すごい、すごい！見た見た見た？今の見た？すごいね！」という風に。おバカギャルみたいな騒ぎ方ではないのでイヤミはなく、かえっておもしろい。相方も「あれだけ感激してくれたら、連れてきたかいがあるだろうね」と笑っていた。私の隣のカップルは終始沈黙。沈黙ながら、手をつないで仲良く見ていた。時々、二人でクスクス笑ってた。私達の真後ろのカップルは、お付き合いし始めて間もないみたい。二人揃って浴衣姿。言葉に緊張感がうかがえる。花火が空で五輪やピカチュウのキャラクターを形どったりしたが、中にはいびつになるものが多い。そんな時、「わかる、わかる、気持ちはわかる」とか、二人揃っていい子的な感想を述べていた。私達は、というと…私は相方が退屈しないかどうか心配で、時々、相方の横顔をチラ見していた。缶ビールも２本しか買わなかった…足りないんじゃないかな、とか。ただでさえ暑がりの相方…もう、帰りたくてしかたないんじゃないかな、とか。相方は相方で、彼も時々、私をチラ見していたそうだ。相方は「女性が上を見上げる時の、アゴからノドにかけてのラインが好きだ」と、よく言う。だから俳句にも「おとがい」という言葉をよく使う。ものすごい人の流れの中を、また築地の駅まで歩いて戻った。迷子になったらどうしよう…大丈夫！相方は、ちゃあんと、手を放さないでいてくれた。そしてもちろん、二人一緒に「週末の家」へ帰ってきた。二人ともクッタクタ。「さあて、これからデッカイ花火を打ち上げようか」なんてことは、なかった。二人とも疲れきって、爆睡しました。次は近場の花火大会。行きも帰りも楽だから、浴衣で行くつもり。相方に仁平でも…と思っている。夏しかできないもんね、浴衣でデート。できれば…日食を観た時みたいに、ダッコで見れたら楽チンだったのになぁ。花火って、結構、クビが疲れるのね。知りませんでした。

  2012年08月16日

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  築地本願寺

  土曜日、ピンパブの鶏の煮込みで朝食を済ませ、バスで駅に向かった。雨だから自転車では行けない。「傘は１本で大丈夫だよ。絶対、止むから。」相方は、半分あきらめムードの私を元気づけようとしてくれている。「花火の他は行きたいとこ、ある？」「最近、仕事ばっかだったから、お出かけは久しぶりだね」「帰りは月島でもんじゃにする？」ありがとう。入場券の案内をみると、私達の使う電車なら築地で降りればいいらしい。「築地から行こう。本願寺にもいきたいし。」「週末の家」を１時過ぎに出た。入場は３時からだが、３時から会場に入るつもりはない。花火は７時からだもの。地下鉄の築地の駅から地上に出ると、雨は上がっていた。それとも、こっちは降らなかったのかしら？よかった。築地本願寺大学から、地元を離れこちらで暮らしている私だが、ここは初めて来た。芸能人の葬儀とかで、テレビでは見たことあるけど…普通のお寺とは違う雰囲気があるね。インドの寺院みたいでもあるし、相方はモスク風と言ってるし…「築地本願寺」として親しまれているが、正式名称は「浄土真宗本願寺派本願寺築地別院」。関東最大の念仏道場。関東大震災で本堂が焼失し、帝国大学の伊東忠太博士の設計で建てられた。古代インド仏教様式というらしい。入口の階段の左右に狛犬みたいなのがいる。片方は口を閉じていて、もう一方は口を開けている。阿吽だね。中に入って周りをグルッと見渡してみた。またまたびっくり。教会みたい！入口の上にパイプオルガンがあった。へえー、お寺にパイプオルガンねえ…このパイプオルガンは旧西ドイツのワルカー社製で、１年がかりで製作されたそうだ。一番長いパイプは３m、短いのは１cmで、合計２０００本のパイプがある。毎月最終金曜日に、ランチタイムコンサートがあって、入場は無料だそうだ。また来たいな。でも、相方は仕事だろうな。設計者の伊東忠太博士は、動物や妖怪のイメージをよく用いるそうだ。階段の手摺りの上などに、牛や馬、象、猿などがさりげなく棲んでいる。これは仏教説話「三畜評樹」の「物事は全体を見渡すことが重要である」という教えで、この説話に従い、高い順に鳥、猿、象という配置にしてある。鳥から辿って象まで来ると、なんと、そこには喫煙所があるではないか！写真には写ってないか、下段の手摺りの上には象さんがいました。本堂に入って左奥に、ＸジャパンのHIDEさんの祭壇があった。「まだ少し時間があるね。門前そば、ってのが気になるんだけど。」お蕎麦で腹ごしらえをしてから、会場に行くことにした。本堂右手の第一伝道会館で門前そば。もちろん、相方はビール付き。私はトロロそばにしたのだが、ここのそばは量がある。藪蕎麦の３倍はあったかもしれない。お腹いっぱいになっちゃった。では、そろそろ会場に移動です。

  2012年08月14日

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  倉敷五巡 ［１４］

  ☆☆  これは、『創作』のカテゴリーです。「成田山詣」から始まる続きものです。ある男とある女、ある男に食らいついて離れないおばちゃん、その他の絡み合い。ドロドロしたお話しです。☆☆昨日までの肌寒さから一変して暑いほどの陽射しの中を、ホテルの敷地内の藍染や陶芸の工房やキャンドルの工房、オルゴール博物館を覗きながら美観地区へ。「ラブリ、これ、ちょっと合わせてごらん。」ピンクのショールを取り上げてウィニーが言った。わりと照れ屋のウィニーにしては珍しい。「ほら、今日の格好にはこの色のほうがよく合うよ。」ラブリーがしていたのは薄い水色のショール。服は黒系。春のいろ 問わばピンクと いらへしや …誰が言ったのよ、ウィニ…それはウィニーが自分のブログから削除した俳句。クリスマスプレゼント代わりに、ラブリーがムカつく日記を削除してくれた。削除した中の一つに、この俳句があった。「そうね、この方が春っぽいね。」ニッと笑って、ラブリーはショールをレジに持って行った。おばちゃんがピンク好きなのは知っている。ピンクが好きで、しかも似合わないことも。ウィニーはいつも言っていた。「なにかと言うと、ピンクなんだよ。似合えばいいよ、似合えば。これがまた似合わないときている。だいたい、ババアがピンク着て似合いますか？」私なら大丈夫。だって似合わないなら、「これ、どう？」って言うわけない。それに見た目なら、私はあの人より１５歳以上若い。倉敷の思い出に春色のショールをお買い上げ。新しいショールを羽織ったラブリーを見て、ウィニーの顔がほころぶ。「似合うと思ったんだ。」ホテルの敷地を出て、いよいよ明るい陽射しの中を美観地区へと踏み出した。道端の案内図を見て、ウィニーが立ち止まった。「神社があるよ。」「阿智神社？」「知ってるの？」「お勉強したもの。」旅先でウィニーが必ず立ち寄りたいのは神社。名古屋の時は時間がないという理由で行けなかったが…「やっぱり、神社の倅だね、ウィニ。」阿智神社は、応神朝に朝鮮半島から渡ってきた阿知使主一族が造ったと伝えられている。吉備国の繁栄の礎を築き、この鶴形山に神々の天降られる斎庭として日本最古の蓬莱様式の古代庭園を造ったのだ。神功皇后がこの付近を航行中、嵐に遭い祈願したところ、三振の剣が天空より明るく輝いてこの山に天下ったので、「明剣宮」として宗像三女神をお祀りしたとも言われている。「階段がいっぱいあるけど、行く？」ラブリーは、この神社の特徴が階段だということも読んだ。「神社に階段はつきものですよ。さ、行こう。」「今のうちだけよ、元気なのは。」ラブリーは俯いてつぶやいた。まず最初に上るのは「米寿坂」。「米寿だから、８８段あるのよ。」「まあ、このくらいは普通ですよ。」次は「還暦坂」。６０段。途中から、ウィニーの足取りが重くなってきた。手摺りにつかまりながら、一段一段、上っている。１０段くらい遅れて、ラブリーが下から声をかける。「ウィニ、大丈夫？」「なぁんの、これしきぃ…」応えながらも「ふーふー」言っているのがわかる。「上りきったぞっっ！」「ウィニ、まだあるのよ。」「へ？」「厄除け坂」だ。今までの階段から比べると、「厄除け坂」は楽勝。たったの３３段しかない。ところがここまで上ってきての３３段だから、かなりキツイ。「これで終わりなんだろうね？」「あとはたいしたことないわ。」「まだあるの？」「あとは七五三。それで、母なる神の身の内、生命力の根源に達するとされているんですって。」「ふぃー…」昨日までとは打って変わっての晴天。体中から汗が噴出し、ようやく頂上に着いた。二人並んで、倉敷を一望する。「たまにしか連れていけないけど、時々は東京から離れて違う景色を眺めることも大事だね。体内に新しい風が吹き込んでくるのがわかるよ。」「この風？」「そうじゃなくって、抽象的な意味の風。ラブリ、これからもよろしくね、こんな俺だけど。」「ウィニ、ずっと一緒にいようね。いるからね。」［つづく］

  2012年08月14日

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  ピンパブ…続き

  そのピンパブから「週末の家」までは自転車で５分程度、住宅地や畑の中を走る。その間も相方は上機嫌。美人さんはいなかったが、少しは楽しめたのだろう。「初めての店では歌わない」はずが、３～４曲も歌ったのだから機嫌が悪いはずがない。自転車をスクロールしながら笑ってる。やれやれ。私達はいつも、自転車を部屋の前の植え込みのところに停める。私の自転車が前で、相方の自転車はその後ろ。私が自転車を停めると、後方でバサッ、ドンッという音が…振り向いたら、相方がいない。が…声はする。「へ…へへへ…」ん？どこ、行った？「起こしてー」相方は植え込みの中に自転車ごと倒れていた。そんなに飲んだかなぁ？ホームグラウンドでコロナビール１本、バーボンのロックを４杯、シメにウンダーベルグのソーダ割り。それから電車でこっちに来て、ピンパブに行くまではほとんどシラフと変わらなかった。ピンパブではウーロンハイしか飲んでないのに。弱くなったね。植え込みに埋もれてヘラヘラ笑ってる相方を救出。「もー、しょうがないわね！危ないでしょ？」このくらい、言ってもいいよね？ところが相方ときたら、立ち上がるなり、こうのたもうた。「なにか？」「なにか？じゃないでしょ。転んだら危ないでしょ？」「そぉんなこと、してません！」あー、もぉ！！相方は一度言い出したらきかない。一度シラを切り始めたら、シラを切り通す。「あ、そう」と、私は調子を合わせて家の中へ。その後、洗濯カゴに入れられた相方の衣服から、証拠物件を発見。間違いなく、植え込みの葉っぱだ。少し、枯れてはいるが…これは、土曜の朝食。今日は、運動はお休みだから、２人でゆっくりごはんを食べられる。玉子焼き、ピンパブでもらった鶏の煮込み、韓国のり、ワカメの味噌汁。和韓比、三ヶ国混合メニュー。ササーッと朝食を済ましていると、なんかイヤな予感。窓の外を見てみると…やだ！雨降ってる！これから東京湾の花火に行くのに…相方が誘ってくれたのに…去年のホームグラウンドの花火大会は仕事で行けなかった。隅田川の花火はここで仕事してた。ファイヤーマンが「二人で楽しんできてください」って、入場券をくれたのに…「うそ…」と言ったまま涙目になってきた私を見たのか見なかったのか、相方は「行くだけ行こうよ」と支度を始めた。でも、外はザンザン降り。朝食の片付けは、ちゃんとしないとね。ぜーんぶ洗って片付けて…残った器がひとつ。昨日、ピンパブのママがお土産にくれた煮込みの器。「お土産」と聞いて、使い捨ての容器に入れてくれたのかとばかり思っていた。家に帰って袋から取り出してみると、瀬戸物の器。さっすが、田舎とはいえ、２店舗も経営する人は違うね。これって、「また来い」ってことよね？高価な器ではないとはいえ、よそさまのものを捨てるわけにもいかない。やるなあ。

  2012年08月13日

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• これも一応、フィリピンパブ

  金曜日、仕事帰りの相方と待ち合わせて、いつものように「週末の家」へ。今週は自宅にいるよりこっちのほうが多かった。相方が、水曜木曜が出向く仕事がなかったのでこっちで仕事をしていたのだ。当然私もこっちにきていた。「夕飯はどうしようか」という私の問いに、「○○線は終電が早いから、向こうに行ってからのほうが安心だよね。」「週末の家」近くに行ってから夕飯にすることにした。さて駅に着いて…どこで食べるか…あーでもない、こうでもない、と言っているうちに駐輪場まで来てしまった。「ここから先は選択肢は２つだよ。牛丼屋と○○。」○○とは、私達がこちらにいる時、よく行くバー。昼間にランチをやっているので、フードもある。○○と言われて、閃くものがあった。「△△△という手もあるのでは？」私が言った△△△という言葉に、相方の目が煌めいた。そう、△△△とは「週末の家」の近くにあるというフィリピンパブ。ピンパブと聞いて、相方はウキウキしだした。…私も一緒なのに？何度か店の前まで行ったことがあったが、明かりは落とされ、閉店していた。まだ営業しているのか、はたまた店をたたんでしまったのか…やってる、明かりがついてるよ！店の前に自転車を停め、入口横の料金表をみた。男性￥２５００/１人女性￥１５００/１人この料金からして、女の子にはあまり期待しないほうがよいだろう。キレイどころは、都会に取られるはずだし、ここは通勤圏とは言えども周りは田んぼばかりだ。スパニッシュの血が入ったゾクッとくる子がいるわけがない。中に入ると、ボックス席４～５席と、カウンターに４～５脚。女の子は４人。しかも１人は日本人。まあまあのフィリピーナが最初に席に来て、システムの説明と飲み物を聞いた。「ごゆっくり」と言って彼女は他の席へ。そして私達の席に来たのは、日本人のオバサン。他人様のことをオバサンと言っては申し訳ないが、オバサンなのだからしかたがない。年齢は、本人申告４０歳のシングル。私は５０ちょいと手前とみた。オバサンというのは、年齢だけではない。自分を良く見せようという意識がどのくらいあるか、オシャレ感、人前での緊張感。オバサン、オバサマ、熟女は意味が違う。その彼女、前歯がなかった。ピンパブではなく普通のスナックでも、なかなかお目にかかれないタイプ。彼女、乾杯のグラスが私達のグラスよりも高かった。これは絶対、アウトだね。スタッフは客のグラスより下に合わせるべし！！あまりにも会話がとぎれてばかりなので、最初に席に来たフィリピーナが戻ってきた。この人は、きちんとした接客をしている。乾杯のグラスはもちろん私達のグラスより下。連れの女性をたてなければならない、という接客の基本をしっかり押さえてる。話をしてみると、やっぱり彼女はチーママだった。話も盛り上がり、勧められ、「フィリピンの料理」というやつをオーダーした。「鶏」と聞いて、最初はギョッとした。例の半分孵化したタマゴかと思ったのだ。相方は以前、某ピンパブで食べさせられたことがある。その時は気を引きたいピンさん（ジョイって人？）がいたとかで、我慢して食べたが、二度と食べたくないと言っていた。「もしかしてアレ？ヒヨコが入ってるタマゴ？」「違う、違う。アレは出さないよ。日本人、アレ嫌い。」ふーっ…鶏肉の煮込みだというので試しにオーダーしたのだが、これがなかなかうまい。ペロッと平らげてしまった。白いごはんに合う味だ。ニンニクと醤油と…砂糖少しとお酢も入ってるかな…？食べていたら、この店のママさんが帰ってきて、挨拶にきた。近くでもう１店舗、経営してるらしい。やり手だね。明日は大事な用があるから、早くかえらなきゃ！２時間くらい店にいて、お会計。相方の予想は￥１５０００、私の予想は￥１２０００。正解は￥１４０００だった。まあ、ここは田舎だけど、ピンパブとしては普通の値段じゃない？ママに「お土産、明日の朝ごはん」と渡された鶏料理をもって、楽しく帰宅した。美人さんは六本木や赤坂に先取りされて、ここら辺に回されてくるのは、数ランク落ちたタレント達。美人じゃないけど、フィリピン特有の明るさは同じ。チーママも含めて３人のフィリピーナ達は、昼は工場などでアルバイトをしているそうだ。日本人なら、昼の仕事で足りない時に夜の仕事をバイトする。日本に来たフィリピーナは夜の仕事で足りない分を昼のバイトで稼ぐ。真面目な子はね…もしくはランク落ちの子はね…可愛い子は夜の仕事で足りなくても昼の仕事はしない。客に付き合って稼ぐそうだ。うまくすれば戸籍もゲットできる。大変だね、可愛くても。言っておきますが、私はフィリピーナに偏見があるわけではない。私が中学くらいの頃、うちには常時１０～１５人のフィリピン人がいた。父の仕事で「世界のショー」というやつをやっていたから。「世界」というわりにはフィリピンと台湾くらいだったけど。ちっちゃい「世界」だな。両親はあまりいい顔をしなかったが、私は彼らと遊んだり、会話するのが好きだった。彼らは大抵６ヶ月で帰国するが、多い子は５回くらい、うちに来ていた。大学の頃には同年代の子達もいたので、仲良しになった子もいた。彼らの明るさが好きだった。だから偏見はほとんどない。偏見というより、彼らの実態を知っていると言ったほうが良いかも…生まれた国が違うのだから、常識も違うのは仕方ないこと。自分の常識を一方的に相手に押し付けてはいけない。今度は美人のいるピンパブに行ってみたいな。私の友達の子供達が来日しててもおかしくない。

  2012年08月13日

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  倉敷五巡 ［１３］

  ☆☆  これは、『創作』のカテゴリーです。「成田山詣」から始まる続きものです。ある男とある女、ある男に食らいついて離れないおばちゃん、その他の絡み合い。ドロドロしたお話しです。☆☆翌朝起きたラブリーはびっくりした。前もって調べておいた天気予報では雨のはずだったのが、すっきりとした青空が広がっていたのだ。ウキウキしてくる。雨の美観地区も、緑が映えて風情があったが、今日は晴天の倉敷が楽しめそうだ。「今日はカーディガンはいらないみたいよ。」「じゃあ、俺はタオルを２枚は持って行ったほうがいいね。」「ねぇ、荷物はどうする？フロントに預けて行く？」「昨日のレストランよりちょい手前に、観光案内所みたいなのがあったでしょ。あそこにコインロッカーが並んでいたよ。」「そこに預ければいいわね。じゃあ、預ける物と持ち歩く物に分けましょう。おサイフとタバコとタオルだけは、手元に残してね。」「ラブリーのバッグに入れてちょ。」「紙袋…ないわね。レジ袋でいいか。着替えとお土産と本と…」コンビニのレジ袋に預ける物をどんどん詰めていく。レジ袋はパンパンになったが、どうせロッカーに入れてしまうのだ。「朝食、どうする？」「俺はいつも通り、朝昼兼用でいいよ。美観地区に一杯やれそうなそば屋が何軒かあったし。」「いいわ。」ウィニーは手付かずのままのベッドのほうに大の字になって、大きく伸びをした。ラブリーは窓から空を見上げて言った。「よかった、お天気良くなってくれて。何時に出る？」「たいてい、お店は１０時開店でしょ？１０時になったらチェックアウトしよう。それまで…ちょっとこっちへおいでなさい。」と言って、ベッドの傍らをポンッと叩いた。「まだ１時間あるものね。私は起きているから、ウィニ、眠っていいよ。」「いつもそう言って、寝ちゃうでしょ？」「今日は絶対、眠らない！こぉんなにいいお天気になったんだもの。早く行きたいもの。」「じゃあ、ちょっくら眠らせてもらうよ。１０分前になったら起こして。」そう言って、５分後には「ぷっぷっぷー」といういつものいびきをかいていた。ラブリーはそぉーっとウィニーの傍を離れるとソファーに座り、携帯でアラームをセットして本を読み始めた。「黒い家」…主人公の周りに正体不明のストーカーの影がちらつく…交際相手の飼い猫と子猫が殺され、主人公宅にビニール袋に入れられた猫達の生首が届く…精神に異常をきたした人のやることは、正常な人には予測不可能だ。バッグからタバコを出し、一服つくた。「うっ…」急に吐き気を覚え、トイレに駆け込む。便座を上げ、座面の上に顔をもってくる。朝食は食べてないし、夕飯からは大分時間が経ったので、吐くものがない。トイレの水の臭いがよけいに気分悪く、ラブリーは吐き気を堪えて、トイレのフタをしめた。お腹になんにも入れずに朝風呂に入ったからかしら…そうだ、昨日コンビニで買ったチーズケーキが冷蔵庫にあったはず。たーべよっと。ソファーに戻り、チーズケーキのフィルムをはがし、小さく一口食べた。そして、ムシャムシャ食べた。この、甘酸っぱさがなんとも言えない。ふー、いくらか落ち着いたわ。ふっと見ると、吸いさしのタバコから煙りがあがっている。普段は何も感じないタバコの臭いがやけに気になり、揉み消して、灰皿をデスクの隅のほうに押しやった。アラームが鳴った。「ウィニ、時間だよ。」「うーん、じゃ、行こうか。ラブリ、なんか食べた？」「なんにも。美観地区行って、美味しいもの食べようよ。」何も食べてないと言ってるのに、ウィニーは疑わしい目でラブリーを見ている。ジーンズを履きながら冷蔵庫を開け、中を覗いた。「ない！食べたね？」「なんでわかったの？昨日のチーズケーキ、覚えたの？」「口の端にチーズがついてるよ。まったく、子供なんだから。ハハハ。」「ウィニも食べたかった？半分残そうと思ってたんだけど、気がついたら全部食べちゃった。ゴメンね。」「食欲がもどったのは良いことだよ。じゃ、行こうか。」ブリーフケースを斜めにかけて、反対側でラブリーの手を引き、ウィニーとラブリーはホテルの裏口から美観地区へと出かけた。［つづく］

  2012年08月10日

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  倉敷五巡 ［１２］

  ☆☆  これは、『創作』のカテゴリーです。「成田山詣」から始まる続きものです。ある男とある女、ある男に食らいついて離れないおばちゃん、その他の絡み合い。ドロドロしたお話しです。☆☆「小洒落たところだね、前から知ってたの？」「ううん、昨日、来たの。」「昨日は夕飯食べてなかったんじゃ？」「昨日はコーヒーだけ。でも、コーヒーが美味しくてね、親切だったの。」「何にしようか…コースにしよう。一から決めるより、ある程度決めてくれてるほうが楽だからね。うん、これにしよう。」ウィニーはステーキのコースを２人分オーダーした。「どんなコースなの？」「前菜が４品、スープ、ステーキ、サラダ、デザート。」ワインもコースメニューについているが、ラブリーはお酒が飲めないからお飾りだ。「食べきれるかな…」「ラブリー、お腹空いてないの？」「空いてるけど、なんか、最近一度に食べられないの。」「また？病院行った？２月の入院騒ぎから大分たったからね、そろそろ油断のでる頃だよ。注意しないと。」「うん。」オードブルがきた。１品１品、別の小皿ではなく、４つに仕切られた四角い皿に盛りつけてある。カツオ、サーモン、パイ、シュリンプ。ラブリーはサーモンから、ウィニーはパイから食べた。「そのパイ、美味しい？」「うん。遠慮しないで、もっと大きく切ってくれてもよかったのに、ってくらい美味しいよ。」「ねぇ、このお魚、食べてみて。」ラブリーはカツオをさして言った。「カツオ？苦手だな…」「知ってる…けど…私も苦手だから、先に食べてみてよ。」ウィニーが小さく切ったカツオを口に入れ、微妙な顔をする。「カツオってさぁ、独特だよね。生臭さがあるよね。」「やめとく。」「実験台？」「だって嫌いなんだもん。」「サーモンはどうだった？」「美味しいよ。あなたも大丈夫。」「うん、うん。パイ、食べないなら、俺が…」「ダメ！最後に食べるの。」カツオ以外はとても美味しかった。カツオも平気な人には絶品かもしれない。特にパイは、ウィニーが言ったように、もっと大きくカットしてあってもいいくらい。ただ、これ以上大きいとメインディッシュが重くなる。食べ物を粗末にするのを嫌うウィニーはカツオも残さず食べた。ラブリーの皿にカツオが残った。ラブリーは「仕方ない」というように、カツオを食べ始めた。「ウィニ…トイレ行ってくる。」言うなり、ラブリーは席を立ち、奥のトイレに足早に進んだ。いつものトイレにしては少し時間がかかり、１０分ほどして戻ったラブリーは顔色が悪い。目も涙目になっている。「ラブリー、真っ青だよ。大丈夫？」「やっぱり、これダメ。」「そんなに？なら残しなさい。」ウェイトレスがテーブルの様子を見にやってきた。ラブリーの皿にはカツオがほとんど手付かずの状態で残っているが、フォークは「もう終わり」の置き方にしてある。カツオさん、さようなら。スープに移った時には、ラブリーの具合は大分良くなってきた。「もう大丈夫なの？」「うん、嘘みたいに治っちゃった。やっぱりあの味がダメだったのね。」「ふーん。」厨房でお肉を焼いている音が聞こえる。「美味しそうな音だね。お腹ペコペコ。」「さっきまでは食べきれないようなこと言ってたのに？お昼は何を食べた？」「一人だとダメね。カフェテリアみたいな喫茶店でホットドッグ。」「食欲があるのは良いことですよ。」お肉とサラダが運ばれてきた。ウィニーはサラダの皿をラブリー側に押し出した。「はいはい、わかってますよ。」「これも…あと、これも…」と、お肉の付け合わせの根菜類もラブリーの皿に載せてくる。「食べないのをこっちに移すのはいいんだけどさ、トレード？お肉？」「一切れでいいよ。中まで焼けてるとこね。」ウィニーは赤いままの肉が苦手なのだ。「ニンジンもつけてあげるわ。ポテトも一つ。」トレードしあって、残さずきれいに食べた。「結局、カツオ以外は食べきったね。具合は治った？」「もう、なんともないわ。デザート、何かしら？」「その食いっぷりこそ、ラブリーだね。」デザートはマンゴのゼリーとティラミスだった。「なんでこう、ちんまりなんでしょうねぇ。」「あら、美味しそうじゃない。ねぇ、コーヒー、飲んでみて。」猫舌のウィニーはそぉっとコーヒーを啜ってみた。「うん、うまい。たしかに美味しいコーヒーだ。」「ね！」「最近、味のしないコーヒーばかりだからなぁ。じっくり飲みたくなるコーヒーだね。」料理の味を流してくれるシメのコーヒーもいいが、この店のコーヒーは「またここへ来て食事をし、最後にコーヒーを飲みたくなる」味だ。「惜しいのは、禁煙だね。食後の一服は外でしよう。」会計を済ませ、入口横の喫煙所で一服して、二人はすでに人気のなくなった美観地区の散歩にでた。明かりが消え、人通りのない美観地区は、いつ辻切りが出てもおかしくないような風情があった。［つづく］

  2012年08月09日

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  コワイものを見た。

  娘と散歩をしていたときのこと、とてもコワイものを見た。娘も「コワイ」と言った。私もコワイと思った。これだ。これは某小児科のシャッター。小児科は子供の病院。コワイよね？泣くよ、子供達…あまりにもコワイと思ったので、つい写真を撮ってしまった。ところが、すぐそばにもう一つ…これはコワイ「あのポストにお手紙入れてきて。」「やだよぉーー、お手手、食べられちゃうよぉーー。」泣き叫ぶ子供の声が聞こえるようだ。なんで？？

  2012年08月07日

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  ８月の俳句

  コメントを寄せていただいているpepehousu0603さんからステキな俳句をいただいたので、アップさせていただきます。宵待ちの　月の光に　濡れてをりため息が出ちゃいそうな、女性らしい俳句ですね。私はとことん男っぽいのか、こういう感性が足りないようです。子供の頃は、一軒家というと縁台があり、お風呂上りに夕涼みをしている親子を見かけたものです。あの頃は防犯よりも風通しを重視していたから垣根なんかも背が低くて、路地を通るとそこの家庭の様子が丸見えだった。若い後家さんの家のそばを通ると、後家さんがこれ見よがしに、ちょっと気崩れた浴衣の襟元をウチワであおいでいたり…結った洗い髪に多少襟を抜いた浴衣…白い首筋におくれ毛…遠くを見るともなく見て、ホウズキをならす妙齢の女性…なんてね。でも、すべて計算されたセッティング！！危ない、あぶない。　　さきほど、相方が仕事に出かけて行きました。「週末の家」から…今日も新婚気分でベランダから見送った。今日は雨。自転車は無理なので、部屋の目の前にあるバス停からバスで最寄り駅に。ベランダからバス停にいる相方に手を振った。バス停からは死角になる橋の上を、バスがやってきた。相方にメール。橋の上　バスがきたきた　バスがきた　Lynn まるで子供の標語だねそのバスに乗って駅に着いた相方からメール。バス来ても　電車まつまつ　昼を越す　１１２１都会の中心から外れているから、昼時間はバスも電車も本数が少ない。お天気が悪いからって、本数を増やしてはくれないもんね…さて、私も掃除がすんだら自宅へ戻ろう。

  2012年08月06日

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  みょーにムカついた

  金曜日のこと。ちょっと用事があって、自宅近くの郵便局まで行ってきた。以前も書いたが、私の自宅はとても便利なところにある。駅も近いしモールも近い。その上、商店街もちゃんとある。近くに大きなモールがあると地元の商店街はシャッター横丁に様変わりしてしまうものだが、ここは下町パワーの強い街だから、ちゃんと営業している。しかも生き生きと。商店街はいくつかあるが、郵便局は一番自宅に近い商店街の中程にある。この季節になると、商店街で流す音楽と言えば、涼しさを呼ぶ定番のハワイアンか盆踊り系。今日の音楽は「３６５歩のマーチ」だった。歌っていたのは水前寺清子ではなく、男性のヴォーカリストだった。テンポの良い音楽で購買意欲を出させようというのだろうが、なんでいまさら感。私は郵便局の後、そのまま出かける予定だったので、速足だった。「あー、朝っぱらからあまり聴きたくないな、この歌、逆に暑苦しい。」すでに昼近くで「朝っぱら」という時間帯ではなかったが、一番暑い時間帯、そんなことを思いながらスタスタふっと、薬局のガラス壁に映る自分の姿にギョッあー、もうマジで、こういう時にこういう曲はヤメテ歩調がマーチにピッタリあってるこの暑さ、この曲、そして時間がないという個人的理由の三重奏ムカついて、一瞬、足を止めた。そして心の中で違う曲を口ずさみ、違うテンポで歩きだした。気がついたら、ＢＧＭに合わせていたっていう経験、ありません？

  2012年08月05日

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  ７月の俳句

  カミナリが鳴っていた日、仕事帰りの相方からメール。相方の職場は広範囲だが、その日の職場でもゴロゴロが鳴っていたらしい。雷鳴や　なりひそめにし　バスの揺れ　１１２１きっと、授業が終って駅に移動中なのね。橋の下で　ひとり魚を　釣る人のあり　１１２１東京も、すべてが都会と言うわけではない。街中を離れるとのどかなところもある。相方の職場はどんな所なんだろう。お酒を飲んでいる相方しか見たことのない飲み仲間連中が、「キョウジュの授業を見たい」「どんな真面目な顔して授業やってんの？」と、「今度、キョウジュに内緒で授業に忍び込もう」などという企画がもちあがったことがあった。私達が忍び込めるような授業があるのは平日で、平日は飲み仲間達もそれぞれ仕事があるので、当然企画倒れ。相方の授業、見てみたいな…きっと、ステキだろうな。雷神の　ヘソを隠して　湯あみかな　Lynn　　そして、先週火曜、７月最終日のこと。翌日の予習で、まっすぐ自宅に帰るはずの相方からメールがあった。今日の仕事が終わり、これから来るという。「え？今日はまっすぐ帰るんじゃなかった？」「今、校舎を出たから、半には着くよ。」来ないはずだったから、ごはんも用意してないし、どうしよう…お腹すいてるだろうな。夏休み、冬休みになると、予定がコロコロ変わる。スケジュールは前もってわかるのだが、ルーティンではなくなるので、アタフタする。メールがあってから３０分ほどで、相方は帰ってきた。大好きなコロナビールにライムを突き刺して、お疲れ様。私はこういう予定外デートがすごーくうれしいアタフタするのはもちろんだが、「逢いたい」気持ちがあるから逢うのであり、「別に明日でいいや」と思えば逢う必要はないんだもの。いつまでも、「別に明日でいいや」な存在にはならないようにしなくっちゃ１１時近くに相方は帰って行った。去年は「明日、早いから」と私のところから帰り、そのまま飲みに行っていた相方。そして夜中になって、ヘロヘロになって、私にメールや電話をしてきていた。しなきゃバレないのに、それでも急に「声が聞きたくなっちゃった」そうだ。そんな相方も最近はおとなしくなった。別々に帰ることは滅多になく、ほとんど、一緒に帰る。同じタクシーで相方を先に降ろし、私の自宅へ、のコース。火曜日は、相方が翌日の準備があるというので先に帰った。去年だったら、絶対、カワイコちゃんの店に行くつもりのところだろう。カワイコちゃんのところに行ってないと思う根拠は、これから延々とメールのやりとりが続くから。相方は酔うと口調が変わるから、すぐわかる。それに去年も、飲んでいるときは、「どこどこにいるよ、おいで」と、必ず私を呼んでくれた。つい今しがた帰ったばかりの相方からメール。望月を　願いつつ仰ぐ　暑さかな　１１２１相方は満月を見て、何を願ったんだろう。狼男…遊びに行きたいよー、なんて、心の中で吠えたのかな。メールをもらって、夜空を見上げると、たしかに綺麗な月だった。

  2012年08月05日

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  倉敷五巡 ［１１］

  ☆☆ これは、『創作』のカテゴリーです。「成田山詣」から始まる続きものです。ある男とある女、ある男に食らいついて離れないおばちゃん、その他の絡み合い。ドロドロしたお話しです。☆☆その日、夕方になってウィニーからメールがあった。「会議終了、これから帰るよ。退屈はしてないかな？」ちょうど小雨の中を、１人で散歩していたところだった。「小雨の美観地区もなかなか綺麗だよ。寒いけど。」「一旦ホテルに戻るよ。夕食の場所は決めたかな？」「ステキなところ。予約しないでも大丈夫みたい。」「うむ。」美観地区を流れる川に白鳥が２羽。片方はすごく大きい。こういうところにいる白鳥は逃げないように羽を抜いてあるそうだが、もともと白鳥は空を飛ぶ鳥類のなかではかなり大きく、限界の体重。それで、飛び立つ時に助走をつけるのだ。この子達は助走らしき行動もとらない。よっぽどここが居心地がいいのか、帰ることをすでに諦めているのか。大きい方の白鳥は、飛びたくても飛べないくらい大きかった。ある人、あるものを現状に返したくない場合、元に戻せないような状況にしてしまう方法もある。要するに、他の選択肢を絶ってしまうのだ。だがこれは、すごーく危険な方法。相当な覚悟がなければするべきではない。ある人を好きになる。他の人に取られたくない、あるいはその人が付き合っている人または妻や夫から自分に目を向けさせるために、自分を磨くのではなくその人の魅力を無くしてしまう。他の人から見たら、まったく「なんだこりゃ」な人にしてしまうのだ。そこに残るのは、だれにも取られないという安心感だけ。だが、そのうち自分も、相手を「なんだこりゃ」という目で見はじめる。一度こうなったら、もう修復不可。後ろ姿さえ嫌になる。存在自体、うっとおしくなるのだ。そう、とても安易だが危険な方法。自信過剰な女ほどいきなり相手に別れを告げられ易いのは、こういうパターンが多い。自信過剰な人は「自分はとても秀でている」と思い込んでいるから、周りのお世辞を鵜呑みにしている部分が多い。自分を磨こうという向上心がない。そして何より、自信の土台になる「安心感」が大好きなのだ。こういう渡り鳥を一定の場所に留めようとするならば、他の場所に行けないようにしてしまわなければならない。そしてここに留めておく限りは、ここで生きていけるようにしてあげなければならない。白鳥にとって、日本の夏ってどうなんだろう？岡山も、夏はそうとう暑いと思うんだけど…白鳥の脳みそがどういう構造になっているかわからないが、実際に行けなくなっても、「自分のいるべきところはどこか他の場所」という想いがあるのではないか？もともとここで産まれた子達であっても、ほんの少し残っている野生の心が、何かを囁くのではないか。ウィニーも最近、よく言う。「俺、最近どんどんつまんない男になってきたような気がする。ぜーんぜん、遊んでない。」「遊べばいいじゃん。」「ラブリ、泣くから遊ばない。」とは言いながら、遊びの本能はなくならないのだ。オオハクチョウも遠い故郷を想うのだろうか。行ったこともない故郷だとしても。裏口からホテルに入り、レストランに寄った。雨の中を歩いたので身体の末端が冷え切っている。とりあえず温かいココア…ない！メニューにココアはなかったので、コーヒーをオーダーした。ウィニーにメールをする。「中庭の見えるレストランにいるよ。」ここでウィニーが来るまで待つことにした。昼から夕方まで、気づいたらかなり歩きまわっていた。美観地区にはお土産屋さんがいっぱい。倉敷のお土産屋さんもあれば、どこにでもあるような小間物や手芸品屋から高価な備前焼の店まである。見応えがあるのだ。ラブリーは骨董品が好きだから、古いものや古っぽいものを置いている店を中心に回った。本当に古いものを置いている店から胡散臭い雑貨屋のような店、パチモノの店。半日自由行動で美観地区をグルグル回り、買った物は一つだけだった。ウィニーがレストランに入って来た。「お帰りなさい。お疲れ様。」「夕飯はここ？」「ううん、美観地区にあるレストラン。洒落たところよ。ちょっと休んでただけ。」「じゃ、俺もコーヒーでも飲もうかな。」ラブリーの隣のイスに置いてある、雑に包んである袋を見て、「お土産？」とウィニーが聞いた。ラブリーはニコニコして頷いた。「見せて。お子達に？」「ううん、自分に。」「ずいぶん雑な包みだね。どれどれ…はあ？」中から出てきたのは、小さな瀬戸物の器。バッタ屋でよく見かける形、模様。なにも今さら、倉敷まで来て買わなくてもいいような…「なんで？」「あのね、気になるお店があったから、ちょっと入ってみたの。だってね、買うつもりがないなら触るな、って書いてあるのよ。」「本物も売ってるんだね？」「そうよね？」「なのに、なぜ、これ？同じの、持ってるでしょ？４～５コ、あるよね？」「だって安かったのよ！１コ、２００円。」「それでまた４コ買ったの？」「あったのよ、もっと。」「もう充分だよね、ウチに４コ、こっちに４コ、８コだよ、全部で。それもおーんなじのが。」「あら違うわよ。模様が少し。」「うーむ、わからん。」［つづく］

  2012年08月05日

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  月曜の朝食、そして相方はお仕事に…

  そして３０月曜の朝食が、コレ。冷奴、ワカメのみそ汁、メンチカツ＆コロッケ、クイニーアマン。ごはんもあり、パンもあり…なんという統一性のなさ…メンチやコロッケにはキャベツさえ添えてない。ちょっと、運動にエネルギー使いすぎかな。反省疲れすぎると、料理好きな私も、頭が回らなくなるのね。こんなメニューなら、組み合わせの良い料理を２品とみそ汁にするべきよね。パンのお皿にアンパンがないって？そうなんです。昨日ピンパブがお休みでいつものバーに行ったのですが、帰るなり、アンパンを食べちゃったんですよ。私じゃありません、相方です。お好み焼きの後にアンパン。もっとサッパリしたものならわかるんだけど…シャーベットとかサ。朝食後少しのんびりして、相方は仕事に行きました。翌日仕事がある時は、いつもなら自宅に帰っている。最近は夏休みに入り、大学の仕事がない代わりに夏季講習があるので、普段通りのスケジュールではなくなった。それで、こちらの家からまっすぐ職場へ向かうこともでてきた。普段なら、こちらの家を出る時はいつも一緒。こちらの駅で上りホームと下りホームに分かれることはあっても、家から送り出すことはなかった。ちょっと「奥さん気分」になって、仕事に行く相方にベランダから「いってらっしゃい」を言った。赤い自転車に乗って、相方は出かけて行った私はこの自転車に乗っている相方が大好き自転車に乗ってない相方も大好きだけど、この自転車に乗っている相方は、私しか知らない相方の姿だから。

  2012年08月02日

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  冷蔵庫の残り物、そしてピンパブ

  ２９日、日曜の朝、冷蔵庫を覗いたら、ハムが２～３枚とベーコンも２～３枚、卵が２コ。昨日の残りの玉葱が半分。ラッキー、マンゴーがあった私１人ならマンゴーだけでいいんだけどね…冷凍庫に油揚げ。野菜室には大根。食品棚にジャガ芋１コ、ツナの缶詰。今週は買い物に行かなかったから、これだけしかない。一体、何が作れるの？まぁ、しょうがない。とりあえず、ごはんを炊こう。ごはんが美味しければ、おかずはふりかけだってご馳走だ。ごはんを炊いた。あとは？決まったものから、片っ端から作っていった。まず、マンゴーとフルーツヨーグルト。次にハムとベーコンのオムレツ。１人分ずつにせず、２人分まとめて大きなオムレツにした。うーん、やっぱりキャベツかレタスがほしい…この次が迷った。いつものように大根のみそ汁にしてジャガ芋はソテーにしようか、ジャガ芋のみそ汁にして大根はツナと合わせようか…で、結局…大根とツナのサラダ、ハム＆ベーコンのオムレツ、ジャガイモと玉ねぎの味噌汁、デザートはマンゴーとヨーグルト。材料がなくても、自分１人だけならともかく、連れがいるなら何か作らなきゃね。食後、買い物に行くつもりがあまりの暑さに夕方に延期「何が食べたい？」と相方に聞かれた。これって、「どこに行きたい？」と同じ意味。「うーん、お好み焼き？」夕飯は買い物ついでに、もんじゃ＆お好み焼き。いつも行く店のもんじゃより、具が少ないみたい。土手が低いような気がする。もんじゃからお好み焼きに移行するまでに、チョリソーと豚トロもオーダー。このチョリソーがただモノではなかった。値段のわりにデカイ。デカすぎるチョリソーが３本も。それだけでお腹いっぱいになってしまった。お腹いっぱいだと、購買意欲は低下するでも、そこはさすが相方。しっかり自分の焼酎とビールは押さえた。駅前の大きな方のスーパーにはパン屋さんがテナントで入ってる。スーパーは夜１２時まで営業だが、パン屋さんは９時くらいでクローズする。クローズ後は、パンがいくつか袋に入って、棚に並べられている。９時以降はスーパーのレジで清算。それぞれの袋の中身をよーく見て、相方の好きなパンと私の好きなパンの両方が入ってる袋を選んだ。相方の好きなパンは、アンパン。私の好きなパンは、クイニーアマン。あとはメンチカツとコロッケを１コずつ。帰り道、相方は仕事を片付けた安心感からか、開放感からか、一言。「飲みに行こう。」え？いつものバーかな？「どこへ？」相方、ニタッと笑って、「ピンパブ！」フィリピン人のママさんがやってるスナックが近くにあるらしいのです。そこへ行きたいらしい。私もそこへ行きたい。私がフィリピンを好きなのではなく、ピンさんの前で相方がどんなにデレッとするのか、見てみたい。「行こう、行こう」ということになり、店の前まで行ってみた。休みだったここは田舎。田舎のフィリピンスナックよりも、街中のちゃんとした「キレイなおねえちゃんのいそうなピンパブ」に行ってみたい。私の目の前でも、相方の鼻の下が伸びるのかどうか、見てみたい

  2012年08月01日

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  冷しゃぶと花火

  クタクタだったが、やることはちゃんとやらなきゃ！土曜の夕方から、相方の仕事を手伝った。「夕飯、どうする？」「冷しゃぶのお肉があるから。野菜、買って来なきゃ。一段落したら、行ってくるね。」とは言ったが、私の方が仕事モードに入ってしまった。サクサクと進めていく私相方は休憩モードらしく、所在なげに立ち上がるとキッチンへ。カチャカチャと食器の音。相方は水切りカゴの食器を片付け始めた。「いいよぉー、後でやるからぁー。」「食器の片付けくらい、俺だってできるよ。」相方は１人暮らしが長いせいか、主婦仕事を苦とは思わない。できる方がすればよし、という考え方の人。私が一段落ついて振り向いた時には、豚肉は茹であがり、ザルに。「茹でてくれちゃったの？でも、野菜ないから…」「野菜はいらないよ。俺、食べないもん。」玉葱と大根はあった。腹ぺこというほどでもないし、これだけでいいか。「後でお腹が空いたら、駅前まで散歩に行こう。」野菜嫌いの相方が作ってくれた、冷しゃぶ。豚肉だけ…オニオンスライスと大根おろしは、私が準備しました。夕飯の後で、洗濯物が出しっぱなしなのに気づき、ベランダに出た。パンパーン、と遠くから音が聞こえる。「何の音？」「不良が河原で花火でもやってるんじゃない？」そこで、ハッと２人は目を見合わせた「花火だよ！」「隅田の花火だ！」「なんで、もっと早くいわないのぉ！！」「私だって、忘れてたもん。」ホントは花火に行きたくて、仕事をお休みしてたんだっけ。でもここのところ、連日クタクタで、すっかり忘れてた。相方も、早く仕事を片付けて、私を連れて行こうとしていたらしい。自宅からこちらの家に来る時、頭の中に「ユカタ」のランプがついていた。そこまで覚えていたのに、「ユカタ」と「花火」が結び付かなかった。でもさぁ、たとえ覚えていても、言えないよぉ。毎日毎日、徹夜してるの知ってるもん。「花火行きたあい！」なんて、脳天気なこと、言えるわけないじゃん。花火に行って、また寝不足の、疲れた相方の顔を見るより、「ふー、ひとつ、片付いたよ」ってニッコリ笑った相方の顔を見たほうがいい。私はイベント向きの女の子じゃなかったから、今まで花火とか誘われたことがない。こちらから誘って断られるのもイヤだし、ドタキャンされるのはもっとイヤだから、自分から「行きたい」と主張したこともない。誘われたことも誘ったこともないから、誘われたらきっと、ものすごーく嬉しいと思う。「連れていくつもりだった」と言われただけでも、嬉しかった。８月には川向こうの市で 花火大会があるそうだ。「○○の花火には行こうね。」と相方が言ってくれた。ものすごーく、嬉しい８月２５日。この日も土曜日。忘れないように、カレンダーに印をつけとかなきゃ２人でユカタで行こうかな。でも、熟年カップルのユカタって、どーでしょ？

  2012年08月01日

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