MAMA's murmur

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• ホテルはいいんだけど…

  ホテルは駅からすぐのはず。ところがホテル側になかなか行けない。検索してみるとやたら遠回りな道順しかない。そんなはずないと思い、通行人にも聞いてみた。「こっちからこう行って地下道を通って…」やっぱり遠回りな道。「仕方がない。言われた通りに行こう。」地下道を通り、ふーふー言いながら階段を上り、反対側に出ると、目の前がホテル。エントランスからフロント階まで上がり、カフェテリアの横を通ってフロントでチェックイン。フロントで渡されたカードキーがないと、この階から上には行けない。駅から近いし、セキュリティも万全。それにお部屋も居心地がいい。アメニティーも高級品がそろってる。私が一番気に入ったのが、このアメニティー。一つ一つ、内容量が小さすぎずにケチ臭くない。それにお部屋の備品のグラス類もいい。私達が泊まったのは１１階、デラックスダブル。残念ながら、２１号室ではなかった。２１号室なら、１１２１…相方だ！このホテルではちょうど北海道フェアという催しをしていたが、我々観光客には、広島まで来たのに北海道フェアと言われても、何も魅力は感じない。「値段は高くてもいいから地元の料理を食べさせてくれるお店が、ホテルの中にあればいいのにね。」とは相方の弁。そうね、鉄板焼きで○万円とられても、ホテルなら納得。そういうお店が入っててもいいのにね。でも、どうしてここの地下道にはエスカレーターがないんだろう？私達が見つけられなかっただけだろうか。足の不自由な人達はどうするんだろう。

  2013年01月29日

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• 広島の夕飯…やっぱり牡蠣

  翌日大事な仕事を控えており、その仕事が今回の遠征の第一目的。カキも広島焼きも「ついで」みたいなもの。仕事のことを考えて、ホテルは駅のすぐ近くをキープしてあった。部屋で少し休んで、夕飯は地元の人達が行くようなところで広島焼きを食べることにした。横丁を入って横丁を入って、チェーン店ではない個人の小さなお店を選んだ。鉄板の前に４～５人座れるカウンター、あとはテーブルが１つ。ママさんが焼いてくれた、ネギ山盛りのお好み焼きを食べようとすると…「初めてですか？」？？？「これはね、ヘラでこうやって、このまま食べるのよ。」へぇー、広島のお好み焼きってヘラで食べるんだあ！道理で取り皿もないわけだ。でも結局、食べ難くてお箸でいただいた。最初はネギの多さに驚いたけど、ネギがいいね！それに最後の一口までアッツ熱！このあと、牡蠣のバター炒めもいただいて、次へ。次のお店はもうちょっと落ち着いたレストラン。生牡蠣を肴に、相方は寝酒を。舌鼓をうつ私に「もっとオーダーしてもいいよ」と相方が言ってくれたが、「もっと食べたい」で止めておくのがおいしく食べるコツ…というか、もうさんざん食べた。あとは来年でいい。広島焼きと牡蠣でお腹いーっぱい！！

  2013年01月26日

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• 原爆資料館

  原爆ドームの横を川添に行き橋を渡って、広い公園を行くと原爆資料館がある。こちら側から記念碑を見ると、ちょうど、記念碑の中にすっぽりドームがおさまって見える。「フォレスト・ガンプ」でトム・ハンクスが女の子と再会したところと似ている。そういえばあそこも、戦争の記念碑だったような…原爆資料館には、なぜ広島に原爆が落とされることになったのか、その当時の時代背景や庶民の生活、当時の広島がいかに「都市」であったのか、などの資料が展示されており、説明をしてくれるボランティアの人が数名いた。前半は平気だった。郷土資料館みたいな風景の展示だったりジオラマだったり、大戦当時の力関係などの社会科的な説明。どんどん進んで行くと、どんどん悲惨なものの展示がほとんどをしめてくる。後半はクラクラしてきて、息をするのも嫌になってきた。私はこういう状況がかなりヤバい。こういう状況を我慢していると、そのうち倒れる。「ねぇ、もう帰ろうよ。」「怖い？」「さっきから心臓がノドのあたりにきてる。吐きそう。」中学生くらいの宮島の男の子の身分証明書。学校に行く途中で、駅で運命の時間になった。駅舎が崩れ、片足を挟まれた。駅員が引き抜こうとするが、なかなか足は外れず、火事はますますひどくなる。「ありがとうございました。もう結構です。これを宮島の両親に届けてください。」それが彼の最後の言葉だったそうだ。かれは大怪我をしていたわけではなく、足を挟まれただけ。せめて切断するのこぎりでもあれば、生きながら焼け死ぬことはなかった、とあった。黒いプラスチックの破片のようなものがガラスの容器に入って展示されていた。剥がれ落ちた爪。爪が剥がれ落ちた指先から出る体液で、喉の渇きを潤したそうだ。周りを見渡すと、外国人の見学者もかなりいる。白人種は団体ではなくみな個人のようだ。みんながみんなアメリカ人ではないだろうが…私は東南アジアやグアムの「旧日本軍の要塞」という言葉に敏感に反応する。なるべく避けて通る。だからハワイにも何度も行ったが、パールハーバーは中学の頃に一回しか行っていない。特に１１月末から１２月の初めは絶対行かない。私は「逃げ」なのかな…と思った。原爆ドーム前から広電で広島駅に戻り、ホテルへ直行した。

  2013年01月25日

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• 原爆ドーム

  牡蠣と穴子でお腹いっぱい。「あと、原爆ドームを見なきゃね。」フェリー乗り場には水族館や美術館らしきところの案内もあったが、なんせ時間がない。優先順位からすれば、広島にＵターンすべき。明日は岡山に移動しなきゃならないんだものね。フェリー乗り場まで戻ると、今出たばかりで次の便まで１５分ある。「一服する？新幹線でもずっと寝てて、喫煙室にも行かなかったでしょ？」と、相方を一服に誘ってみた。「俺、トイレ行くから、一服しておいで。」相方は今日は一本も吸ってない。おかしいな…宮島口から広島へは山陽本線ではなく広電２号線を使った。しばらくの間は海が見えていた。そのうち…車内はポカポカしていて、相方も私もウトウトしはじめ…いつのまにか原爆ドーム前に着いた。広電を使うと、原爆ドームのすぐ近くに来れる。川を間にはさんで、広い公園になっている。そこにフランケン・シュタインを思わせる原爆ドームが建っている。下はコンクリート、上の天井部分は鉄骨だけ。その姿が、私には何となくフランケン・シュタインを思わせるのだ。すぐそばの川面にはおしどりが泳いでいた。平和だな…と思った。

  2013年01月25日

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• 生牡蠣、焼き牡蠣、穴子飯

  １月１８日、東京駅６時１６分発の新幹線のぞみ３号で広島へ。広島には１０時５分着の予定。途中の天候で１０分ほど遅れて広島に着いた。「一日しかないから、まっすぐ宮島に行こう。」朝食は駅弁で済ませたし、お昼は宮島で食べることにした。山陽本線で３０分ほどで宮島口に着く。駅を背にして港のほうへ行くと、そこがフェリー乗り場。大鳥居を右手に見て、宮島上陸。この大鳥居は奈良の大仏とほぼ同じ高さ、１６メートルあるというが、周りに比較の対象がないせいか思っていたより小さく感じた。現在の鳥居は８代目で、建立するにあたり巨木探しに２０年近くかかったそうだ。また、根元は海底に埋められているのではなく、鳥居の重みだけで立っているという。よく倒れないね。宮島に上陸してまず驚いたのはシカが当たり前のようにいること。しかも「シカだ！」と驚いている人間を尻目に、シカ達は余裕こいて動じることもない。野生のサルと違って観光客を襲うこともなく、記念写真に気軽に応じてくれる。お昼を食べる店を物色しながら、まずは厳島神社参拝。廻廊で結ばれた朱塗りの社殿は、満潮時には海に浮かんでいるように見える。そしてフェリー乗り場への帰り道でお目当ての店へ直行。生牡蠣、焼き牡蠣、穴子飯…第一の目的達成！この第一の目的のために昼前に広島に着くように一番電車でやって来たのです。牡蠣に限らず、大粒のものは大味という印象があるけど、広島の牡蠣は食べ応えもあるけど味もGOOD!!生が得意ではない相方「牡蠣は一皿でいいね」なんて言ってたけど、２杯目のビールのオーダー時に「焼き牡蠣も」と追加オーダー。生と焼きの両方をいただいた。どちらもプリプリジューシー。しかも浅草でよく行く○○○バーの牡蠣のオーブン焼きと違って、使いまわしの大きな殻に小さな身を詰め込んだバッタもんではない。「今度は出張以外にＥＲの時に来ようね。」と相方が言った。ＥＲの時とは、９月から１２月のこと。英語で９月はSeptember、１０月October、１１月November、１２月December。１月から８月にはＥＲはつかない。牡蠣は英語でOysterでＥＲがつくから、ＥＲのつく月が時期なんだって。でも、日本と反対側の国ではどうなんだろう？

  2013年01月22日

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• 早起きして、広島へ！

  アラームは朝の３時にセットした。２時間弱しか眠れない…ベッドに入ってすぐに寝入ったとしても。寝付きの悪い私は、いつもベッドで本を読む。１０分くらいで同じヶ所を何度も読むようになる時もあれば、１時間経ってもしっかり目が醒めている時もある。さてさて、どちらの目がでるか…アラームが鳴る３分前に目が醒めた。一瞬「寝坊したか！」と思った。アラームが鳴るまでベッドの中で少し休憩…目が醒めてすぐに動き出すと立ちくらみがする時があるから。アラームとほぼ同時に娘が部屋に入ってきた。「マミー、時間だよー。」「はいはい、起きたよ、ありがとね。」娘はこれから就寝だ。ダイニングのカウンターでお湯が沸くまでボーッとしながら、出かけるまでの段取りを考えた。まずはコーヒーで頭をスッキリさせなくちゃ。昨日の段階では、洗濯と掃除をしてから出かけるつもりだった。このマンションには住人間の約束事で「夜１０時以降の洗濯機の使用は控える」ことになっている。では何時から洗濯機を回していいの？そこははっきりしていない。中には朝５時くらいから仕事に出かける人もいる。そういう人達にしてみれば、３時はすでに「朝」であり、慌ただしい時間帯と言える。旦那さんは７時か８時に出かけて行き、奥さんは１０時頃に起き出す家もあるだろう。そこの奥さんにしてみれば、３時は十分「深夜」にあたる。ふーむ…出かける時にいつも洗濯の時間で悩む。これから出かけるというのに、汚れものを残して行きたくはない。「あとでやるから、台所だけマミーがやって行ってよ。」ありがたい、ありがたい。悩む私に、娘が洗濯を引き受けてくれた。お土産、奮発しなくちゃね。シャワーを出るともうすぐ４時になろうとしていた。相方を起こさなきゃ！相方は昨日、けっこう遠くで仕事をしていた。片道１時間以上かかる。仕事終了のメールがあったのが８時半、それからすぐに帰途についたが、人身事故で電車が停まってしまい、遠回りのコースに切り替えて自分の部屋に帰った。遠回りだと、軽く２時間かかる。だから相方も当初の予定より睡眠不足のはずだ。「４時だよ、大丈夫？」「はいはい、起きましたよー。」約束の時間は５時半、ホームグラウンドのＪＲの改札口。さて、急がねば！最後にもう一度荷物をチェックして、出発！５時前、空はまだ完璧に「夜」で空気も冷たい。どんな時間にも仕事をしている人はいるわけで、マンション前の道路にはもう、自家用車や営業車、トラックの列ができ始めていた。駅への道は夜の間にまた凍ったようで、歩道は一度溶けかかった雪がまた凍り、その凍った雪にハンドルをとられそう。日中になればジャリジャリしだすのだろうが、今はガチガチのツルツル。後ろを振り返りクルマが来ていないことを確認して、車道を飛ばした。一番電車でホームグラウンドの駅へ。一番電車も、ラッシュ時ほどではないが、そこそこの混み具合。みんな、早起きなんだね…相方を合流してＪＲに乗り換えた。ＪＲも混んでいる。相方も私と同じことを考えていたようだ。「みんながみんな、仕事に出かけるってんじゃないみたいだね。早起きだな…」東京駅に着いたのがジャスト６時。新幹線は６時１５分。喫煙所で一服もせず、売店でお茶とお弁当だけを買って車中へ。途中、右側に富士山が見えた。晴天ではなかったのが、少し残念。

  2013年01月19日

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• 今朝の広島

  今朝の広島ですホテルの部屋からこれから岡山に行きます。相方は午後から仕事、私は倉敷へ。

  2013年01月18日

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• 明日は早起き

  早めに寝なきゃ…と思いつつ、もうこんな時間。こんな時間ではあるけれど、いつもベッドに入るのが２時３時だから、自分にとっては「こんな時間」というほどでもない。明日何時に起きるかというと…昨日こちらに帰ってきて、今日の夕方仕事に出てそのまま自分の部屋に戻った相方から、メールが入った。「明日は６時には東京駅に着きたい。何時に待ち合わせようか？検索してちょ。」相方は滅多に自分では検索しない。それはいつも私の仕事。明日の日付で到着時刻を朝６時に設定し、出発地はホームグラウンドの駅にして、目的地は東京駅…ホームグラウンドの出発時間は５時半！ってぇとぉ…私の最寄駅は…ゲゲゲェー一番電車でギリギリ！相方の提案。「念のため、明日は４時にお互いに電話しよう。」「そうだね。」でも大丈夫。私には心強い助っ人がいる。それは末っ子。彼女は深夜族（古っっ）。娘は朝までパソコンで遊んでいる。「３時に起こしてくれる？」「了解。」３時に起きて、髪の毛を染めて、洗濯もして、部屋を片付けて…４時に相方を起こす。それでも時間が足りないかもしれない。お母さんはいろいろすることが、たーくさん、あるのです。あと２時間しかない。眠るのは新幹線の中でいい。相方は仕事をするんだろうが、私は本を読みながらウトウトすればいい。広島まで、時間はたっぷりあるんだから。明日が楽しみ！！

  2013年01月17日

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• ブリッジの大会の日

  この連休、私の創作に出てくる「おばちゃん」の趣味であるコントラクトブリッジの大会がある。この大会は某新聞社の主催で行われる。なぜかこの新聞社杯の時は毎年、ウィニーさんは決まって風邪をひく。ウィニーの仕事はフリーランス。うかうかしてると、すぐに他の人に席をとられてしまうから、ちょっとやそっとの体調不全では仕事をキャンセルしないウィニーさんだが、毎年１月の発熱だけはそうもいかない。生徒さんが共通一次を控えた大事な時期だからというだけではない。ウィニーさんの発熱自体、半端な熱ではないのだ。一昨年…まだウィニーさんとラブリーさんはお付き合いしていなかったが、ウィニーさんはインフルエンザにかかり、メールでラブリーさんにその苦しさを切々と訴えてきた。まだ交際前のラブリーさんは、ただオタオタするばかりだった。もちろん塾は代理を頼まざるを得なかった…生徒さんにうつしてしまったら一大事である。去年は３８度以上の熱にもかかわらず、早朝のうちに自宅から「週末の家」に移動。翌日の仕事は急遽代理を頼み、ラブリーさんの看病を受けた。この時ラブリーさんは「動かないほうがいい、私は我慢するからおばちゃんに看病してもらったら？」と提案したが、ウィニーさんの返信は「這ってでも行く」だった。そしてウィニーさんは文字通り、這うようにして「週末の家」にたどり着き、ベッドに倒れこんだ。さて、今年は？今年の大会はこの連休。連休初日はそれほど寒くもなかったので、二人はお出かけをしたそうだ。誰にもジャマされたくない休暇…二人は携帯を持たずに出かけた。携帯を持って出たところで、ウィニーさんの携帯に着信する電話やメールにおばちゃんからのものはなかっただろう。おばちゃんはこの３日間、ブリッジ三昧だ。きっと、毛穴の浮いた鼻の頭に汗をかいて、頭の中はカードのことしかないのだから。不景気とは言え連休はどこもすごい人出で、携帯を持たない二人ははぐれないように、いつもよりしっかり手をつないでいたそうだ。ウィニーさんは、その人混みのどこかで悪いものをいただいてきてしまったようだ。ウィニーさんはまた今年も発熱…。ラブリーさんは汗でぐっしょり濡れたシャツを洗濯し、雑炊を作り…そしておばちゃんは、支部の二階で目をギラギラさせてブリッジに昂じている。

  2013年01月14日

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• 挨拶の練習しなくっちゃ！

  ホテルは決まった。翌日は相方には仕事があるから、豪華さや朝食のメニューよりも足の良さを重視した。遅刻できないもんね。広島駅から徒歩圏内。あとはお部屋のタイプ。二人で泊まるんだから、ツインにするかダブルにするか。ツインにしたところで、寝る時には片方のベッドしか使わないんだけど…スタンダードタイプにするかデラックスタイプにするか…スタンダードだと確実に新居の私達の寝室より狭くなるだろうし、せっかくの旅行なんだから広い部屋がいいという気持ちもあるし、一晩寝るだけなんだからそこそこでいいという気持ちもある。うーん、悩む。「岡山のほうは、部屋の予約とれたの？」相方が聞いてきた。「とれたよ。同じホテル。ネット予約と同じ料金で。」「ネット予約のほうがお得なんだってね。人件費分？電話で予約入れたところで、そんなに手間は変わらないのにね。」その通り。フロント係がスラスラと人数、日にち、朝食の有無、喫煙か禁煙かを確認して、５分もかからなかった。「夕飯までには会議は終わると思うよ。遅くなるようならメール入れるから、先に食べてて。その後で外に出てもいいし…。」「先生方と飲みに出ることになるんじゃない？」「そうなるかもね。そのときは一緒に来ればいいよ。」え？え？え！「まずくないの？一緒に行っていいの？」だって、だって、職場の先生方でしょ？私も参加しちゃっていいの？「一緒に来ました、って言えばいいよ。こっちの足代は自腹なんだし、同じホテルだって言ってもホテル代も自腹なんだし。」ほえー…相方の仕事仲間の先生とは、一人だけ、お会いした。その時は、紹介とかそんな会い方ではなかった。でも今回は、出張にくっついて行っちゃうわけだから、「紹介」されるわけだ。「じゃあ、ちゃんとご挨拶しなきゃね。」「ちゃんとご挨拶って？」にんまり笑って言ってみた。「Ｎの家内でございます。」相方もにっこり、笑った。例年なら、次の出張はゴールデンウイーク前後。去年は４月末に岡山だった。今年は３月に新潟に４～５日間の出張が決まっているそうだ。相方が言った。「新幹線の切符とホテル、抱き合わせで旅行会社に頼んだほうがお得だな。新潟の予定、いれといてね。」ってことは、新潟も連れていってくれるのね！今夜から練習です。「Ｎの家内でございます。お世話になっております。」

  2013年01月11日

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• 来週末は広島！

  次の週末相方と私は岡山に行き、翌日私の両親と名古屋で落ち合う予定だった。母の風邪も快方に向かったので、さて名古屋だからひつまぶし！なんて、私も呑気に構えていた。ところが昨日母に電話してみたら、大事をとって今回は見送りたいとのこと。「今回は」と言っているが、抗がん剤治療を受けている母に次回があるだろうか。たぶん、もう、私が両親を二人揃って旅行に誘えることはないだろう。そう思うと寂しい。やっと親孝行のまね事をできるようになったのに…母は相方をすごく気に入っている。それだけでも親孝行と言ってくれる人もいる。先日両親の家に行った時、母は「最初からあんな人だったらよかったのに」と言った。ほんとに…ね。名古屋での親孝行は諦めた。ならば…岡山での仕事の前日行く予定の大学の授業はない。そして夜の塾の仕事も、出張前日ということでお休みになった。ということは！１日早く出発できる！もうちょっと遠くまで足を延ばせる！「広島あたりまで行けるね。行ったことある？」と相方が聞いてきた。「ない。なにがあるの？」「原爆ドーム、宮島、広島城…」「あ、原爆ドーム、これね！」と、あの有名な像のポーズを真似た。「それ、長崎だからね。」あらそうだったの。昨日、新幹線のチケットを買ってきた。今日は、広島で二人で泊まるホテルを決める。もちろん、倉敷の時もそうだったけど、今回も私達二人の姓は同じといっても、宅配便で届くものやなにかの会員ガードは、全部相方の姓になっているけどね。相方の出張について行ったのは２回ある。１回目は去年１月の名古屋、相方は前日から一泊だったが私は日帰りだった。２回目は岡山で、この時も相方は前日から先に行き、私が二日目に合流して倉敷に二人で一泊。今回は…二人一緒に前日広島まで行き一泊。相方の仕事当日は同じホテルで別々に一泊、そして翌日は一日中一緒。両親を連れていけないのは残念だけど、楽しみだな。相方は「体調を考えると旅行は無理だけど、近場でおいしいものを食べに連れていってあげようよ」と言ってくれている。その相方の言葉もすごーく、嬉しかった。

  2013年01月11日

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• 初日の出

  末っ子からのメールに添付してあった日の出の写真です。相方は元旦休めたが、２日と３日は仕事、４～６日が三連休で７日からは大学が始まる。同居中の末っ子は気をきかせたつもりで友達と茨城に旅行中。近くに大きな湖があるとかで、日の出の写真を送ってきた。若い子達は、休みとなると「さあ、行こう」と行動的になれるが、私の年になると「やっと休める」と、のんびりすることばり考えてしまう。連休初日の昨日は私の両親のところに顔出しに行ってきました。今日は相方は在宅仕事。相方が仕事する傍らで、私は家事をこなし…そして連休最後の明日は二人でお出かけの予定。お楽しみは二週間後！昨日両親のところに行った時に岡山行きの話しをしたら、母も行きたいと…年老いた両親に岡山は遠すぎるため、「名古屋で落ち合おう」ということになった。新居に帰って、早速、相方とスケジュール調整。新年早々、親孝行できる。相方と両親は２ヶ月ほど前に挨拶をすませてあり、両親も彼を気に入ってくれている。「二人旅に便乗しちゃって、いいの？」なんて言いながら、嬉しそうに笑ってた。私にとって、母の笑顔が初日の出。

  2013年01月05日

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• 元旦

  元旦の朝、目が醒めたのは昼過ぎだった。目覚ましは一応１０時にセットしてあったが、今日はおやすみという安心感と相方の「ゆっくりしなされ」という甘い言葉に甘えさせていただいて、二度寝を決め込んだ。洗濯機を回し、大晦日に夜食を食い散らかした後を片付け、まずは太郎の朝ごはん。掃除機もかけ、リビングの家具のほこりもきれいにした。相方と、お雑煮と簡単な炒めもので軽く朝食。相方は焦げ目のついたお餅が好きで、正月に焦げ目のついたお餅が食べたいがために高性能のオーブントースターを買った。新品のオーブントースターでお雑煮のお餅を焼いた。お節料理で一杯やりたい相方は「早くみんな、来ないかなぁ」ばかり。今日はこの新居に子供達がそれぞれカップルでやって来る。４時過ぎに長女夫婦到着。私のお気に入りのお皿にお節料理を盛り付けた。長女のために用意したのはカズノコ。「カズノコ好きなんだよね？」「私の好きなのは松前漬けに入ってるカズノコだよ？」「え？そうなの？」「でもこのカズノコ、おいしいね。」うっすらと味をつけたカズノコです。塩分よりもダシの味を大切にした。長女たちより１時間ほど遅れて長男夫婦到着。長男のために用意したのはサーモンのマリネ。玉葱のスライスとサーモンを一晩ドレッシングに付け込んだ。本当はローストビーフの方が好きなんだけど、昨日買い物に行ったら売り切れ…急遽サーモンに切り替えた。ここ数年はお節料理など作る余裕がなかったから、みんな「懐かしい味だ」と喜んでいる。飲み仲間のファイアーマンから「正月に一人って寂しい」とメール。「おいでおいで」ということになり、ファイアーマンは末っ子カップルと最寄駅で落ち合って、長男夫婦より３０分遅れて到着。ファイアーマンも、よく相方と私と３人で深夜のファミレスで「仲の良い親子」と間違われたから、子供みたいなものだもの。これで全員集合した。末っ子には彼女の大好物、エビチリ。太郎も加わって９人と１匹で「おめでとう」！もちろん、相方の音頭。「今年はもっともっと、いい年にしようね」子供達、それにファイアーマン、うちに集まってくれてありがとう！みんなが集まってくれるって、この新居、できたての「我が家」が私達みんなの中心みたいな…ステーションみたいな…なんて言ったらいいんだろう…ホーム！！私達…相方と私は入籍はしていないけど、家族の中心なんだな、って…なんか、そんな感じですごーくうれしかった。来年のお正月には家族が、確実にもう一人増える。一人と言わず、二人増えるかも…三人になるかも…うるさいと嫌だな…でも、それも幸せかな。

  2013年01月02日

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• 元旦

  みなさま、明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。相方と初詣に行って、今帰宅したところです。今年は去年より、寒くありませんでした。電車の時間まで一杯やろうと立ち寄ったいつものバーは、満杯でした。しかたなく、駅のホームで時間つぶし…今相方は小腹が減ったと、どん兵衛のカレーうどんを食べています。お雑煮、お節料理もありますが、それは明日みんなが集まってからのお楽しみ。そう、明日は息子夫婦、娘夫婦、末娘とカレシ君も集まるんです。あ、明日じゃなかった！今日だ！もう年が明けたのね。新居に移って初めてのお正月です。私と相方と子供達、そして連れ合い達。家族です。ハッピーなハッピーな、A HAPPY NEW YEAR

  2012年12月31日

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• 僥倖 ［２］

  ☆☆　これは、『創作』のカテゴリーです。「成田山詣」から始まる続きものです。ある男とある女、ある男に食らいついて離れないおばちゃん、その他の絡みあい。ドロドロしたお話しです。 ☆☆「どうしました？」「最近、食欲がなくて…食欲がないというか、食欲はあるんですけどムカつくんです。」ここで初めて若い女医はラブリーのほうに顔を向けた。「顔色も悪いですねぇ。」「やつれたって言われました。」「えっと、５４歳ですね。最後の生理は？」と、言い難そうに聞いた。「は？」「女性には、皆さんに聞いています。レントゲンを撮る場合もありますし。」「あぁ。２ヶ月前です。でもその可能性はないと思います。多分、あがっちゃったんだと思います。」「一応検査してみましょう。万が一ってこともありますから。」「先生、妊娠の検査なんて、するだけムダですよ。できてるわけないです。」不妊治療の診察室を思い出す。ナースが渡してくれたティッシュ…世の中すべてに見捨てられた感覚。もうイヤ、あんな気持ちはもうイヤ。この女医は一体何を期待してるの？何度私が妊娠などしないことを証明すれば気が済むの？検尿用の紙コップを渡され、ナースに教えられた検尿用のトイレへ向かった。検尿用のトイレは一般用のトイレとは離れたところにあるのに、中はピンクで統一され、ほんのりした雰囲気が漂っていた。コップの底に１センチくらいしか採れなかった。妊娠などしているはずもないのだから、これで十分だろう。検査する側だって、真面目に検査するわけもない。カルテにあるラブリーの年齢を見たら、苦笑いしながら形式的に検査するだけに決まっている。あぁ、なんで私にこんなことをさせるんだろう…世界は私にまだまだイヤな思いをさせ足りないというのだろうか…手洗いの横にある小窓を開けて、検尿コップを中に入れた。向こう側の職員に顔を見られたくないので、すぐにこちら側の窓を閉めた。内科の待合室に戻り、バッグから読みかけの本を出して読み始めた。読んでいるのは「キング・アーサー」、数年前映画化されたものだ。長女の荷物を入れた段ボールから拝借してきた。ラブリーの知っているアーサー王の話とは違うようだ。ラブリーの知っているマーリンはアーサー王の育ての親みたいな存在の魔法使い。ところがこの本ではマーリンはアーサーと敵対するウォードという部族の長。へーんなの…３０分ほどして再び診察室へ入ると、先程の女医が手元の資料から顔を上げ、ビクッとした顔でラブリーを見た。作り笑いなのか、おかしなものを見つけた時の本心からの喜びなのか、満面の笑みを浮かべた。「最後の生理はいつでしたっけ？」「２～３ヶ月前です。」「それまでは順調でした？」「定期的にはありましたけど、量的には…多かったり少なかったり…。」「最後の時は３月？４月？」「えーっと…倉敷に行く前…４月の始めの頃。」「どんなでした？」「カスカスで、３日くらいで終わっちゃいました。それで閉経です。」女医はニコッと笑って言った。「閉経じゃなかったみたいですよ。とは言え、一年後にまた来るかどうかの保障はありませんが。」１年後…？「どういうことですか？」「もうちょっと検査してみましょう。結果はその後でね。まず間違いはないと思いますが、万が一ってことがないとも言えないし。」「先生、なんの検査なんですか？」「今日、時間はありますか？内視鏡とエコーだからそんなに時間はかかりませんよ。」奥からニコニコ顔のナースが出てきて、カルテを受け取り、ラブリーを産婦人科に連れていった。先ほど紙コップを渡してトイレの場所を教えてくれたナースだ。さっきは場所を教えるだけだったのに、今度はしっかりカルテを持ち「私が主役よ」 的な顔つきで喜々としてラブリーの前を先導して歩いている。［つづく］

  2012年12月30日

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• 僥倖 ［１］

  ☆☆　これは、『創作』のカテゴリーです。「成田山詣」から始まる続きものです。ある男とある女、ある男に食らいついて離れないおばちゃん、その他の絡みあい。ドロドロしたお話しです。 ☆☆まだちょっと肌寒い日もあったが、暑い日には半袖で過ごせる陽気になっていた。倉敷から帰って数週間たつというのに、ラブリーの体調は相変わらずだった。「最近おかしくないですか？どっか、悪いんですか？」研修を終えたばかりの後輩が聞いてきた。「おかしいって？別に…なんともないけど？」初対面から１～２ヶ月しか経っていない相手に「最近」などと言われても困る。知り合ったこと自体、最近ではないか。ならば彼女達の言う「以前」はいつにあたると言うのだ。「最近おかしい」のであれば、比較の対象となる「以前の普通」があるはずではないか。「先輩、最近顔色悪いし…ちゃんと食べてます？従食ではあまり食べてないみたいだけど…」「だっておいしくないんだもの。私、食堂ではあまり食べないのよ。」「先輩、こないだ、トイレにこもってませんでした？私が入社する前に入院してたんですよね？ちゃんと診察に行ってますか？忙しいからって、行ってないんじゃないですか？」確かに病院には行っていない。「行って下さいよぉ。先輩に倒れられたら、だれがこの部所仕切るんですかぁ。」ただの胃もたれだけど、薬をもらいに病院に行くのもいいかもね。明日は休みだし、ウィニーは大学の授業で待ち合わせは夕方６時。午前中に家の仕事をかたづけて、午後の診察でも待ち合わせには十分間に合う。そうしよう。「そうね、明日は休みだし、病院に行ってくるわ。食欲ないし、ムカつくの。」「え？私ですか？」「違うわよ、胃がムカつくのよ。あなたは頑張ってるじゃないの。」「ですよね？」ですよね？ですって？やっぱりバカだわ。翌朝６時にモーニングコールをした。「６時よ、起きて。」「はいはい、起きますよ。」「夕飯はいつものファミレス？」「そうだね。今日は休みでしょ、お相撲さんお願いしてもよろしい？」「席とりね。」「タバコも買っといてね。」「わかった。今日ね、病院行ってくるわ。」「最近、調子良くないみたいだね。」「わかってたの？」「食欲まったくないじゃん。食べてないのに、少し太った。顔はやつれたみたいだけど。」「職場の後輩にも言われたわ。で、病院行けって。」「いい子だね。」「いい子よ、バカだけど。」ウィニーは１０時過ぎに家を出た。大学に着くまでメールをやりとりし、１時になるとウィニーは授業に、ラブリーは病院に。病院までは徒歩で１０分。商店街を抜けながら、夕飯のおかずを考えた。メンチカツの専門店がある。○○メンチ、と街の名前を掲げている店だ。この辺の名物になっている。そうだ、今日はメンチにしよう。プレーンのメンチとカレーメンチ、チーズもいいな。ウィニーが好きだからと一度買ってみたが、子供達もここのメンチカツはお気に入りだ。あとはキャベツを刻んでブロッコリーとトマト。あとは酢の物でも作ろう。うっ、まいったっ！また気持ち悪くなってきた。午後の診察は始まったばかりで、内科の待合室には１０人ほどしかいなかった。年寄りが目立つ。６０代の婦人の隣に座って待った。「あら、もう済んだの？」隣の婦人がこちらにやって来た若い女の子に声をかけた。「産婦人科はガラガラだからすぐに終わったわ。」娘さんか嫁さんなのね。お腹に赤ちゃんがいるんだ…ラブリーは不妊治療の日々を思い出した。あの頃はどうしても、赤ちゃんが欲しくてたまらなかった。ダメだとわかった時、せつなくて苦しくて悲しくて…どうしてもっと早く結ばれなかったのかと、運命を恨んだりもした。あの時ウィニーは「俺は諦めないよ」と言っていた。でもあれから、子供の話は避けるようになった。隣の婦人が手元の受付札を見た。「私の番だわ。ちょっと待っててね。」そう言って診察室に入って行った。婦人が座っていた場所に娘か嫁が座った。「何ヶ月ですか？」「５ヶ月なんです。やっと悪阻が楽になったとこ。」「あまり目立ちませんね。」「それが悩みの種なの。目立たないから、電車に乗っても誰も席を譲ってくれないの。シングルなのでギリギリまで仕事しようと思ってるんだけど、最近、辛いわぁ。アルバイトだから産休なんかないし。」「たくましいのね。」「たくましいんじゃないの。彼氏、逃げちゃったから。」なんと言っていいのか、わからない。できて困るところには簡単にできるのに、できてほしいところにはなぜできなかったのだろうか。それにしても、初対面の、ただ隣に座っただけの相手に、こんなに簡単に「私の彼氏はやり逃げしました、そして私はシングルマザーになるのです」なんて、言っていいのだろうか。［つづく］

  2012年12月28日

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  結局、出張中も一緒のコンビ

  ３時前にホームグラウンドに帰った相方だが、夕方になるとメールがきた。「お腹すいたな…」だから夕飯食べてからにすればよかったのに。「うん、すいたね。」「こっちまで来れる？先に行って、○○○○で仕事して待ってるよ。」結局私達はいつも一緒。クリスマス・ディナーは明日だから、今日はそこそこに…まずはもんじゃ！メンチー餅もんじゃです。明太子、チーズ、餅が入ってる。私も相方も、もんじゃはメンチー餅が一番好き。相方はもちろんビール、私は今日はメロンソーダを。そしてお好み焼きは、ここの店名のついた○○○天。どこの店でも、ネーミングに店名をつけるものには自信があるはず。具は、豚肉、エビ、イカ、あとなんだろう？普通においしい。そしてシメはこれ！牛スジそば飯！まず、鉄板でキャベツ/ネギ/ニンジン/そばを炒め、そこに店自慢の牛スジ煮込みを加え、そしてごはんも加える。味付けは特製ソース。ソースだけど醤油っぽい味もする…？これがなかなかイケる。初めてオーダーしたが、私も相方も、気に入ってしまった。でも、これ、自宅でヤキソバと煮込みとごはんを混ぜて炒めても、こうはいかないんだろうね。特製ソースがミソなんだろうね。デザートはファミレスに移動。今月は林檎が主役らしい。「自家製ふじ林檎のキャラメル煮～冬仕立て」だ。私の大好きなクイニーアマンがついている！アイスはバニラとキャラメルナッツアイス。「よかった、林檎はちゃんと煮てあるね。」フレッシュな林檎の苦手な相方はシロップ煮の林檎にニンマリ…アイスを一口食べるまでは…「わっ、このアイス、おいしいけど余計なものが入ってる。」相方は甘いもの好きだから、キャラメルアイスは大好物。ただし、ナッツは大嫌い。「このブツブツがなければ、もっとおいしいのに…」あのね、ナッツが入ってるからおいしい、って言う人もいるのよ。相方を部屋まで送り、つい先程帰宅した。相方は３時まで睡眠をとり、それから仕事するそうだ。私は太郎を散歩させてからベッドに入る。６時に相方が起こしてくれる予定…３時に起きられれば、ね。明日は早起きをして家事を片付け、相方の仕事が終わり次第デート。もう行き先は決まった。残念ながらハウステンボスではないけれど…

  2012年12月23日

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• 二度目のクリスマス

  もうすぐクリスマス私達には二度目のクリスマスだ。「今年はどこへ行きたい？イブまでに決めといて。」昨日の金曜に、いつものようにホームグラウンドで落ち合って一緒に帰って来る時に、相方に言われた。「もう決めてあるよ。」ニコニコ笑って答えた。先日テレビで「クリスマス・イルミネーション特集」をしており、ここに行きたいと思ったところがあった…まぁ、ムリだろうけど…。でも、そこ！と言った時の相方の顔が見てみたい。「どこ？イブは５時まで仕事だから、待ち合わせはどこにしようか？」「んー、羽田？」「あぁー、夜の飛行場もいいかもね。」そうね、夜の飛行場もステキだろうね。「で、どこに行きたいの？」「ハウステンボス！」相方は固まった。「俺、次の日も仕事だよ？」わかってますよ。仕事があるんだから、長崎までクリスマス・デートはムリだよね。今年のクリスマス・デートはどこにしようかな。イルミネーションの綺麗なところがいいね。去年は東京駅に行ったけど、あまりパッとしなかった。楽しかったけどね。東京駅でイルミネーションの通りを二人で散歩して、ちっちゃいケーキを食べて、プレゼントを交換した。去年は二人っきりの時間はほとんどあの「週末の家」と私達が呼んでいたアパートで過ごしたので、クリスマス・プレゼントは暖かいスリッパやフリースだった。今年のプレゼントはもうちゃんと準備してある。今年は快適な新居だから、あったかグッズはいらない。相方が以前「あったらいいなぁ、どこに売ってるかなぁ」とつぶやいていたものを用意した。先週、メーカーに問い合わせて取り寄せておいた。可愛くラッピングして、バックの中に隠し持って行こう。「都内にしてよー、次の日仕事なんだからさぁ。ところで日曜は早く出るよ。」大学の授業のある時期は、相変わらず、日曜の夜に自分の部屋のあるホームグラウンドに帰ってしまう相方。大学はもう冬休みなのに、帰っちゃうそうだ。「日曜は『出張』に行ってくる。」「ふーん、『出張』ね。」イベント時期は忙しいね。相方へのクリスマス・プレゼントは先週用意したが、相方からのプレゼントはもういただいている。相方は来年も出張がある。これは本当の出張、世間一般でいうところの出張。この出張に来年も連れていってもらえることになった。今年の１月の出張の時は名古屋で落ち合ったが、来年１月は岡山まで一緒に行ける。二度目の岡山だ。名古屋は寒かったが岡山なら暖かそう。４月に岡山に連れていってもらったときは倉敷に行ったが、今度はどこにしようかな。丸一日は、相方が仕事なので私は一人でブラブラしなければならない。どこに行けばいいと思う？

  2012年12月22日

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• 最後の日

  今日は「地球滅亡の日」だとか。マヤ歴の最後の日を「地球滅亡の日」ととらえて言っているらしい。先程相方と朝の定期連絡…モーニングコールとお互いの生存確認を兼ねて。「そういえば、今日は『滅亡の日』だって」と言う私に「どうせ終わるなら、Lynnのところに帰ってからにしてほしいね。一緒にいられる」と相方。そうね、その時がくるなら９時過ぎがいい。相方が仕事から帰ってくる。ところで「滅亡の日」を特集した雑誌には「来月号の予告」があったとか。マヤ歴の一巡が終わって、また新しく一巡するだけでしょ？でもその長～い一巡目の記念の日を、相方と一緒に過ごせるなんて、幸せ！

  2012年12月20日

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• 夜中の星座占い

  深夜１時くらいに、星座占いの番組がある。「今日の運勢はどうだったか」という内容だ。深夜１時だから「今日」というのは、日付的には「昨日」のことになる。２位から１１位までは最初に明かされる。１位と最下位はコマーシャルをはさんで最後に発表。相方は１１位だった。昨日はあまりツイてなかったらしい。私の星座は発表されなかった。ということは、私は１位もしくは最下位。どっちだろ？相方は先週金曜に帰って来て、月曜の夜（昨日）までこちらにいた。いつもなら月曜に大学の授業があるので日曜夜には自分の部屋に帰るのだが、今週は月曜の仕事がお休みになったので一日多くいてくれたのだ。昨夜ホームグラウンドで分かれて、相方は自分の部屋に帰り、私は用事をすませていると…「まだその辺にいる？モデムが壊れたんで、そっちに帰るよ。一緒に帰ろう。」と相方からメール。わーい、わーい！今夜も一緒だ。そんなわけで、ホームグラウンドで再び落ち合い、今日も一緒に帰ってきた。二人ともお昼に食べた札幌ラーメンがもたれてはいたが、何か食べておかないと、徹夜仕事のある相方はお腹がもたない。コンビニで買ったレトルトのカレーを食べながらテレビを見ていたら、「今日の運勢」をやっていた。「俺、１１位だったんだ。Lynnはきっと最下位だね。」「ううん、１位だよ、きっと。だって、今日もあなたが帰ってきたもん。」私は３月生まれ。さて、うお座は？１位でした。そう、今日は放っぽっておかれるはずの日だったのに一緒にいれるから、超ラッキー。相方はモデムが壊れちゃったからアンラッキーだったね。でも私達の新居にはもう１台パソコンがあるから、こっちに来れば仕事ができる。だから最下位ではない。最下位は「ふたご座」。ふたご座の人、残念だったね。この占い、当たってるかもね。

  2012年12月17日

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• 相方に読まされた文章

  FAXを買った。相方はFAXで仕事が届くこともあり、その仕事のためだけに自分の部屋に戻ることもある。それが億劫でもあり、FAXさえあればわざわざ戻らずこっちに居詰めで楽ができる。購入したFAX電話機はもちろんコピーもできるし、無線ＬＡＮでプリンター付きのもの。無線ＬＡＮだから室内にコードがごちゃごちゃすることもない。昨夜、長時間かかってセットして、早速なにやらプリントした。これがその時の文章。「こんちには みさなん おんげき ですか？ わしたは げんき です。 このぶんょしう は いりぎす の ケブンッリジ だがいく の けゅきんう の けっか にんんげ は もじ を にしんき する とき その ししいょ と さいご の もさじえ あいてっれば じばんゅん は めくちちゃゃ でも ちんゃと よめる という けゅきんう に もづいとてわざと もじの じんばゅん を いかれえて あまりす」わかりました？私は「いりぎす の ケブンッリジ」にいきつくまで気がつかなかった。娘にも読ませてみた。娘はチラッと見て「このまま読めばいいのね？」と確認し、スラスラ読んだ。もちろん、原文のまま。我が娘ながら、なかなかクールな子だ。読み終わって一言「これネットで流れていた」と種明かし。「最初に見た時、ひっかからなかった？」と聞いてみたら、「読む前に一度サラっと見たんだけどさぁ、『みさなん』ってなんだよって思った。『こんちには』はひっかかったけどね。」私も人に「滅多にひっかからない方だ」とよく言われるが、さすが私が育てた子。私よりクールだ。孫の世代にはさらにクールに磨きがかかることだろう。楽しみだ。クール過ぎて、アイシーになるかもね。

  2012年12月13日

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• 今朝の俳句

  昨夜の相方は、わりと素面に近い状態で帰宅した。ホームグラウンドで落ち合って、コロナビールと麦焼酎のウーロン割を５～６杯だから酔いようがない。自転車のハンドル操作もしっかりしていた。「今夜は仕事するよ。」了解。相方と娘にコーヒーを煎れ、お先にベッドに入らせてもらった。相方はリビングでテレビを観ながらパソコン仕事。壁１枚隔てて、娘もパソコンをカチャカチャ。時々笑い声が聞こえるのは、何人かの友達と「会議中」だから。絵が好きでドラムも叩く娘はいくつかのサークルに参加しており、「会議」の仲間はたくさんいる。明日セッションがあると言っていたので、その打ち合わせかもしれない。一睡もせず朝まで仕事をした相方が娘を起こし、どうやら娘はセッションに間に合うように出かけられた。今日明日は相方と二人きり。娘は太郎の散歩まで手が回らず慌てて出かけたので、相方と二人で散歩に出た。道端に湯気をたたせる勇猛快便…Lynn命運開運太郎のうんち…1121うずたかく空に伸びたり生物兵器…Lynnどこ吹く風と吹かれ吹かれて…1121生物兵器は、ちゃんと回収してきましたよ。ここのところ、身体のあちこちにガタがきている私には、前かがみになってのウ◯コ拾いは至難の技ですが、持ち帰るのは飼い主のマナーですものね。たった１人でも守らないと、たくさんの飼い主さんが世間から白い目で見られちゃいます。相方は「会議」で夕方までお留守。夕飯には十分間に合うように帰ってくるそうだ。今日は何を作ろうかな。昨日は、帰ってくる時に身体が冷えるだろうと山形のイモ煮汁を作ったのだが、母の味に敵わなかった。母がまだ存命のうちにきちんと伝授してもらわねば！今日は無理せず、自分のお得意にしておこう。

  2012年12月08日

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• 太郎 体調回復しました

  太郎の出血は治まりました。２～３日前から寒く、寒いのと暑いのが苦手の太郎は体調を崩していたらしい。そこへもって、土曜に酔った勢いでシュークリームを舐めさせてしまったものだから、いっぺんでゲリッピになってしまったようだ。「動物ってこんなにヤワだっけ？」と相方は言うが、昔はペットにいろんな残り物を餌として与えたが、今は犬には犬の、猫には猫の、ウサギにはウサギ専用のペットフードしか与えないので、珍しい食べ物には免疫がない。相方はよく太郎にビールを飲ますが、それも考えものだな。最初のうちこそ、太郎も恐々舐めていたけど、最近は相方がビールを飲み始めるとおねだりし始める。昔はよく、犬や猫に牛乳をあげたものだ。猫はどうか知らないが、うちでは犬達に牛乳は絶対あげない。子犬の頃はペットショップで売っている犬用の粉ミルクをお湯で溶いて与えていた。母犬のミルクと成分が同じものでできているから、消化しやすい。それに骨。鶏の骨は犬の胃では消化されず、体内に入ってから内臓を傷つけることになる。だから鶏の骨もあげちゃダメ。ちなみに太郎の大好物は生の大根。大根を１センチくらいスライスしてあげると、喜んでカリカリ食べる。相方も大根が好きだから、うちの冷蔵庫にはいつも大根が入ってる。大根を買う時はケチケチせず、立派な大根を買う。

  2012年12月03日

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  本日の夕飯

  金曜日、正体不明で帰ってきた相方は、案の定、翌日は「エジプト展」に行くどころか在宅仕事もできなかった。相方が起きてきたのは夕飯の時間になってからである。娘は友達のライブに出かけてしまったので、夕飯は私と相方の２人だけ。「夕飯、どうする？」相方がいつ起きてきてもいいようにとりあえず作っておいた大根の味噌汁を飲みながら「あの、橋のところの蕎麦屋に行こうか」。まだお酒が残ってるのかな…？外で食べるなら、私はノンビリできると思っていたら…ぷっぷっぷ…悪い予感。プ～ンと臭ってきた。我が家のアイドル太郎がゲリッピ！しばらく様子をみてみたが、下痢はどんどんひどくなり、お尻を拭いてあげると真っ赤な血！！生理並の出血。「病院連れてった方がいいんじゃない？夕飯はゆっくりでいいから、先に病院連れてってやりなさいよ。」相方には夕飯を待ってもらうことにして、動物病院に行ってきた。そこの病院は８時まで診療している。ギリギリ間に合った。注射を２本して、様子をみることになった。夕飯は蕎麦屋より家に近い中華の店へ。この中華屋さんは、辺鄙な場所にありながらなかなかの料理を出す。こちらに越してきてまだ４～５回しか行ってないが、私達はすっかり顔を覚えてもらい、多少はわがままも聞いてもらっている。家に帰ると太郎はほんのちょっと、元気になっていた。注射が効いたのかな？するべきことはたくさんあるのに、土曜一日寝て過ごした相方。でも大丈夫。相方は、締め切りを守らなかったことは多々あっても、一度受けた仕事を投げ出したことはないのです。まぁ、締め切りを守らないこと自体、問題だけどね。「俺は朝まで仕事するから、Lynnはちゃんと寝なさいね。」そりゃあそうよね、さっきまで寝てたんだから。「では、おやすみなさい。」土曜の夜は相方の腕枕は、なし。ダブルベッドに１人で大の字になって眠った。朝７時に起きたが、相方はまだ仕事をしていた…ちゃあんと。太郎もご飯の食い付きがいい。体調は回復したようだ。そして私はいつもの日曜の日課、運動に出かけた。私が運動に行っていた間、相方は１から２時間、仮眠をとったようだ。家に帰ると、もう夕飯を作らなきゃならない時間。昨日は外食だったから、今日はちゃんと作らないとね。「何がいい？」「ツナとトマト。」「オーケー。」クリームコロッケ/ポテトコロッケ/メンチカツ、各１。ポテトサラダとブロッコリー、ツナサラダとトマト。相方の食事に揚げ物は欠かせない。ただ、健康管理のために、以前より量は少なめにしている。これはお惣菜と、ほとんど手を加えていないもの。作ったのはコレ。マーボー豆腐。そして、甘党の相方のために、昨日のうちから作っておいたリンゴのコンポート。ジャムを作る時はコクを出すためにブラウンシュガーやサトウキビのお砂糖で、弱火でじっくり煮詰めるが、コンポートの時はグラニュー糖であっさり煮る。火にかけるのは１０～１５分くらい。もちろんどっちを作るにしても、レモンは欠かせない。気分で仕上げにシナモンを振り入れることもある。１０時過ぎに、自分の部屋に帰る相方を、バス停まで送ってきた。明日は大学の授業があるから。日曜の夜はさみしい。「日曜の夜」に私のイメージするものは、相方の後姿。けだるく左右に揺れる癖のある歩き方で…「雨だから自転車は無理だね、バスで行くよ」と言う相方を、太郎のお散歩がてらお見送り。相方がバスに乗り込むと、太郎も乗ろうとした。「私だって、一緒にいたいんだよ」と思いながらも、リードを引っ張って太郎を抑えた。

  2012年12月02日

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• ハンコくださぁい…やだね～

  １０月も残すところあと少しという頃、やっと日本間の押し入れの襖が新しくなり、ハバキも入った。襖は、朝表具屋さんが持って行き、夕方張替えて運んできた。１日でできるんじゃないの。なんで今までしなかったのよ。一枚１万４千円、二枚で２万８千円。それが高いか安いかわからないが、襖の枠は以前の枠そのままである。ハバキに関して言うと…まず、最初の言い訳が「築が古いから、今は流通していないサイズ」。と言っても下見の時に気づけよ、プロなんだから。次の言い訳は「メーカーが連休に入っていて在庫が確認できない」。連休は完成予定日の後でしょ？連休だからなんて、理由にならないよ。その次の言い訳は「古いサイズなので、メーカーが『日本全国』探している最中です」。この『日本全国』という言い方が気に入らない。いかにも嘘っぽい表現だ。だいたいいまどき、在庫のチェックなんて、パソコン１台あればできるんじゃないの？メーカーさんは企業でしょ？在庫管理が帳面ってことはないよね。ちなみにこの『日本全国』という表現は、元担当者の言葉そのままである。ここに三つの言い訳を書いたが、その他に「何度電話しても出ない」という、私にも私の携帯にも身に覚えのない言い訳もあった。それに、ハバキの取り付けも一度で完了したのではない。工事が始まってから職人が「足りない」と言い出し、会社と電話でやり取り。なんとこの期に及んで「ハバキが６メートル足りない」というのだ。家具を置く予定のない場所はあと回しにする始末である。そのハバキも１１月間近になってようやく取り付けられた。１ヶ月以上床に置きっぱなしだったエアコンも、あるべき場所に取り付けられた。ここへ来た時にはまだ冷房が必要だったのに、暖房が必要な時期になってようやく取り付けられたのだ。工事が一段落して、リフォーム会社の青年から電話があった。工事完了ということで、要は、ハンコがほしいのだ。「それがねぇ、その前に見ていただきたいものがあるんです。あの前の担当者には来ていただかなくてもいいわ。」「了解いたしました。では２７日の土曜日に伺います。」一度は日付、時間も決めて電話を切ったが、少ししてまた彼から電話が入った。「先程の件ですが、よろしければ前もって聞かせていただけませんか？」私はこの青年に対してよい印象を持っているが、だからと言って信用しているわけではない。先方にあらかじめ新しい言い訳を準備する時間を与えるつもりはない。「それは私達二人揃っているところでお願いします。」と、なにも明かさなかった。彼が信用に値しない人というだけではない。彼は入社してまだ数年。かたや、あの胡散臭い前の担当者は一応「管理部長」という肩書をもつ「上司」。私との電話のやり取りは逐一報告しているだろうし、報告すれば「聞くだけ聞いてみろ」と言われているだろう。だからまたかけ直してきたに違いないのだ。こっちの切り札、教えてたまるか！現物を見た時のやつらの顔色が変わるのを、私は見たくて見たくてたまらないのだ。

  2012年11月30日

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• 酔っ払いは酔ってないと言う

  昨日の夜食は新居の駅前にあるチェーン店の居酒屋。辺鄙な駅前でありながらこの居酒屋さんは全室個室風の造りで、隣の部屋で若者が騒いでいても気にならない。このチェーン店はホールだけの店舗から全室個室の店舗まで、用途別にいろいろあるが、メニューも値段も同じだから安心感もある。刺身は○○○のほうが旨いけど、揚げ物は○○のほうが美味しいね、なんてこともない。味、価格、同じで雰囲気だけが変わる。ホールグラウンドのいつものバーで相方を待っていると、顔見知りの飲み仲間の一人が現れた。彼女は、まだ彼。性同一性障害でカウンセリングを受けており、手術にむけてゴーサインが出たばかり。だが「おめでとう！」は、まだまだ。手術をする医師がカウンセリングを担当し審査に通れば手術ということになるらしいのだが、その肝心の担当医師がここへきて病気になってしまったそうなのだ。彼女の手術も暗礁に乗り上げてしまった。「先生を替えるってわけにはいかないの？」「先生を替えるとまた一からカウンセリングのやり直しになるんです。何年かかるか…」今の先生のところにはもう、私が知っているだけで２年以上通ってる。彼女は今年５２歳…３０代後半にしか見えないけどね。こういう女性（男性でもあるけど）をすべて引っくるめて「オカマ」と呼ぶ人もいる。私の概念では、オカマさん、同性愛者、性同一性障害、すべて別もの。性同一性障害の人は身体は男性としてあるいは女性として産まれてきちゃったけど、気持ちは女性あるいは男性で、ものごころついた時からあるいはある日突然「なんかしっくりこないなぁ」とずーっと不自然さを抱きながら成長しちゃった人。だから彼女は私より女性の部分を多く持っており、多くの悩みを抱えて今まで暮らしきたから他人に対してとても寛大であり、社会の視線に堪えて生きてきた分サバサバもしている。何も知らない人が彼女の隣に座り話しをしたら、ちょっと声の低い大柄な女性くらいにしか思わない。お酒が入っても下品にはならないし、でしゃばるところもない、慎ましい女性だ。「で、どうするの？その先生の復帰を待つの？」「それが、先生が担当してるのって私だけじゃないんです。待ち合い室に７～８人いたんですけど。みんな、どうしようかって不安になっちゃって…あの具合じゃあ、当分復帰は無理みたい。」「じゃあ、また一から？」それが日本のシステムの不思議なところ。医師を替えると一からやり直しになるというのに、カウンセリングを受けてなくても海外で手術しちゃえば簡単に戸籍を女性に変えられるというのだ。「もうこれ以上待てないから、海外でしちゃおうかとも思ってるんです。戸籍上は一昨年○○子にしたから、あとは性別だけ。手術をしてしまえば事後承諾ってことで簡単に済むんです。」「最初からその方法を選択する人もいるんでしょ？」「いますよ。私はきちんと段階を踏んでと思ったんですが、先生が倒れるのは予想外でした。」そんなシリアスな話しをしていたら相方が帰ってきた。彼女は相方ファン。相方が来ると会話はガラッと明るくなり、つまらない親父ギャグに腹を抱えて笑い…気がついたら、もう日付が変わる！いけない！娘と一緒に夜食を食べるんだっけ！気分のいいお酒で勢いがついた相方は次の店に行こうとしている。○○子さんには悪いけど、ハシゴはまたの機会に。慌てて終電に飛び乗った。娘とは居酒屋の前で待ち合わせ。個室に通され、居酒屋メニューに慣れている娘がオーダーを仕切ってくれた。娘と相方はまずはビールで乾杯したが、２杯目からは日本酒に。あーあ、ポン酒…知らないよ、明日起きれなくなっても…っていうか、明日こそエジプト展に行こうって言ってたのに…案の定、会計をする頃には相方は正体不明。私に一万円を渡し「これで足りるかなあ」まではいい。なんと、その一万円の上にさらにもう一万円を置き「これ、タクシー代ね」なんて言い出した。駅前からタクシーで帰っても千円でお釣りがくる。「ここ○○駅だよ？」「へ？○○なの？」自転車で帰る順番を考えなければ！私と娘が先に走って、最後尾の相方になにかあっては困る。しかし、酔っ払いが「酔っていない」と言い張るのは世の常。「俺よりママの方が危ないよねえ、いつも転んでばっかしだし。」私が先頭、相方２番、娘が最後尾を走ることになった。駐輪場を出て最初の信号を渡りきると背後で「ひぇー」ガシャンという声と音。続いて娘の「うっそぉー」という声。交差点を渡りきって振り向くと、やっぱり相方がひっくり返ってる。私にしてみれば「またか」だが、娘が相方の転倒を目の当たりにしたのは初めてのことだったので、かなり驚いたみたいだ。「しょうがねぇなあ」とＵターンしようとしたら、ここのところ体調不全で動きが緩慢になっていたせいか、私まで転倒してしまった。すでに青から赤になった交差点をタクシーが通り、中の乗客が私に冷たい視線を投げていった。そこから自宅まで１０分足らず。相方はさらに２回、転倒したけど、どうにか家にたどり着いた。一夜明けて…私は昼前には起床。娘も１時過ぎに起床。相方はぐーっすり。朝方、相方の携帯に着信があり、私はそれで目が覚めた。メールなら着信のバイブは短いが電話だったらしく、なかなかバイブがとまらなかったのだ。相方に教えても「ほっとけ」というので、それ以上言わずに寝かせておいた。お天気も良くなかったので、エジプト展は諦めた。今日はゆっくり寝かせてあげよう。相方は今週、ちょっと飲み過ぎ。身体を休ませてあげたい。だから、今日はのんびりさせて。でも、昨日のお酒は相当回ったのね。いつもなら携帯の電源をオフにしてベッドに入るのに、オンのままで置きっぱなしだったんだから。もう夕方４時過ぎ。一度トイレに起きたけど、またベッドで寝てる。さて、ゆっくりお風呂に浸かって夕飯の献立でも考えようかな。

  2012年11月30日

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• 寝室のうねり

  「ところで引き渡し予定日までの工事日程表は、見積書をいただいた直後にもらったんですが、遅れてる分の日程表ってないの？管理人に工事の予定を伝えとかないといけないし…」「すぐに日程をたてて、ご自宅と管理人室、両隣のお宅にもとどけます。工事となると騒音も出ますので、私の方からご挨拶に伺います。」たまたま電話に出ただけの青年はよくやってくれた。というか、人によっては「それが当たり前」だそうだ。ただ、前の担当者、その人はその会社では管理部長という肩書なのだが、両隣への工事の挨拶もなかったし、管理人さんから聞いた話ではそれまでの工事の際はマンションの外廊下はゴミだらけだったそうだ。片付けもしてなかったのである。これから新しいスタートをきろうというのに、近所付き合いまでつまづかされては、大変困る！マンションの奥様連中はヒマだから、なにかというと誰かの噂話。これから先、なんでもかんでもウチのせいにされるのも、まっぴらごめんだ。彼が担当になったというのに、なにかにつけて前の担当者が顔を出し始めた。まるで「俺を通して！」と言わんばかり。「お前さんはもうお払い箱なんだよ！！」これは心の声。いくら気の強い私でも、なかなか言えない。ハバキはサイズ間違いだから日数がかかる。では寝室の床と日本間の襖…いつなんだろう…１０月末、ようやく寝室の床を張ることになった。土曜だったので、私も相方も在宅中。職人が来たのは朝８時。当然相方はまだ夢の中。前日から寝室の家具類を日本間とリビングに移動して、寝室はからっぽの状態にしておいた。リビングで頭から布団をかぶったまま相方が言う。「寝室、フロアカーペットしいてあるよねぇ？あのカーペットの下にまたカーペットしいてあるんでしょ？」寝室はもともと、絨毯の部屋だったようだ。そこに前の住人が絨毯の上にフロアカーペットを張り付けた。二重になっているのだ。見積もりをたてる際に、前の担当者が「これでは床が湿気を吸ってブヨブヨになる。素人はコレだから…」と言っていた。「そうそう、二重になってるのよ。」「床がボロボロになるとか言ってたんでしょ？床を確認してきた方がいいんじゃない？」寝室のドアを開けて覗いてみた。あれ？「ねぇ、一番下のカーペットの上に新しいフロアカーペット敷いてるよ。」「え？だって、会社の人が剥がさないとダメだって言ってたんだよね？」「うん、見積書にも剥がし賃、載ってるし…」その日の夕方、前の担当者が現れ、寝室の床を確認しに来た。「下の絨毯から剥がすって言ってましたよね？剥がしてないんだけど？」「あの上には張れませんよ。上から張ったフロアカーペットの端がめくれ上がってきてましたから、上から張ったら同じようにめくれ上がってしまいますから。」なに言ってんの、コイツ！「そうじゃなくて、一番下から剥がさないと床がボロボロになるって、あなた、言ってたでしょ！」「してないんですか？」「してません。上のフロアカーペットだけ剥がして、下の絨毯の上に張ってました。見ましたから。」絨毯に接着剤をつけ、その上からフロアカーペットを張り付けたものだから、所々うねっている箇所もあれば、気泡が入ったように盛り上がっている箇所もある。暗いところではよくわからないだろうが、寝室は西に窓があり、ちょうど夕日が差し込んで、うねりやら気泡やらがはっきりと見て取れた。なんてこったい！だから、コイツはイヤなんだ！

  2012年11月29日

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• あるバーにて

  水曜日、いつもなら相方は神奈川の大学の授業を終えるとまっすぐ帰ってくる。それが今日は「会議がある」という。それは先週から言われていた。「今度の水曜は会議があるから、夕飯は一緒に食べられないよ。」ふふーん…でもね、そういう時でも相方は私のところに必ず帰ってくる。夕方４時過ぎるといつもある「仕事終わったよ」メール。それが今日はなかった。６時まで待った。６時半になった。水曜は毎週、６時半には一緒にいる。会議は進学塾関係の会議で、場所は池袋。いつも６時半くらいにこちらに帰って来るのだから、会議があるとしても７時あたりからだろう。メールするなら今しかない。「仕事終わったよ」メールがないからというだけではなく、私は彼に報告したいことがあったのだ。先日ＭＲＩを撮り、診断がくだされた。そのことは相方も知っている。そのことについて、他の医療関係者から貴重なアドバイスをいただいたのだ。貴重なというか深刻なアドバイス。それを伝えたかったのだ。「メール、ないんですけど」ムカつき絵文字も入れといた。すぐに相方から返信がきた。「池袋に向かってるよー」知り合いの先生に教えてもらったことを、次のメールで彼に伝えた。「念のため、他の病院にも行ってみる？セカンドオピニオン。」今までは私の症状を軽く見ていた相方も、しだいに不安になってきたようだ。彼が仕事場に着いたようだったので、「では、頑張って」とメールは中断。３０分後、また彼からメール。「会議終わったら一緒に夕飯食べよう。」うん、やっぱりちゃんと帰って来てくれる。「私のところ」に。しかし、それからの長いこと…夕飯一緒にというから、１０時くらいには「カエル」メールがあるかと思った。１１時をすぎてもメールがない。夕飯のことを忘れて、自分の部屋に帰ってしまったのではないか…そしてここのところの睡眠不足で眠ってしまったのではないか…あるいは、会議ではなく遊びに行ったのではないか…１２時までなら待てる。最終電車で家に帰れる。こちらからメールを入れたら、もし会議中なら相方に迷惑をかけてしまう…１件だけメールした。「終わったらメールしてね。」１２時近くになって相方からメールがきた。「これから帰るよ。」そのあとのメールはハイテンション。飲んでるな？会議の後で接待があったらしい。相方の酔い具合からするとビール２～３杯とチューハイまたはハイボール５～６杯程度の酒量。相方のペースなら１～２時間だから、飲み目的だけの池袋ではなかったのは確かだ。会議もちゃんとあったのだろう。夕飯は手っ取り早く、駅前のファミレス。この寒さのせいか、いつものこの時間よりお客が少ない。ガラガラだった。「珍しいね、こんなに空いてるの。」「あなたから連絡ないんで、○○君とメールやり取りしてたんだけど、○○君のところも今日はお客さん来てないってぼやいてたよ。」○○君とは、私達がよく行くバーのバーテンダーだ。私達の親密度が急に密になったのをいち早くカンづいたのも彼である。「じゃ、ここでデザート食べずに○○のとこ、行きますか。」○○君のところに行ってもデザートがあるわけではないが、場所を変えることにした。写真は○○君のバーの「本日のお通し」、生姜のきいたお漬物。白菜とキュウリだけなら居酒屋になってしまうがパプリカがかろうじて洋風を醸し出している。出された時はこんな盛り付けではなかったけど…ちなみにこの店は、この辺では老舗のバー。○○君は何代目かのバーテンダー。明日相方は６時に起きて予習をする。昼からの授業と夕方からの授業、中間帯は喫茶店で自習。疲れるね。相方を部屋まで送り、私は新居へ帰ってきた。明日も相方は夜の仕事を終えると私のところに帰ってくる。一緒に夕飯（夜食）を食べ、その日のことをおしゃべりする。明日の夜食は何にしようか…

  2012年11月28日

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• リフォーム会社の青年

  翌日、私はリフォームをしてくれている会社に電話した。電話を受けた人は若い男性、ハキハキした声で好印象だった。「お宅にリフォームをお願いしている○○ですが…うちのリフォームのことで申し上げたいことがあるんですが…」に、始まり切々と現状を訴えた。そして担当者がぬかしたたわけた言い訳も。「とにかく私はあの担当者が信用できないんです。」青年はかなり慌てたようだ。彼はその時たまたま事務所にいて、私からの電話をとってしまっただけ。彼は本来、ほかの工事を受け持った部外者。でも、私の「あの担当者は信用できない」気持ちを理解してくれた。「私ね、工事中も何度か様子を見に来たんですよ。その時ね、担当者が説明してくれたのと違うことやってたのを、この目で見てるのよ。」「とおっしゃいますと？」「リビングなんですけど、もともとはここ、木の床なのね。その上に前の住人がパネルの床材を半分くらい貼っちゃってたの。担当者はそれを剥がしてフロアクッションを貼るって言ってたんだけど…」「違うんですか？」「私が見に来た時、職人さんが、半分まで敷いてあるところと木の床のところ、パテみたいなので均してたの。絶対、剥がさずに上からフロアクッション敷いたと思うんです。」「え、えー！！」これには青年もぶっ飛んだ。とても非常識なやり方だという。「私が責任をもって、担当者の○○は通さず、直接職人に聞いて調査します。」彼は壁紙を貼った職人と床を担当した職人に連絡をとり、どういうやり方で工事したのか直接聞いてくれた。そして２日後、彼から次の報告を受けた。「奥様のおっしゃる通りでした。」「で、ハナからそういう指示だったの？見積もりには剥がす手間賃も入ってたけど？」「剥がす予定だったけど、床材のシートが割れてしまい剥がせなかったそうです。」「それを会社側ではいつ知ったの？私達はなんにも聞いてないけど？報告の義務はないの？」「本来、その時点で担当者から報告すべきなのですが…申し訳ありません。」「私達は最初の予定の工事日程表しかもらってません。遅れている工事の日程はどうなるんでしょう？」「主寝室の床と、日本間の襖、それからハバキですね？」「見積もり書にはっきり書いてあるのはそれだけなんだけど…」「と、おっしゃいますと？」「ここを下見してもらった時にドア枠とかの塗装や玄関のタタキもお願いしてたのよ。見積もり書を持ってきてくれた時にも『あそこは？』って聞いたら『書いてないけどやります』って言ってたから…」でももうウンザリだ。どうせペンキを塗り替え、玄関の床材も新しくするなら他の業者にして頼みたい。この業者とは早く手を切りたいから、もうこれ以上頼まないことにした。「私達、もうあの人とお話しするのもイヤなんです。」「ごもっともです。私が窓口になりますので。」この日から、この青年がリフォームの担当者になった。

  2012年11月28日

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• お客様が一番偉いんだ！

  いくら待っても来ないリフォーム会社からの連絡…業を煮やした私達は、ついにリフォーム会社を紹介してくれたある人に相談した。実は、リフォームを頼んだ会社は私達と仲のいいあるカップルに紹介してもらった会社なのだ。だからはっきり「どうなってんのよ！」と言いづらかったのだ。会社とケンカするにしても、一言、そのカップルに話しを通しておいたほうがいいだろうと、まずは彼等に電話で話した。「いかがですか、新居の住み心地は？全て新しいと気持ちいいでしょう？」「それが…」と私は現状を訴えた。「まだ出来上がってないんですか？それであちらからは何も言ってこない？なにやってんのかしら…こちらから連絡してみます。」ご主人が担当者に連絡をとってくれ、初めて先方から連絡が入った。それによると…このマンションは築が古く、ハバキのサイズが合わない。合うサイズのものをメーカーに発注したが、連休に入ってしまって返事がこない。？？？こちらからリフォームを頼んで、見積もりを出し、工事を始める段階でわかるはずじゃないの？連休って、１０月の６、７、８の連休でしょ？引き渡し予定の後でしょ？なにをいまさら、サイズが合わないだとかメーカーが連休だとかほざいてるのよ！それ以上に私がキレた担当者の一言！！担当者が連絡をよこさないということに関して、ご主人も紹介した手前、「お客様が不安がらないように、ちゃんと会社側から先に連絡してくれないと困る」と言ったら、なんと担当者は「電話しても出ないんですよ」とぬかしたそうなのだ。これにはかなりカチンときた。私は連絡用の電話番号を携帯にしていた。家にいなくても連絡を受けられるように。自宅半分、「週末の家」半分の生活だし、仕事で出てる時もあるから。携帯に着信があれば、その時は気づかなくても履歴でわかる。担当者からの着信が残っていれば、当然こちらからかけ直していた。すぐにバレる言い逃ればかりしている！そのことを、ご主人から私に電話があった時にはっきり伝えた。その時、ご主人はこう言ってくれた。「私達が紹介したからって、遠慮することないですよ。これからＮさんとずっと住む家じゃないですか。私は確かにあそこの会社から仕事をもらってはいるけど、それとこれとは別！だれが一番偉いって、お客様なんだから！どんなに大きな会社だって、お客様を怒らしちゃったら、次の仕事はなくなるんです。あの担当者に不信感があるのなら、会社に直接苦情を言ってくれてかまいません。私も、そんないい加減なところだとは思いませんでした。変なところを紹介しちゃってすみませんでした。融通利かせてくれると思ったんですが…」彼のその言葉で、私は勇気を得た。言ってやる、言ってやる、言ってやる！翌日、私は直接会社に電話した。

  2012年11月28日

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• 一週間の休みもあっけなく…

  ９月中頃から右手が痺れていた。「週末の家」で相方と一緒に眠る時はいつも相方が腕枕をしてくれる。してくれるというか、私を抱きかかえるようにして、相方は眠る。だから当初は「寝違えたかな…」くらいにしか思っていなかった。相方の腕枕が原因で痺れたのなら、当然、「痛い、痺れた」とは言いにくい。そのうち治るだろうと、そのまま放置していた。引越直後、１０月の第１週目はお休みをとり、重い物を持ち上げたりこまごまと掃除したり、新居の片付けに費やした。当初の予定では、新居の片付けは早々に済ませ、前の家や「週末の家」の片付けもする予定だった。ところが新居はこの有様、片付けどころかきちんと家具を置くこともできない。たんすや食器棚、本棚などを壁から５０センチほど離して置けというのだ。人が１人入れるスペースを空けておかないと、ハバキをつけられないからだそうだ。ハバキがつけられないからというのはわかるけど…それはいつやるの？もうとっくに終わってるはずだったよね？大丈夫って言ってたよね？引越後一週間お休みをとっていた。片づけやら銀行やらの諸手続きも、一週間のお休みでなんとかできるだろうと思ったのだ。ところが、ところが…いざ引っ越したら、新居はこのありさま。ダメじゃん…私達のスケジュールも大幅に影響を受けはじめた。工事予定表によると、９月２８日（金）で工事は終了し、２９日（土）３０日（日）は予備日となっていた。予備日が二日間もあったのにね。浴室の工事に関しては以前から１０月１日以降になると言われていたので仕方ない。４日には完成するそうだ。３日までは「週末の家」に自転車で掃除がてらお風呂に入りにいくつもりだった。ところがみなさん覚えていないだろうが、東京ではちらほらと雨が降り、自転車で３０分かけて「週末の家」往復はなかなかできず、その間温かいシャワーを浴びたのは１度だけ。堪らなく不愉快な４日間だった。マンションにお住まいの方ならわかるだろうが、お風呂をそっくり取り替える時って、お風呂の手前の個室つまり洗面所から入れるわけで、この４日間は洗面所も使えない日々だったのです。まぁ、顔を洗ったりするのはキッチンでもできるけどね。バスルームの工事でこの４日間は職人さんが出入りするので、洗面所をはさんで反対側のトイレにも行きづらい。職人さんはその日によって朝８時頃来たり夕方来たり…なかなか外出の予定もたてられず、せいぜい近所のスーパーに買い物に出るくらい。光熱費やマンションの管理費の口座引き落とし手続きに銀行に行くにも、銀行の窓口は３時までだから、いつも間に合わない。電車に乗り、前の家に行って片付けをするなんて、とてもできる状況じゃなかった。そして、４日。バスルームの工事だけは予定通りに終了した。なら、出かけられるか？いやいや。遅れている工事がある。全室のハバキ、主寝室の床、日本間の押し入れの襖、柱やドア枠部分の塗り替え…いつするんだろう？なにか言ってくるわよね、向こうから。待てど暮らせど、電話もハガキも電報も文矢も来なかった。全ての家具を壁から５０センチ離して置くということは部屋が１メートルずつ小さくなるということ。しかもそれだけではなく、中に入れる予定の荷物も入れられない…後でちゃんと置く時に入れ直さなくてはならなくなるから。１メートル縮んだスペースに段ボールの山。おまけに各個室のエアコンもまだ設置せずに床に置きっぱなし。歩くのも一苦労。相方も商売道具の書籍類を本棚に並べることもできず、授業のための資料を広げることもできない。当然仕事ができないから、相方の引っ越しは当分延期せざるを得なくなってしまった。そんなところで寝起きして、身をくねらせながら洗濯カゴを片手にベランダへ出たり、掃除機を手に持って掃除したり…手の痺れは治るどころか、どんどんひどくなっていった。ヘンな体勢で動き回らずを得ないので腰も痛くなった。１週間のおやすみはあっという間に終わり、私の仕事も始まった。それでもまだ、リフォームを頼んだ会社からはなんの連絡も来なかった。

  2012年11月27日

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  あ・い・さ・つ

  引越屋さんが引き上げると、あとはのんびり、日本間と娘の部屋に雑に運び込まれた段ボールをあれはこっちこれはそっちと修正。娘達とも仲良しの筋肉青年、発泡酒を飲みながら楽しく作業。夕方相方から、いつもの仕事終了のメール。「週末の家」近くの焼肉屋さんで集合して、みんなで引っ越し祝い兼打ち上げをすることになった。相方は新居の現状をまだ知らない。だから呑気に「打ち上げ」なんて言えるのね。みんな「焼肉」と聞いて盛り上がった。ま、私達は「週末の家」で過ごしていた期間、夜食はほとんどここでしていたのだが、そんな贅沢をしていたなんて、口が裂けても言えない。そして相方は大学での後期初日の授業を終えると、まっすぐ「週末の家」の駅で私達と合流した。この日まで、私達の仲を理解していても、敢えて口に出す人はいなかった…子供達でさえ。合流するまでのメールのやり取りで、相方は「今日こそは、お子達にきちんと挨拶しなくちゃだね」と緊張しまくり。それまでも何度か子供達への挨拶をシミュレーションしたことはあったけど、いつもする方（相方）も聞く方（私）もふざけ半分だった。だから私はほんとに今日、相方が「お母さんと…」と言い出すとは思ってなかった。席につき、好き勝手に飲み物をオーダー。ワイワイがやがや…子供達も飲み仲間の筋肉青年も、その場に相方がいるのが当たり前と感じている。網の上のお肉も何度目かの追加オーダー。箸の動きがスローダウンしたところで、お酒の勢いを助けに相方が口を開いた。まず、力仕事を手伝ってくれた筋肉青年に、「○○君、今日は手伝ってくれてありがとうございました。俺もしなきゃいけなかったんだけど、大学のほうが今日からだからさぁ、休むわけにもいかなくてねぇ。この商売、休むと他の人に席を取られちゃうからね。」「いいんですよ。俺の方こそ、手伝った以上にご馳走してもらっちゃって、ごっつぁんでーす！」そして今度は子供達に…「みんな、今さらって思うだろうけど聞いてくれる？」と、前置きをして話し始めた。「Ｎはこんな男だけど、ずっとお母さんと一緒にいてもいいかなぁ。」相方（６０目前）の年齢の男性としては、これだけでもかなり照れる発言だったことだろう。「俺から見たら、お母さんにはもっと選択肢があったんだよね、例えば△△とか△△△とかさ。みぃんな、お母さんのファンだもん。」と、飲み仲間の名前を次々に挙げていく。みんな相方より付き合いの長い人達ばかりだが、付き合いが長いだけに、範疇にあったら相方に逢う前にそういう仲になっていただろう。だから相方はそもそもそんなことを気にする必要はないのだ。「それを、なんで俺？って、いーっつも思うんだよ。からかわれてるんじゃないか、とかさ。でもね、ノロケて言うわけじゃないんだけど、時々お母さんが見せる表情…すごく幸せそうな顔見ると、俺、頑張らなくっちゃと思えるんだよね。ずっと一緒にいたいなって。俺、こんな男だけど、ずっとお母さんと一緒にいてもいいかな…？あ、これね、お母さんとこういう仲になっちゃったから言ってるんじゃないんだよ。」子供達は２０代。まだまだ若く、カラっとしている年齢。「いいんじゃない？」と長女。「私はもうお嫁に出たし、マミーの人生はマミーのもの。」「そうね。」と末っ子。「私は人は人、って考え方だから。私の人生に影響がないなら、別にかまわない。」「Ｎさんには実の父親より感謝してるくらいです。お母さんをよろしくお願いします。」なんて、長男も言う。２０代のお子さんをお持ちの方ならわかるだろうが、これが普通の２０代の考え方である。長男は真面目過ぎるくらい。元夫と二人揃って、離婚を発表した時も子供達の反応はこんな感じだった。「それでは２人（私と元夫）のこれからの人生に！」と乾杯までしたくらいだ。だから私はとりたてて驚かなかったのだが、相方は呆気にとられたらしい。母親を父親以外の男性に取られるとか、父親を母親以外の女性に取られるという感覚は希薄。父親であろうが母親であろうが、一個人に過ぎない…確かに赤の他人ではなく、もっと密接な関係ではあるが、一個人は一個人なのである。「え？いいの？そ、そう。じゃ、とりあえず乾杯でもしようか…」と、相方はそれまでの緊張から解放され、ほっとした表情。おでこにいっぱいの汗は、炭火の汗だけではなかったのね。筋肉青年の音頭で、これから始まる新しい生活に乾杯した。感激する花束贈呈的な感激する言葉はもらえなかったけど、相方の子供達への挨拶…とても嬉しかった。私の子供達の前ではっきり「ずっと一緒にいたい」と言ってくれたんだもの。これは相次ぐ引っ越し後の災難の中で、数少ない嬉しかったことの一つ。とても嬉しかった。嬉しかった、なんて言葉では足りないくらい嬉しかった。騒々しく、甘ったるい焼肉の匂いの充満する焼肉屋ではあったけど、私は世界中で一番幸せだ！

  2012年11月26日

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  夕飯は今半？

  ライトアップされた浅草寺を抜けて、国際通りへ。そろそろ帰り道…と思っていた。相方の酔いももう冷めているはずだし、やり残しの仕事が気になっているはず。「そろそろお腹空いたよね？」前の交差点の向こうにすき焼きの有名店がある。今半だ！「うん！お腹空いた！」交差点を渡ろうとする私。違った。交差点は渡らなかった。交差点の左の角にある鰻屋さんだった。でも、鰻も大好き。鰻重よりひつまぶしが好き！「ここは前に来たことあるの？」「ない。初めて。だから、この店はどんなかなと思って。」まずは、うざくとビール、ウーロン茶で「お疲れ様」。私はひつまぶし、相方はうな丼と肝焼き。ここのひつまぶしはタレが強い。重か丼で食べるならいいかな。ひつまぶしにしちゃうと、お出しよりタレが勝っちゃう。浅草味なのかな。あ、美味しいことは美味しいですよ。食事が済んだ頃、私達の引っ越しを手伝ってくれた某青年からメール。「○○君からメールよ。」「呼びなよ、合流しようって。」あー、相方は一度冷めた酔いが夜食で飲んだ中生３杯でまた盛り返したみたい。やり残しの仕事はふたたび銀河の彼方へすっ飛んでいってしまってる。しかも○○君も「今どこですか？」なんて聞いてくるから、駅で合流することになった。会計を済ませ、私達は国際通りから東武の駅、リニューアルされた松屋デパートへ。１５分後、○○君と合流。その後、近くのチェーン店らしい居酒屋さんで飲み、食べ…家に帰った時には日付が変わっていた。やり残しの仕事、あるんだよねえ？ただ、数年前樹海に遊びに行ってから不運続き（バチが当たって当たり前だ！）の○○君と、ここのところろくなことがない私、二人で厄払いに行く約束ができたのは収穫かな。一人じゃなかなか行けないし、延び延びにしちゃって行かず終いってことにもなりかねないからね。ウォーミングアップに来た浅草だったけど、人力車にも乗ったし、お腹いっぱい食べて…明日からはリキ入れて元気にいかなきゃ！ところで相方は「２時間だけ」と言って仕事より先にベッドで仮眠。３時間経った今も、なかなか起きてくれない。もう何度も起こしに行ったのに、「あと３０分」「あと１０分」ばかり。いつものことだけど。これから最終手段にでる。最終手段…愛犬太郎のペロペロ攻撃だ。では、次回の日記はまた、引っ越し以降の災難に戻ります。

  2012年11月24日

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  人力車をタクシー代わりに

  神谷バーを出てすぐに人力車のお兄さんに声をかけられた。今までも浅草を歩く度に声をかけられたが、いつも無視して歩き過ぎた。だから今日もかなっと…「行きたいとこがあるんだけど、行ってくれるかなぁ？」「コース以外でも行ってくれるんじゃないの？」「乗ろうか？」えっ？えー？マァージィ？相方はさっさと交渉を始めた。「今戸神社と待乳山聖天に行きたいんですけどねぇ。いくら？」神谷バー前がスタートで一回りして戻ってくると１万２千円（４５分料金）だそうだ。もちろん、２人分。お参りする間も待っていてくれる。でも高いよ。遠方から観光で来たのなら、それも旅のいい思い出だろうけど、いつでも来れる距離に住んでいて４５分１万２千円は高い。すると、お兄さんの方から提案。「片道ならお二人で６千円のコースもありますよ。」相方、その提案に乗ってしまった。神谷バーの前から二天門、二天門から墨田公園に沿って待乳山聖天の横を通り今戸神社で降りた。二天門の前とスカイツリーをバックに墨田公園で、写真も撮ってもらった。人力車には修善寺で乗ったことがある。なかなか気持ちイイ。今回は暗くなってから乗ったので、周りの景色がいっそう美しく感じられた。大人が人力車に乗るなら、絶対夜だね！１１月だということもあって、幌をかぶせる。したがって、周りからこちらは見えにくい=恥ずかしさが半減する。それに、なんといっても、クルマのテールライトやそれこそそこらの信号にさえもいちいち感動してしまうほど、キレイに見えるのだ。人力車のお兄さんもなかなか面白く商売上手。楽しかったよ！今戸神社まで人力車で行き、お散歩しながら駅まで戻る予定。電車に乗る頃には相方の酔いも冷めるだろう。まずは今戸神社。お兄さんの話しでは招き猫発祥の地らしい。たしかに招き猫がいたけど、狛犬は普通に狛「犬」だった。狛猫ってわけにはいかないんだね。相方は「今戸心中」がどうのこうの、と言っていた。今戸心中というのは、広津柳浪の小説で、愛人と別れた遊女が大嫌いな男と今戸河岸で心中する話。心中するまでの女心の機微を描いた小説だ。明治時代の話だけど、遊女の心理としては現代の女性の心理と共通するところもあれば、大きく違うところもあるだろう。今度、読んでみるかな…。１０分ほど歩いて待乳山聖天へ。ここは浅草名所七福神の毘沙門天。龍が守護している小高い丘の上にあり、浅草寺の山号（金龍山）の由来となったと伝えられる。「ずっと前に来た時にはもっと高い印象だったんだけどなぁ…」と相方は周囲を一回り。「ねぇ、大根１本２００円って書いてあるよ？」「ここね、大根をお供えするんだよ。」大根…なんで大根限定なんだろう？１月に「大根まつり」というのがあるそうだ。待乳山聖天から浅草寺へ。昼間の混雑はもうなく、ライトアップされた浅草寺がとても綺麗。浅草寺の裏手に回り込むと、左端の方に市川団十郎の「暫く」の像がある。相方は「暫く」を見たくてわざわざ裏手に回ったのだが、そこは照明がなくとても暗くて、いい写真が撮れなかった。花やしきの前を通って国際通りに戻る。

  2012年11月24日

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  体調回復、ウォーミングアップで浅草へ

  相方は、私はもうブログを書いているとは思ってないから「ペンの写真をアップしたいから貸して」とは言えない。困ったな…相方がケーキのプレートを「記念にとっておく」と言ったのだから、そうだ、私も「記念にペンの写真を撮りたい」と言えば怪しまれずにすむかな…明朝、忘れずに言って、しかも怪しまれずに写真を撮れたら、この下に（↓）アップ！！さて、相方は誕生日の翌朝塾の仕事出かけて行った。次に帰って来たのは金曜。午後から千葉にある大学の授業、夕方からはこれまた千葉の塾の仕事。帰宅したのは１０時すぎ。徹夜で仕事をして、土曜は上野のツタンカーメン展に行く予定だった。ところが私の体調不良のため、相方までドタバタしたものだから、ちょっとお疲れモードの週だったので、ついウトウト。夕食後「２時間だけ」のつもりが、朝まで熟睡してしまった。「仕事していいよ。ネットで見たらツタンカーメンは好評につき延期決定って出てたよ。」「延期なら上野は平日にするにしても、今日は出かけよう。いきなり仕事で外に出るより、今日お出かけして身体を慣らしたほうがいいよ。昼まで仕事するからサ。」結局、昼すぎには出かけることになった。私が一足先にタクシーで先日の病院に行き、置きっぱなしにしていた自転車で駅に戻り、相方と合流した。「どこに行くか決めた？」まだ決めてない！ただお出かけっていうだけで、嬉しくて、どこへ？どこへ？どこへ！とりあえず電車に乗って…浅草で下車。まずは定番、浅草寺。なんだか今日は人が多いね。なんだろう？参拝を済ませて「どこに行く？」こっちはなんにも考えてないものだから、答えに困る。それにだんだん寒くなってくるし…「浅草に来たら、あそこなんでしょ？」あそこはいつも混んでいるから、早めに行くに越したことはない。ということで、飲み始めには少し早い時間だったが、神谷バーへ。ところが今日は神谷バーも超満員。１階が満員なのは少しも珍しくはないが、２階も並んで待っている状態。しかも今日は子連れ客が目立つ。私達の後に来たおばさんが言っていた。「今日はさぁ、松屋が新しくなったのよぉ。地下はやってたんだけどさぁ、上の方、今日からだからすごい人よ！」あぁ、そうだったのか。松屋のリニューアルね、それでいっぱい人が出てるのね。一度は納得したが、だからと言って、こんなに人が出るものだろうか…「浅草って、そんなに田舎だっけ？」「でもすごい人出だよね、たしかに。」３０分以上待って、やっと席につけた。まずは相方は生ビールと電気ブランまとめて３杯、私はパイナップルジュースで乾杯。そこで初めて、隣のカップルの会話から、混雑の本当の理由がわかった。連休なのだ！「世間は連休なのね。」「俺達、そういうこととは無縁だからね。そうか、連休かぁ。じゃあ、上野は外して正解だったね。」ビーフシチューとカキの殻焼きをつまみに、相方は電気ブランを６杯飲んで、店を出る時にはすっかりご機嫌だった。

  2012年11月24日

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  相方、還暦リーチです

  起き上がるとまだクラクラした。病院で倒れて以来、ずっとベッドにいたのだから、熱が下がったとはいえフラフラするのは仕方ないね。２～３日分の洗濯物も、私と娘だけなら１回洗濯機を回せば終ってしまう。気のせいかもしれないが、ベッドが病人の臭いがするような気がしたので、ベッドパッドやシーツの類もすべて洗うことにした。もう相方は起きている時間。でももうちょっとガマンして…メールした。「お誕生日、おめでとう！！」そっ！相方のお誕生日なのです。体調がこんなでなければ、みんなでワイワイお食事に出かけていたことだろう。子供達と、それから気の合う飲み仲間達…私達のことを知っている気のおけない仲間達で。でも、いくら熱がひいたとはいえまだ油断はできないしねぇ。去年は２人だけでひっそりと、あの懐かしい「週末の家」でお祝いした。前の晩から泊まり込み。あの時が初めての連泊だったんじゃなかったかなぁ。去年はマフラーと手袋をプレゼントした。最寄りの駅から「週末の家」までは自転車で１０分くらいだったけど、その間に必要だと思ったから。相方は暑がりで、それまではマフラーなどしているのを見たことはなかったけど、「週末の家」に帰る時以外もそのマフラーを使っていてくれた。身体を休めながら、洗濯やら掃除。夜型人間の娘はなかなか起きてこない…困ったもんだ。料理は私がするわけにはいかないけど、娘が起きるまでにメニューくらいは考えておこう。誕生日だから好物を…と思っても、普段から好物を献立に入れているのでいつもとあまり変わらない。今日はハンバーグ！付け合わせはバジルパスタ、ブロッコリー、ニンジンのグラッセ。ニンジンのグラッセは時間をかけてブイヨンと砂糖で煮込んだ。ハンバーグのソースは娘の特製、私の作るソースとは一味違う。隠し味でめんつゆを入れるそうだ。まぁ、いつもと違うのはお皿くらいかな…娘時代から一つ一つ揃えたディナーセット。使うのは子供達の誕生日とクリスマスの時くらいなのに、食器棚の一等席に鎮座している。相方、帰ってくるなり、「へぇ、今日はずいぶんいいお皿が出てるじゃん。」…あんたのお誕生日ですがな…ハンバーグと、私の大好きなキャンベルのコーンスープ、そして娘の好きなアボガド＆トマトサラダの食事が済むと…いよいよ、ケーキ、そしてプレセント。ケーキにはどういう言葉を入れてもらうかと、娘と二人で考えた。〇〇ちゃん、おめでとう？ちょっと違うよね。５９歳、おめでとう？いやいや。で、「還暦リーチ」、これでどうだ。相方、「還暦リーチ」と書かれた砂糖のプレートを「これ、とっておく。」と、生クリームをふき取っていた。そこまでされちゃうと、こっちがテレちゃうね。さて、今年のプレゼント…今、写真を撮ろうと箱を開けたら、なかった。相方、さっそく使ってくれてる！！置きっぱにされるより、ずっと、ずっと、うれしいよね。ちなみに、それはパーカーのインジェニュイティという製品。ボールペンでも万年筆でもない、第五世代の筆記用具だ。パソコンが主流になり、筆記用具と言えば使い捨てのボールペンやシャープペン…でも相方はモノを書くのが商売。使う頻度は少なくても、筆記用具はいい物を身につけていてほしい。メーカーに、相方の名前を入れてもらった。さすがに「from Lynn with Love」とまでは書いてもらわなかったけどね。

  2012年11月22日

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• 熱が下がれば…退屈

  今朝から相方が優しい言葉をメールしてくる。私を一人残して自分の部屋に戻ったことがよほど気になっていたらしい。この日常を読んで「ヤバイ」と思ったのではないことだけは確か。相方は、私はもうブログを書いていないと思っているはずなのだから。１ヶ月以上ブログをお休みして、それで忘れてしまったと思っているのだ。ほとんど毎日のようにアップしていた頃は彼もマメにチェックしていたようだが、引っ越し後のゴタゴタ以来、見ていないようだ。携帯に更新のお知らせメールが届くようにするほど、器用な人でもない。だから、ここで私が書いた日常を読んで慌てているわけではないのは確か。まあ、本来優しい人だから…ね！朝から「ごめんね、ごめんね」とメール。夕方授業が終わると、いつもの「カエル」メールに加えて、「明日はまっすぐそっちへ帰る」。えぇー！！あさってだって、早朝から授業なのに、こっちに来るの？もともと一緒に住む予定だったんだから、翌日授業があろうがなかろうが、帰ってきて悪いことはない。ただ彼の荷物、本が現時点でまだ彼の部屋にある以上、翌日仕事の日はどうしても便宜上自分の部屋に帰らざるを得ない。今の二人の生活はこんな感じ。なのに、明日は授業後、まっすぐこっちに帰って来るんですって。だからさぁ～…サッサと引っ越して来ちゃえばいいのに。こんなことも、相方がこれを読まないとわかっているから平気で書けること。読むとわかっていたら、私の性格上、絶対書かない。娘が帰って来たら、日本間を掃除してもらわなきゃ。同じ部屋で寝て、風邪をうつすわけにはいかない。相方にうつったら、次は生徒さん達にうつってしまう。それはダメ。昨日あんなに辛い思いをしたのに、熱がひいてしまうと退屈になる。読みかけの本は昼前には読み終わってしまったし、ウイルスを撒き散らしながら料理するわけにもいかない。昨日まではついウトウトしてしまうほど身体が疲れきっていたのに、今はベッドで大人しくしていても目だけはパッチリ。明日、相方が帰ってきてくれるという安心感もあるのかな…なあーんにもすることがない。

  2012年11月20日

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• 倒れた

  昨日の日記を書いたあとで病院に行ってきた。玄関を出るまでグズグズグズグズ…外は寒そうだし、風もある。やだなぁ…病院はこの新しい家から自転車で２０分くらい。以前、腰を痛めた時に行ったことがある。その時は長女がタクシーで一緒に行ってくれた。整形外科では評判がいい。半分くらいまで行ったころで、身体が冷えてきた。前からの風をまともに受けて、胃が冷えてきたみたい。病院に着き、受付を済ませ、診察室の前で待っていると、胃痛に加えて吐き気もでてきた。自分の番号が表示されるまでまだまだ時間がかかりそう…トイレは並んでこそいないが、ひっきりなしに出入りがある。ゲーってやったらバレバレだけど、ここは病院なんだから、カッコつける必要はない。そもそも絶好調なら診察になんて来ないんだからサ！あんたも病人、私も病人、そっ！みーんな病人！！３回、トイレに行った。その度にゲゲー…やっと自分の番になり、腰の時と同じ医師の診断。若い女医さんで、ちょっと気になる細かいことも、よーく聞いてくれる方。おそらくバネ指とシビレは関連がないでしょう、とりあえず右肩から右手全体のレントゲンを撮りましょう、とレントゲン室に回された。レントゲン室前でも数回トイレへ。でももう、なーんにも吐くものがない。胃が痛い胃が痛い、寒い寒い、気持ち悪い…レントゲンを撮る時も目が回りじっと立ってられず、何度か撮り直し…おまけに薄着になるから、ガタガタ震えが止まらなくなる。整形外科の診察室前に戻って、あとは先生の診断を待つだけ。早く帰りたい。家に帰って、暖かくって心地よいベッドにもぐりこみたい。相方のあったかい身体はないけど、相方の匂いのするベッドにスッポリもぐりこんで眠りたい。また吐き気が襲ってきた。トイレへの往復再開。整形外科に戻り、何回目かのトイレの時に、気が遠くなった。どうやらその時にナースコールを押したらしい。すぐに「どうしました？」と、ノックされた。ドアのロックを外し……それからは覚えていない。気が付いたら、救急処置室で点滴をされていた。私は覚えていないが、名前や整形外科に来たこと、アレルギーなどに関してちゃんと答えていたらしい。病院に着いたのが１１時半くらい、頭がはっきりしてきてナースに時間を聞いたら４時になっていた。その間、何人かの人たちが救急車で運ばれてきて、バタバタしていたのが雰囲気でわかった。血圧が安定したところで、整形外科のナースが迎えに来てくれた。歩けると主張したのに、車いすで移動。やっとここへ来た目的、バネ指と右手のシビレの診断だ。バネ指と右手のシビレは、やはり別物のよう。シビレは首の骨からきているらしい。首の骨が変形しており、神経を圧迫しているそうなのだ。骨の一部がとんがっているのが、素人目にもはっきりわかった。極端な言い方をすれば、ソフトクリームの先っぽみたい。「ということは、シビレはこのままですか？」「根本から治すことはできませんが、薬でなんとかできますよ。」要するに、これから先、ずーっと薬を飲み続けるってことね。そういう年齢になったってことね。来週、もっとよく診るためにＭＲＩの予約を入れてもらった。まだ決定的な診断が下されたわけではないってことね。その後、内科に車いす移動。救急で検温したら３８、４度あったそうなのだ。内科も女医さん。美人だった。しかも、この先生も診察が細かい。整形外科の薬が２種類、内科の薬も２種類。計４種類の薬をもらって、帰りはタクシーで帰宅した。ハーハー肩で息をしながらタクシーに乗り込みフウーっとため息をつく私に、運転手はヘラヘラ笑いながら「どちらまで？」元気だったら、ひねりつぶしてやるのに…すぐに帰ってくるつもりだったので、エアコンはつけっぱなし。部屋の中は暖かい。同居の末っ子は金曜からカレシのところへ行っていて、病院から連絡したけど、まだ帰宅途中。相方はそもそも翌日授業のある日は自分の部屋に帰るから、今日はこちらには来ない。私がホントに辛い時のことなんかだれも見てないから、どんなに辛いかわかってくれる人なんか、いないのよね。口先だけで「辛いツライ」を連呼する人の方が擁護されるのよ。騙されちゃいけないよ。昨日も書いた通り、ホントに辛い人は「辛い」なんて言わないもんさ。私だって、昼間働くなら夜は家にいたいし、夜働くなら昼間は家にいたい。身体を休めたい。「これだけじゃ、やっていけないわ！」と自分から要求する性格ではないから、自分で苦労を背負ってしまうのは仕方のないこと。でも、言ってほしくはないな。私の前で、私より優遇されてる人のことを「かわいそう」なんて！！！ちゃんちゃら可笑しい！キッチンでカチャカチャ音がして目が覚めた。「マミー、サバの味噌煮は平気？」「いつもは平気だけど？」「サバ味噌作ったら、売ってるのより美味しいって。だから、サバ味噌にしたんだけど。」サバの臭いがウッときたけど、せっかく末っ子が作ってくれた夕飯。ありがたくいただいた。サバはまだ半分残っていた。味噌煮はもうたくさんとおもったので「残りは塩焼きかショウガ醤油にしたら？」とだけいっておいた。今日もサバであることには間違いない。

  2012年11月20日

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• 18日の日記

  日常…現時点でも…なにからなにまで、トラブル続きもういい加減、ほんと、辛いこれが私に起こったことではなく他の人に起こったことなら、「かわいそう」と同情を買うのに十分過ぎるだろうねなんせ「日常」で書いている通り、まだまだ続く新居の改装のゴタゴタに始まりこれから書くであろう相次ぐ私の怪我・疾病、それにここでは公開できない家族のトラブル（これは私には直接関係ない）、それに平日は一人になることが多い。怪我・疾病については、一人でワンコのお散歩に行くのも一苦労。なんせ、右手がほとんど使えないのだ。ペットボトルのフタを開けるにも、指先から肩まで痛みが走る。周りはそんなに痛いとは思ってないみたい。だから平気で私を一人にするんだろうね。慣れてるから平気だけどね。「慣れてる」というのは、痛みに慣れてるってことではない。そういう扱いに慣れてるだけ。みんなは私のことを、すごーくわがままで「忍耐」という言葉とは縁がない女だと思っている。だから私の前で「あの人、かわいそうだね」なんて平気で言う。ちゃんちゃら可笑しいよ。「かわいそう」な人が身内に不幸があったばかりで遊び歩く？「かわいそう」な人が贅沢三昧を周りに吹聴する？他人のために自分が怪我をしたことなんて、「かわいそう」な人じゃなくたって、私だってある。本当にかわいそうな人ってのはね、じっと堪えてるもんだよ。今日、初めて右手の診察に行ってくる。５ヶ月前にも一度、他の病院で診てもらった。その時は痛～い注射をして、約２ヶ月後に動くようになった。今回は注射じゃ無理かも。もっと早く病院に行ければ、もっと簡単に治せたかもしれないが、またまた再発するのは目に見えてる。確実に治せて確実に通院できるところを探しているうちに、休みたくても休めないシーズンに入り、他の怪我・疾病もあってこんな状態になってしまった。指先から肩まで一日中痺れがある。右手で何かしようとするとかなり痛い。ところが私は右利きだから、ついつい右手を使おうとしてしまう。どうせ家族や周りの人達は私のことをそれほど心配してないんだから、周りのトラブルや都合なんか考えずに、さっさと手術しちゃえばよかった。住民票を移したり、内装屋と交渉したり、家具を受け取ったり…私じゃなくてもできるじゃん。これから病院に行ってくる。さて、なんて診断されるか…今の仕事、右手がこの状態では続けるのは無理。でも一番忙しいシーズンになりつつある。そこへもってきて、仕事の不手際から３人クビになった。ベテランも１人辞める予定。医者がダメだと言ったらどうしよう…仲間に申し訳ない。今までも右手をごまかしごまかし仕事をこなしてきたけど…時間がかかるのを単に自分の不器用さのせいにしてこなしてきたけど、もう限界だな…

  2012年11月18日

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• 新居に搬入

  引っ越し業者のトラックは自宅で私と娘の荷物を積み込み、「週末の家」では私と相方の荷物と相方の書籍を積み込み、新居に向かった。私も引っ越し業者のトラックを見送ると、自転車で新居に向かった。トラックと自転車…当然トラックのほうが早く着くはず。新居に着き、先に来て拭き掃除をしてくれていた長女ともう一人の青年（相方の飲み仲間）に聞いた。「引っ越し屋さんは？」「まだ来てないよ。」自転車なら２０分、クルマなら混んでいても３０分あれば軽く着く距離。引っ越し業者のトラックが新居に着いたのは私が着いて１時間以上経ってからだった。どこでサボってたんだよ！言わなかったけどね。業者は重い家具や段ボールを次々と運び込んでゆく。これは、さすがプロだね。壁や床に傷をつけないように気を使いながら、手際よく運び込む。もちろん家具を置く場所はあらかじめ決めてあったし、段ボールにもどの部屋に入れるか指示を書いておいた。ところがうまくいかなかった。なんと、なんと、改装が済んでいなかったのだ。何度も何度も担当者に確認の電話をして、その度に「大丈夫ですよ、１日には引っ越してきても大丈夫です」と言っていたのに！床はまぁできている。壁もできている。壁の一番下に幅木（ハバキ）という板を這わせ、壁と床の隙間を隠すのだが、その幅木が入っていない。私達の寝室にいたっては、壁紙は新しくなっているが床は手付かずのまま。こんなところに荷物を入れられない。床を張替える時に、また、出さなきゃならなくなるじゃん。引っ越しは今日だ、って言ったのに！洗面所と浴室の工事は、最初の段階から１０月１日には間に合わない、と聞いていた。だから洗面所、浴室ができていないのは仕方ない。でもなぜ、リビングや個室ができてないの？どの部屋も中途半端。担当者が見積もりを持ってきて、二人で壁紙や床材をえらんだ日、担当者は工事日程表も作成して持って来ていた。予備日もあったはずなのに！結局、ほとんどの荷物は娘の部屋と日本間に分けて運び込むことになった。

  2012年11月18日

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• 昨日の夜食です

  スペイン料理の居酒屋さんに行った。ここでもまたヌーボーを薦められた。お酒を飲まない私は関係ない話だけど、酒好きな相方は薦められると断れない。「ヌーボーは新しいってだけで、美味しくはないよね」なんて言ってるくせに、またヌーボーをオーダー。ありがたいことにグラス売りだった。ところが１杯でも飲んでしまうと、次もワインが欲しくなるらしい。ワインは飲みたいのだが、もともとがワイン通ではないから、何をオーダーすればいいのかわからない。リストにあるワインを片っ端からオーダー。結局、グラスで５～６杯。「３番目のやつが一番好きな味だったかな…名前は覚えてないけど。」美味しかったんなら、名前くらい覚えておかなきゃ…写真は「海老のプランチャ」海老をオリーブオイルで焼いたもの。塩の味がなかなかいい。

  2012年11月16日

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• 本日の夜食

  トマトと四元豚のうま辛鍋&ミニごはん、ビーフ１００％ハンバーグ/デミグラスソースうま辛鍋は私、ハンバーグは相方。そして、ボジョレー・ヌーボージョルジュ デュブッフ のハーフボトルいつもは生ビールの相方だが、今日は「せっかくだから」とワインを。ならば、お酒はいただかない私だが「せっかくだから」と少しだけ分けてもらった。

  2012年11月15日

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• エアコン係の寝坊

  後で娘と再会してから聞いた話。自宅の搬出が済んだのに、引っ越し業者に頼んでいたエアコンの取り外しがなかなか来ない。本当なら、まずエアコンを取り外してその後で荷物を積み込む予定と聞いていた。新居では３台のエアコンが必要だから、こちらの家から２台持って行く。まだ暑い頃だったからエアコンがないと困る。娘は焦りだした。すると、引っ越し業者に電話が…しかも、会話が娘の耳にも聞こえてきた。「なにやってんだよぉ、おめぇ、おっせぇじゃん。」「今起きたんだよー。マジ、ビビった。」「バッカじゃん、すぐ来いよ。」最初に来るはずのエアコン係は寝坊していたのだ。前日酒を飲み過ぎたらしい。そこまではいい。寝坊しちゃったんなら仕方ない。正直に頭を下げて「こちらの手違いで、エアコンの取り外しが後になりました」と言えば。ところが違った。「時間調整しますから、あと３０分くらい、下で待機します。」と、あやふやにごまかした。これにはさすがに、私の血を引く娘はキレた。早速、部屋から引っ越し業者の会社に電話。「エアコンの取り外しは最初にするはずでしたよね？８時前に来ると聞いていたんですが、そうでしたよね？」「え？エアコン、行ってませんか？」「今、エアコン係の方から電話があったみたいなんですが、寝坊したらしいです。こちらに来ている人達は時間調整で待機しますって言ってましたが、電話の声が筒抜けで…」ダメだねぇ、この会社。新居は広いのだが、新しい気持ちでスタートを切れるように、本当に必要な荷物だけを持って行くことにした。自宅の荷物と「週末の家」の荷物とで、２t車２台。これからいろいろと出費がかさむだろうし、どうせお金をかけるなら新しい生活にかけよう。そう考え、業者は一番安いところに依頼した。安いし、段ボールは宅配で無料サービスだし、トラック１台につき２人の運び屋がくるから合計４人、と単純に考えてしまったのだ。名前は出せないけどさ。ちゃんとした、サービスの良い業者にするべきだった。後で聞いたところによると、あまり良い評判はないらしい。

  2012年11月15日

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• 引っ越しの朝は台風一過

  明けて１０月１日、月曜日。相方は仕事、朝６時起床予定。相方にモーニングコールをするために、私は携帯のバイブで６時に起きた。６時に起きたと言っても、眠ったのはほんの１～２時間程度。やはり、狭苦しいリクライニングシートではそれが限界。何度目かのコールでやっと相方が起きた。「６時だよ、起きて。」「起きましたよ。今日は仕事だからお任せするよ。終わったらまっすぐ帰るから、みんなでご飯食べよう。」さあて、私達も行動開始。引っ越し業者は８時に私の自宅に来る。自宅で荷物を積んで、「週末の家」経由で新居に行く。全て午前中に済ます予定だ。娘は自宅の搬出を監督しに自宅へ戻る。搬出がすんだら、彼女は新居に直行。私は「週末の家」で引っ越し業者を待ち受け、こちらの搬出を監督し、新居へ。そして長女も手伝いに来る。長女は新居に直行して、いつ引っ越し業者が来てもいいように待つ係だ。ネカフェを出ると、台風一過の青空。ただ、風だけはバカみたいに強かった。そこの駅から電車に乗り、自宅の近くのファストフード店で朝食を食べて、娘と別れた。娘は自宅へ、私は「週末の家」に向かった。「週末の家」に着くと、なぜかため息が出た。１年半…短かったような長かったような…ここで相方の予想外の家庭的な顔を見た…ケンカもしたし…そして思いっきり抱き合った。初めてここで夜を過ごした時、まだベッドもなくて、ダイニングテーブルの梱包の段ボールを敷いて寝た。５０過ぎのいい歳をした男女が段ボールのベッドで、抱き合って寒さを凌いだ。あの時は寒いからずっと朝まで抱いていてくれたのかと思ったけど、相方は今でも朝まで私を抱いていてくれる。パソコンの前に置いてある座椅子。いつも私のことを第一に考えてくれる相方になにかお礼がしたくて、昼間にちょっとしたパートの仕事をして、プレゼントした座椅子。相方、すごくうれしそうに笑ってくれた。寝室の窓からは、いつも二人の自転車が並んでいるのが見えた。昨日この「週末の家」を後にする時、二人で玄関に並んで部屋の方を向き「お世話になりました。」と一礼した。普通、出て行く時は表札を外すものだが、表札自体出していなかったので外す手間もなかった。ここを借りた当初は私達の仲は誰も知らなかった。だから、表札は出せなかった。でも、今度は違う。もう、私達の周りの人達ほとんどが私達の付き合いを知っているので、堂々と二人の名前を並べて出せる。早く、業者、来ないかな…昨日のうちに相方と二人で「週末の家」の荷物はまとめてある。一時間程して、娘から連絡が入った。「引っ越し屋さん、そっちに行くよ。」

  2012年11月15日

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• 本日の夕飯…手抜きですが…

  ちょっと用事があって、遠出した。帰りは重い荷物があったのでくたびれてしまった。すぐに帰ってくるつもりだったのに…だって今日は相方が早く帰ってくる日。一緒に夕飯を食べる日なんだもの…想像以上に荷物が重いので、途中で休憩してしまった。居心地のいい喫茶店で、ママさんとおしゃべりしながら、気がついたら１時間も休憩してた。相方、帰ってきちゃうよぉ！夕飯、準備しなくちゃ！今日の夕飯は牛丼。相方にはおろしポン酢、私はネギ塩豚カルビ。でも相方に野菜を食べさせたい。野菜嫌いだから、放っておくと食べないんだもん。コンビニのお惣菜で、ほうれん草とポテトサラダをプラス。出来合いばかりでごめんなさい。今日は揚げものは控えた。相方の健康を考えてのことなのだが、やっぱりボリュームが足りなかったせいか、食事の後相方はみたらし団子と粒あん団子をペロリとたいらげた。そして今は「アイス、あるよね？」と、アイスクリームを要求している。もちろん、みたらしも粒あんもアイスも、仲良く半分こ。

  2012年11月14日

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  引っ越し前夜は台風

  ９月３０日（日）、雨が降っていた。台風が来ていたみたいで、横殴りの雨の中をホームグラウンドの駅で相方と分かれた。相方はそこから徒歩で自宅へ、私はそこからまた電車で２駅の私の自宅へ。 駅から私の自宅までは歩いて２～３分。その２～３分の間にカサが壊れた。 そのくらい強い風だった。明日の引っ越し、大丈夫かな…予報では明日は台風一過、そうでなければ引っ越し屋から確認の電話の１本も入るだろう、電話はきてないんだからきっと大丈夫。なんせ、向こうはプロなんだから、台風だってへいちゃらのはず。お任せすればいいのです。駅を出てからすぐにカサが壊れ、ほんのすぐの距離なのに、ずぶ濡れになって家に着いた。玄関を入ると、末娘の彼氏がいた。？？あらまあ、いらっしゃい。でもなぜわざわざこんな悪天候の、しかも引っ越しでドタバタしてる時に？何事もギリギリまで行動しない末娘は、引っ越しの荷造りを彼氏に手伝わせていたのだ。手伝わせていたというか、ほとんど彼がしてくれていた。明日は週明け、会社があるというのに…ごめんね、ありがとう。９時を回った頃、これ以上遅くなると明日の仕事にひびくといけないので、一旦娘の荷造りはやめて、彼を駅まで送りがてら食事に出かけた。相変わらずものすごい風で、エントランスの植木がひっくり返っている。娘カップル、息子カップル、私の５人で植木を危なくない位置に移し、５分圏内のファミレスへ。ここはとても便利なところだったな…マンションから大きなショッピングモールまで２分、その他に大手のスーパーまでも２分程度。商店街にはお惣菜屋さんもたくさんあるし、それがまた美味しくて安いときている。駅までだって、２～３分の距離だ。不便だったのはエレベーターが１台しかなくて、ベランダが狭いこと。ここへ来た当初は私と子供達、４人家族だったから、洗濯物が干しきれなかった。一応３ＤＫだけど、ひとつひとつの部屋が妙に狭い。３ＤＫに人間４人と犬３匹。ぎゅうぎゅう詰めだった。ここに引っ越してから気がついたここって、冷蔵庫いらないんじゃない？だって目の前にコンビニあるしさ４人家族だから、冷蔵庫もそれなりに大きい。大きいけど、中にはほとんど何も入れずに終わってしまった。２組のカップルと私の５人でご飯を食べながら、そんな面白おかしいこの地での生活を振り返っていた。娘の彼氏を駅まで送り、私達は家に戻って荷造り再開。わあー、あと２時間しかない方位除けのため、今夜、私と娘は外泊の予定だったんです。長女のお姑さんが引っ越しに良い日悪い日をメールで知らせてくれ、しかも「引っ越し先が真北ならば余所で一泊しなさい」と、アドバイスまでくれた。引っ越し先は真北ではないけれど、やや北にあたる。電車て二つ三つ行けばグーンと北から大きく外れるから、カラオケでオールもいいしネカフェで仮眠もいいね、親子でラブホもいいかも…なんてね。だから、わざわざ予約なんかしてないけど、とにかく移動しなきゃならない。なぜ、私と娘だけかって？息子と彼女は一週間後に入籍し、新居に移るんです。私達とは別のところに。だから別行動。大急ぎで残りの荷物を段ボールに詰めたものだから、台所用品と衣類が一緒の箱に…そろそろ終電だという時間になって、ようやく駅へ。なんか、駅の様子がおかしいぞえ？電車、動いてない？タクシーも…ない？げ、げ、ゲー…駅の北口と南口、娘と二手に分かれてタクシー待ちをすることに…私のいた方でタクシーゲット。タクシーに乗ってからわかったことだが、娘の彼氏が隣の駅にいるという。なんで？３時間も前に帰ったはずなのに…ひと駅で電車が停まってしまったそうだ。明日会社があるのだから、彼氏も一泊させるわけにはいかない。彼氏をピックアップするまでの間に、娘はどこまで行けば彼氏が自宅に帰れるか検索始めた。もー、彼氏君も、電車が停まったなら停まったと連絡してくればいいのに…もうそろそろ動くだろうと思いながらも、３時間。長すぎない？彼氏を拾い、接続している駅まで送り、その駅の近くのネカフェで一泊することにした。最初の予定より多くタクシー代がかかってしまったので、ホテル代は倹約してネカフェに行くことにしたのだ。ネカフェ初体験だなんと、狭苦しいことか漫画読み放題とは言っても、漫画に興味はないし…ドリンク飲み放題とは言っても…あぁ、オニオンスープは美味しかった。フードは有料だけど、スナック菓子かレトルトフード。セルフだけどソフトクリームは美味しかったな。写真は娘が作ってくれたソフトクリーム。なんと美しい螺旋を描いていることか！まあ、多分、二度と行かないだろうな。オニオンスープとソフトクリームのために、狭苦しい箱の中で息をつめて一晩過ごす気にはなれない。インターネットなら家でできるし、仮眠するにしても手足を伸ばして眠りたい。ＤＶＤだって、家で観た方がいい。毛布とか貸してくれるけど、なんか、気持ち悪い。明日からは広々とした家で気持ち良く過ごせるんだから、と自分を慰めつつ、ウトウトと眠りの世界に入っていった。ただひとつ気になっていたこと…工事の進み具合。ちょくちょく様子を見に行っていたのだが、本当に引っ越しちゃって大丈夫なのかな…仕上がっていないように思う。私が最後に見に行ってから、急ピッチで仕上げたんだろうか…担当者に３回も確認の電話を入れた。その都度、大丈夫ですと言っていたけど…まさか、現状を見てもいないのに「大丈夫」なんて言うわけないよね。きっと、ちゃんと仕上がっている…はず。はず、はず、はず…そのはず

  2012年11月13日

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• 本日の夜食

  クリームシチュージャガ芋たっぷり、チキンのクリームシチュー。ジャガ芋は大きく切ったが、ほとんど溶けてトロトロ。マッシュルームの代わりにしめじ。ブロッコリーは必ず入れる！昼間、相方と食べた残りだけど、寒い日は温かい煮込み料理がほっとするね。

  2012年11月13日

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• 引越しまで

  引っ越しの日は１０月１日。月末が「週末」だったので、その週末も私は「週末の家」で相方と一緒に過ごした。それまでにほとんどの荷物を段ボールに詰め込み、不要なものは棄て、電気ガス水道の手続きもしておいた。ちょくちょく新居になる家にも顔を出し、リフォームの進行具合をチェック。工事が始まる前にリフォーム会社の担当者が「週末の家」に壁紙や床材のサンプルを持ってきて、相方とあれがいい、これがいいと…Ｍｍｍ…新婚カップルみたい私達の年齢では５年後、１０年後にまたリフォームでローンをかかえるなんてできないから、「飽きのこないもの」を選んだ。「週末の家」は３ＤＫだった。あとは６畳の日本間と４.５畳くらいの洋間、寝室として使っていた７～８畳くらいの洋間。もちろんバストイレもあったけどね。６畳程度のダイニングだから、相方の机兼テーブルを置いたら、食器棚など置けるスペースはなかった。今度は広いぞぉ３ＬＤＫだから、ただでさえリビングの分、大きい。リビングとダイニング、キッチンが一続きになっているが、合わせれば１３～１５畳分あるんじゃない？食器棚置けるし、ダイニングテーブルだって置ける。リビング側にはソファーだって置ける。個室は３つ。６畳の日本間は両親や友達が来た時に使う。押し入れもちゃんとついている。もうひとつ６畳、これは洋間で末娘の寝室。末娘は年頃で衣装持ちだから、クローゼットもある。そして、そして、ふっふっふ…一番大きな個室は私達の寝室。「週末の家」の寝室に使っていた部屋より広い。そして、何より快適なのはバスルーム私はお風呂が大好きだし、バスタイムは大事にしたい。決して贅沢ではないけど、新しく、浴室全体をチェ～ンジカタログを見た時には、早くこのお風呂でアロマを楽しみたいと思った。ジャグジーを入れたり、ミストサウナにしたり、贅沢をしたらきりがないけど、そんなものはいらない。時間がある時にバスタブにアロマを入れて、キャンドルを持ってお風呂に入れば、リラックスできる。そう、そうベランダも広い。洗濯物を干しても、リビングの窓からは洗濯物が見えないのがいいね。ガーデニング、ガーデニング新鮮な気持ちをいつまでも持ち続けるには、所帯じみないのも重要な条件だと思う。そんなこんなでウキウキしていた９月だった。

  2012年11月13日

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• 13日の日記

  ずいぶん長い間、お休みしちゃいました。みなさん、私のこと、覚えてる？１０月のあたまに引っ越しをしたのです。自宅と週末の家を合体いたしました。私は移動の手間が省け、相方も以前よりは快適…と思う。そして何より、この家は賃貸ではないから更新の手間がないのです。エントランスに管理人もちゃんといるし、玄関のチャイムにＴＶモニターがついているから安心。安心…なのはいいのだけれど…一ヶ月以上お休みせざるを得なかったのには訳がある。それはおいおい。では、まず引っ越し前夜から。本日深夜～明日早朝にアップ予定です。

  2012年11月13日

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• 一日多い週末

  先週から、私達の生活が変わった。「週末の家」はもうなくなり、「家」になりつつある。土日の夕飯のメンバーも増えた。楽しい「我が家」だ。今週は相方の月曜の仕事はお休み。学祭シーズンだから、休講。一日多い週末。これから、カウンターの椅子を買いに行く。私達の分はもともとあるが、子供達の分。家族が増えたから。

  2012年10月20日

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