猫 街 通 り

本日誕生日。35才になりました。

記念すべきアラフォー初日ですが、日本は未曾有の危機なわけで…。
何とも忘れがたい誕生日となりました。


地震から7日経って、正直「疲れた」と申しましょうか…
疲れた、というか、消耗した、と言った方が正しいかな。

車のガソリンは残り少ないし、ヒーターの灯油も残り少ないし、
食料や日用品を買い求めに行っても、棚はガラガラ…。
気分を変えようとテレビをつければ、
震災時の悲惨な映像がダイジェストになって放映されていて、
それが終われば今度は原発の動向をイチから流していたりする。

気分を変えたいのに、変えられるような放送がひとつもやってないんだもの。
そりゃ気も滅入ります。
だから、テレビを見る時間がぐっと減りました。

報道をアタマから否定する気はありませんけど、
関西在住の小ねえちゃんの姪っ子は、
教育テレビで流れ続ける映像を大人と一緒に見ていたら、
少しだけ情緒不安定になってしまったのだとか。
（現在は落ち着いたそうですが）

報道をアタマから否定する気はないんです。
被災地の「今」を伝えて、今やるべき事を発信していくということは、
とても大切だと思いますから。


それをふまえて、です。

私がいる場所は北関東で、被害もとっても少なくて済みました。
家だって壊れてないし、一度も停電はなかったし、
水も止まらずに、震災のあった日からいつもと変わらない日を過ごしてる。

被災地から比べたら、天国みたいな暮らし。
でも、これからどうなるんだろう、とおもうと、不安感がどっかり来るんですよね。


私は、日々日参しているサイトさんがあるんですが、そこで読んだ記事で、
「震災後、我慢をしすぎて過呼吸になる人が増えている」と知りました。
自分は恵まれているのだから、と思うと確かに不平不満が言いにくい。
そういう心理状況かららしいです。

でも、うつを体験した私から言わせると、
その心理状況は、うつを発症させる時ととってもよく似ている気がするんですよね。

みんな頑張って耐えてる。
でも、我慢には限界がある。

だから、たまには不安を言葉にしたって良いと思う。
だって不安は不安だもの。

ひとしきり不安を吐きだしてすっきりしたら、
自分の好きなことをやってプラス思考になって、
そうしたら、また頑張ればいい。

関東大震災も、戦争の焼け野原も、2度の原爆も、
阪神・淡路大震災をはじめとするたくさんの災害だって
全部乗り越えて立ち上がった日本人だもん。
今は我慢すべき時だけれど、不安は小出しにしなきゃ頑張れないと思うから。


今日のブログをアップするにあたり、
日参しているサイトさんで紹介されていたyoutubeの映像に元気づけられました。

自衛隊に救助されたおじいさんが
「チリ津波も体験したんだから大丈夫。また再建しましょう！」
ってお日様の光を浴びながらすごく良い笑顔言っていたんです。

被災地の人に元気づけられてどうするんかなーとは思いましたが、
疲れてしまったら、疲れた日本を元気には出来ませんから。

そんなことを思った35才1日目なのでした。