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カテゴリ:脳内整理
今年93才になる祖母の具合が良くありません。
腎臓の機能が8%くらいしか機能してないそうです。 意識もとぎれがちで、起きているときは一晩中起きていたりするみたいですが、 食事も禁止になっていているので、一気に衰弱しているみたいです。 (経鼻栄養はしてるみたいですけど) 今月の2日に入所先の介護施設から入院をしたみたいですが、 乳児がいる故、詳しい話は私には来ないように実家で配慮しているようです。 私が聞かされたのは、もうそんなに保たないだろうという事だけですね。 おそらく、あとひと月保たないんじゃないかと思ってます。 祖母が福祉施設に入所した頃、こちらの状況ははオットが長期出張をしていました。 その辺の根性がない私は、オット不在中のストレスで毎日を無事に過ごすことで精一杯で、 とてもとても実家の状態までフォローできず、 祖母の入所先へ訪ねることもありませんでした。というか、できなかった。 その後1年は自分の体調を保つので精一杯。 次の年は妊娠し、安静措置でとても動けず、そして出産。育児に振り回される日々…。 自分の都合を優先し、結局、祖母に会いに行くことはありませんでした。 自分の都合だけではなく、母から聞かされた、姑・小姑の軋轢の数々も、 祖母に会いに行く気分をそぎました。 子どもはやはり母親の味方になっちゃうんですね。 私は祖母を嫌いじゃなかったんですけどね。 同居の孫で、一番年下で、それはそれは可愛がって貰った記憶しかないんです。 お金を掛けて貰えなかったとか母は言うけれど、子供心にそんなことは関係なく、 同居しているおばあちゃんを面倒見るのは当たり前、くらいの認識しかなかった。 でも、母から聞く祖母の話は、私のやる気をそぐには十分だった。 いつか行かなくちゃ、と思いつつも、行かずにいたら、 祖母の記憶から私はは消えちゃったみたいです。 入所してすぐくらいの頃は、私の子どもが出来たらいいのに、と言っていたらしい。 可愛がっていた猫の名前を忘れてしまっても、私に子どもが出来ないことは忘れていなくて、 「そこは忘れようよー」っておもったっけな。 そして、祖母の命のともしびは静かに消えようとしています。 3ヶ月になったばかりの息子は、ようやく予防接種が解禁になったばかりで、 感染症に対する免疫がありません。 私から息子へ二次感染をしそうで、病院へ行く気がどうしても起きなくて、 なので、祖母の入院先へお見舞いへ行くのを尻込みしていました。 そこで、オットに「会える距離にいるのだから会ってきなさい」と諭されまして、 数日前にようやく会いに行きました。 1年前、実家に日帰りで帰宅したときに会った以来の再会だったんですけど、 だいぶ痩せてしまっていて、記憶の中の面影はありませんでした。 でも、年を取るってこういう事なんでしょうね。 おばあちゃん なかなか会いに行かなくてごめんね。 おばあちゃんが元気なうちに子供が産めなくてごめんね。 でも、何とか男の子を産んだよ。 同居孫が産んだ子どもの中で、初めての男の子だよ。 仕方がない事だけれど、やっぱり、息子の顔を見て欲しかったな。 祖母に会いに行かなかったことを、 悪いことをしたなってこの後もずっと思うのでしょうけど、 これは自分が招いた事なので、仕方がなかったと割り切る事にします。 願わくば、祖母が苦しまずに逝けますように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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