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2009年09月24日
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カテゴリ:ファミリー

先日、娘と藍染め体験をして参りました。

場所は渋谷にある三木武夫記念館。三木武夫元首相のご自宅だった場所です。こちらで、麻や藍の達人が集い、古来から伝わる技術を披露してくださるほか、藍染めや麻挽き、機織りなどの体験をさせてくれるイベントが現在開催中なのです。

チラシ


もともと藍や麻が大好きな我が家。

日頃主人が愛用しているマイバッグは本藍で染めた巾着袋。また、私は今年の夏は大半を麻(リネン)を着て過ごしておりました。
バスタオルも近々麻に変更予定で、大量に麻の生地を買っておりました。

そんな「藍大好き・麻大好き」の我が家にはたまらないイベントということで、開催初日に娘とワクワク渋谷へ出かけて参りました。

ちなみに麻は岩島麻が出展されていました。こちらは宮内庁に献上されている麻で、一般には流通していない超希少品。

藍染めは、藍の本場、徳島県の藍住町から藍の達人がいらして、藍建てといって藍染めの藍色の液(藍汁)を作るところから、染めの指導までしてくださいました。
にこやかに藍の説明をしてくださる達人は、皇太子ご夫妻が藍染めを体験されたときに実技指導をされた方です。

渋谷とは思えないほどの巨大な日本家屋に足を踏み入れ、最初にお出迎えしてくれたのは椎の実でした。

椎の実


娘はせっせと椎の実を拾っていましたが「ここは公園じゃないから、勝手に拾って持っていくのはやめようね。」と説明して、いざ中へ。

広い玄関から居間らしき場所を通り抜け、藍建ての実演場所に移動します。

日本庭園の一角に藍甕(藍の液を入れるカメ)がわりの大きなプラスチックバケツが用意してありました。
「すくも」という藍染めの原料を石灰や水を入れながら藍汁を作るところを実演して見せてくださいました。

藍建て

「すくも」は、藍草(蓼藍)の葉に水を打ち、百日程かけて醗酵させ、堆肥化させたもの。

現在流通している藍染めの殆ど(99%)は化学的に藍色を出したものだそうで、このすくもを使っていないとのこと。本藍と言われる天然の藍が貴重といわれるのはそのような理由なのですね。

ちなみに今回体験させていただいたような、天然の藍を使用して染めたものは色移りしにくいそうなのですが、化学系のものはとても色移りしやすいそうです。

さて、藍建てをした後はペーハーのチェックなどをしながら1週間ほどかけて藍汁(藍染めの液)を作るとのこと。また、藍は糖が大好きで、ブドウ糖や日本酒を加えて作られるのだそうです。(ビックリ!)
天然の藍はこうして手間隙かけて作られるのですね。

こうして出来上がった藍汁には藍の花といわれる泡が立つのだそうです。

藍の花

藍の花を固めて墨にしたもので描かれた有名な絵があるとのこと。

何だと思いますか?

 

 

答えは、安藤広重の「東海道五十三次」です。

言われてみると、確かに藍色の絵ですよね♪

さて、藍建てはしたものの、すぐに使用できる藍汁にはならないので、今回は藍の花が既に出ている藍汁をご用意くださっていました。

早速、娘と私で藍染め初体験星

藍染め

 

手袋もご用意いただいていたのですが、大人用だったので娘の手袋には藍液がどんどん入ってしまい、結局素手でやることに。
ご覧の通り、娘の服には藍汁がいっぱいついているのがお分かりかと思います。まぁ、貴重な体験なので、これも良しということで♪


次は私が偶然(という名の必然で)持参していた、麻のストールを染めている写真です。自分で染めたかったのですが、すっかり藍染めにはまってしまった娘に「やらせてやらせて!」と半ばストールを横取りされてしまいました。

藍染めの本場、藍住町からお越しいただいている藍染めのプロの方に娘がご指導いただいております。

藍染め1



それはそれは親切にご指導を頂き、娘共々大変感謝しております。
Kさん、本当にありがとうございました!


そして、とりあげられてしまったお気に入りの麻のストール。
私の希望で、濃い目の藍色に染めてもらいました。こちらで、約6回ほど藍汁に漬けたお色です。

藍は、藍汁に入れた後、外に取り出して空気に触れ、酸化させることによって鮮やかな藍色になります。

写真では黒っぽい濃紺ですが、これを洗って余分な色(黄色や赤みなど)が抜けると鮮やかな藍色になるのです。

 

藍染め2

 

洗いあがった綺麗な藍色のストールや他に染めた諸々のものは、また次回のブログでご紹介できれば、と思っております。

こちらのイベント、次の日曜日(9月27日)までということで、週末にはもう1度出向いて、今度は家族全員で藍染めを体験して参りますぽっ
ちなみに、藍には色んな効能があるのだということを教えていただきました。
ハーブ大好きの私にとって、藍染めは和のハーブ染めだったのだと、後で気がつきました。
ちなみにこの藍独特の青い色は「ジャパンブルー」と呼ばれているそうです。

せっかくですので、藍の効果・効能等をご紹介させていただきますね。

(『日本の藍 伝承と創造』より抜粋)

・藍染めの衣類は、強度があり、温度変化に対する抵抗力が強く抗菌力を持つために、何百年もほころびることなく見事な色調を保っているものが、数多く残されている。

・絹布も藍染めによって保存性が飛躍的に向上するために、徳川家康の藍染めの衣類が、今も見事な色と強度を保ったまま残されている。

・温度変化と磨耗に対する抵抗力がすぐれているため、江戸時代の火消し装束はすべて藍染めの木綿であった。

・戦国時代の頃から、健康維持、疾病予防、解毒の作用が知られていて、他の染物と異なり、積極的に医療目的でも広く利用されていた。

・藍染めの下着は保温に優れ、体臭を外へ出さない。

・殺菌力に優れていて皮膚病の伝染を阻止する作用があり、江戸時代の城下町ではその衛生上の効果が注目されて、城の近くに紺屋町(藍染め屋の町)を置いていた。

・藍染めの衣類には止血効果があるため、矢傷に対する有効性が着目され、鎧の下には藍布の衣類を着用するのが常であった。

・防虫作用や毒蛇の攻撃を避ける効果もあった。

・藍染めの布はたんすにいれておくと虫除けになるといわれている。

藍って素晴らしいですねきらきら
このような素晴らしい染め方を創造してくださった方々、そして伝承してくださった方々、貴重な体験をご指導くださいました方々に感謝の気持ちでいっぱいですきらきらきらきらきらきら
皆様、本当にありがとうございます。
また、このようなイベントを企画してくださった三木様、そしてご紹介くださったIさまにも心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございました。
日本古来から伝わる、この素晴らしい藍がもっともっと広がるといいなぁ~と心から思いました手書きハート

本日もお読みいただきありがとうございました。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りしております四つ葉





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最終更新日  2009年09月25日 00時41分03秒
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