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カテゴリ:ファミリー
(こちらのお話はシリーズとなっております。前回および関連記事を未読の方はこちらからどうぞ♪)
足場は良くありませんが、なんとか登ることは出来そうです。 「うむむ。。。この上でもお祈りがしたいなぁ・・・。」 そう思いながら立ち止まっていると 「何止まってんの?行くんだろう?」 と主人が声をかけてきました。主人の目の先は、ロープウェイ乗り場ではなく、小高い山を見ていました。 「え?」 とちょっと目を見開いて主人を見ていると 「さっさと行こう!」 と言って、主人が山を登り始めました。
「ごめんね、ちょっと山、登ってくる。」 と声をかけ、軽い気持ちで山登りを始めます。 そうなんです「軽い気持ち」で・・・。
ですが・・・
小高く見えた山は・・・
想像を裏切るような立派な
「山」
「どうして~、なんでまだ頂上が出てこないのぉ~」(汗&涙)
段々2人の差は広がっていくのですが、時折主人は振り返って私の安否を気遣ってくれていました。 そして、もう涙が出そうになるくらいになっていたその時。
やっとやっと辿りついた頂上。 正直「え?こんなに頑張って登ってきたのに・・・これだけ?」というような、場所でもありました。 私が息を整えながら、木の合間から日光の地を見渡している間、主人は目をつぶり、何かを確認しているようでした。 「この場所には石を埋めなくて良いって。だから、お祈りだけして戻ろう。」 主人はこの場所で何をしたら良いのかを確認してくれていたのでした。 先程と同じように、2人で読経し、お祈りを捧げます。 展望台の駐車場と展望台では涙が溢れ出てきましたが、ここでは心静かにお祈りをさせていただいただけで、涙は出てきませんでした。 お祈りが終わると 「さぁ、早く戻ろう。KちゃんとMが待ってるぞ。」 と主人が言いました。 でも、ナニブン足場の悪い山道。登りは必死でしたが、下りは恐る恐る足を運ぶところが多々ありました。 だいぶ展望台に近づいた頃、娘がこちらに登ってくるのが見えました。
長時間待たせてしまったにもかかわらず、Kちゃんと娘は笑顔で私たちを迎えてくれました。
「ちょこっと登ったらすぐ頂上、にしか見えなかったもんなー。でも登っても登っても頂上がでてこないんだもん。参ったよ~。」 やっぱり、そうだよね~。 あんなに大変だと知っていたら登っていませんでした パパ、本当にごめんよぉ~。運転手だけじゃなくって、登山までお願いしちゃって。 日光に来て早々、朝から想像以上の汗をかき、さらなる読経と祈りの旅は続くのでした。 (続く)
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最終更新日
2009年12月09日 04時27分20秒
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