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ハッピー&ラッキーな日々

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2009年12月10日
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カテゴリ:ファミリー

(こちらのお話はシリーズとなっております。前回および関連記事を未読の方はこちらからどうぞ♪)


なんとか登山を終え、ようやく一般的な観光コースに戻ります。(笑)

今回は輪王寺・日光東照宮・二荒山神社を駆け足で回ったのですが、私自身は「お祈りするのに適した高台(つまり展望台)にいければ十分」と考えていました。  

そこで、今回のコースは展望台以外はKちゃんのご希望のところを優先的に回ろう、ということになりました。
Kちゃんは「行きたいところに、赤で丸つけといた!」と言って、ニコニコしながら地図を手渡してくれました。 
 
段取りバッチリのKちゃんが事前に用意してくれていた地図に目を通し、とりあえずチーズケーキの美味しいお店に行こう、ということになりました食事
ところが、あろうことか、その日は定休日!!しょんぼり

でもね、これも意味があったのです。それはまた後日♪ウィンク

とりあえず展望台から降りてきて、最初に輪王寺を巡ることになりました。  

ほぉーっ、と様々な歴史的社殿群を眺めていた私の前に、他の建築物とは一線を画す、違和感を感じる塔が現れました。  

「あれ、何だろう?」  

気になりながらも、主人やKちゃんの傍を離れることが出来ませんでした。
何を隠そう、私、重症の方向音痴わからんなのであります雫 

でも、あまりにその塔が気になるので、皆が社殿群界隈をウロウロしている時に、私は皆とはぐれる心配のない程度の場所からその塔を一人見上げていました。  

「あれ、何なんだろう?ロケットみたいな形で、なんかすごく不思議~。でも、持っているエネルギーが重たいよなぁ~。」  

 

 

相輪とう

 

 

そう思いながらボケーッと塔を眺めている私に、ふいに主人が声をかけてきました。  

「あれ、気になるんだろう?不思議な形してるよな。よし、行こう!」

「わ、よく私が気になっているってわかったね。あ、でもKちゃんとM(娘)が先に行っちゃうよ。」  

「じゃあ、Mを連れて先に行ってて、って声かけてくるよ。お前、先に塔の方に行ってろ。」  

「わかった。よろしくね。」  

短い会話の後、主人はKちゃんのところへ、私は塔の建てられている一段上がった敷地に向かいました。  

塔の目の前には、昔ながらの1枚の立て札が立てられていました。        

 

 

相輪とう 立て札

 

 

供養塔だったのか・・・。

だからエネルギーが重いんだ・・・。    


家光公の発願。
天海大僧正が比叡山の宝塔に模して作ったという供養塔。


家光公も天海大僧正も比叡山もすべて一族と深い関わりがありました。  


だから、この塔が目に留まったのか・・・。  


でも、この塔は一族のためだけに造られたものではありません。
幾多の戦が行われたその時代において、何百、何千、何万と数え切れないほど亡くなられた方々を供養するためのものなのです。  


「そうだよね、自分の一族だけじゃない。無念の想いを残しながら亡くなった人たちの想念が、この塔に沢山宿っているんだ。」  


そんなことを考えながら、じっとその立て札を見つめていると、後ろから主人の声がしました。  


「すげえな、経典が1000部も埋まってるんだ~。まぁ、供養するために建てられたものだからな。通りでエネルギーが重いわけだな。で、あげるんだろう、お経?」  

「え?お経、一緒にあげてくれるの?」  

「あったり前だろう、供養塔でお経あげないでどうするんだよ。」  

「あ、そうか。いや、私一人であげることになるのかなー、って思っていたから。ありがとう。」  

「よし、じゃあ、やるか。」    


私は水晶とアメジストのお数珠を、主人は菩提樹の実の数珠を手にし、2人で再びお経を上げました。  


戦国時代、安土桃山時代、江戸時代初期において、幾多の一族が無念の想いを残していったのだろうか・・・。

そして、幾多の魂が、癒されることなくこの地に留まっているのだろうか・・・。


自分の一族に関係なく、癒されていないであろうすべての魂にこの想いが届くように・・・。


そんな想いで読経と祈りを捧げさせていただきました。    

祈りを終え、塔を見上げました。
私よりも長く手を合わせていた主人も、祈りを終えた後、塔を見上げました。 

塔を見上げている主人に声をかけました。  


「こんな、一度くらいのお祈りじゃ、全然駄目だね。重たいエネルギーは変わらないね・・・。」  


お経やお祈りを捧げた後、そのもの自体や場のエネルギーがパーッと明るくなって、場の浄化を確認できることはよくあるのですが、相輪とうのエネルギーは全く変わらないように感じました。

暗く、重いエネルギーを感じる相輪とうを見て、自分の非力を感じ、悲しくなりました。

一族にこだわらず、少しでも癒された魂はあるのだろうか。
少しでも光の世界に戻れた魂はあるのだろうか。


そう思いつつ、重たいエネルギーを感じる塔を眺めて溜め息が出ました。

自分が何かをさせて頂きたい、と思うこと自体、思い上っているのかもしれない。少しでも癒されない魂のお役に立ちたいと思うことは、私の力では無理なんだろうな。

そう思いました。


暫し無言の時間が過ぎました。


お祈りの後、ずっと上を眺めていた主人が、私のほうを向いてこう言いました。
 

「そんなことないよ。塔の上を見てごらん。空に答えがあるよ。」  

 

 

相輪とう-2

 

 

先程までどんよりとした雲に覆われていた塔の先の空は、お祈り前よりもずっと綺麗な青空になっていたのでした。  

あらためて、合掌・・・。


(続く)

 

本日もお読み頂きありがとうございます。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りしております四つ葉






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最終更新日  2009年12月10日 21時52分06秒
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