またまた更新が長きに渡って滞ってしまい、本当にすみませんでした。(滝汗)
オリンピックのフィギュアスケートを「これでもか!」というくらい観続け、その後確定申告の作業に入り、その後、数年ぶりに大掃除(私にとって、殆ど引越しレベルの大作業)をしておりまして、ブログを更新する体力的&時間的余裕がなく、本日まで更新せずに本当に申し訳ございませんでした。m(__)m
なんとか掃除も目途が立ち、ようやく仕事でなくゆっくりパソコン前に座れる余裕が出来ましたので、久々の更新です。
そして、建長寺シリーズをこんなに引き伸ばしてしまって、本当にスミマセン!
このまま違う話題でスルーした方が良いのかしら?とも思ったのですが、このシリーズを楽しみにしてくださっている方もいらっしゃるようですので(ありがとうございます!)、あと1,2回ではございますが、建長寺シリーズの続きを書いてみようと思います。
それでは今回は、前回の半僧坊の説明に引き続き、建長寺の半僧坊についてご紹介したいと思います。(こちらはシリーズとなっております。シリーズの最初はこちらからどうぞ。 )
最初に、建長寺半僧坊の縁起からご紹介させていただきますね。
【 鎌倉建長寺半僧坊縁起 】
建長寺半僧坊は、今から五代前の住職 「霄 貫道(おおぞら かんどう)」 老子が、ある夜、お坊さんのような、又、俗人とも思える白髪の老人と山中で出会い、
「私を関東のいずれか清浄な所に招いてくださるなら、その所いよいよ栄え、ありがたい事がたえる事がない。」 と告げ、姿を消してしまった霊夢を見られました。
その姿こそ半僧坊の真姿で、建長寺の鎮守に相応しいと、早速住職自ら静岡県奥山方廣寺(半僧坊本霊を祀っているお寺)に出向き、御分身を願われ、明治二十三年五月、
建長寺の内で最も景色の良い勝上嶽に安置され、直ちに勝上教会を作り、お堂創建の許可を得て、折柄の好景気により、莫大な建築資金も信者の浄財で集まり、立ちどころに創建されました。
当時 信者分布は一都二十数件 講社数百十余社 信者数五万人余人を数える盛況でありました。
ここ半僧坊は、霊験あらたかで、家内安全 商運隆昌 厄災消除 安産守護 大漁祈願 交通安全 合格祈願等々の御利益はまことに尽大なものがあります。
大本山建長寺 鎌倉半僧坊
以上が、鎌倉建長寺半僧坊の由来と縁起です。
では、ここからは建長寺半僧坊の様子を写真を交えてご紹介させていただきますね。
半僧坊の入り口です。行く気満々の娘がポーズをしております。
この鳥居の先がひたすら階段上りと言うか山登りだったと気が付くのに、然程時間はかかりませんでした。
ちなみに下山してきたとき、この鳥居が結界を張っているのだというのが目に見えて感じられ、面白かったです。
そして、息切れ切れになりながら、階段をひたすら昇っていくと見えてきた天狗さんたち。
もう、息切れ切れになって、何体の天狗さんがいるのか、数えることも出来ませんでした。
何故、半僧坊にこんなに天狗さんがいるのか、建長寺に行ったときにはわからなかったのですが、帰宅して半僧坊について調べると、一目瞭然でした。
前回のブログにてもご紹介させていただいた、半僧坊大権現の絵。
・・・どことなく、天狗さんっぽいですよね。似ていませんか?(笑)
鎌倉時代になると、修験道の修験僧(山伏)をも天狗と呼んでいたそうです。
※修験道とは、霊山へ籠もって厳しい修行を行う事により、様々な「験」(しるし)を得る事を目的とする日本古来の山岳信仰が仏教に取り入れられた日本独特の混淆宗教。修験道の実践者を修験者または山伏という。
半僧坊が祀られているところの写真はお借りたものなので、季節が違いますが、雰囲気だけでもどうぞご覧下さい。
写真では人影もありませんが、実際にお参りさせていただいた当日は「こんなに山の上なのに、どうしてこんなに人がいるの?!」と驚くほど沢山の方がいらっしゃいました。
この山登りの辛さは、私的には日光の慈眼堂を思い起こさせるものでしたが、人影が全くない慈眼堂とは、そういう意味では対照的でした。
陰の慈眼堂に対し、陽の半僧坊、といったところでしょうか。
いずれにせよ、霊山に祭られていることには変わりありません。
この半僧坊のすぐ傍には「富士見台」といって、それはそれは富士山が綺麗に見える場所がありました。
携帯ではうまく撮れなかったので、こちらも無料素材からお借りした写真です。撮影場所は違いますが、雰囲気的にはこんな感じの富士山が綺麗に見えます。
美しい富士山を堪能した後、さらに少し上まであがりましたが、そこで見えた富士山よりも半僧坊脇の「富士見台」で見た富士山のほうが綺麗でした。
さすが「富士見台」ですね。
余談ですが、半僧坊を降りるとき、娘はとっとことっとこ先に下に降りてしまい、私と主人はなかなか追いつけず・・・。
娘は最初の写真の鳥居で10分以上一人で待ち続けていてくれました。
待たせてゴメンネ、娘。
次回は建長寺の回春院について簡単にご紹介したいと思います。
(続く)
更新も滞りがちなブログをいつもお読み頂き本当にありがとうございます。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りしております