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カテゴリ:ファミリー
先日、100歳になる祖母が旅立ちました。 9月に親族一同が集い、100歳のお祝いをした時には元気な姿を見せてくれていたのですが、急に冷え込むようになって、一気に体調を崩したようでした。 12月に入って一進一退の状態が続き、私が病院に泊り込んだ翌日、私が病院を出て4時間半ほどして、祖母は息を引き取りました。 祖母が80過ぎまで毎月欠かさず通っていた浅草寺。 今では好きなときにお参りが出来るようになり、喜んでいるかもしれません。
今どき珍しい明治生まれの祖母は、とても元気な人で、80歳を過ぎてからよく旅行に出かけていました。 87歳の時には、伯父と一緒に海外旅行にも出かけ、海で泳ぐ姿は周りの方々を驚かせたそうです。 93歳の時には、同窓会があるといって、九州まで父と一緒に出かけました。(祖母はこの時は千葉で生活していました。) 父の同居の誘いを断り続け、95歳まで「一人で暮らすのが気楽で一番」とかれこれ20年ほど一人で生活していた祖母。 「あたしゃ、小さい頃はうんと苦労した。お金持ちの家だったのに、継母にいじめられて靴も履かせてもらえなかった。 でも、それが良かったのよ。それで丈夫な身体になって、こうして長生きできている。 今は、好きなことをして生活が出来て、あたしゃすごく幸せ。今が人生で一番幸せ。」
時折、老人会や人に誘われて旅行に行く以外、本当に慎ましく暮らしていました。 「幸せって、何か特別なことではなくて、日々の心安らかな当たり前の生活の中にあるもの。」 ということを身を持って教えてくれていたような気がします。
「お婆ちゃん、本当に元気だったよね。よく頑張ったよね。」 と、親族一同、清々しい気持ちで祖母の旅立ちを見送る事が出来ました。
そのためにも、何気ない毎日を大切にして、全てのものに感謝しながら生活したいと思います。 本日もお読み頂きありがとうございました。 今回は思いっきりプライベート話で申し訳ございません。 皆様のご健康とご多幸と笑顔いっぱいの毎日を心よりお祈りしております お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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