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テーマ:サッカーあれこれ(20127)
カテゴリ:サッカー指導
目標
あなたは目標を持っていますか?どのような目標でしょうか? この問いに対してあなたは一瞬とまどいつつも自分の目標を頭の中に描くことが出来たのではないでしょうか? しかし、多くの日本人はこの問いに対して漠然とした目標を掲げ、その実現に必要な過程が見えていなかったり、何も行動に移していなかったりしています。 あなたはいかがでしたか? 生活の苦しい国々の子どもたちにアンケートを取ると、多くの子どもたちが学校は勉強することができて楽しい場所と答える。(例えばブラジルもそうである。) もちろん、日本にも学校が楽しい場所だと答える子どもはいる。 しかし、その多くは「学ぶことが出来て楽しい場所」ではなく「みんなと生活することが楽しい場所」であるようだ。 このような違いはどこから来るのだろうか? 目標を持たなければこの苦しい生活を続けていくことができないと口にする彼らにとって、「勉強することは今の生活から抜け出す手段」だそうだ。 文部科学省が公表した「義務教育に関する意識調査(2005)」によると、将来の目標を明確に持っている子供は持っていない子どもよりも統計的に見て学力が高い傾向にある。 つまり、目の前のことも大切ではあるが、しっかりとした全体像を捉えることが目標を実現するために必要な要素であると言えるのではないだろうか。 学校を「学ぶことが出来て楽しい場所」と捉えるのか、「みんなと生活することが楽しい場所」と捉えるのかでは大きな違いがあると言える。 さて、これらのことを踏まえてサッカーに当てはめてみる。 今の生活を変えるためにはサッカーで成功するしかない人とそうでない人・・・。 この違いは大きいのではないだろうか・・・。 豊かな暮らしをしている我々日本人にとって、このような発言に対して違和感を感じるかも知れない。 何故なら、「生活を変えるためにサッカーをする」のではサッカーを純粋に「楽しんで」いないと感じるからである。 どうやら我々日本人は「楽しんで~」と言う言葉に弱いようである。 もちろん、幼少の頃から唯一の娯楽であるサッカーを彼らが楽しんでいないはずがない。 つまり、私が言いたいのは目の前の楽しさばかりを追うのではなく、しっかりとした「目標」を持つ必要・持たせる必要があるということを忘れてはならないということだ。 _____ つづく 第1回 強豪国に学ぶサッカー 第2回 強豪国に学ぶサッカー お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2007.08.29 10:13:48
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