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■「婚活」時代 著者: 山田 昌弘 /白河 桃子 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン 発行年月: 2008年3月 本体価格 1000円 (税込 1050 円) ■ 「負け犬の遠吠え」に続くのか?!今、来てる話題の本「『婚活』時代」 元来、喰えない学問ってオモシロイ。 留学時代、割と小難しい分野を勉強していた筆者ですが、 結局一番ハマったのは、単位を埋める為だけに取ったSociology(社会学)。 バカでも普通に生活してれば、 自分の生活に当てはめて解り易い分野だったし、 自分の思ってたことをズバリ活字で表現してくれた時のドンピシャ感って、 「そうそう、ソレソレ!」的に拍手を贈りたくなるのは私だけ・・? ・・・で、おそらく「負け犬の遠吠え」的に来る!と思われるのが ディスカヴァー・トゥエンティワンから出版されている「婚活」時代。 読売新聞の鈴木美潮が、 この4月から日テレで平日午後やってるアナ☆パラで 絶賛していたのが購入のきっかけ。 オンナとして、共感ポイント多数でかなりお薦めデス。 【この方がテレビで薦めてました】 鈴木美潮女史 読売新聞文化部所属・ダンナはNHKの政治記者。 ボストン大卒、ノースウエスタン大学修士の才女(でも酒豪) 出版社自身のブログでも、この本かなり来ているとのことで、 鈴木美潮女史のみならず、各種メディアで紹介され始めているらしい。 1000円で一気に読めちゃうし、皆さんもどうっすか? 著者は二人ですが、 社会学的なモノとAERA的な結婚・出産モノを足して2で割った感じです。 ************************************ 【内容情報】(「BOOK」データベースより) 「パラサイト・シングル」「格差社会」で知られ、「報道ステーション」等のテレビ・新聞・雑誌でもおなじみの気鋭の家族社会学者山田昌弘教授と、結婚・恋愛・少子化をテーマに圧倒的な質量の取材と執筆・講演活動を続けるジャーナリスト白河桃子。今、日本で、結婚と恋愛の実態とその解明を語らせたら右に出る者のいない両氏による本書は、驚くべきスピードで進む晩婚化・非婚化の要因と実態を明快にリアルに伝え、まさに、『「婚活」時代』以前と『「婚活」時代』以後と時代を二分する衝撃の書といえよう。が、本書の本当の斬新さは、これが社会学の本であると同時に、具体的な「婚活」の方法と各種サービスの賢い活用法までを網羅した、いわば「婚活のすすめ」とも呼ぶべき実践の書ともなっている点かもしれない。 【目次】(「BOOK」データベースより) 1 「婚活」時代の到来/2 結婚したくてもできない!/3 「婚活」前時代vs「婚活」時代/4 彼と彼女が結婚できない理由/5 結婚したいのにできない社会的要因/6 現代日本、「結婚」と「婚活」の実態/7 四十歳からが結婚適齢期?三十五歳からの婚活/8 成功する婚活 【著者情報】(「BOOK」データベースより) 山田昌弘(ヤマダマサヒロ) 現在、東京学芸大学教育学部教授(2008年4月より中央大学文学部教授)。1957年東京生まれ。1981年東京大学文学部卒。1986年同大学院社会学研究科博士課程退学。専門、家族社会学。愛情やお金を切り口として、親子・夫婦・恋人などの人間関係を社会学的に読み解く試みを行っている。2006年「格差社会」で流行語大賞トップ10受賞 白河桃子(シラカワトウコ) 東京生まれ。慶應義塾大学文学部卒業。少子化ジャーナリスト&ライター。『AERA』『日経ビジネスアソシエ』『プレジデント』、ほか女性誌に未婚、晩婚、少子化や恋愛、女性インタビュー等の記事を執筆(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) ************************************ ■ 喰いつきポイント多数。貴女のツボに来るお言葉満載♪ この本、小娘が「負け犬」にならない為に早期対策を打つべく読むもよし、 独身アラフォー(Around40)世代が、 「そうなのよね~、だからこんなになっちゃったのよね~」 ・・・と郷愁に浸るもよし。 あ、モチ男性のことも書いてあるから男性が読んでも良し。 <個人的ツボ> 勝手に要約集 ・依存型の女性で残っているのは多くがパラサイト。つまり刈り取りのやり方が甘かった。パラサイトで余裕を残している女性が、真剣に結婚で食っていこうという女性に太刀打ちできるはずがない。覚悟も違えば戦略もなかった(31ページ)。 → 「結婚=就職の一種(永久就職)」という考え方は日本女性特有の選択肢。「結婚で食っていく」という表現がツボ。 ・かつての日本が一夫一婦制のオシドリ型社会だったとすると、今は一部の魅力的な男性に女性が殺到するオットセイ型社会。そこで起こっているのが「時間差一夫多妻制」現象。魅力的な男性は、離婚してもすぐまた結婚が出来る(66ページ)。 → 本書では「魅力的な男性のまわりには少なくとも5人の結婚出来ないオンナがたむろし、さらに晩婚化を加速させる」とありました。 ・逆説的ではあるが、男女の交際機会が拡大するほど、結婚する人の数が少なくなる傾向がある。昔は全く異性とつきあったことがない人同士の組み合わせも多かったので、(相手がよく見えて恋に落ちやすく)つき合い始めるとすぐ結婚し、結婚市場から退出していった。ところが今は、中学時代から交際経験のある人も多く、そう簡単に人を好きにならないし、好きになっても結婚するとは限らない(103ページ)。 → 「森三中」村上知子の結婚はまさにこのパターン。私の敗因は「場数を踏みすぎたこと」かと。 ・男性には経済力とコミュニケーション力による魅力格差が広がっているが、女性に関しては魅力格差というより、ほとんど「運」の格差。いわば確率の問題なので、これを高める為ともかく出会いの機会を増やすぺき。最近の女性は魅力的でキレイなのでもう自分磨きは十分、積極的に外に出る「逆狩猟時代」が来ている(108ページ)。 → 個人的にココ1年ほどかなり積極的に「婚活」してみました。・・・が、狩猟の矛先を誤り全く成果が出ず××。結論としては、フツーで無難な人はダメっぽいので、ちょっと変わり者のクリエイティブ系かガイジン市場に参入するしかない・・・という感じ。 ・今やアラフォー(Around 40)の女性が結婚活動しても恥ずかしい時代ではないが、やはり35歳を過ぎると婚活の戦略チェンジも必要。そのひとつが年上で既に子育ても終わった男性との「熟年再婚市場」。この市場のいい点は、スペックのいい男性が出戻っていること、またこの市場では40歳なんてまだまだ若いと扱われる(164ページ)。 → この市場も狩ってみましたが、「振込み王子」(=養育費等)のヤツらは「子供を産んで欲しい」とも思っていないから気は楽。但し、40辺りで離婚して自由満喫中につき、今更もう一度身を固めようと思っていないのが難点。介護は、金もあるし、コドモが少しは気にかけてくれるだろうという安心感があり、再婚の動機にはならないらしい。 私自身の最近のアクティブな「婚活」については ネタの宝庫ではあるものの、 まだブログでプライベートを晒す腹がくくれていないので 本日はこの辺にて・・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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