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テーマ:映画館で観た映画(8513)
カテゴリ:洋画(さ行)
原題: THE LAST STATION 監督・脚本 : マイケル・ホフマン 原作 : ジェイ・パリニ 出演 : ヘレン・ミレン 、 クリストファー・プラマー 、 ジェームス・マカヴォイ 、 ポール・ジアマッティ 、 アンヌ=マリー・ダフ 、 ケリー・コンドン 公式サイトはこちら。 <Story> トルストイ主義者の青年・ワレンチン(ジェームス・マカヴォイ)はトルストイ(クリストファー・プラマー)の秘書に採用され、トルストイと同居する事となる。 トルストイの妻・ソフィヤ(ヘレン・ミレン)と対立するトルストイの一番弟子・チェルトコフ(ポール・ジアマッティ)から、ソフィヤの動向を報告するよう命じられていたワレンチンだが、ソフィヤにも気に入られ、トルストイ夫妻が深く愛し合っている事を知る。 しかし、ソフィヤとチェルトコフの板挟みになり苦悩するトルストイは、娘・サーシャ(アンヌ=マリー・ダフ)を連れて家出するのだった…。 終着駅-トルストイ最後の旅- - goo 映画 <感想> 日記を公開したと思ったら、操作を間違えてしまったみたいで 全消し。。。 ガックリ来る。 キャッシュも残らないの!? 楽天さんどうにかしてくださいーーー。 気を取り直して。 ロシアのことなのに、あまりロシアらしい描写がないのが 気になりました。 出演者がアメリカ・イギリス人がほとんどだったのもあって、その先入観が観客にあると、もうロシアのお話には見えなくなりますね。 風景もイギリスの田舎のような感じでしたし。 エンドロールのモノクロの旧い映像が、最もロシアらしかったのには笑ってしまいましたが(ロシアそのものを撮影してるから当たり前ですけど)。 当時の映像が本当に存在しているのにはびっくりです。 ということは、ああいうパパラッチ的な記者も存在したのでしょうね。 あれはすごい。 テントまで作って、一言一句を書きとめる。 レコーダーがない時代だから、メモやら日記、手紙が証拠の全てです。 個人データまで公表してしまっていいのか? という概念すら当時はなかったのでしょうね。 今の写真週刊誌顔負けの取材攻勢、プライバシーに関する取り決めも何もなかった時代なので、 取材の歴史に関しては貴重な資料になるかもしれません。 この映画は、ベテラン2名が演じたトルストイ夫妻の在り方が全てといってもいいでしょう。 妻は愛しているけど、理想との間で悩むトルストイ。 いい仕事をしてほしいし理想郷はいいことだけど、家族を愛してくれているのか疑問に思うソフィア。 ヘレン・ミレンはさすがだなあと思うのは、あれだけ鬼のような形相でも、ちゃんと伯爵夫人としての威厳は保っていることですね。 うまいです。 (実際のソフィアはかなりたくましい、女傑みたいに見えましたが。。。) クリストファー・プラマーも、「想いはあるけど身体が動かないトルストイ」という役どころをちゃんと演じ切っていました。 トルストイは実際の映像からは、かなり迫力がある感じでしたので、そこを病床でも出すのは大変だったようにも思います。 世界三大悪妻と言われながらも、それは家族を想ってのことで、 一概にはレッテルは貼れないようにも感じます。 ソフィアはごく当たり前のことをしただけで、それがたまたま文豪トルストイだっただけ。 夫妻の密な愛を身近で感じたワレンチンは、自分も大事なものを見失わないようにしたいと思えたのではないでしょうか。 ********************************** 今日の評価 : ★★☆ 2.5/5点 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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